病みつき六課 プロローグな1日(昼) |
「今日の昼は何か予定ある?」
彼女―――はやてさんは俺に聞いてくる
「すいません、今日の昼はちょっと……」
俺が言うと、はやてさんは俺を軽く睨んでくる
「ふーん、私の用事より大事な用事があるんか
私は君の事が最優先なのに、君は違うんや
私が君のことを大事にしても、君は私のことを大事にしてくれないんか」
はやてさんは続ける
「悲しいなぁ
君が私を大事にしてくれないなんて
やっぱり君は―――」
「どうかしましたか、我が主」
はやてさんが最後まで言うより先にシグナムさんが話し掛けてくる
「私の彼が我が主に迷惑でもかけましたか?」
「……なぁ、シグナム」
はやてさんは目線を俺からシグナムさんに移す
「何時から彼はシグナムのものになったん?
彼は何時だって私のもののはずやけど」
「そんなことないですよ、我が主
彼は何時だって私のものです
何時も私のものです」
シグナムさんははやてさんに言う
―――互いに変わらない
―――虚ろな瞳で
「……なぁ、シグナム
彼は私の事を何時も考えてくれる
私だけの事を考えていてくれてる
そんな彼がシグナムのものなん?
どう考えても、私のものと思わん?」
「思いません
彼が考えてるのは私の事です
我が主ではなく、私の事を何時も考えてくれる
彼は私のものですから」
互いにそう言うと、互いに軽く睨み合う
「……まぁ、彼を困らせたくないし、今回は大人しく下がることにしよか」
そう言うと、はやてさんは俺に近づいてくる
「シグナムに迷惑掛けたらあかんよ」
それだけ言うと、はやてさんは来た道を戻る
「それでは、私達も行くとしよう」
俺は立ち上がると彼女に聞く
「昼の仕事は何ですか?」
「私と模擬戦だ」
……え?
「お前と模擬戦をやれる機会は滅多に無いからな
それに、模擬戦だったら、高町やテスタロッサにも邪魔されないし
何よりも、お前のことを最も近くで感じることができるしな」
それだけ言うと、彼女は歩きだす
そんな彼女に俺は着いていく
―――最悪の昼になりそうだ
そんな予感を胸にしながら
―――――
「そんなことがあったの」
目の前の彼女―――シャマルさんは俺の手当てをしながら言う
「君は戦闘するタイプの人じゃないのに、無茶して戦うから」
……今の俺はボロボロだ
「やっぱり君もお姉さんと一緒に医者をやったほうがよかったんじゃない?」
……よかったかも
「今からでも遅くないよ
はやてちゃんにお願いして私と2人で六課の医者をやろ」
「いや、遠慮しときます」
俺が断るとシャマルさんの手が止まる
「なんで断るの?
お姉さんと一緒に居ようよ
私と一緒に居るの嫌?
私よりシグナムの方がいいの?」
「愚問だな」
シャマルさんの問いかけに彼女が応える
「……あら、シグナムお仕事はどうしたの」
「こいつが心配になってな、一区切りついたから様子を見に来たんだ」
それだけ言うと、座っている俺の手を引っ張り無理矢理立たせる
「彼は怪我人なんだからもう少し丁寧に扱ったらどうかしら
シグナムはそんなに彼のこてが嫌いなの?」
「私がこいつを嫌うはずがないだろ」
シグナムさんは俺の手を引っ張り部屋から出る
「まだまだ仕事は残ってるんだ
お前は私の傍にいるだけでいい
仕事が終わるまで私の横にいろ」
俺の目を見ずに要件だけ言うシグナムさん
「―――わかりました」
俺はそんな彼女に返事をする
―――もうすぐ1日が終わる
後書き
こんにちはー勠bでーす
お待たせしました(待ってた方なんているのかな?)
久々の病みつき六課投稿です
次回更新ははやめにしたいと思っております。
PS改ページの使い方をそろそろ覚えたいな
説明 | ||
これは、彼を巡る物語――― 自分の行動を邪魔されて、他人の行動を邪魔する――― これは、そんな物語『人間を愛することは必然だ』 | ||
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コメント | ||
お二人ともコメントありがとうございます。後でタグ編集しておきますね。 これからも、頑張っていきます(rikub) 相変わらずの勠bクオリティ。 いつもヒヤヒヤニヤニヤしながら見ております。これからも更新頑張ってください!(黒咲白亜) タグに、リリカルなのはを入れてほしい(匿名希望) コメントありがとうございます。次回もお楽しみください(rikub) 待ってました!!久しぶりの更新面白かったです。次回も楽しみにしています。(SRX-001) お二人ともコメントありがとう!! これからも頑張って更新していきます(rikub) 久々の更新とっても嬉しいです!!これからも楽しみにしています。(Fols) オモシロイです!みんなの病み度が(*^^*)これからの更新楽しみにしてます!!(匿名希望) |
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