恋姫 華陀紀行138
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 こちら一般兵。

 

 

 こちら一般兵。

 

 

 潜入は成功だ。

 

 

 ・・・。

 

 

 潜入も何もありません。

 

 

 ただ、自軍にいるだけです。

 

 

 黄巾党討伐をしつつ移動しているのですが、なかなか本拠地らしきところに着きません。

 

 

 曹操と合流というのが、合図でよかったはずです。

 

 

 他にも諸侯が来ていたはずですが、知りませんし、興味ありません。

 

 

「先生。相談があるのですが」

 

 

 一般兵に武将が相談するな!

 

 

 ・・・。

 

 

 叫びたいのは山々ですが、ここで目立っては一般兵として潜り込んだ意味がありません。

 

 

 一応小さい声で話しかけてくるだけマシと思いましょう。

 

 

 この隊での扱い的には、近衛見習いみたいなもので、取り敢えず戦場の雰囲気を味わうためにいると言う設定です。

 

 

 しかも、隊長の親族扱いなので誰も俺が華陀とは知らないし、話しかけてきません。

 

 

「なんです?」

 

 

「孫策殿は、我々を使い潰そうとしているように見受けられるのですが・・・」

 

 

「一番槍は武将の誉れと聞きますよ?おかしいと思うのであれば、自分で考えて行動することです」

 

 

 実際使い捨てみたいな感じにはなっていますが、それは俺が手伝ってるから・・・かもしれません。

 

 

 敵の情報として、どこにどんな配置がされていて、どの辺の敵が弱いとか・・・を与えているわけですが・・・。

 

 

 その情報で言った一番弱いところに突撃するので、ある程度被害はありますが、首級を上げていません。

 

 

 それは、弱いところ行っていたらそうなりますよね・・・そして、その隙に孫策が首級を上げると・・・。

 

 

 原因は俺なのか・・・それともこの武将のせいなのか分かりません。

 

 

 それにしても、やっぱり俺がいない間に、色々と恨みをかってるんですかねぇ。

 

 

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 野営の準備が終わったので、単独行動のお時間です。

 

 

 最近黄巾党の情報集めばかりしていたので、孫策たちの情報があんまりないんですよね。

 

 

 そこで、余裕の生まれた今のうちに偵察です。

 

 

 孫策だけで来るはずがありませんし・・・だからと言って、他の武将なり軍師なりを見掛けないんですよね。

 

 

 まあ、一緒に行動と言っても、陣を完全に分けているので、ほぼ伝言だけで終わっているせいもあります。

 

 

 気配だけで言えば、もう一人武将クラスがいるはずなのですが・・・。

 

 

 たまにその気配が小さくなるんですよ・・・と言うことは、多分あの娘だろうなと予測はしてるんですが、自分の目で一応確認です。

 

 

 孫策に近付いたら、呂布と一緒でバレる可能性があるので近付きません。

 

 

 勘で動く人物は困ったものです。

 

 

 常識で動いてくれないと、予測がしにくいではありませんか。

 

 

 見えてきました・・・あの天幕ですね。

 

 

 誰かと話しているようですね。

 

 

 孫策の気配は他にあるし・・・。

 

 

 近くに行ったら、偶然聞こえてしまった作戦を実行です。

 

 

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 気配の元は、予測通り周泰でしたか・・・軍師は一般兵とあまり変わらないので、天幕内を見て判断ですね。

 

 

 周泰が話している相手は部下のようです。

 

 

 話の内容から察するに、黄巾党は更に北西に大規模なのがいると・・・。

 

 

 情報収集をきちんとできる部下がいていいですね・・・。

 

 

 今は、一般兵として参加してるので、部下を動かすことが出来ません。

 

 

 まあ、隠密行動に部下は足手まといですが・・・。

 

 

 孫策側は、こちらに幾人か間喋を送り込んでいて、どうやら俺をマークし始めているみたいですね・・・。

 

 

 優秀そうです・・・どうやったらそんなに行き届けられるんでしょう?俺では、相手を恐怖で縛ることしか、あまり思い浮かばないのですが・・・。

 

 

 このまま追撃すれば、そろそろ到着かな。

 

 

 到着次第に部隊を部隊長に任せて、そこからは、個人的な散歩の時間です。

 

 

 軍師って誰が来てるんだろう?まさか、軍師なしな訳はないよな・・・。

 

 

 あり得そうな気がしてきた・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 

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