25 アナタは最高ですよ! フェイト! |
●月村家の和メイド25
カグヤ view
「まさか屋上に閉じ込められるとは思いませんでしたよ」
「うん、そうだね……」
十二月十四日、カグヤとフェイトは二人して学校の屋上に閉じ込められていました。最初はピッキングも出来るので、ちょいと鍵開けをして抜け出してやろうとも思ったのですが、どうやら扉の向こうに重りか何かを置かれているらしく、びくともしません。仕方ないので腰に隠したワイヤーを使って壁伝いに降りようとしたら「そんなことしたら危ないよ!」と半分泣きそうな顔のフェイトが腰に飛びついて来たので慌てて了承し、離れてもらいました。フェイトは念話をしないのでしょうか? ああ、できないのですね。そう言えば龍斗がフェイトもコアを抜かれたと言っていました。フェイトはまだ回復していないと言う事ですか。
「さて、まさかすずか様に閉じ込められてしまうとは……如何したものでしょうね?」
「え? これすずかがやったの?」
「フェイト様は何も気づいていらっしゃらなかったのですか? お昼休み、斜向井様と冴崎様の御二人が、特段親しくないフェイト様を含め、カグヤ達に積極的に話しかけて来たでしょう? その間にすずか様達御三方は、何やら作戦会議をしてました。それも携帯を使った念の入れようです」
「き、気付かなかった……。でもどうして私達を?」
「さあ、それは脱出してから本人達に聞きましょう」
「脱出って、何か考えでもあるの?」
「ありません。っと言うより、考える必要がございません」
「え?」
「この企みがあの御三方である以上、死ぬまでここから出さないと言う事はあり得ません。フェイト様の御家族の心配もありますから、連絡が行っていたとしても明日までには帰れます」
「どうして時間まで?」
「冬の空の下に、何の防寒対策もない子供を二人一夜明かさせると、翌日には新聞の一面を飾る事になりますから」
「ああ……、そっか、そうだよね」
「なので何もしない。それで良いのです」
カグヤは結論付けると、そのまま近くのベンチに座ってしまいます。もう放課後ですので、鞄も持っていますし、食糧や防寒対策も実は万全だったりします。正直、一夜くらいなら余裕で明かせる装備です。まあ、言ってしまうと本当に一夜明かされてしまいそうなので、言いませんが。
しばらくお互いに黙ってベンチに座っていたのですが、無言が耐えられなくなったのか、フェイトの方から話し掛けてきました。
「寒くない?」
「千早を着ましたから平気です」
「そっか、それ温かいの?」
「さあ?」
「え?」
「………」
「あ、えっと……」
「………」
「………」
会話終了。東雲流、会話拒絶術です。多用は友人を減らしますので用法用量を御確かめの上、適切にお使いください。
「あ、あの、ね……」
おや、めげてくださいませんでしたか。
「カグヤ……私の事避けてるよね? どうして?」
「何故そう御思いに?」
「最初は気付かなかったけど、カグヤは私と話す時、会話を短くしようとしてたし、話し掛けようとしたら、別の用事で逃げたりしてたから……」
「心外ですね? カグヤは本当に用事があったからそうしていただけですよ。会話が短かったのは興味の無い話題に付いていけず、適当な返答を返したが故の弊害です」
「え、えっと……、じゃあ、今話して―――」
「だが断ります」
「あうぅ……」
「くは……っ!」
「?」
「何でもありません」
恐ろしいです。カグヤはへこませるつもりで辛辣な言葉を選んだはずが、へこまされたフェイトの捨てられた子犬みたいな泣き顔が、あまりにも胸を撃ち抜いてきます。この方、かなりカグヤの心を揺さぶるコツを知っていますね。それも天然に。
「わたし……、カグヤとは友達になりたいんだ……」
「どうしてそう御思いに?」
「えっと……、初めて会った時、なんでか心が揺さぶられて、その……、すごく話してみたいと思ったから……」
「一目惚れみたいな事を言うのですね……」
「ひとめぼれ?」
「米の名前です」
「そうなの? それみたいな事を言うって、どう言う意味?」
「さあ?」
「あうぅ……っ」
「くは……っ! ワザとですか!?」
「?」
「いえ、何でもありません。ついでに言うとさっきの知識も嘘です。本当は一目見ただけで恋をしてしまったと言う意味です」
「! ち、違うよ!」
「それは残念です」
「え……っ!?」
「良きパシリが増えるところだったのですが……、残念です」
「カグヤって、すごい意地悪だったんだね……」
「さあ?」
「あ〜うぅ〜……っ」
まずいです。興奮してきました。今にも御持ち帰りしたい気分です。獣耳付けてペットとして飼いたいです! 毎日虐めて過ごしたいです! 今更ながら、カグヤに悶絶する義姉達の気持が解った気がします。
しかし、ここはぐっ、っと堪えます。カグヤの目的はあくまでもすずか様の敵となりうる可能性から守る事。なれば、今必要以上にフェイトと係わる必要など―――、
「へっくち……っ」
狙っても出来ませんよ! その可愛いくしゃみの仕方〜〜〜っ!?
くしゃみって反射ですから! 自分で操作できず、素が出る物なんですよ!? それでそんなに可愛らしいくしゃみをされたら、本気で可愛いじゃないですか〜〜〜!?
「フェイトはカグヤの天敵です」
「ええ!? なんでぇっ!?」
が〜〜〜んっ! と言う効果音が聞こえてきそうなほど落ち込む姿は、やっぱり心が動かされますねぇ。
……そう、動かされてしまう。すずか様とは違う何かがフェイトに在って、それにカグヤは過剰に反応してしまうのです。これは、困ります。
困るんです。
カグヤは今、フェイトを近づけたいと思ってしまう。それは危険なのですから。
それでも心の内から、まるで同族を初めて見つけた白鳥の子供が如く、フェイトを求める自分がいるのです。
「へっくち……っ!」
またクシャミ、一度目はその可愛さにやられてしまいましたが、頭が冷えた今は、別の事に思考が行ってしまいます。その事を考えたカグヤは―――これがすずか様の意向だと言うのであれば、その策に付き合うのも一興と思う事に致しました。
「フェイト様、多少失礼」
「え? ……キャッ!?」
黄色い声を上げるフェイトを無視して、肩、腕、背中、腰、太もも、脛、ついでに顔を手で撫でるように触って確かめて行きます。
「か、かかか、か、かぐや……っ!? なにひれ……っ!?」
「頬っぺた柔らかいですね……? ムッ! すずか様以上と言うのが何か許せません」
「な、ないひおほっへるほ〜〜〜!?」
「ああいえ、すみません。遊んでしまいました」
頬を引っ張る手を放し、解放してあげますと、赤くなった頬を押さえ、涙目で見上げる可愛い生物が出来上がっていました。カグヤの理性持つでしょうか?
頭を振って自分を取り戻すと、カグヤは鞄から仕込み杖を取り出し、それをフェイトに投げてよこします。条件反射で受け取ったフェイトに、カグヤは歩み寄って伝えます。
「それなりに鍛えているのでしょう? でしたら、じっとしてても寒いだけですし、一手御相手しませんか?」
「もしかして、今触っただけで解ったの?」
「これくらいは珍しくありませんよ……ほら?」
カグヤはフェイトの手を取ると、その手を自分の体に触れさせていく。最初はオドオドしていたフェイトが、次第に目を見開いて、自分で触るようになる。
「カグヤ……、もしかして相当鍛えてる?」
「何度か恭也様―――なのは様の御兄様と交えさせてもらっておりますから」
カグヤはそう言って離れると、振袖から二本の棒を取り出す。匕首の代わりに取り出した多節根の関節部分を取り外した物だ。
「軽く一本です。ルールは喧嘩、ただし怪我をさせない事が前提。寸止めは出来ますか?」
「えっと……、大丈夫です」
「では……」
そう言ってカグヤは開始の合図の代わりに、軽く打ち込みを始める。相手を傷つけないためと、汗を掻くと逆に冷えてしまうので速い攻撃は避けます。相手に戦い方を教え合う様にゆっくりとした動きで、リズムをとって踊る様に木製の武器を当て合います。
「す、すごいねカグヤ……! こんなに動けるなんて!」
時々跳んだり回ったり、上下左右に身体を揺らして攻撃を繰り出していると、フェイトからそんな事を言われました。
「そうですか? まあ、こればっかりはすずか様を御護りするためにも、日々精進しているつもりですから」
「本当に、速くて……! あれっ?」
隙が出来たところに棒を突き出し、首元に突きつけます。まず一本、カグヤが貰いました。
「不思議そうな顔をなさっていますね?」
「う、うん、だって、ちゃんと見えてたのに……!?」
「対応できると思ったのでしょう?」
「うん」
「でも出来なかった?」
「うん、どうして解るの? カグヤ、何かしたの?」
「カグヤは何もしていませんよ。そうですね……ただ普段のフェイト様が、もっと速い世界に慣れていらっしゃるだけですよ」
カグヤの言った事が解らず首を傾げる。その仕草一つとっても一々心を揺さぶりますね。もしかして天然の男殺しなのではないですか?
「フェイト様は、恐らくこれの三倍近い速度で動いた事があるのだと存じます。それ故に、反射速度や動体視力が培われているようですが、実際肉体的にはその速度に達していないので、頭の中が混乱してしまったんですね」
おそらく、普段は魔力で身体強化をしている速度に慣れてしまい、純粋な肉体能力だけの訓練は初めてだったのでしょう。それ故に、初めて経験した混乱なのでしょうね。
魔力を失ったからこそできる経験です。龍斗やカグヤの様な魔術師、つまり、あくまで『魔術を道具として見ている』者にとっては、最初に克服しなければならない壁だったので、既にクリアした物です。……いえ、カグヤの場合、そもそも身体能力の強化に回せるだけの魔力が無かっただけなんですけど。
「それにしても、フェイト様は普段、どうやってその速度の域に達しているのでしょうね? 戦い方を見るに、近接戦闘派で、銃を使うようには見えませんし、ドーピングの経験でもあるのですか?」
「ど、ドーピングって!? そんなことしてないよ!」
「解っていますよ。その御歳で薬物に頼ると、成長の妨げになりますから。フェイト様の体は、速度に慣れるほどのドーピングをしているにしては、基盤がしっかりしてましたから」
「解ってたのに聞いたの?」
「肯定されたらどうしようかと思っていました」
目を細めて笑ってみせると、「意地悪だ……」とぼやかれてしまいました。
「はあ……、でも、カグヤは本当に強いんだね」
「まだまだですよ。カグヤの目標は恭也様と渡り合う事ですから」
「恭也? えっと……、なのはのお兄さんだったよね?」
「ええ、未だに目標は遠いですが、これもすずか様の従者となるのなら、当然と思っております」
「そっか……、カグヤくらい強くなれたら、私も断られなかったのかな?」
「断られる? 何を誰にですか?」
「その……、実は、龍斗に……恩返しのつもりで、騎士―――じゃなくて、守ってあげられる人になりたいって頼んだんだけど……」
今騎士と聞こえましたけど、この人まさか『なのはと同じ契約を〜〜〜』なんて頼んでないでしょうね? そりゃあ、あの誠実な龍斗なら断りますよ? っと言うか騎士って、なんでまた騎士なんですか?
「それは龍斗に何らかの形で仕えたいと言う事ですか?」
「えっと……仕えるとかそう言うのじゃなくて、……カグヤがすずかに対するのと同じで、傍に居て、守ってあげたいと思ってる。私じゃ、龍斗を守れるほどの力はないかもしれないけど、でも私にできるところまでなら、助けてあげたいって思ってるんだ」
両手で杖を持って、俯き加減に照れくさそうな表情で話す姿は、カグヤは何処かで見た事あるような気がしました。いえ、たぶん直接見た事はないと思います。ただ、その根底にある物は、恐らくカグヤは知っているのです。
「ああ……、そう言う事ですか……」
答えはすぐに見つかりました。それはカグヤ自身です。
大切な人を失って、大切な人に救われて、大切な物を頂いて、大切な何かを掴み取ろうとしている。まだ心に迷いがあれど、それでも懸命にもがこうとしている。それはきっと、大切な人のためにだけ向けられた、切実な願い。
「フェイト様、構えてください」
「え?」
カグヤが睨みつけ、武器を構えると、慌てながらもすぐに構えをとるフェイト。
カグヤは、見様見真似の『神速』を使い、一瞬で正面に陣取ると、逆手に構えた右の一刀を振り降ろします。それをフェイトが受け止めるタイミングに合わせ、右足を蹴り上げ、自分の武器事、フェイトの持つ杖を弾き飛ばしました。そのまま勢いを殺さず身体を捻り、回る勢いを利用して左の武器を投擲し、フェイトの右膝の横に当て、強制的に跪かせますと、倒れた彼女の肩部分に向けて踵落としを繰り出します。
「!?」
無論、最初の取り決め上、寸止めに止(とど)めました。ですが、フェイトとしては、初めてカグヤに本気を当てられて驚く隙もなかったようです。何より一瞬で圧倒されて、何もできない内に終わった事が多少なり悔しいようにも見受けられました。
カグヤは足を退くと、そのままフェイトを見下ろしながら忠告します。
「他者を護るは、自分を守るよりも難しい事は承知でしょう? それなら、元々戦いに向かない(・・・・・・・)カグヤに負けていてどうするのですか?」
「……うん」
「フェイト様がもし、本気で龍斗様の力になりたいと思うのなら、身体だけ強くしてもいけませんよ。人は心に安寧を求めます。ですから憶えておいてください。自分が傷つけば、それは守りたいと思っている人も傷つけてしまうと言う事を」
落ち込んだ表情をしていたフェイトが顔を上げると、どこか不思議そうにカグヤを見上げます。カグヤの言った事が何を意味しているのか、理解はしているようです。
「カグヤは一度……、それが解らずにすずか様を大変傷つけてしまいましたから」
自嘲的に言ったその言葉は、フェイトにとっては衝撃的だったようです。目を見開き驚いて、そしてすぐ噛み締めるように目を瞑りました。しばらくそうして、しっかり心に刻んだらしく、目を開いたフェイトは清々しい表情をしておいででした。
それを認めて、カグヤは手を差し伸ばします。フェイトがその手を取って立ち上がったところで、告げる事にします。
「御理解していただけたところで、これからはフェイト様の事を、敢えて『フェイト』と呼ばせて頂きます」
「? どうして?」
「信頼の証の様な物です。カグヤは特別な相手に対しては、親しみのある呼び方を選んでいるのです」
「……!」
おお……、突然御花が咲いたような表情をなさりますね……。これは幸せオーラとでも呼べる逸材です。
「それともう一つ良いですか?」
「な、なに?」
「お前と二人の間は喋り方を変えてみようと思う」
「へぇ!?」
突然喋り方の変わったカグヤに、フェイトが目を丸くしてしまいました。
「いや、先に言っておくが、素のカグヤは敬語の方だぞ? これ、意識的に喋ってるから?」
「そ、そうなの? でもなんでそんな喋り方を?」
「理由は言っても納得しないから言わん」
「ええぇ!?」
いい加減容姿には諦めが出てきたが、せめて内側だけでも改善しようと思って、まずは喋り方から心がけようとしている。……なんて、言ったところで理解などしてくれるわけもないのは、既に重々経験済みなのです。
「まあ、その事は別に良いのです。また二人っきりの時にでも、会話の練習に付き合ってもらえればいいと思っただけですから」
二人っきりならすずか様に御迷惑もかからないでしょうしね。
そう告げたカグヤは「そろそろ救出されるとしましょう」と提案します。フェイトは「どうやって?」と首を傾げておいででしたが、これが仕組まれた事である以上、扉の向こう側で誰かが見張っている可能性は高いです。もしかすると聞き耳を立てている方もいらっしゃるかも知れません。なので、こちらから何度かノックをしてやれば、向こうが勝手に開けてくれる事でしょう。もしそれでも開かないようなら、今度こそ壁伝いですね。
その事を伝えながら扉に向かっていると、後ろから振袖を摘ままれフェイトに止められました。なんでしょう? と振り返ると、真っ赤な顔をしたフェイトが俯き加減にしてこちらを見上げ―――、
「えっと……、これから、よろしくね、……カグヤ」
「――――――」
すみません、義姉様すずか様。カグヤちょっと暴走します。
心中で御二人に謝罪を述べてから、カグヤは本能のままフェイトを抱き寄せました。そして思う存分、その頭を撫でて差し上げます。
「可愛いにも程があるでしょう〜〜〜〜!」
「わっ! わっ!? わぁっ!? ……ちょっとカグヤ!?」
慌てている隙に、カグヤはフェイトの目の前で指を鳴らします。パチンッ、と言う軽い音が鳴った瞬間、フェイトの瞳の焦点が定まらなくなり、夢遊病の様にふらふらします。前に冗談で掛けておいた催眠術で、キーワードに反応して催眠状態に落ちるようにしておいた物です。本気で使うとは思いませんでしたが、今はとっても使いたい気分なのです。
はい暴走です。すみません。
「良いですかフェイト? 貴女は今とても意識の深いところに居ます? 解りますか?」
「……………………はい」
おや? 返事が前より遅いですね? これは催眠状態が深い事を表わしているらしいのですが、混乱している時に掛けた所為か、随分深くまで眠ってしまったようです。
好都合ですね♪
「良いですかフェイト? 今日、たった今、これから、カグヤとフェイトは親友になりました。それはとっても素晴らしい事です。喜ばしい事です。貴女にとって幸せな事実です。もし困った事やなのは達にも話せない事があったら、カグヤに相談しようと考えます。特別な親友のカグヤには嘘は言えません。黙ったり誤魔化したりはできます。でも嘘は言えません。言いたくありません。良いですね? カグヤとフェイトは特別な親友になったんですよ?」
「…………………………………はい」
「では、手を叩くと目が覚めます」
パンッ!
「っ! ……あれ? 私、何して?」
カグヤはフェイトの両手を取って包み込むように握ります。
そして、顔を近づけながら一言告げます。
「フェイト、カグヤはフェイトと親友になりたいです」
「!? ………っ! うん! うん! これからは親友だよ! 特別な親友だよ! カグヤ!!」
「フェイト!」
「カグヤ!」
すみませんなのは。すみません義姉様。すみませんすずか様。カグヤはかなり暴走してます。ですが、これはただ切欠にしか使わないので許して下さい。どうもカグヤはこの少女に魅入られてしまった様なのです。
ああ、解りました。これがそうなのですね。
カグヤはこの日、自分の『好み』と言うモノを知りました。
例:フェイト・テスタロッサ。
その後、無事に救出されたカグヤとフェイトですが、周囲の予想以上に仲良くなってしまったため、約二名からこんな言葉をいただきました。
「フェイトちゃんにカグヤちゃん取られた〜〜〜〜〜〜っ!!!」
「カグヤちゃんにフェイトちゃん取られた〜〜〜〜〜〜っ!!!」
誰の言葉かは、言うまでもない事。
カグヤ的マスコットのフェイトとは、あまり話し過ぎないようにしましょう。
そうでないと物凄い五角関係が生まれようとしていましたから……。
「私がドンドンはぶられる〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
説明 | ||
カグヤがあらぬ方向にまっしぐら! 頑張れアリサ! |
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