番外編〜織斑准将の日常〜平日篇〜後編
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今回は自分でも思う、長げぇよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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PM0:30 説教

 

 

 

 

 

ヒリュウ改 格納庫

 

 

 

「で、何か申し上げる事はあるか?一夏准将殿?」

 

 

 

「いえ、何も御座いません…………」

 

 

 

どうも一夏です、今の状況はとてもヤバイです。

気を失ってからすぐに叩き起こされ、そして正座をさせられ説教を喰らっている…………どうして俺が……………

 

 

 

「聞いてんのか、おい!!!」

 

 

 

「イエッサー!!!聞いております!!!」

 

 

 

そして未だにカチーナさんには頭が上がらない俺である、カチーナさんは昔所属していた部隊の隊長で姉のように慕っている、そして………………………………………俺の初めてを奪った張本人である。

男勝りの性格で"俺"とか男が使う言葉をよく使っている。

 

 

 

「聞いたぞ一夏、テメェまた他の女と寝たみてぇだなぁ!!!!」

 

 

 

「カチーナさん聞いてくれ!!!俺はそんなつもりは…………」

 

 

 

「口答えするな!!!テメェが女を襲わない事は軍の奴ら全員知ってる!!!だがな、抵抗ぐらいしろや!!!」

 

 

 

「してますよ!!!」

 

 

 

「私だけじゃあ満足できないってか!!!!」

 

 

 

この掛け合いがずっとループしている。

俺はいつも襲われる方である、襲うことはしない。(本当に)

起きたら襲われていたり………トイレ中に襲われ………手足を縛られて襲われたり………そんな事が日常的に行われている。

逃げることは出来る筈なのだが、どっかのバカ野郎が開発したようわからん薬をいつの間にか飲まされ力が出なくなり、満足されるまで相手をしているだけである。

ほとんどは途中で俺の理性が崩壊して逆転してしまうんだけど。

 

 

 

 

「もういい、説教は終わりだ…………一夏」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「夜の組み手は覚悟しろよ……………」

 

 

 

「………はい……」

 

 

 

そう言い捨てカチーナさんは格納庫から出ていった、出ていくときに大きな足音が聞こえたような……………。

 

 

 

「織斑さん」

 

 

 

説教中、物陰に隠れていたラッセルとタスクが声をかけてきた。

 

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

 

「大丈夫だタスク、まったくいるなら助けてくれよ」

 

 

 

「無理っすよ、あの状態の姉貴を押さえることは…………どうするんですか?」

 

 

 

「大丈夫だ、夜のプロレスが激しくなるだけだ」

 

 

 

満足されるまで相手をするだけだ………まぁ最終的にはこっちのペースになっちまうんだけど。

 

 

 

「それより合同演習はどうするんですか?」

 

 

 

「そうだなぁ、いつもどうり模擬戦だな」

 

 

 

「わかりました、カチーナさんにもそう伝えときます」

 

 

 

「頼む」

 

 

 

「いやぁ〜〜〜本当に凄いな、流石は沢山の女性に襲われた男」

 

 

 

タスク、コイツはまた話を蒸し返したな。

 

 

 

「タスク、合同演習の時は覚悟しておけ」

 

 

 

「えっ」

 

 

 

タスクにそう言い残し俺はヒリュウ改から降りた。

その後タスクの叫び声が聞こえたのは言うまでもない。

あれ、これって俺も参加する事になってしまったんじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM 1:30 合同演習

 

 

 

 

 

シュミレーター内部

 

 

 

《アルファからサマーへ、これから演習内容を伝達する、今回はオクトパス小隊と模擬戦だ、シュミレーターだからって甘く見るなよ、それなりのGはくるし揺れるぞ………あと今回は平等を期すため両チーム同じヒュッケバインmarkUに乗ってもらう 》

 

 

 

 

「サマー大隊了解」

 

 

 

《あちらさんの準備が整うまで待機だ》

 

 

 

待機中、いつもなら談笑をしているが今日はなんかピリピリしているな…………

 

 

 

『大丈夫かな?シュミレーターだからってあのオクトパス小隊と模擬戦をやるんだから…………』

 

 

 

『びびるな小池』

 

 

 

『びびってない!!!』

 

 

 

『安心しろ、隊長よりも活躍してやるから』

 

 

 

『言いますねぇ佐々木の旦那、シュミレーターだから余裕で…………』

 

 

 

「梶谷」

 

 

 

『おっと』

 

 

 

「梶谷、アルファの言った通りシュミレーターだからって油断すんなよ」

 

 

 

『隊長〜〜なんでまた模擬戦に参加したんですか?』

 

 

 

「ある野郎を絞める」

 

 

 

タスクの野郎なんだけどな………

 

 

 

『タスクの野郎ですね』

 

 

 

梶谷………すぐ分かったんだ、タスクの奴意外と分かりやすいのか?

 

 

 

「あぁ、手を出すなよ」

 

 

 

『了解、隊長…………また俺ら以外サボってますよ』

 

 

 

「今回もまたお前らだけか、まぁ楽でいいけど」

 

 

 

サマー大隊と言っても所詮はコイツら以外は政府の高官や政治家の息子、世間知らずで我儘の連中である。

訓練はまともに受けず、女性をナンパし失敗する、親の脛をかじる生活等々………

 

 

 

『まだですかねぇ』

 

 

 

「いっそこのまま終わってくれれば…………」

 

 

 

《アルファからサマーへ、準備完了、模擬戦を開始しろ》

 

 

 

『隊長、先に失礼します』

 

 

 

「了解」

 

 

 

佐々木と小池の機体がカタパルトデッキに移される。

シュミレーターのくせに芸が細かいなぁ。

 

 

 

『サマー3佐々木京介准尉、発進する』

 

 

 

『サマー4小池拓也軍曹、行きます』

 

 

 

佐々木と小池はカタパルトから発進する、まともに発進出来ない他の奴等は、知らん。

今度は俺と梶谷の機体がカタパルトデッキに移される。

 

 

 

『そういやぁ聞きましたよ隊長』

 

 

 

「?、何を?」

 

 

 

『また女性に襲われたんでしょ、良いなぁそんなに沢山の女性に抱けて』

 

 

 

「俺は嫌なんだけどな」

 

 

 

『またまたぁ〜本当は嬉しいんでしょ?』

 

 

 

「梶谷……………面白いジンクスがあるんだが」

 

 

 

『は、はい』

 

 

 

「他人を女性関係でからかうと一番始めに落とされるんだってよ」

 

 

 

『え?ちょっ…………』

 

 

 

「サマー1織斑一夏、作戦行動を開始する」

 

 

 

『えっ、ちょっと!!!ああもう!!!サマー2梶谷俊太少尉、行きます!!!』

 

 

 

俺が発進してから少し遅れて発進する梶谷、よし奴を絶望させてやろう。

 

 

 

「梶谷喜べ、お前だけ一回撃墜されるたびに組み手五回だ……」

 

 

 

『だ、大丈夫ですよ、そんなジンクスあるわけが…………』

 

 

 

『梶谷さん!!!前!!!』

 

 

 

『えっ?』

 

 

 

梶谷の間抜けな声が出た瞬間、梶谷の機体に前から来た光線がコクピットの部分に直撃しそのまま地面に激突して爆発した。

良かったな………シュミレーターで…………

 

 

 

「梶谷、なにか言うことは?」

 

 

 

『すいません申し訳御座いませんもうなにも言いませんだからどうかお許しを』

 

 

 

「謝る暇があるなら戦え」

 

 

 

その後も模擬戦はなんの支障もなく進み無事に終了した。

因みに撃墜された数は小池3回、佐々木は2回、レオナとラッセルは1回、カチーナさんと俺は0回、そしてタスクと梶谷は五回である。

よって梶谷の組み手の数は25回に決定した。

模擬戦の結果を見ると完全にこっちの完敗だ。

これが訓練仕込みと現場仕込みの差か………状況に応じての切り替えが速いな。

 

 

 

「おーい織斑、おるかー?」

 

 

 

「あっ谷村のおやっさん、どうかしましたか?」

 

 

 

シュミレーター室に入ってきたのは、整備班長の谷村のおやっさんだ。

いつもこの人が来たときは良いことがあった時だ。

 

 

 

「佐々木の坊主はおるか?」

 

 

 

「えぇ、佐々木なら居ますけど」

 

 

 

「あっ何ですか?、おやっさん」

 

 

 

「よう佐々木、病院から電話だ」

 

 

 

「えっ!!!もしもし佐々木です!!!はい…………はい」

 

 

 

佐々木が俺達から背を向けて電話に出る、佐々木の奴は確か奥さんが妊娠して病院に入院中だったな。

暫くして佐々木は電話を切りこちらを向いた。

 

 

 

「さっき連絡があって………」

 

 

 

「それで、どうだったんだ?」

 

 

 

「………………産まれました!!!!!」

 

 

 

報告を聞いた全員が歓喜し佐々木を胴上げした。

佐々木は泣いている、当たり前だ。

 

 

 

「佐々木!!!今から奥さんの所に行ってこい!!!」

 

 

 

「えっ?!、でもそれじゃ……………」

 

 

 

「いいから行ってこい!!!」

 

 

 

「すいません、失礼します!!!」

 

 

 

佐々木はそう言ってシュミレーター室から勢いよく出ていった。

後で佐々木の産休届けを出さないとな…………。

 

 

 

「織斑、お前に伝言があるんだ」

 

 

 

「え、誰からですか?」

 

 

 

一体誰からの伝言なんだ。

 

 

 

「司令からなんだが、今日この場所に行って待ってろって、かなり困っていたようだったぞ」

 

 

 

そう言われながらおやっさんからメモを貰った。

メモには午後7時に某高級料理店の前とだけ書いている。

ん、午後7時だと?

 

 

 

「おい、今何時だ?」

 

 

 

「え、えっと今は午後6時半ですよ?」

 

 

 

あと30分しかない、しかもこの基地からその店はかなり遠い。

つまり、かなりヤバイ状況にあるということだ。

 

 

 

「梶谷!!!後は頼んだ!!!」

 

 

 

「わ、わかりました!!」

 

 

 

猛ダッシュでシュミレーター室から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM 6:59

 

 

 

 

 

某高級料理店前

 

 

 

「はぁ……はぁ……やっと着いた」

 

 

 

指定時間のギリギリで何とか到着することができた。

一体誰だ?と思っていたら目の前に車が止まった。

車のドアが開きそのから出てきた人物に驚いた。

 

 

 

「やぁ、久し振りだね」

 

 

 

「ギャスパル元帥!!?どうしてここに、到着は一週間後と…………」

 

 

 

出てきたのは地球連邦軍統合参謀本部に所属しているギャスパル元帥、俺から見れば、この人がいるから今の連邦が成り立っていると言える人だ。

 

 

 

「そんなことは食べながら話そうじゃないか、とりあえず入ろうか?」

 

 

 

「は、はい」

 

 

 

 

 

高級料理店店内

 

 

 

 

 

「うん、美味い………君の紹介してくれる店はいつも当たりだな」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

ギャスパル元帥はそう言いながらさらに食べ進め、少し水を飲むとこちらを見る。

 

 

 

「織斑君……」

 

 

 

「なんでしょうか?」

 

 

 

「記憶は………どうだね?」

 

 

 

「………いえ……今もまだ」

 

 

 

俺には幼い頃の記憶が無い、俺を見つけた人の話によると、衣類は焼けてボロボロで身体も火傷で酷く、まるで爆発に巻き込まれたような怪我だったらしい。

記憶を失い、孤独だったそんな俺を拾ってくれたのがギャスパル元帥だった。

俺は拾ってくれたギャスパル元帥に恩を返すために軍人になることを選んだ。

ギャスパル元帥が拾ってくれなければ、今の俺はいなかっただろう。

 

 

 

「だけどもういいかなと思っています、俺はギャスパル元帥、鋼龍戦隊のみなさんのためなら俺は……「織斑君」………元帥……」

 

 

 

「………そんな事は考えないでくれ」

 

 

 

「すいません…………元帥……俺からも質問があります」

 

 

 

「なんだい?」

 

 

 

「どうして一週間も早くこちらに?式典は一週間後の筈です………」

 

 

 

「なんだそんなことか、なに簡単だ、少しは休みが欲しくてな、それに君の娘にも会いたかったしな」

 

 

 

意外な答えに少し驚く。

 

 

 

「私から見れば君はもう私の息子も当然だ、君の娘は私の孫も当然なんだ、それでだ織斑君」

 

 

 

「なんでしょうか?」

 

 

 

「私の養子にならないか?」

 

 

 

「は、え、えっと、はい?」

 

 

 

いきなりのことで頭の回転が追い付かない、誰が?俺が?誰の?元帥の養子に?

 

 

 

「いきなりの事で驚いているのは分かる、答えは暫く待ってからから聞く」

 

 

 

「はい、すいません」

 

 

 

「そろそろ出ようか、また美味しいお店を紹介してくれ」

 

 

 

会計し外に出る。

車に乗った元帥は窓を開ける。

 

 

 

「じゃあまた、今度は君の娘達も一緒に食べに行こう」

 

 

 

「ありがとうございます、娘達も喜びます、お疲れさまでした」

 

 

 

元帥の車が見えなくなるまで俺は頭を下げ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM 9:50 帰宅

 

 

 

 

 

食事会から基地に戻り自室に入ろうとすると後ろから気配がして振り向くとカチーナさんがいた。

 

 

 

「よぉ一夏、まさか忘れてたんじゃないだろなぁ?」

 

 

 

やれやれ、今日はゆっくり寝れると思っていたが仕方がない。

だったら少しからかってみるか?

 

 

 

「いいでしょう、そんなにされたいんですか?」

 

 

 

「え、そ、そんなことねぇよ///」

 

 

 

「残念ですかもう遅いですよ?」

 

 

 

からかうだけと思っていたが、反応が面白くてこっちがその気になってきた。

 

 

 

「すいませんが、俺が満足するまで相手をしてもらいますよ?」

 

 

 

「ちょっ、待った///」

 

 

 

カチーナさんが抵抗するがお姫様だっこをして自室に入る。

 

 

 

この後は皆さんの想像にお任せします。

 

 

 

 

 

PM 10:00 夜間訓練

 

 

 

 

これが俺の一日である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回はどっちかはわかりませんが、1ヶ月に一本のペースになんで、もっと早く出せるように頑張ります。

次回もお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
完全に1ヶ月に一本のペースになっています。
コメントを書いてくれるのは嬉しいです、なのでこの回のコメント欄に自分の考えているオリジナルキャラクターを書いてくれたら即採用します。
けしてキャラのネタが無くなったわけではございません。
これからも沢山のオリジナルキャラクターが出てきます。
どんな感じに出すかは未定ですが、必ず出します。
なので出来るだけ実現出来るキャラクターを考えてみて下さい。
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コメント
↓約100人ぐらいですかね。(KANNBARU)
カチーナ(正妻)以外何人一夏を食った(喰われた、一夜妻〜内妻)?(道産子国士)
タグ
織斑一夏 インフィニット・ストラトス スパロボ 

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