一刀の晋王転生録 第五章二十八話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
劉協に呼び出された一刀は早速玉座の間に来た。
「陛下、褒章と言う話でしたが」
「うむ、そうだ」
劉協は立ち上がり、一刀に宣言した。
「司馬昭よ、そなたに王を名乗ることを許す」
「王……?」
一刀は一瞬理解不能となって惚けてしまうが、すぐ気を建て直し意見を言う。
「お待ちください! 俺はただ当然の事をしただけでそこまでの功績を立てたつもりは、五胡を討っただけでそこまで評価してしまう
と不平不満を抱かれるかもしれません」
「確かに、五胡討伐の件だけならばな、そして朕はこれを当然のものだと思って居るぞ」
「え?」
これには首を傾げるしかない。そんな彼のために劉協は説明をする。
「まず、黄巾の乱での戦いを思い出そう。そなた、少なくない功績を立てておきながら降格処分されたそうだな」
「!? あ、ああ、あの時ですか。あれは……」
一刀の言葉を遮り、話を続ける。
「十常侍の専横の時、そなたは朕達を救ってくれた。にも関わらずこの時はそなたの母だけに褒章を与えられた」
「それは……」
「さらに袁家の乱の時も、そなたの母の後を継いだ司馬師のみに褒章を与えられ、そなたには何も無かった」
「いや……」
「最後に今回と今までの五胡での戦いの功績。まあ、二度目の時は自ら降格を申し出たので含められぬが、それでも朕が今言った事
を考えれば当然のものと考えるが?」
「う……しかし……俺は」
まだ食い下がろうとする一刀を、劉協は苦笑する。
「なぁ、司馬昭よ、漢は今までそなたの功績に対して報いるという当然の事をしてこなかった。これだけでも漢がどれほど愚かなのか
想像が付く……いや、想像を絶するものだ。もし、そなたが漢の名誉を落とそうと考えていないのならば、受けてはくれまいか?」
なので劉協は王になることを許すことから、漢の名誉を少しでも守るのなら名乗ってくれという願いに変えた。これにはぐうの音も
出なかった。最早一刀の完敗である。
「そういう事なら承知しました」
「うむ、名乗る王を決めたら朕にすぐに報告するようにな」
劉協がいたずら小僧のように微笑む。その様子に今度は一刀が苦笑するのであった。
屋敷に戻った一刀は皆に王になることになったと報告をする。
「! 今夜は宴会」
「一君が、王!」
「す、素晴らしい!」
「一刀様! 素敵です!」
「ついに、ついにお頭が!」
「ふふ、当然かもしれませんね」
「アンタに付いて本当に良かったわ!」
皆が喜び、祝い、称える。
宴会の最中に王の名を決める。その結果、「晋王」に決まり、翌日劉協に報告する。
そして、劉協公認の元、晋王の即位式が行われた。
第二十八話
「晋王司馬昭、誕生」
説明 | ||
劉協に呼び出された一刀。彼からとんでもない事を聞き動揺する。 | ||
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コメント | ||
コメントありがとうございます。どうなるかはもう少しすると分かりますので少々お待ちを。(k3) 誰だ誰だ誰だ〜次に一刀を攻める奴〜…尻の人かな?マリオネット駄乳は自滅するしラオウは人が減ってるし(禁玉⇒金球) ここに来て最初に誰が一刀に牙を向けるのか……………………孫権辺りかな?(ohatiyo) |
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