一刀の晋王転生録 第六章三話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第三話
「街亭の戦い 前編」
晋軍と蜀軍は予定どうり、街亭の地で対峙した。
「ん?」
敵の陣容を見た一刀は首を傾げる。
(何故山頂に陣を敷く?)
普通、高いところに陣を敷くのは有利になるのだが、此処、街亭の地だと話は別になる。この地の山頂は水の流れが単純なのだ。故
に水の手を断ちやすいので、その手を使われると一変して不利になるのだ。晋軍は江里香の調べの下で、それが判明している。
つまりこの状況、一刀達にとっては嬉しい誤算ではあるのだが、疑問は尽きない。
(それが分からない諸葛亮では無いと思うのだが?)
彼女ならばそれを看破出来るはずと思っていた一刀にとって、この状況は不気味だった。
(しかし……利用しない手は無いな)
迷った末、水の手を断つ策を決行することに決める。
「……と、これが我々の策です」
同時刻、蜀軍内では、諸葛亮は劉備にこの戦の策を説明していた。
「そんな……」
劉備は策の内容を聞き、悲しみの表情と声を出した。
「仕方ありません。こうしないと後の蜀の為にならないのです」
「でも……」
策の内容にどうしても不満が出る劉備。抗議しようとしていた時に、伝令兵がやって来た。
「失礼します! 関羽様からです」
兵はそう言って、手紙を諸葛亮に渡す。
内容は”少々早いが此方は洛陽に向けて進軍する”というものだ。
「愛紗さん達は進軍を開始したようです。此方も早めに判断しないといけません。そうしないと愛紗さん達が逆に危機に陥ってしまう
可能性があります」
「! そんな……」
結局劉備はこれ以上何も言えなくなり、諸葛亮の策を起用することになる。
(どうして……どうしてこうなったんだろう?)
かつて、一刀に言われた事を考えていた。今まで自分なりに考えて来た、だが現状は自分の望みを少しも叶えていないように思える。
(私……まだ考えが足りないのかな? 司馬昭さん……)
劉備は今も、答え出せず考えている。
数週間後、晋軍は山頂の水の手を完全に断つ事に成功した。
山頂に居る蜀軍は水を使えなくなったことで弱り、士気が激減する。
「行くぞ!」
それを確かめた一刀は山頂を攻める指示を出し、軍を進める。
山頂の蜀軍は成す術も無く、討ち取られていく。
だが、その中に張飛や趙雲と言った猛将は居なかった。
(どういう事だ?)
理由は分からないが、とりあえず一刀達は蜀軍を蹴散らしていく。
そして、山頂の蜀軍を全滅させた時である。
「か、一刀! 大変だ!」
「翠? どうした」
馬超が血相を変えて一刀の所に駆け寄って来た。ちなみに一刀達は、馬超達や袁紹達、公孫賛と即位式の時に真名を交換している。
「蜀軍がこの山を方位している!」
一刀は目を丸くし驚いた。
(ま、まさか……山頂に居た蜀軍は……使い捨ての囮か!?)
説明 | ||
街亭の地で対峙した晋と蜀。一刀は蜀の陣容に大きく疑問を抱きつつ、策を決行する。 | ||
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コメント | ||
コメントありがとうございます。なぜ使い捨てにしたのかについては一応の理由はあります。尤も歪んでいるのは否めませんが。(k3) 意外と一刀は負けるのかな?(ohatiyo) 自軍の兵を使い捨てとは・・・堕ちたな・・・蜀・・・(M.N.F.) かつては漢:皇帝(傀儡)<宦官(玉無し)、現在は蜀:劉備(装飾品)<軍師(乳無し)この様に印象を受けました(禁玉⇒金球) 実際、叡渡さんの仰る通りでしょう。史実の劉備は臥竜を得るまでは、自分で行動方針を考えていました。それ故に失敗も多く苦労しましたが、その結果として上に立つ者に必要な度量が大きくなっていったのは間違いないでしょう。しかし、その苦労もなしに臥龍を得たことで自ら考え行動する事を止めた桃香は、正に周りに流されて行動した劉禅そのものです。(h995) どんどん、自分達の首を絞めていくな〜朱里?(劉邦柾棟) |
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