IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode212 ニューロ攻略戦
「作戦は伝えたとおりだ。俺達がバインドを蹴散らしてネェル・アーガマの道を開く。ニューロにネェル・アーガマが揚陸後、ニューロ内への突入隊と外部攻撃隊に分かれる」
バインドと接敵が迫る中、隼人は通信を開いて作戦内容を確認する。
「バインドの他に亡国機業が混じっているが、俺達のやる事に変わりは無い」
『亡国機業が・・・』
『なんて連中だ。あいつらと手を組むなんて』
『・・・・』
「特にこれと言ったものは無い。だが、これだけは言わせてくれ」
隼人は深く息を吸うと、ゆっくりと吐く。
「・・・あえて言う。全員・・・・・・死ぬなよ」
『もちろん(ですわ)(だ)!!』と返ってくる。
するとバインドの大群からの砲撃が開始され、無数のビームが飛来してくるが、隼人達は全てをかわす。
「第一波攻撃!箒!!セシリア!!」
『了解(ですわ)!!』
ミーティアを装備した二人は一気に前に出ると、ユニットのスタビライザーのハッチとブースターの両側のコンテナのハッチ、両手に持つユニットの側面ハッチを展開すると、セシリアはウイングよりドラグーンを射出して周囲に配置し、箒はリフターのキャノンを前に向ける。
「「フルバースト!!」」
そして二人はミーティアを含めた全武装による一斉射撃を行い、大量のレギナやナンバーズのレギナを撃ち落す。
「第二波攻撃!エリーナ!!簪!!」
『了解(や)!!』
エリーナと簪が箒とセシリアに続いて飛び出すと、エリーナは右側の折り畳まれた長砲身を伸ばし、左側のユニットのハッチを開けて上にある二門のビームキャノンを出すと、腰の後ろ側のユニットより伸びるアームにマウントされたシールドビットUとライフルビットUを射出すると、増加装備した両肩のシールドビットUとライフルビットUも射出して周囲に配置する。
簪は巨大なビームキャノンと後部ブースターユニットのハッチを開け、両脇から出るビームキャノンを向ける。
「出血大サービスや!全弾持って行きなっ!!」
と、GNアーマーTYPE-Dを装備したサバーニャの全武装による一斉射撃が行われ、濃い弾幕が大量のレギナと無人機を撃ち落していく。
簪も全武装による一斉射撃を行い、次々とレギナを大量に撃ち落す。
そしてバインドの大群が隼人達と接敵し、雨の如くビームが降り注いでくる。
「ちっ!」
隼人はオーキスの下部にあるアームより巨大なビームサーベルを出すと勢いよく振るい、レギナを無人機を大量に切り裂くと、左腕のビームガトリング二門とアームドアーマーDEのビームキャノンを放って接近してくる無人機を撃ち落す。
更にオーキスのコンテナのハッチを二枚開けて、中のハッチを弾き飛ばして中より三角柱のユニットを二つ射出させる。
その直後に三角柱の側面より大量のミサイルが放たれて、更に大量のレギナを撃ち落す。
「射撃は苦手だが・・・こうも密集していれば!!」
千冬は左手に持ったビームサーベルを振るって人型無人機を切り裂くと、ウイングの間のキャノンと両腰のレールキャノンを展開し、右手に持つビームライフルを前に向けると、一斉射撃を行って密集しているレギナを撃ち落していく。
近くで輝春がシールドライフルとビームライフルを交互に放って龍型無人機を撃ち落す。
ネェル・アーガマの左側の船体上に居る山田先生も足元に大量の薬莢を落としながらもクアッド・ファランクスを掃射し、レギナと無人機を迎撃する。
その周囲をシュヴァレツェ・ハーゼのジンクスWも無人機を迎撃し、クラリッサは右手に持つ大剣を振るって人型無人機を切り裂くと、左手に持つロングバレルライフルを放ってレギナを撃ち抜く。
箒はミーティアの砲身より巨大ビームサーベルを出し、勢いよく振るって大量にレギナを切り裂く。
それに続いて残像を出すほどのスピードで飛び、一夏は手にしているアロンダイトを振るってレギナと無人機を切り裂いていく。
「っ!」
一夏はそこから一気に飛び出し、両手の指先よりビームを放って来たデストロイに向かっていくと、ビームをかわしてアロンダイトを振り上げてデストロイの左腕を切り落とす。
「でぇぇぇぇぇい!!」
直後に左手を突き出してデストロイの腹部をぶち抜くと、内部で掌のパルマ・フィオキーナを発射して爆発させてデストロイを撃破する。
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「っ!」
すると一夏の左から紫の光の翼を出して闇一夏が対艦刀を振り下ろしてきて、とっさに左手の甲よりリフレクターを出して斬撃を受け止める。
「お前は!」
「今日こそ、決着を付けようじゃねぇかっ!!」
そして一夏は闇一夏に押されていくようにバインドの群れから離れていく。
「一夏!!」
箒は一夏の後を追おうとするが、隼人がその前に立ちはだかる。
「今は作戦行動中だ!隊列を乱すな!」
「だ、だが!一夏が!」
「一夏なら心配は要らない。今はこっちに集中しろ」
「・・・だ、だが」
それでも箒は食い下がろうとする。
「信じるんだ」
「・・・・」
箒は「あぁ・・・」と重々しく返事をすると、ミーティアよりミサイルを放って前方のレギナを複数撃ち落すと、一気に飛び出す。
「・・・・」
隼人はブースターを一気に噴射して飛び出すと、右側の大型ビームランチャーのトリガーを右手に握ると、前方に向けてビームを放ち、レギナと無人機、更にドイツ本土奪還戦にもいた蜘蛛足型も撃ち抜いて撃破する。
しかしニューロより雨の如く対空砲火の弾幕が隼人に襲い掛かるも、オーキスのフィールドで防ぎながらも一気に接近する。
直後に超大型のビーム砲台より膨大なビームが放たれるも、フィールドで防ぐとコンテナハッチを開けて先ほどとは違うハッチが弾け飛び、三つの大型ミサイルが纏まったユニットを二つ射出し、直後に三つに分かれて計六つの大型ミサイルが超大型砲台や大型砲台を二基ずつ破壊する。
「こいつで締めだ!」
隼人はコンテナの上に固定されているさっきのミサイルより大きなミサイルを六つ放ち、ニューロの船体に広範囲に着弾させると巨大な爆発が起こる。
「砲台の大半を潰した!突入するなら今だ!」
『りょうかーい!!一気に行くよ!!』
束からの返事を聞いた直後に、オーキスにミサイルが着弾する。
「くぅ!?」
直後にニューロの上に居たデストロイが右腕を突き出して飛ばし、オーキスのフィールド発生装置にぶつけて爆発させた。
「しまった・・・!」
爆発で発生装置が破壊されてそのままバランスを崩し、更にレギナや無人機に集中攻撃されてオーキスが破壊されていく。
「くそっ!」
隼人はオーキスとのドッキングを解除して飛び出すと、ニューロの砲台から放たれたビームがオーキスを撃ち抜いて大爆発を起こす。
「虎の子の武装が・・・。だが、最低限の働きは出来た」
そのままビームガトリングを切り離してアームドアーマーDEを右手に持って外すと背中のアームドアーマーXCにマウントして両腕にアームドアーマーBSとVNを展開して飛び出す。
アーロンはランスを突き出してレギナを突き刺すと勢いよく振るってレギナを龍型無人機にぶつけると、ランスのビームバルカンを放って二体共々撃破する。
「ちっ!」
左手にリアアーマーのビームサーベルを抜き放って飛び出すと同時に振るい、人型無人機を切り裂き、ランスを上に向けるとビームファンを手にして切り掛かって来るレギナを突き刺すと、根元のビームバルカンを放ってレギナを蜂の巣にして撃破する。
「っ!」
すると遠方よりビームが飛来し、とっさに左肩のバインダーを前に出して衝撃を受けるも防ぎ切る。
「・・・あれは!」
ビームが飛んできた方を見ると、そこにはビームライフルをこちらに向けるレギルスがダークハウンドを見下していた。
「クライン・・・」
アーロンはビームサーベルをリアアーマーに戻し、いつでも飛び出せるように身構える。
「・・・・」
リアスは両掌よりアンカーを射出するとレギナの胴体に突き刺し、そのまま両腕を振るって他の二体の無人機にぶつけて破壊すると、背中のウイングのレールキャノンを前方に向けて音速で弾丸を放ち、レギナ二体を撃ち抜く。
その近くでノインがアグニを構えてトリガーを引き、赤い高出力ビームを放ってレギナを飲み込み、ウェンディがアローフォームにしたタクティクスアームズを向けると矢状のビームを放って龍型無人機を撃ち抜く。
ノーヴェは対艦刀を薙ぎ払うように振るうと、レギナと無人機を次々と真っ二つに切り裂く。
「くそっ!数が多すぎるだろ!」
「・・・・」
「さすがに気が滅入るな」
ウイングより対艦刀を抜き放って身構える。
(しかし、神風が言った通り、先ほどからナンバーズの無人機が確認されているな。連中もここにいるのか)
「・・・・!」
と、リアスはとっさに右手の対艦刀を振るって飛んでくるビームを切り裂く。
「・・・お前から来るとはな。手間が省けたものだ」
「・・・・」
リアスの視線の先には、ビームキャノンをこちらに向けるクロノスを纏うシスターの姿があった。
「シス姉!」
声に少し喜色があってノーヴェは声を上げる。
「あらあなた達。生きていたのですのね」
素っ気無くシスターは口を開く。
「お前が思っているよりも、しぶといんでな」
「ふん」
「それより!シス姉に聞きたい事があるんだ!」
「・・・・」
「ドクターは本当に・・・・・・私達を見捨てたのか」
「・・・・」
「そんな分かりきった事をわざわざ聞くの?」
「え・・・?」
ノーヴェは目をぱちくりと瞬きする。
「愚直ね。まぁ、だからこそあの時の囮に使えたのですがね」
「お、囮・・・?」
「やはり、そういう事か」
リアスは確信を得た。
「私達は捨て駒としてあの時戦いに送られた。時間稼ぎとして」
「その通りですわ。それにしても、勘付いていながらもあえてそれに乗ったのですのね」
「お前たちに深入りする理由は無い。だから、私はお前達から離れる為に、利用させてもらったのだ」
「・・・・」
「どういう事だよ。私達が囮って」
「そのままの意味ですわ。それも分からないのですか」
「・・・・」
「あなた達は個性的な自我を持ち過ぎた。それはいつか私達にはデメリットを生み出してしまうから、切り捨てたまでです」
「そ、そんな・・・」
ノーヴェは目を見開いて呆然となる。
「もう・・・あなた達には用は無いですわ」
と、ビームキャノンを下に下ろしてノーヴェに向けてビームを放つ。
「っ!」
しかしビームが直撃する前にノーヴェの前に半透明の緑のフィンが扇状に並べられてビームを弾く。
「・・・・」
シスターが顔を上げると、視線の先にはダイダルバズーカを担ぎ、Cファンネルを元の位置に戻すAGE-FXを纏う颯が居た。
「どこまでも卑屈な人だね。自らの仲間を簡単に犠牲にするなんて」
「全くだ」
その近くにジェスタ・キャノンを纏うシノンがやって来て隣に止まる。
「役者は揃い出しましたわね」
と、シスターの近くにジアスのゼイドラ、アインスのゼダスRC、ツヴァイのゼダスMSが集まる。
「・・・これで思う存分戦う事ができる」
リアスは対艦刀を擦り合わせて火花を散らさせる。
「シスターが切り捨てたって言うのなら、やるしかないっすね」
ウェンディはタクティクスアームズを変形させて背中にマウントすると、ノインもアグニを構える。
「・・・・」
未だに落ち込んでいるノーヴェにシノンが左手を肩に置く。
「覚悟を決めるのだな。でなければ、死ぬぞ」
「・・・・」
ノーヴェは気持ちを切り替えると、対艦刀の柄を両手で持って構える。
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! | ||
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