恋姫 華陀紀行179 |
今日の模擬戦は収穫がありました。
例のニヤニヤしていた副官なんですが、なかなかの遣り手です。
最初に本体を避けるように反対側へと回り込んで、もうひとつの部隊と合流してから、攻撃を開始しました。
確かに、他の部隊と手を組んではいけないとは言ってませんから、いいんですけど、思っていたのと違うんですよね・・・。
しかも、その後に「我々は連合を組んだので、ひとつの部隊です!」なんて言ってきました。
本体をやっつけたらそのまま雌雄を決するんじゃないの?と思っていただけに、ちょっと不満なんですが、なんでもありだしいいか・・・と言う結論に達しました。
しかも、これをその隊長に言わせているんです。
俺の前で、こっそりと動こうなど土台無理な話です。
隊長に副官の名前を(無理矢理)聞いてみると、紀霊と言うそうです。
知りません・・・。
まあ、いまの隊長よりも遥かにマシと言うことで、本体の隊長として扱うことにしました。
髭もじゃおやじより女性の方が、兵もやる気が出るかな?みたいなもんです。
本人を呼び出して色々とお話をしました。
なんでいままで大人しかったか聞いてみました。
どうやら、俺の諜報部への調練をたまたま見られていたようで、それが嫌で逃げていたようです。
あれは、諜報部だけですよ?
孫策の手の者が、報告に来るようです。
ここで、俺の姿を見られるわけにはいきません。
全くなんでまた、こんな報告する必要性が・・・ありますね・・・。
美羽たちが、あの辺り一帯全て統治してたんでしたね。
代理人として亞莎を立てておくから大丈夫でしょう。
俺は、隠れてそれを応援するだけです。
一応事前に報告される内容と、言わなければならないことは伝えてあるので、問題ないはずです。
後は持ち前のアドリブで何とかするでしょう。
そろそろ、到着ですね。
・・・。
孫策の部下って、普通の兵じゃなく、あなたでしたか・・・。
「報告に来たのだが、袁術殿は居られぬのかな?」
「は、はい!わた、私がその役目を賜っております!」
亞莎・・・ちょっと・・・初めてだからってテンパりすぎですよ。
相手の迫力に完全に飲み込まれてます。
「ふむ。名前を伺ってもよろしいか?」
「はい!私は姓を呂、名を蒙といいます!」
亞莎、違うでしょう・・・。
今はあなたの方が立場が上なんだから、普通は相手に名乗らせるものですよ・・・。
そんなことでは、これからつけ込まれますよ!
「私は周瑜という。早速だが、報告させていただこう」
「はい!お願いします!」
お願いしてどうするんです・・・。
亞莎・・・後でじっくりとお話が必要なようですね。
・・・・・・・・・。
予想通り、終始冥琳に押されっぱなしでした。
しかも、途中から余計なことを言いそうになったので、仕方なく無駄に音を立てたりしました。
冥琳には少し怪しまれましたが、俺がばれるはずはありません。
やはり、政務ばかりでは、度胸はつかないようですね。
今度賊の報告があったら、軍師として連れていきましょう。
何度か連れていけば、その内度胸はつくでしょう。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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