『ソレ』は、「不幸」と「落とし穴」から始まる物語。 |
『ソレ』は、「不幸」と「落とし穴」から始まる物語。
第一話:『荒野』で、出会う三人組み。(又は、「八つ当たり」という名の「イジメ」です)
一刀side
一刀「はあ〜、俺って……どんだけ『荒野』に縁があるんだろう?」
「詠」の「不幸」によって、みんなと居た「外史」とは違う「別の外史」に来てしまった。
そして、毎度お馴染みの『荒野』に居る俺こと「北郷一刀」だった。
因みに、何故『此処』が「別の外史」だと解るのかと言うと・・・・・・・
一刀「流石に、『こういう事』を何度も何度も経験すれば、嫌でも感覚的に解る様になっちまうモンなんだな」
改めて……自分自身が『こういった』経験を積み重ねているのを再認識した俺だった。
――――――正直、判りたくもないけどな。
一刀「でだ、『此処』はどの辺で……『誰』と最初に出会う事になる「外史」なのかな?」
そう言って、俺は空を見上げる。
天気は快晴。
涼しい風が吹いていて、気持ち良い。
一刀「昼間って事は、「雪蓮」や「祭さん」と出会う「外史」では無いな。 二人に最初に会ったのは夜だったからな」
その時の俺は寝てたけど・・・・・・・
一刀「なら、「呉」の線は低いから……「蜀」か「g「おい、其処の兄ちゃん! 珍しい服着てんな?」・・・・・」
俺が口に出しながら考えている最中に声を掛けられた。
声のする方を見る。
其処にいたのは・・・・・・・・
「魏の外史」で最初に会った三人組の盗賊達だった。
アニキ「へへ。 おい、兄ちゃん? 死にたくなかったら金m「うるさいわwwwww!? このボケwwwwww!? (# ゚Д゚)」ぎゃああーーーー!?」
―――――ドゴ!?
チビ・デク「「アニキwwwwww!? Σ(゚д゚lll)」」
俺は、「真ん中」に立っているリーダー格の「髭面の男」の顔面に『渾身の右ストレート』を叩き込んだ。
他の二人が叫んでいるが、俺は無視する。
そして、そのまま男に跨って「マウントポジション」を取る。
一刀「なあ? 何してくれてんの? ねえ? 何してくれるんですか? この髭面野郎が!? 俺の「ガラスのハート」が粉々だよ! ブッ壊れちゃったよ! どうすんの? ねえ? どうしてくれんの? どうしてくれるんですか!? 慰謝料請求すんぞコラーーーーー!? (# ゚Д゚)」
――――ドカ!?
アニキ「アガ! ちょ・・・・・」
――――バキ!?
アニキ「ま・・・・・グエ!」
――――ドゴ!?
アニキ「オウ!・・・・・って」
――――ズン!?
髭面男に、一切の手加減の無いor容赦の無い「ラッシュ」をお見舞いする。
チビ「や、止めてくだせー! もう、アニキのライフはゼロっすよwwww!? (´;ω;`)」
デク「アニキが死んじゃうんだなwwww!? (´;ω;`)」
――――プチン!
一刀「うるせwwwwww!? (# ゚Д゚)」
俺は、二人の叫びに『ブチギレ』て、立ち上がって二人に近づき。
そして、チビとデブに「右と左のストレート」を叩き込んだ。
チビ・デク「「ぎゃあああああーーーーーー!?」」
――――バタ!
俺の一撃を受けて、地面に倒れて黙る二人。
一刀「ふん! 伊達に皆に鍛えて貰ってないんだよ!?」
そう言って俺は、倒れている三人の懐をそれぞれ漁r……もとい、持ち物を物色して没収する。
一刀「うーん。 「デブ」の斧は要らないけど、チビと髭のオッサンが持っている「剣」と「短剣」の二本は使えるな」
初期の装備としては、これぐらいが丁度いいだろう。
一応、手入れが行き届いているのか……綺麗な状態で、「刃こぼれ」や「血の跡」とかは無かった。
一刀「後は、「金銭」と・・・・・・お! やっぱり、あったあった。 『太平要術の書』 「コレ」を『天和・地和・人和』に渡す訳にはいかないからな」
そう言って、俺は髭男の剣とチビから奪った短剣の二本を腰に装備して「お金」を上着のポッケにしまい、『太平妖術の書』を懐にしまった。
そして、三人の服の一部を切り裂いて簡易的な「拘束具」として使い、三人を縛る。
騒がられるのも面倒だから、口もついでに縛っておこう。
一刀「良し! これで良いな」
三人を縛り上げた俺は「うんうん」っと、頷きながら・・・・・・
「それで、次は……」っと、言いつつ近くにある岩を見る。
一刀「其処に居る三人。 隠れて無いで出て来なよ? 助けてくれなかった事は怒らないからさ?」
俺は、岩の影に隠れている『あの三人』に向けて、そう告げた。
すると・・・・・・
「やれやれ、まさか気づいておられたとは」
「星、貴方……何を呑気な事を!」
「ふふふ……そう言う、稟ちゃんも見てるだけじゃ無かったですかー?」
「人の事は言えねぜ? 嬢ちゃん?」
「風! 貴方まで何を!」
見慣れた何時もの遣り取りをしながら、俺が良く知る三人が出て来た。
一刀side 終了
続く。
説明 | ||
どうも、今晩は劉邦柾棟です。 「『ソレ』は、絶望から始まる物語。」の別バージョンです。 もしも……『詠の不幸の一日』が、別の可能性を齎したら? もしも、最後の部分での『オチ』が変わっていたら? 「ソレ」を踏まえた上で書きました。 『詠』の「不幸」と『桂花』の「落とし穴」で、別の外史に行った一刀の物語です。 それでは、( ^ω^)_凵 どうぞ |
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コメント | ||
アルヤさん<コメント、ありがとうございます。 『詠』の不幸を甘く見てはいけません。(劉邦柾棟) nakuさん<コメント、ありがとうございます。(劉邦柾棟) 詠の不幸凄すぎんだろwww(アルヤ) mokitiさん<コメント、ありがとうございます。 √? それは・・・・・・・(ΦωΦ)フフフ… お楽しみに。(劉邦柾棟) noelさん<コメント、ありがとうございます。 原作の「蜀√」の一刀もハッチャケてたらあんな風に「アンチ」やら何やらで叩かれなくて済んだかもしれませんね。(劉邦柾棟) このまま魏ルート…てわけではないのでしょうけど…とりあえず続きに期待。(mokiti1976-2010) こういうはっちゃけてる一刀はいいなw(noel) |
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