魔法少女リリカルなのは終焉者と魔法少女達『新たな友との出会い』 |
尚哉「やばい…まじで早く帰らないと!」
俺ははやてが待っている家に急いでいる。
理由は、はやてのお話は間違いなく避けられないだろう。そうなると、俺にできることはこれ以上遅くならないために急いで家に帰ることだ。
尚哉「!?」
だが俺は足を止めてしまう信号などで止まったわけでもなく、シャドウの気配を察知したわけでもない。ただ…
尚哉「なんかあっち、騒がしいな…ちょっと行ってみるか…」
俺はざわざわしているのが気になり騒いでいる方へ向かってみると…
不良1「これを返して欲しかったら力ずくで取るんだな」
少年「それは小恋の大切なものなんだ、返せ!」
そこでみたのは3人の不良と2人の黒髪の男の子と小麦色の髪をした女の子小恋と言うらしいが3人の不良に絡まれていた。
現状で見るに不良が持っているヘアピンは女の子の大切なものでそれを不良が奪って男の子はヘアピンを取り返そうと必死に立ち向かっているが返り討ちあって怪我をした。そんな所だろう。
小恋「義之、もういいよ!これ以上やったら義之の身体が!」
小恋と呼ばれた女の子は必死に取り返そうとしている。義之と呼ばれた男の子を心配する。
義之「大丈夫…絶対に小恋の大切なものを取り返すから」
義之と呼ばれた男の子はそう言っているがはっきり言って立つのがやっとだろう。
尚哉(…ごめん、はやてもう少し帰るの遅れそうだ)
俺は心の中でため息をつき不良達と義之の間に割り込む。
不良1「ん?なんかようか、ガキ」
不良の1人が俺に気づきこちらを向く。
義之「君は…」
義之もこちらを見ている。
尚哉「ねえ、お兄さん達、こんな男の子をいじめて何か楽しいの?というか恥ずかしくないのか?この子の大切なもの取ってそこの男の子をいじめて」
不良1「このガキ!!そんな言葉二度と口にできないようにしてやる」
俺の言ったことに腹を立てた不良が殴りかかってくるがそんなもの俺に当たるはずが無いので難なくよけて男の子の近くによける。
小恋「あの、その…」
尚哉「はい、これ…君の大切なものだろ」
そう言いながら俺は不良に背を向き、小恋にさっきまで不良が持っていた小恋のヘアピンを返す。
それをみて不良もそして義之や小恋もいつとりかえしたのかとびっくりしている。
不良1「っ!てめえ!!よそみしてんじゃねぇ!!」
不良達は驚いていたが1人が俺に襲いかかる。
小恋「あ、危ない!!」
だが俺は後ろからきている不良にカブトの回し蹴りのように回し蹴りしてわき腹にはいりその不良は2メートルぐらい飛んでいき白目を向いて気絶した。
あの後不良達は気絶した不良を連れて血相を変えて逃げていき、事態はこれ以上被害を出さずに終わりを迎えた。
尚哉「これで一件落着だな、おい、怪我大丈夫か?」
俺は怪我している男の子に近づき怪我の具合を見る。
義之「これくらい大丈夫で…うっ!!」
小恋「義之!無理しないで!」
尚哉「義之くんで名前あってるよね。はっきり言って直ぐに手当てしたほうがよさそうだ。俺が君のいえまで運ぶから家がどこにあるか教えてくれないか」
小恋「えっと、私達のお家は初音島にあるんです」
尚哉「初音島か…ここからじゃ、1時間は間違いなくかかるな…」
初音島…俺やはやて達が住んでいる海鳴市と橋で繋がっている島、初音島は少し特殊な場所で1年中、桜が吹き荒れている。そしてその初音島には海鳴市に繋がっている橋を渡るか船着き場に行ってフェリーに乗るかしか行けない。
尚哉「このままだと、義之くんの傷口から菌が入るな…しょうがない、俺の家で手当てしよう、それでいいな?」
小恋「で、でも…」
尚哉「でもじゃない、行くぞ」
小恋「…うん。」
俺は義之の担ぎなから家へと向かった。
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はやてのお使いを忘れていて怒り心頭のはやての元に一刻も早く帰る尚哉の前に… | ||
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