恋姫 華陀紀行131 |
手合わせをするに当たって、無手という条件をつけることができた。
これならば、比較的に容易くなる。
「始め!」
張遼の合図にて手合わせが始まると同時に、葵は突撃してきた。
あまりにも猪突猛進過ぎでしょう・・・普通最初は様子見とかじゃないの?
まあ、やり易いからいいか。
気を一般人並に抑えながら、葵の勢いをそのまま利用して、背負い投げを決めようとしたが、流石に投げきる前に逃れてしまった。
「成長したね。今ので終わりだと思ったのに」
「あれくらいなら問題ない!」
そしてまた、今度は低い体勢からの攻撃をしてくるようだ。
それならと、突き出してきた拳を掴み、その外側に移動して関節を極める。
「これで満足か?」
「あぁ、兄上は強いな」
妹に負けるわけにはいかないんだよ・・・小さなプライドですまん!
「葵もまだまだ強くなれるさ」
「本当か!?」
とても、嬉しそうな顔をしている。
「間違いない」
葵の頭を撫でつつ、今度こそ葵を抱き締めようとしたところで声がかかりました。
「次は内の番や!」
葵をこのまま、抱き締めてもいいじゃないかよ!
条件を追加しないとやってられません・・・。
「勝ったら、抱かせてもらうからな!」
「・・・えー。まあ、ええわ。それもこれもうちに勝ったらや!」
よし、無手なら確実に勝てるぞ!
「兄さんも早う武器選んでや」
武器ですか、そうですか、こちらが条件付けたからですかね?難易度が上がったのは・・・。
ただ、葵を抱き締めたかっただけなのに・・・。
鉄製の籠手を発見したので、それを手と足につけることにしました。
受け流すだけなら、これで行けるでしょう。
張遼の前に立ちます。
「それで準備はいいわけ?」
「俺は医者だぞ?相手を傷つけるより、身を守ることに重点をおくものだ」
その言葉に詠はなんとも言えない顔をします。
医者を武将と戦わせているという理不尽さを思い出すがいい!
しかし、この勝負に勝たないとハグ出来ないのも事実。
先手必勝で、油断してるときに勝たせてもらいますよ!
「まあ、あんただし大丈夫でしょ。では、始め!」
その根拠が知りたいですよ・・・。
一般人並で近づいてっと、青竜刀ですかそれ?誰かのと似てますね。
初手の突きを、避けてた瞬間に掴み、相手が戻すにあわせて気を追加で叩き込みます。
これで終わりかなと思い離れたんですが、よろよろと立ち上がってきました。
結構な気を叩き込んだ筈なのに、立ち上がれるんですね・・・。
やはり、本物の武将クラスはこれくらいしてくるんですねぇ。
あいつらが、この域まで到達することはあるんでしょうか・・・たぶん無理かな・・・。
「油断してもうたわ。もういっちょつきあってや」
話せるくらいには回復もしてしまったと・・・なんかレベル上がってきてません?
しかも、何故にもう一度やらないといけないんです?
「今のは、俺の勝ちなんじゃないかな〜と思うんだが・・・」
一回いいのもらって崩れて座ったよね?もう俺の勝ちでよくない?
「こちとら、人生かかっとるさかいな、舐めたらあかんことはよ〜分かった。次が本番や!」
武人は、自分の武にプライド持ちすぎじゃないですか?
一回くらい敗けを認めてもいいと思うんですが・・・葵はあんなに素直に認めたのに・・・。
しかし、ダメージがあるうちにやる方がよさそうですね。
本気を出さずに勝つには・・・。
と言うことで、いきますよっと。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 葵 張遼 詠 | ||
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