魔法少女リリカルなのは終焉者と魔法少女達『終焉と夜天』 |
その後、すぐにはやての担当医である。石田先生がやってきて、俺は呼び出され今はさっきまでいた病室の入り口前にいる。
石田先生「それで尚哉くん、少しお話があるのだけど」
なんとなくだが石田先生が言おうとしてることがわかる。
石田先生「尚哉くんはお家ってどこにあるのか教えてほしいんだ」
やっぱり聞いてきたか…さて、どうしたものか、俺はこの地球とは全く違う地球から来たのだ。だから、家はないし家族もいない。平行世界から来ましたなんて絶対にいえない、となるとこれしかないな。
尚哉「俺、名前以外覚えていないんです。だからなんであんな場所に居たのかがわからないんです」
石田先生「え、それじゃあ、お家もお父さんやお母さんの名前も覚えていないの?」
石田先生がそう言うと俺は頷いた。
石田先生「困ったわね…このままじゃ、尚哉くんの両親が心配してるだろうし…それに、尚哉くんはあの事故現場にいたとなると両親もあの場所にいるはずだから最悪亡くなってるかも」
石田先生…そんな話、子供の前で言っちゃあいけないと思うぞ。
数分後…
それから石田先生は考えの末に何かいいことを思いついたのか今は元の病室に戻ってきている
先生によると、はやてにも関係があるからということで俺が名前以外覚えていないということは、はやてにさっき教えた。
石田先生「今から重大なことを話すからしっかり聞いててね」
先生が重大なと言ったことによって俺とはやては固唾をのむ。
石田先生「尚哉くん、君には……」
そして先生は俺の想像を遙かに越えたことを言い出した。
石田先生「はやてちゃんのお家に住んでもらいたいんです」
…………はい?
尚哉 はやて「えええええええっ!!」
俺とはやてはあまりにも予想していなかったことに驚きを隠せなかった。
あの後色々と話し合いがあってはやての家に住むことが決まった後、石田先生に「子供はもう寝る時間だから早く寝なさい」と言われ病室の明かりを消しベッドで寝れずにいた。
まあ、考え事をしているのもあるが実年齢が十代後半なので寝るのが早すぎるのだ。
俺は少し隣のベッドでははやてがぐっすり寝ている。
尚哉〈ディエンド、今のうちに今後どう動くか話そう〉
はやてが起きてしまう可能性があるため念話でディエンドに呼びかける。
ディエンド〈わかりました。まずマスターの目的はシャドウからこの世界を守ってほしいのです〉
あの時のシャドウとの戦闘で俺がなにをしなきゃならないのかはわかった。
ディエンド〈続いてこの世界についてですが…〉
尚哉〈ディエンド、教えなくてもこの世界がどこなのかわかっているよ〉
この世界が何処なのかを解くキーワードは2つ、1つ目は『デバイス』、2つ目は『八神はやて』、この2つのキーワードで導き出せる答えは…
尚哉〈この世界は『魔法少女リリカルなのは』の世界だろ〉
ディエンド〈マスターが言う通り、この世界はリリカルなのはの世界です〉
尚哉〈だとしたら可笑しいぞ。昨日のシャドウとの戦いの時、はやては狙われていた。もしあの場所に俺がいなかったらはやてはどうなっていたんだ〉
ディエンド〈間違いなくはやてさんは死んでいたでしょう。そして、闇の書事件も起きなかったでしょうね〉
そうなっていたらディエンドが言った通り、闇の書事件は起きなかったしヴォルケンズやリインフォースも救えなくなっていたのか。
尚哉〈まあ、はやての話はこれぐらいにして、これからのことを考えないとな〉
ディエンド〈はやてさんがまだ6歳だということは原作は2年後になりますからそれまで……〉
尚哉〈シャドウの殲滅と修行だな〉
原作までにはシャドウ達に楽勝で勝つぐらいの実力をつけないと、この世界はそんなに甘くはないしな。
さてとそろそろ俺も寝ますかね。
はやて「尚哉くん、起きとるか?」
寝ようとした突然はやてが小声で話しかけてきた。
尚哉「はやて?まだ起きてたのか?」
はやて「うん、ちょっと寝付けへんくてな。…尚哉くんお願いがあるんやけど」
こんな夜中にお願いごとか…なんだろう。
尚哉「俺ができることならなんでもするよ」
はやて「本当か!?なら……こっちきて一緒に寝てくれへんか」
…
…え?
はやて「もしかして…一緒に寝るの嫌なん?」
尚哉「いや、そういう訳じゃあ…」
俺ははやてのおねだりをうまく回避しようと、するが…
はやて「ダメ?」
まさかの涙目になりながらのこちらを見てくる。
そして俺は…
尚哉「…はぁ…わかったよ、一緒に寝よう」
覚悟を決めた俺はベッドから起き上がりはやてが寝ているベットに潜り込む。
はやて「えへへへ、ありがとうな、尚哉くん」
尚哉「全く…妹以外にこんなことするとはなボソッ」
はやて「ん?何かいった?」
尚哉「何でもないよ、それじゃあお休み」
はやて「うん、お休み」
そうして俺は深い闇に落ちていくのであった。
翌日
俺は…俺達は病院から退院して今ははやてが乗っている車椅子を押しながらはやての家に向かっている。
何故はやては車椅子に乗っているかというと、はやては生まれた時から足が不自由でその原因は闇の書の呪いによって起きているのだ。
そう思って歩いていたら道が二手に分かれていた。
俺はどっちに行けばいいのかわからないので…
尚哉「はやて、次どっちだ?」
はやて「右や、そんで少し行ったところが私の家や」
はやてが言った通りに右に曲がる。
そして、歩き続けて約2分もするうちにアニメで見たはやての家が見えてきた。
はやて「あそこが私の家や」
そう言いながらはやては自分の家を指差す。
そして家の玄関にたどり着きはやては鍵を使って扉を開ける。
はやて「ただいま」
尚哉「お邪魔します」
そう言いながら俺は入ろうとしたのだが、はやてがこちらに向き。
はやて「尚哉くん、そこはお邪魔します、じゃなくてただいまやろ、家族なんやから」
家族か…そう言われるのも悪くはないか。
尚哉「なら改めて…ただいま。はやて」
はやて「おかえり。尚哉くん」
異世界の転生者である少年と最後の夜天の主と呼ばれる少女が交差するとき物語が始まる。…実際2年後だが
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尚哉とはやての邂逅は何を意味するのか | ||
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