真・リリカルなのは 第十章 エルトリア振興編 第四話 狙われたエルトリア後編 |
シュテルが絶体絶命の頃、レヴィと合流したキリエは、この危機を打開すべく、ある作戦を考えていた
レヴィ「良し!! 王様を助けに行こう!!!」
レヴィはそう言うが、彼女の意見に対して、何の反応も見せない キリエ
レヴィ「どうしたんだ? キリエ」
そんなキリエに疑問を持ち、話しかける レヴィ
キリエ「このままじゃ負けるわ」
レヴィ「え?」
突然キリエが負けると言う
そもことに驚く レヴィ
キリエ「ディアーチェとアミタが戦ってるのって、侵略者のボスではないんでしょう? ボスでもない奴に苦戦している…………………………はっきり言って不味いわ」
レヴィ「じゃあ、どうするんだよ!!!」
キリエ「………一か八か、地球に行くってのはどう?」
レヴィ「地球へ?」
キリエ「ユーリを止めることが出来た、あの高町なのはや、その仲間達に手伝ってもらう」
どうやらキリエは、始めから なのは達の手を借りようと考えていたようだ
レヴィ「それっていいのか?」
キリエ「というと?」
レヴィ「僕らは既に助けてもらったのに、また助けを請うのか?」
意外にもレヴィは、あまりにも恩を受け過ぎだという考えを持っていた
キリエ「確かに客観的に見れば、最低な行為かもしれない。けど一刻を争うのよ? 恥を忍んでも、なのはの力を貸してもらう方がいい」
レヴィ「わかったけど、どうやって地球に行くのさ?」
キリエ「今から地球へ行く為の装置を修理するわ、そんなに時間は掛からないはずよ」
そう、それは嘗て、ユーリを目覚めさせるために地球へと向かった時に使ったものだ
レヴィ「ふ〜ん、僕は王様の所へ行くよ?」
キリエ「ええ、時間を稼いで」
〜シュテルVSアビエーター兄弟〜
バルム「食らいな!!」
バルムのデバイスは鎖型のデスヘルン
バルムが、相手の動きを止めて、デルムが叩くというコンビネーションで戦うようだ
シュテル「当たりません」
バルムの投げた鎖を躱す
バルム「チッ」
シュテルに向けて投げた鎖を自分の手元に戻す
デルム「ちゃんと良く狙えよ!!」
バルム「わかってる!!!」
シュテル(弟の方を先に倒した方が良さそうですね)
サポート役である弟の方が厄介と判断した シュテル
バルム「いい加減に捕まれ!!!!」
シュテル「断ります!!!」
シュテルは鎖を躱し、
シュテル「((堕天使の焔|ゲフェレナー・エンゲル・フランメ))!!!」
弟であるバルムに攻撃する
バルム「チッ」
シュテルの攻撃を躱すが、
シュテル「単調な動きです!!!」
ルシフェリオン(ランツェモード)
ルシフェリオンFXの新たなモード
オレンジ色の魔力刃が、ルシフェリオン先端に何本も出現し、槍のような状態となる
シュテル「はぁぁ!!!!!」
ルシフェリオンで、バルムを切り裂こうとする………………………………しかし
ドスッ
シュテル「カッハッ!!」
デルムによって邪魔をされる
狼牙棒で脇腹を殴られ、吹き飛ばされる
バルム「助かったぜ、兄貴」
デルム「気にするな………………それより、あの女はもう戦えまい」
鉄の塊に殴られたのだ
無事ではないだろう
バルム「じゃあ止めを!」
デルム「まぁ待ちな、殺すのは簡単だが、それじゃ詰まらねぇ」
バルム「じゃあ、どうするんだ?」
デルム「連れて帰るぞ」
バルム「???」
バルムは、デルムの言っている事がわからなかった
何故、連れて帰る必要があるのか?
デルム「人質に出来るだろ?」
バルム「なるほどな、流石は兄貴! とことん下種だぜ!」
デルム「そんなに褒めるなよ」
デルム・バルム兄弟は、意識を失ったシュテルを連れ去っていく
どうやらユーリの存在を完全に忘れているようだ
〜VSデギウス〜
デギウス「グゴガ・ガ・ババゴガス」
相変わらず、解読不能な言葉で話す デギウス
ディアーチェ「何と言ってるかわからん!!」
アミタ「ヴァリアブルショット!!」
デギウス「ググガ!!」
アミタの攻撃を片手で弾く、デギウス
ディアーチェ「ええい、手ごわい!」
アミタ「2人でも勝てないなんて………………………」
あのディアーチェが苦戦しているのだ
2対1という有利な条件にも関わらず
デギウス「ギュゴゴス!!!!」
アミタに襲い掛かる デギウス
アミタ「っ!!」
ヴァリアントザッパーを剣に変形させて、デギウスを迎え撃とうとするが、
デギウス「グバ・ゴゴル・ダダダダダダダダダ」
バキッ
アミタ「うわっ!!」
デギウスに殴られ、呆気なく落下していく アミタ
ディアーチェ「アミタ!!! おのれ!!! よくも王の家臣を!!!!!」
こんな所で使いたくはなかったが、致し方あるまい!!!
紫天の書を取り出した、ディアーチェ
デギウス「グガガ?」
ディアーチェ「その余裕面も此処までだ!!!」
黒い羽根が8枚も生える
ディアーチェ「我を本気にしたこと、死んで後悔せよ!!!!」
ディアーチェが漸く本気を出す
そして、この戦いを観察しているメンバー達は、
エスティマ「ボス!!! この魔力量は!!」
アヴァンシア「ああ、かなりのものだな」
ディアーチェの圧倒的魔力に驚いていた
サイノス「デギウスでは勝てないのでは?」
アヴァンシア「もし負けそうになったら、手を貸してやれ」
サイノス「わかりました」
そして、本気のディアーチェが動きだす
ディアーチェ「食らえ!!!!!」
魔力弾を大量に撃ち出す ディアーチェ
デギウス「グギギ・ダダ・ラ」
ディアーチェの攻撃を躱せないと判断したのか、防御に徹する デギウス
ディアーチェ「愚か者よ!!! 食らうがいい!! 我の新必殺技!!!!」
ディアーチェは魔力を一気に放出する
ディアーチェ「エクスカリバーに改良を重ねて創った技だ。本気で放つのは貴様が初めてだ。光栄に思えよ?」
デギウス「ズ・ババ・ダコダコ!」
思うわけねぇだろ!!と言わんばかりに怒鳴っている デギウス
ディアーチェ「行くぞ!!! イクスカリバァァァァァァァ!!!!!!!!」
エクスカリバーの強化型
その名もイクスカリバー
見た目にはほとんど変化が無いが、威力は跳ね上がっている
デギウス「グゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
紫色の閃光に飲まれる デギウス
その様子を見ているメンバーは、
エスティマ「デギウスの奴め、あの程度の女に後れを取るとは!!!」
アヴァンシア「フッ 中々おもしろい奴ではないか」
エスティマ「おい! サイノス、てめぇはデギウスを拾ってこい!! あの女は俺がやる!!!」
本来ならばサイノスが、ディアーチェと戦う予定だったが、エスティマが戦うと言いだす
サイノス「全く、人の獲物を取るのが大好きな奴だぜ」
呆れながらも、デギウスを拾いに行く サイノス
ディアーチェ「フン、思い知ったか!!! これが王だ!!」
勝ち誇る ディアーチェ
エスティマ「その王の力、俺が踏み潰してやるよ!!」
突如、目の前に現れる大男
ディアーチェ「な、何だ!? 貴様は!?」
エスティマ「テメェみてぇな蟻に名乗る名はねぇ!!!」
ディアーチェ「何だと!!! 無礼な奴め!!! ブッ飛ばしてやるわ!!!」
エスティマ「出来るもんならやってみろよ!!」
ディアーチェ「紫天の((雷|いかづち))!!!」
エスティマに向けて、雷を落す ディアーチェ
ディアーチェ「フン、感電して死ぬがよい」
エスティマ「まさか、てめぇも雷の使い手だとはな」
紫天の雷を受けても無傷な エスティマ
ディアーチェ「我の攻撃に耐えただと!?」
エスティマ「だが、あの程度のは雷とは呼ばん」
ディアーチェ「何?」
エスティマ「これが本物の雷だ!!!」
エスティマの体から雷が放電される
しかも、普通に雷ではなく真黒な雷である
リインフォースTの夜天の雷の真逆である
エスティマ「驚いたか? これが俺のレアスキル、((漆黒の雷|ダーク・ケラヴィノス))だ!!」
ディアーチェ「レアスキルだと!?」
エスティマ「食らえ!!」
黒い雷がディアーチェを襲う
ディアーチェ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
黒い雷に焼かれ、意識を失い落下する ディアーチェ
エスティマ「こんな虫けらに負けるとは、情けねぇ奴だぜ、デギウス!!!!」
あのディアーチェがあっさり負けてしまう
恐るべきエスティマの実力
一方その頃、デギウスを拾いに来た サイノス
サイノス「確かこの辺りに…………………………………ん?」
レヴィ「誰だ? お前」
遭遇してしまった2人
レヴィの足下には意識を失っているアミタが居た
恐らくアミタを見つけて、どうしようか考えていたのだろう
サイノス「ちょうどい、デギウスを拾うだけじゃ詰まらないと思ってたんだ」
どうやらサイノスは、レヴィと戦うようだ
レヴィ「お前、まさか敵か?」
サイノス「そういうことになるな」
レヴィ「じゃあ、ぶっ倒す!!!」
サイノス「クククク、楽しませてくれよ?」
次回、激突
はい、実はまだ終りません
キリエ脱出まで続きます
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第四話です | ||
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