Ｚがジェットコンドル、オオカミ長官を倒した一方…

スカルマンが率いるデルザー軍団を倒すべくストロンガー、スカイライダーを筆頭にライダー達が戦闘を行っている。

『テリャァ！』

イクサは鋼鉄参謀にパンチのラッシュを叩き込んでいく。

イクサが素手なのは鋼鉄参謀の鉄球ごと自分の武器であるイクサカリバーを遠くに飛ばしてしまったからである。

『オラァオラァオラァオラァオラァオラァオラァオラァ！！』

どこぞの丞太郎の如く、イクサは鋼鉄参謀にパンチのラッシュを叩き込んでいくが鋼鉄参謀は涼しい顔をしていた。

すると、鋼鉄参謀はイクサに頭突きをした。

『オラァ！』

『ごわぁ！？』

頭突きをされた事もあり、イクサはパンチのラッシュを止めてしまった。

すかさず鋼鉄参謀はイクサの頭を両手で掴んで持ち上げた。

『アンタ…本当に参謀かよ……』

『俺様は武人だ！ふつーの参謀とは鍛え方が違う！』

そこにまたもや頭突きをした。

『くっ…強すぎる……』

『参謀を舐めんじゃ…ねぇ！！』

すると、鋼鉄参謀はイクサを背負い投げの如く、ビルに向かって投げた。

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？』

そして、イクサはビルに直撃した。

『どうだ？俺様の策略（物理）は？』

そう言った鋼鉄参謀だった…

一方、上空ではスカイライダーが荒ワシ師団長と戦っている。

スカイライダーは攻撃をするが荒ワシ師団長が持っている盾で攻撃が防がれ、更に斧での攻撃をくらうという風に苦戦していた。

しかし、スカイライダーは早くも対抗策が浮かんだようだ。

『行くぞ！荒ワシ師団長！』

『来い！スカイライダー！（バカめ…この盾で防ぐだけだ…）』

荒ワシ師団長は盾でスカイライダーの攻撃を防ごうとするが…

『スカイドリル！！』

『ナニィ！？』

スカイライダーは右腕をドリルの如く高速回転するパンチ技、スカイドリルを使った。

スカイドリルで荒ワシ師団長の盾は破壊された。

『おのれ！スカイライダァァァァァァ！！』

『いくぞ！荒ワシ師団長！』

一方、ザビーは突如、姿を現した隊長ブランク率いる戦闘員達に苦戦していた。

『狙え！撃て！』

『『『ブラー！！』』』

ブランクが使うナイフを弾丸代わりとして発射する対改造人間用のライフルや戦闘員の銃撃にザビーは物陰に隠れていた。

『くそ…数の暴力だな…ならば！』

『Ｃｌｏｃｋ　ｕｐ』

ザビーはクロックアップを使用して戦闘員達を片っ端から殴っていく。

『ブラー！』

『ブラー！？』

『ブラララ！？』

『Ｃｌｏｃｋ　ｏｖｅｒ』

クロックオーバー時には戦闘員達は全滅していた。

『これでフェアだぜ、隊長ブランク』

『くそっ！俺の怪力、くらえ！』

隊長ブランクは自身のライフルを投げ捨てると、素手での格闘戦に入った。

一方、ストロンガーはコンバットのアロボＴを相手にしていたが…

『シャドウ剣！』

『ふっ！』

何と、宿敵であるジェネラル・シャドウが現れてストロンガーに戦いを挑んだのだ。

『また会ったな…』

『ああ、そうだ！更に狂気と執念を増して戻ってきたぞ！』

そう言うと、ジェネラル・シャドウは更にシャドウ剣に力を入れる。

『あの骸骨男に感謝せねばな…地獄より呼び戻した事を！今度こそ貴様の超電子を打ち砕いてやる！』

『へっ…そんな事、俺が知るか』

一方、龍騎はロトＮと戦っていた。

『ハァ！』

ロトＮが龍騎に向かってディスクを投げるがドラグセイバーで破壊される。

すると、ロトＮが言った。

『そういえば…天海芽衣、貴方は最近、誰かに心を覗かれたかしら？』

『なんでそれを…』

龍騎が言いかけると、急に目眩がした。

そして、それが収まると龍騎の周りには誰もいなくなっていた。

更には変身が解除されていた。

すると、芽衣は感じた。

「誰？またあの時と同じだ…」

そう、誰かに見られている感じである。

『フフフ…教えてあげようかしら？私が貴方の心を見ているのよ…』

何処からかロトＮの声が聞こえてくる。

すると、芽衣の身体に何かが入った！

「うっ…あぁ…ああ…」

あまりの痛みに膝をつく芽衣。

芽衣の身体に入ったソレは芽衣の身体の隅々だけじゃなく、心の中…ひいてはカオスすら見ようとする。

「や、止めて…僕の心の中に入らないで！！見ないで！！」

叫ぶ芽衣。

『カオスを解放しなさい…それで貴方を痛みから解放してあげる』

「やだ…僕は……」

『ふ〜ん、それじゃあ…死んじゃえ♪』

ロトＮの言葉と共に今まで以上の痛みが芽衣を襲う。

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ！！」

あまりの激痛に叫ぶ芽衣。

だが…

ドシュッ！

芽衣の前の宙から灰色の巨大な腕が現れた。

すると、少しずつロトＮが姿を現した。

ロトＮの後ろにはジンヤが居た。

「ジンヤ…」

「大丈夫か？芽衣」

『バ、バカな…』

そこで芽衣が気づく。

ジンヤの右腕がオルフェノク化して、ロトＮの身体を突き破った事を…

『おのれ…マトリンティスの為に引く…』

そう呟くと、ロトＮは消えた。

ジンヤは右腕を元に戻すと、それを芽衣に手を差し出した。

「まだ行けるか？」

「うん…」

芽衣はジンヤの手を取った。

一方、ＩＳ委員会本部。

そこでは停職処分をくらっていた千冬がデータベースで調べ事をしていた。

ＢＳＡＡやＤＳＯ、Ｓ．Ｈ．Ｉ．Ｅ．Ｌ．

アイアンマンやキャプテン・アメリカだけじゃなくアベンチャーズと呼ばれる超人チームを調べていたが…

『貴方の権限ではアクセスはできません』

「くそ！」

アクセスができない。

ハッキングも試みたがすぐにガードされる。

「くそ…アメリカはオーバーテクノロジーとか機密情報を隠蔽してやがって…」

自分や委員会も隠し事している癖に…

チャリン。

「ん？」

すると何処からか鈴の音がした。

データベースの入り口を見るとそこには錫杖を持ち、網笠をした僧が居た。

「なっ…貴様は誰だ！」

千冬は自身の愛刀、雪片を構えた。

なお、暮桜はジンヤにスクラップにされて修理中である。

「拙僧は外道坊、お前の前世が見える…」

「私の前世だと？」

すると、千冬の後ろからオーラが出た。

そこには鎧姿に千冬に似た女性が映っていた。

「お前の前世は戦国時代、歴史から消された女武将、千早だ」

「私の前世が…女武将だと？」

すると、外道坊が語りだした。

千早は戦いこそ全てと言う女性で平和を好んでいなかった。

千早の剛剣により、鬼とも暴君とも恐れられていた。

そして、千早は平和を好む父と兄を謀殺。

自分が戦国大名になると、女性だけの軍を作り上げた。

最初は国の為に行動していたが千早や軍は暴走していった。

民への暴行、殺害。

年貢の倍増。

他国への侵略ひいては虐殺。

暴走は止まらず、挙句の果てに千早は説得した親友、たばを殺した。

なお、たばの姿は束であった。

更には新たな労力として子供を攫う子供狩りを始める。

だが、南蛮からの少女、リアを攫った時は大間違いだった。

なお、リアの姿は金髪に縦ロールの少女。

つまり、セシリアの前世（？）だった。

リアの友達がリアを助けるべく千早の国に向かった。

その友達は流浪人だが剣の腕が立つ少年だった。

人斬り陣坐と恐れられている少年の名は矢陣（ヤジン）。

姿は目が鋭いが髪は茶髪で普段は優しそうな少年。

ジンヤの前世だった。

矢陣は１人で女性だけの軍を斬滅した。

激怒した千早は剛剣で矢陣に挑むが矢陣の最速の剣により、一閃の元に斬られた。

その後、民は千早の存在を歴史から消した…

なお、矢陣はリアを助けた後の消息は分からない。

リアと共に海を渡ったのかそれとも流浪人を続けたのか…

「…ふざけるな」

外道坊の話を聞いた千冬は激怒した。

「そんな作り話！誰が信じるか！」

「矢陣の最速の剣は後に飛天御剣流と呼ばれることになった、今でもその剣は消えていない」

「黙れ！」

千冬は雪片で外道坊に切りかかるが…

ガキンッ！

外道坊は錫杖に仕込んでいた刀で防いだ。

ピッ…ピキピキッ！

更には雪片にヒビが入った。

「ば、バカな！？」

驚愕する千冬に外道坊は刀を振りかざす。

「南無阿弥陀仏」

その言葉と共に外道坊は刀を額に目掛けて…

「…様、千冬様」

千冬が目を覚ますと、委員会の職員が覗き込んでいた。

「大丈夫ですか千冬様。見に来たら倒れていて…」

（さっきのは…夢だったのか？）

すると、千冬の頭に痛みが走った。

思わず、額に触れるとそこから血が少し出ていた…

とある街中、破戒僧…外道坊は歩き続ける。

「南無阿弥陀仏」

彼は何処へいくのだろうか…

それは彼のみが知る。