魔法少女リリカルなのは終焉者と魔法少女達『融合体』
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電王S「ああああっ!!!」

 

尚哉「で、電王!?」

 

俺がみたものは電王がこちらに吹っ飛ばされる光景だった。

 

何故!?さっき見たときは電王が優勢だったのに、この数分間でなにがあったんだ。

 

だが、その疑問はすぐにわかった。

 

俺は電王が吹き飛んできた方向を見ると1体のシャドウがいて驚いた。

 

そのシャドウはさっき戦っていたシャドウスパイダーなのだがそれだけでは驚かない、だが1つだけ変わっていた。それは…

 

尚哉「でか!!」

 

普通のシャドウスパイダー体長なら1mなのだがこのシャドウスパイダーは3mは越えている。

 

ディエンド[マスター!!このシャドウは融合してます。気をつけてください!!]

 

ディエンドはそう言っているうちに『シャドウスパイダー融合体』はこちらに向かって走り出している。

 

俺も魔力弾で迎撃するが弾かれる。

 

だが、こちらに向かっていたシャドウスパイダー融合体は動きを止めて違う方向へ歩き出した。

 

俺は不思議に思い、シャドウが向かった方を見て驚いた。

 

そこには『茶髪の少女』がシャドウを見て怯えてる姿だった。

 

少女「嫌…来ん…といて…」

 

少女はそう言っているが、シャドウは着実に少女に迫ってきている。

 

このままだとまずいと思い、俺は全速力で少女の元に走り出した。

 

でも、シャドウの方が先に少女の目の前にたどり着き前足を上げて少女、目掛けて振り下げた。

 

少女「いやぁぁぁぁぁぁあっっ!!!」

 

少女はもうだめだと悟り悲鳴をあげる。

 

俺と少女との距離はおよそ5m、少女の元に行ってバリアをはるのは時間がない…ならやるのはただ1つ!!

 

 

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俺は少女の所まできて少女を抱いて回避する。

 

だが、完全には避けきれずシャドウの攻撃は左腕に当たり痛みがはしる。

 

尚哉「くっ!」

 

俺は痛みを感じながら、抱いている少女を見ると気絶している。

 

どうやら、あまりの恐怖に気絶したのだろう。

 

尚哉「電王!!俺はこの子を安全な場所まで運ぶからそれまでシャドウを引きつけてくれ!」

 

電王S「わかった!!」

 

電王にシャドウを任せて気絶した少女を抱えて安全な場所まで向かった。

 

 

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少女を抱えて走ること数分後、火が届いていない場所を見つけた。

 

尚哉「ここなら、火は届かないし誰かが助けに来るはずだ」

 

俺は少女をその近くの壁にもたれさせ少女の顔を見る。

 

…やっぱり怖かったんだろうな、もう少しで殺される所だったから、それにこの子はまだ幼いし両親と来ているはずだから、両親もどこかでこの子を捜しているはずだ。

 

ディエンド[マスター戻りましょう。電王だけではあのシャドウは倒せません]

 

尚哉「ああ、わかった。行こう!」

 

俺はシャドウと電王が戦っている場所に向かって走った。

 

 

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俺は電王とシャドウが戦っている所に戻って、目にしたのはシャドウスパイダー融合体によって押されている電王だった。゙

 

俺は魔力弾を撃ちながら電王の元へ駆けつけた。

 

尚哉「すまない、待たせたな」

 

電王S「来んのが遅いんだよ。っでどうするよ、あの真っ黒やろう、結構硬いぞ」

 

確かにやつの身体は硬くなってなかなか攻撃が入らない…だけど。

 

尚哉「電王、同時に必殺技をあいつに当てるぞ!」

 

電王S「わかったぜ!」

 

電王の方はわかったみたいだし、こっちもあれが付いてるか聞かなきゃな

 

尚哉「ディエンド、1つ聞くが…『カートリッジシステム』はついているのか?」

 

ディエンド[確かにカートリッジシステムは私についていますが…マスター!?まさか使うつもりじゃありませんよね。]

 

尚哉「そのまさかだ!カートリッジを使う!!」

 

カートリッジシステム…デバイスに搭載された、魔力の弾薬を排出しその時の魔力を飛躍的に上げるシステム。

 

ここまで聞いていたら便利なシステムだと思うがデメリットがある。

 

それは使った本人とデバイスに負担がかかることディエンドは俺に負担がかかることを心配しているのだ。

 

尚哉「大丈夫!!俺は倒れない、だから信じてくれ、ディエンド!!」

 

ィエンド[…わかりました。マスターを信じます]

 

さて、ディエンドからの承認も取れたことだし派手にやってやるぜ。

 

 

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尚哉「電王が先に仕掛けて俺はそれに続けて攻撃する」

 

電王S「へっ!ならやらせてもらうぜ!!」

 

[FULL CHARGE]

 

さて、電王も準備を始めたからこっちもやりますか。

 

尚哉「ディエンド!!カートリッジロード!!」

 

俺は足元に青い魔法陣を展開してディエンドをシャドウに向けて銃口に魔力弾が現れディエンドから2発、弾薬が排出される。

 

電王S「俺の必殺技パート2」

 

そう言うと電王が持っているデンガッシャーから刀身が離れてシャドウスパイダー融合体に当たり、シャドウスパイダー融合体はかなりダメージがあったのだろうかかなり苦しんでいる。

 

電王S「いまだ!尚哉!!」

 

尚哉「わかった!!ディメンジョーーーーーン…」

 

俺はそう言いながらディエンドのトリガーをひいた。

 

「バスターーーーーー!!!」

 

そしてかけ声と、ともにディエンドの銃口にたまっていた、魔力が青くてぶっとい砲撃のように放たれた。

 

もちろんその攻撃は命中し土煙が舞ってそして…

 

ドゴーーーン!!!

 

シャドウスパイダー融合体は他のシャドウスパイダー達と同じように爆発。違うといえば爆発の大きさぐらいだ。

 

電王S「へっ!決まった。…尚哉!!困った時はまた俺を呼べよな!」

 

そう言うと、電王の身体が光り輝いてカードに戻りカードケースに入っていった。

 

 

説明
電王、呼び出しうまくシャドウを撃破する尚哉の前にまた新たな脅威が迫っていた。
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