恋姫 華陀紀行154
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「あの・・・」

 

 

「なんだ?」

 

 

 今更やめたいとか言わないよね?

 

 

「この格好は・・・」

 

 

「ついてくるならそれ以外は認められない!」

 

 

 断定します!

 

 

 亞莎を連れていくんです!怪我なんかさせられません。

 

 

 かなり気合いを入れて、装備させました。

 

 

 防御力を重視したその装備の、何が不満だと言うんです?

 

 

「この装備の何が不満なんだ?弱い矢程度なら防いでくれるんだが?」

 

 

 動物の毛皮をなめす段階で、薄くではありますが、金属紛を散らしてその上に絹を織り込んだものですよ?

 

 

 かなりの物なんですよ?

 

 

 何がいけないんです?

 

 

「・・・恥ずかしいです」

 

 

 もう一人の娘から、白い目で見られている気がしないでもないですが、関係ありません!

 

 

 俺のコレクションの中ではこれが今での一番いい品です。

 

 

 やはり、持っててよかった・・・。

 

 

 あれから、バリエーションを増やしたんですよね。

 

 

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 この装備品に関して、ひとつひとつ丁寧にかなり詳しく説明して、亞莎の御理解を得ることが出来ました。

 

 

 危うくもう少しで、ついてくるのをやめられてしまうところでした。

 

 

 しかし、残念なのが頭装備の白ウサギ耳ですね。

 

 

 ピンと立たずに萎れています。

 

 

 あれも、ありと言えばありですが、立てた方が見映えがよい気がします。

 

 

 今後の改良点に付け加えておきましょう。

 

 

 脚と手にも白の毛皮装備を装着してあります。

 

 

 服がチャイナなので合わないですが仕方ありません。

 

 

 流石に胴装備までは作成してないです。

 

 

 後は、片手には鍋ぶたの盾ともう片方には短槍を持たせて完成です。

 

 

 胴の部分は盾で防ぎ、もし敵が迫ったら短槍で牽制もしくは攻撃する作戦です。

 

 

 本来なら近寄らせる気はありませんが、本番を知らないと意味がないので、一人くらいはいいかと思っていたりもします。

 

 

 矢を撃ってくるやついたら、気持ち面倒だし、石でも拾っておきますかね。

 

 

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 余計な心配をしてしまったようです。

 

 

 賊どもは、弓矢なんて持っていませんでした。

 

 

 隠れているつもりの賊に、先制で石を投げつけて、三人ほど減らし、一気に出てきた内の更に三人に投げつけて討ち取ります。

 

 

 しかし、回避行動すら取れないとは悲しすぎますね。

 

 

 石だけでも終わりそうな気配だったので、残り三人になったところで、飛び道具がきれたフリをして素手で構えます。

 

 

 賊どもは、どうやら俺が危険と判断したのか、避けるようにして、亞莎の方へと狙いを変えていきました。

 

 

 ここまでやられて逃げないのは、まだ他のやつらが、痛みにのたうち回って生きているからでしょうか?

 

 

 普通は、ここまでされたら逃げると思ったんですが・・・。

 

 

 方位されたところで、残りは三人です。

 

 

 二人が俺の牽制で、もう一人が亞莎へといくみたいですね。

 

 

 亞莎と背中合わせに立ちます。

 

 

「そいつは任せたぞ」

 

 

「はい!」

 

 

 相手が弱そうだからいいんですが、よく考えたら剣に対して鍋ぶたは木製だから相性が悪すぎますね・・・。

 

 

 ノリだけで選んではいけないようです。

 

 

 亞莎に賊が襲いかかる気配があったので、近くに来た際に剣を持った手に石を当てて落とさせました。

 

 

 亞莎が、そこを一突きしている間に、こちらも終わらせます。

 

 

 一突きした場所はお腹ですか・・・いっそのこと殺ってしまった方が、相手が楽になれるんですが・・・。

 

 

 まあ、経験は積めたでしょうし、よしとしましょう。

 

 

 刺したあと、亞莎はしばらく動きませんでした。

 

 

 やはり、実戦は違うので、初戦ではこのようになってしまうのかもしれません。

 

 

 亞莎が心の整理?をしている間に、邪魔なものを片付けておきます。

 

 

 放心したままだったので、助言を入れつつ幌馬車に戻りました。

 

 

 後は亞莎自身が考えるでしょう。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 亞莎 

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