恋姫 華陀紀行148
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 一体この場に何日間留まっていたでしょうか?

 

 

 ふと周囲を見ると、賊と思わしき人ら・・・と言うか黄巾党の残党が転がっています。

 

 

 この黄巾党の残党は何がしたいんでしょう?明らかに衰弱が酷いようですし、臭いも酷いです。

 

 

 他には居なさそうですし、そろそろ帰らなければ、七乃に怒られてしまいます。

 

 

 黄巾党の残党とは言え、賊は賊です、この書と一緒に燃やしてしまいましょう。

 

 

 さてと準備、準備っと。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 出来ました!

 

 

 巨大なキャンプファイヤーが出来そうです。

 

 

 賊の数は五人なので、これで十分でしょう。

 

 

 準備も出来たことだし、最後に役に立ってもらうとしますか。

 

 

 気力を無理矢理上げて・・・何故身体の自由が奪われてるんでしょう?まあ、いいです。上半身だけ戻してと・・・これでよし。

 

 

「た、す・・け・・・て・・・」

 

 

 声がかすれてますね・・・。

 

 

 仕方ありません水を汲んできますか・・・。

 

 

 少しは話をしてもらわないといけませんし・・・。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 むう・・・ちょっと離れているうちに、上半身を回復させた一人以外が野犬に殺られたようです。

 

 

 川を探すのに苦労して、こちらも喉が乾いていた上に、お腹もすいていたので、魚をとって食べている場合ではなかったかもしれません。

 

 

 辛うじて生きていますし、試しますか。

 

 

「生きたいか?」

 

 

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 試す内容というのが、医療のことだったんですが・・・。

 

 

 結局その賊が、字を読めないと言うことで、書の内容の意味が分からないと言うことが、よく分かりました。

 

 

 この書を張三姉妹に渡した賊も字が読めなかったのでしょうね・・・。

 

 

 もしも、この書を読めていたら、今頃そいつらがこの大陸で幅をきかせていたに違いありません。

 

 

 この世界で、学がないというのに助けられたのは、ある意味はじめてですね。

 

 

 しかし、よく考えたら学のある者に見せたときに、こちらの言うことを正直に聞くとは限りませんし、その者が助かりたいと思う方が強そうなので、試すのはやめました。

 

 

 賊と共にここで燃やしてしまいましょう。

 

 

 もちろん一人たりとも生かしてはおきません、約束も破っていません、約束をした元?賊がきちんと書の内容を言えたら考えたかも知れませんが・・・。

 

 

 医療のことを知識として知っていれば、世のためにもなったかもしれませんし・・・。

 

 

 燃やす理由の一番はあれです・・・。

 

 

 まがりなりにも卑弥呼と約束しましたし・・・反故にしたら何されるか分かりませんし・・・。

 

 

 俺は俺の身が一番大事です!

 

 

 ここは、保身に走らせてもらいます!

 

 

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 やっと南陽に戻ってきました。

 

 

 馬くらい残して置いてもらうべきでした・・・まあ、本気で走れば馬より早いですが、体力気力を無駄に使う必要ないですし・・・。

 

 

 流石に、急ぎぎみで帰ったので、ほぼ本体との遅れの誤差は無いでしょう・・・多分ですが・・・。

 

 

 さてと、黄巾党の後は何でしたかね・・・どれくらいの期間が開いているかわかりませんが、しばらくは黄巾党の残党狩りをしていたはずです。

 

 

 ・・・。

 

 

 取り敢えず、美羽と七乃に会いにいきますか。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 七乃が、かなり優秀なのは知ってました。

 

 

 以前の俺の、不眠不休状態を平然とこなせるくらいにはなっています。

 

 

 実際どれくらいまで出来るのか分からないくらいです。

 

 

 しかし、遅れたからと言ってこの引き継ぎの物量はひどすぎます。

 

 

 ・・・。

 

 

 この内容は・・・。

 

 

「七乃・・・」

 

 

 これは、ひじょーーーにまずいです。

 

 

「なんです?」

 

 

 いつも同様ですね、もう目の下に隈が出来ることもありませんし、疲れた様子も見受けられません。

 

 

「何が起きたんだ?」

 

 

 しかし、ここで重要なのはそこではありません・・・引き継がれた竹簡の内容です。

 

 

 七乃に幾つかの竹簡を指差します。

 

 

「色々と探っていたら、反乱の兆しがあったので〜、目が出る前にサクッと潰しておきました♪」

 

 

 七乃覚醒イベント発動ってやつですね。

 

 

 ここで、覚醒しなくてもいいでしょう?

 

 

 美羽が一番大事なのは分かりますが・・・。

 

 

 この行動は、敵対確定申告ですね。

 

 

 諜報部を少し鍛えすぎたようです・・・。

 

 

 まさか、ここまでやれるようになるとは、思いもしませんでした・・・どこまで肉体は耐えられるのかを精神が壊れないように注意しながらやったのが間違いだったのですかね?

 

 

 何事も、ほどほどが一番ということでしょうか・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
何やったか予想はつくが・・・(黄金拍車)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 七乃 

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