恋姫 華陀紀行171
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 急がば廻れだなんて、誰が言ったんでしょうか。

 

 

 街道を通っているため、真西に行くつもりが、少しずつ北西へと向かっているようです。

 

 

 もう、最近ではお腹にシャムがいるのを、気にならなくなりました。

 

 

 慣れって怖いですね。

 

 

 食費については、孫尚香のところで、ある程度用立ててもらったので余裕があります。

 

 

 それにしても、荊州に入ってから、賊の数が増えたような気がします。

 

 

 官軍も結構頑張っているようですが、追い付いてない感じですね。

 

 

 見つけた賊を後から来といて、自分の手柄みたいに言ってきたやつもいました。

 

 

 荊州は、南陽に戻り次第、七乃に言って攻め落とすことにしました。

 

 

 俺がやるよりも、七乃に任せた方が確実ですし、早いです。

 

 

 人には、向き不向きがあるんです。これは、どうしようもありません。

 

 

 ただ単に賊を殺るのとは訳が違うんです。

 

 

 自州ならまだしも、他州であれば俺でも手が出しにくいです。

 

 

 困るのは民ですからね・・・。

 

 

 でも、きっとここには、あんなのが一杯居るのでしょう・・・。

 

 

 賊みたいなものですが、賊でないぶん質が悪いです。

 

 

 と言うことで、掃除しなければならないわけです。

 

 

 今日も賊を見つけたのですが、今回は先に官軍が攻めていました。

 

 

 折角の軍資金が残念です・・・。

 

 

 そう思って見ていたら、知っている顔の人がいました。

 

 

 ちょっと終わったら挨拶しておきます。

 

 

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 賊は殲滅出来たようですね。

 

 

 しかし、何をそんなに悲しそうにしてるんでしょう?

 

 

 取り敢えず、話しかけてみますかね。

 

 

「お久しぶり」

 

 

 黄忠が、驚愕したような表情で、こちらを振り向きました。

 

 

 何をそんなに驚いているんでしょう?俺ってそんなに驚くようなことしましたか?

 

 

「!!!・・・いきなりですわね。お久しぶりです華陀さん・・・!?」

 

 

 気配を薄くしてるの忘れてました・・・。

 

 

 それにしても、言葉の最後の方から、何故か急に底冷えするようなプレッシャーを、黄忠から感じるのは気のせいでしょうか?

 

 

 ・・・まあいいです。

 

 

 それにしても、なぜこんなところにいるんでしょうか?

 

 

 荊州にいる、腐った官軍がいるようなところには、不釣り合いな気がするのですが・・・。

 

 

 それに、その笑顔のまま近付いてくるのは何故です?

 

 

 俺の勘が、非常に危険であると伝えてきてるんですが・・・。

 

 

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 いま、俺は紫苑に腕を掴まれて、ある街に連れていかれている。

 

 

 その間に、色々と話しました。

 

 

 特に紫苑が気になっていたのは、お腹にいるシャムのことのようです。

 

 

 国へと帰すためにいることを伝えると、例のプレッシャーはすんなりと消えてしまいました。

 

 

 その後、何故か真名で呼んでいいと言うことになり、真名の交換も完了です。

 

 

 やはり、あそこで助けたことが要因で間違いないですね。

 

 

「それにしても、あの時は急に居なくなるのですから、困りましたわ」

 

 

「俺にも目的があってね。留まるわけにはいかなかったんだ」

 

 

 もう既に、あの時の目的は達成しましたけどね。

 

 

 次は、反董卓連合までにシャムを・・・。

 

 

 ・・・。

 

 

 反董卓連合忘れてた・・・。

 

 

 葵が危険です!

 

 

 何とかせねば!

 

 

 取り敢えず、シャムをさっさと帰して・・・。

 

 

 作品作りは後回しですね・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 紫苑 

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