魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第四十九話
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A.s 2nd編 第四十九話 「月下の彗星の如く」

 

 

 

艦・カタパルト・・・

 

零人は足をカタパルトに付け少し身をかがめた。

 

零人「・・発進する!」

 

そして勢い良くカタパルトは走り零人はそのまま外に射出された。

 

何故こうなっているのか。話は数十分前にさかのぼる。

 

 

 

 

 

数十分前、艦・ブリーフィングルーム・・・

 

 

零人「・・・こうなったら作戦は一つしかないな。」

 

クロノ「・・・・まさか・・・・・・」

 

零人「俺が局に殴りこみ「(黒)色々待て!!」・・・・どうしたよ。」

 

クロノ「そんな無茶苦茶な・・第一!単身でどうやってなのはとモドキたちを救うって言うんだ!?」

 

零人「あー。それは大丈夫だ。でないと単身で行くって発案なんてしないぜ。」

 

霊太「・・・で。その作戦とは?」

 

 

 

すると零人はディスプレイにミッドの地図を出した。それを囲み一同は作戦の話しを聞いた。

 

零人「この作戦は俺一人で行う。と言っても皆にはその間にこの艦を起動して転移の準備を始めていて欲しい。」

 

フェイト「それは良いけど・・・零人はどうするの?」

 

零人「・・まずは俺が市街地を抜け本局に突撃する。時間は無いからなのはの軟禁されている部屋に直接な。」

 

はやて「直接って・・それは無茶やで・・・」

 

零人「まぁな。だからBAは高機動型を使用する。一撃離脱の作戦って訳だ。」

 

霊太「だがその前に局員が配置されていたら?」

 

零人「・・こんな夜に、しかもあんな状態で外の警備なんて出せると思うか?」

 

ヴィータ「・・普通なら無理だな。」

 

ジン「あの時点で大半の戦力は無力化されたからな。」

 

零人「・・ってな訳だ。クロノ、艦の事は頼むわ。」

 

クロノ「・・・・・・了解した。」

 

クロノは軽く溜め息を吐き零人の頼みを容認した。

 

そして零人が発進後、艦のブリッジに残ったクロノ達は準備に入っていたがはやてがクロノに質問を投げかけた。

 

はやて「クロノ君。よかったん?」

 

クロノ「ん・・・・ああ・・・実際この状態ではそれがベストだしもう一度総員攻撃をしたら今度はどうなるか分からない。だから・・・仕方無しだ・・。」

 

ノノ「はぁ・・堅物と言うかなんと言うか・・・・」

 

クロノ「何か言ったか?」

 

ノノ「何も。」

 

クロノ「・・・・はぁ・・・取り合えず。準備は?」

 

はやて「大体は出来てるで。後は・・・」

 

クロノ「零人の帰り待ちか・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

なのは「うっ・・・ん・・・あれっ・・・・」

 

私は気が付くと今度は病院ではなく何処かの一室のソファで寝ていました。

そして横にはクシャルが寝ていました・・。

 

なのは「・・・・ここは・・・・・本局の談話室?」

 

クシャル「・・のようだな。」

 

なのは「あ・・・クシャル、大丈夫だった?」

 

クシャル「ああ。咄嗟に魔法陣で戻らせてもらった。だが今は魔力は余り無い。」

 

なのは「・・・そっか・・・・レイジングハートは?」

 

クシャル「多分、また解析に回されているのだろう。懲りない連中だ。」

 

なのは「・・・・・・・。」

 

クシャル「なのは・・・?」

 

なのは「・・・力だけじゃ・・・何も解決できない・・・私も・・そうなろうとしていたんだね・・・・」

 

クシャルは私の言葉を聞き軽く溜め息を吐き再び私と顔を見合わせました。

 

クシャル「そうだな。ただ力を振るうだけでは逆に人を傷つける・・・・俺達のようにな・・

・・」

 

なのは「えっ・・・・?」

 

クシャル「俺達古龍は遥か昔から人から恐れられていた。俺達の力はその世界に既存するモンスターとは違い、自然災害に匹敵する力を持っているからな。」

 

なのは「自然災害って・・・・・そんなに?」

 

クシャル「ああ。そして古龍一体の力でかつて街が一つ無くなった事もある。俺なら・・異常気象なんてお手の物だ。」

 

なのは「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

クシャル「だがな、なのは。こうは思わないか?もし。俺達古龍同士がぶつかったらどうなるか・・・・・」

 

なのは「っ・・・・・クシャル・・・もしかして・・・・・」

 

クシャル「・・・ほんの500年も昔の話だ。それに俺がやったのじゃなくて俺の親父がやった事だ・・・・・・何もかも・・・無くなったよ・・・」

 

なのは「・・・・・・・・」

 

クシャル「それを見た俺は解る。力はただ振るっているだけでは全てを失い・滅ぼしかねないとな・・・。」

 

なのは「・・・・・・・頑張って見るよ・・・そんな事にならない為に・・・・・」

 

私は・・・そう言い胸を強く掴み心に誓ったのだった。

もう力だけで戦わないと自分の気持ちだけで戦わないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

その頃、本局のオペレータールームでは・・・

 

「未確認の魔力反応を確認!数は一!」

 

オペレータールームでは敵の反応をキャッチしこちら側のクロノが指揮に入っていた。

 

クロノ「速い・・・ガジェットか?」

 

「いえ。魔導師反応なのですが・・・・・・市街地のビルを・・・?

 

 

 

 

あ・・・・在りえません!!

 

 

対象は現在確認できただけでSSS魔導師の・・・・三倍の速度で接近中!?」

 

 

クロノ「なっ・・・・・フェイト達の・・・三倍だと・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM"Full Frontal")

 

 

市街地ではビルの間を蹴って飛行している赤い彗星が見えた。

零人はMSN-06S"シナンジュ"にセットアップし一直線に本局に向かっていた。

 

クロノ「くっ・・・防衛部隊!!」

 

「駄目です!間に合いません!!」

 

 

 

刹那、零人はビームライフルを本局の壁に射撃した。

そして本局の壁に大きな穴ができ、零人は其処に着地した。

 

零人「・・・・・ユーノ。」

 

ユーノ「ぷっ・・・ぺっぺっ・・・ひどいよ零人・・・・」

 

零人「スマンな。時間が無くてな・・・・銀もご苦労。」

 

銀「・・・・・うん・・。」

 

銀はそう言い魔方陣の中に消え、零人はユーノ(フェレット)を肩に乗せ辺りを見回したどうやらデバイスルームだったらしく零人はレイジングハートを見つけた。

 

零人「無事だったか。なのはは?」

 

レイジング『現在、マスターは48階の談話室に捕まっています。』

 

零人「・・・・よし、行くぞ。」

 

零人はそう言いスラスターを吹かし外壁を飛翔した。そしてなのはの位置を掴み・・・・

 

 

 

 

ドウッ!!

 

 

思い切りライフルを撃った。

 

 

 

 

零人「・・・・・・・」

 

零人は無言で着地したがなのははビビり、クシャルは呆れていたのだった。

 

なのは「え・・・っと・・・・零人・・・君?」

 

零人「そうだ。時間が無い、一気にここから脱出するぞ。」

 

なのは「えっ!?ちょっ・・ちょっと!?//」

 

すると零人は迷い無くなのはを抱きクシャルはなのはに掴まり本局から飛び立った。

そして零人はクロノに通信を送るのだった。

 

零人「こちらアサルト1。エンジェル3を救出した。直ちに発進の準備をしてくれ。」

 

クロノ『アサルト3了解。撒いて戻って来いよ。』

 

零人「了解した。」

 

イクス『ではその撒く相手をご紹介しましょう。こちら側のフェイト嬢です。』

 

零人「あらら・・・こりゃまた・・・・」

 

なのは「っ・・・・・・・」

 

 

 

テスタロッサ「くっ・・・確かに速い・・・でも!!」

 

するとテスタロッサはカートリッジを消費しスピードを上げだ。

だがそれを見て零人は涼しい顔をしており・・・

 

零人「では・・・彼女に絶望を味合わせよう。」

 

零人もカートリッジを二個消費した。するとブースターが解放させ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ドオォ!!

 

 

 

 

先程まで出していた以上のスピードでブーストを駆けたのだった。

その速度は・・・

 

 

オペ「あ・・・ありえない・・・・テスタロッサ執務官の"9倍"だなんて・・・・・・」

 

こちら側のクロノはそれに腰を抜かし椅子から滑り倒れた。

 

 

そしてその本人であるテスタロッサは絶望した顔をしていたのだった。

 

テスタロッサ「そ・・・・・そん・・・な・・・・・」

 

 

 

 

 

零人「ぐっ・・・・・・・・・・」

 

なのは「!??!?!?!?!?!??!?!?!?!??!?!?!」

 

そして零人は少しキツイと言う顔をしなのはは目を回していた。

 

零人[クロノッ!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロノ「・・・・よし・・相転移エンジン始動!システム起動開始!」

 

クロノはそう言い艦長席から指揮を出した。と言ってもその場に居たのははやてと霊太の

二人だけだったが・・・。

 

はやて「はいはーい。相転移エンジン始動、システムオンライン。各部チェック・・・完了!」

 

霊太「・・ま・・大半は自動だけどな。」

 

はやて「ええんよ霊太君。これは気分の問題や!」

 

霊太「・・・まぁ、それは解る。」

 

クロノ「解るな。ったく・・・・離水上昇。カタパルトハッチ解放準備。」

 

クロノがそう言うと艦は離水し始め海上に顔を出し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

海上では零人のブーストが切れ再びテスタロッサとの差が縮み始めていた。

 

零人「チッ・・・・そろそろ限界か・・・・・・!」

 

なのは「キュー・・・・・・・・」

 

クシャル「・・・・・・っ!零人!!」

 

するとクシャルは零人に叫び零人が前を見ると海面から何かが上がろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM"You Get Burning")

 

 

 

 

零人「待ってたぜ・・・・ナデシコ!!」

 

零人達の前に現れた戦艦は"機動戦艦ナデシコ"に登場する初代ナデシコで零人はカタパルトデッキに向かいスラスターを吹かした。

 

零人「零人!着艦しまぁぁぁぁぁぁす!!」

 

 

 

フェイト「・・・そろそろ来るかな。」

 

ヴィータ「だろうな。さっき叫び声が(バフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!)・・・・すげぇ着艦だな、零人。」

 

そう言いフェイトとヴィータの前には巨大なクッションに倒れている零人に目をやった。

其処には頭を抱えている零人と目を回しているなのはが居た。

 

零人「いつつつ・・・・・」

 

なのは「ハレホレェ・・・・・」

 

フェイト「二人共、大丈夫?」

 

零人「俺は何とか・・・」

 

クシャル「なのはは医務室行きだ。」

 

ヴィータ「OK。それはアタシ達が。」

 

零人「クロノ。こっちは着艦完了だ。」

 

 

 

 

 

ブリッジ・・・

 

クロノ「了解した。ハッチ閉鎖、ディストーションフィールド展開・・・・・転移に入るぞ!!」

 

はやて「了解!座標固定、フィールドを艦全体に展開!」

 

霊太「相転移エンジン出力問題なし、全隔壁閉鎖その他丸々オールオッケー!!」

 

 

 

 

 

するとナデシコの前には巨大な石扉が出現しナデシコは其処に入って行った。

 

 

テスタロッサ「っ・・・・転移!?」

 

 

 

零人「ナデシコ発進!目的地・・・・地球!!」

 

 

そしてナデシコは転移し石扉はナデシコが通ると消え去った。

 

 

 

 

テスタロッサ「転移・・・したって言うの・・・・あの子達が・・・?」

 

八神『フェイトちゃん、大丈夫か!?』

 

テスタロッサ「うん・・でもゴメン・・あの子達・・逃がしちゃった・・・。」

 

八神『ああ・・・それなら大丈夫や。』

 

テスタロッサ「えっ?」

 

 

 

 

 

ナデシコ、ブリッジ・・・

 

転移したナデシコではブリッジに全員が集まり話し合いをしていた。

ちなみに未だになのはは目を回していたが・・。

 

零人「さてと。兎にも角にもこれで任務終了か。」

 

はやて「思えば大変やったなぁ・・・・・」

 

ヴィータ「だよな・・・もう勘弁してくれよなぁ・・・・・」

 

霊太「全くだぜ・・・・・っと。元帥様からの通信だぜ。」

 

すると零人達の前には今回の苦労の原因とも言える神こと元帥が移っていた。

 

神『任務ご苦労・・と言いたい所だったが実際すまんかったのう。』

 

零人「当たり前だ。」

 

はやて「ウチ等かなり苦労したんやで?お爺ちゃん。」

 

クロノ「おいおい・・元帥に向かっておじいちゃんって・・・」

 

神『まぁ・・其処は本当にすまん。としか言いようが無い。じゃがお前さん等のお陰であちらの議会はどうにかなりそうじゃ。』

 

零人「・・・はぁ・・・これで終わりだろうな?」

 

神『うんむ。このままミッドにと思っていたがお前さん等は疲れているからな後日受け取ろう。』

 

クロノ「・・・了解しました。ではこれで・・」

 

神『うんむ。見事任務たっせ(ズウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン・・・)!?』

 

 

すると突然ナデシコに地震が走りメンバーは少し慌てた。

そして神が零人達に状況を聞こうとすると・・・

 

神『どっ・・どうした・・・・・』

 

クロノ「っ!?何があった!?」

 

バルティッシュ『艦後方に被弾。現在フィールドでガードしています。』

 

フェイト「って事は・・・敵襲!?」

 

零人「っ・・・・おい・・これってまさか・・・・!!」

 

イクス『間もなく時空間を抜けます!』

 

 

 

 

 

 

 

 

地球(零人達の世界)海鳴町・・・

 

「っ・・・・・・何かが来る・・・・・・!」

 

海鳴町のビルの上で一人の少年がそう呟いた。その人物は零人達が忘れ去っている者ではあったが・・・

 

 

 

 

大気圏低軌道・・・

 

低軌道では停泊していたオルドルの艦内にサイレンが鳴り響きブライトがブリッジに上がり状況を聞いていた。

 

ブライト「何があった!!」

 

トーラス「時空間から「アーク」の旗艦が転移しました!同時に結界の発生と・・・

もう一隻次元航行艦が!!」

 

ブライト「っ!?まさか・・・・・・!!」

 

すると後ろのドアからバニングと偶然訓練の為に来ていたアリサとすずかも入ってきた。

 

バニング「艦長、一体何が!?」

 

ブライト「どうやら零人達がとんでもない物に追われてきたらしい。」

 

バニング「・・・・・まさか・・・」

 

すずか「向こう側の人たち・・・ですか?」

 

ブライト「・・・そんなチャチなものじゃない・・・・」

 

アリサ「まさか・・・戦艦ごと・・・ですか?」

 

 

ナデシコ、ブリッジ・・・

 

クロノ「くっ・・・・艦の状況は!?」

 

イクス『ディストーションフィールドは現在解除。各部以上は特に。』

 

ゼクス『だが後方に向こう側の戦艦が一隻張り付いている!』

 

零人「ちっ・・・・総員退艦!白兵戦用意!!」

 

フェイト「でも艦は無事なんだよ!?」

 

零人「大丈夫!自動航行で退散させる!」

 

クロノ「ちっ・・・・総員退艦だ!」

 

ヴィータ「ってかなのは、はやく起きろ!!」

 

なのは「うーん・・・・後五分・・・・・」

 

零人「んな事言ってないで退艦ってか起きろぉぉぉ!!!」

 

その後零人がなのはをおぶりメンバーは退艦したのだった。

そして零人達は街に着地し追ってきた艦を見つめた。

 

 

零人「くそっ・・・マジでかよ・・・」

 

はやて「追ってくるなんて・・・すごいなぁ・・・・」

 

霊太「・・でもさ・・・こんな無茶苦茶な事しそうなのは・・・・」

 

すると霊太の言葉で零人達は一斉にはやてに目を向けた。そしてはやては「えっ!?えっ!?」

と不思議そうな顔をしていた。

 

はやて「えーっとどうして皆、ウチを見るん?」

 

ユーノ「えっと・・・・そのぉ・・・・」

 

フェイト「何と言うか・・・・・ねぇ・・?」

 

ライ「・・・・・・・・。」

 

クシャル「自分の心に聞け。」

 

はやて「何で!?」

 

アーマ「はやて、今は・・・・」

 

 

 

 

八神『さーて。大人しくロストロギア、返してもらおか。』

 

零人「返す?ふざけてんじゃねーぞ。あれは元々俺達の世界の物だ。」

 

霊太「それを私物宣言とは・・・お前等自分が何を言ってるのか分かってんのかよ?」

 

八神『分かってるで。ウチ等は法の守護者。法を犯した者には罰を・・・』

 

クシャル「それがここで通じるかと聞いているんだ。」

 

ジン「ここは僕達の世界だ君達の居た平行世界とは違う別の管理局が居る。」

 

ノノ「わざわざ平行世界にまで管理されるのはご免こうむるよ。」

 

 

零人「って訳だ。いい加減正義のヒーロー気取りも其処までにしろって事だよ、この馬鹿が!!」

 

八神『・・・・・・・まぁ確かに。ここはアンタ達の世界。でもなぁそのロストロギアがアンタ達の世界のって証拠はあるんか?』

 

ユーノ「・・・またそれですか。そんな事言ってもロストロギアがアナタ達の世界の物と言う証拠はありません。・・・・・そう言って元帥を逮捕したんでしょ?」

 

零人「・・・様は屁理屈って訳だ。」

 

八神『・・言っとき。けどな。ウチ等の大切な仲間を傷つけた落とし前は・・つけてもらうで?』

 

零人「・・・・言ってろよ。今すぐそのふざけた箱舟と共に次元に沈めてやるよ。」

 

零人がそう言うと霊太達も臨戦態勢に入った。

そして、なのはもようやく体調が回復し零人の横に飛んでいた。

 

零人「なのは。大丈夫か?」

 

なのは「大丈夫だよ。ここは私達の世界であり私達の街。私達が守らないと・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら、私達にも守らせてもらいましょうか、なのは。」

 

 

なのは「っ!?」

 

 

(BGM"Breeze" スレイヤーズTRYより)

 

 

なのは達が声の方を向くとアリサとすずかが立っていた。

それも二人共かつてなのはが見た以上に戦士の風格があったのだ。

 

なのは「アリサちゃん・・すずかちゃんも!?」

 

アリサ「全く・・何かと思って戻って見たら大変な事になってるじゃない?」

 

すずか「まぁ・・それの大半は零人君のせいでもあるし・・・」

 

零人「・・・・・・・・・・」

 

ヴィータ「否定はしないんだな。」

 

霊太「事実だしな。」

 

すると零人達の前には武装した局員達が配置されており零人はそれを見て軽く溜め息ほ吐いた。

 

零人「・・・やれやれ・・・こりゃとんだ祭りだな。」

 

イクス『祭りといいますか宴・・ですかね。』

 

八神『そやな・・・あんた等の間違いを正す為の・・・!』

 

刹那、零人に向かい弾幕の嵐が放たれ、零人に着弾した。

気が付くと八神はいつの間にはなのは達の前に転移しており零人の居た場所には爆煙が舞った。

 

霊太「うおっ!?」

 

フェイト「零人!?」

 

八神『・・・・・正直、ウチ等も大人気ないと思う。でもな。法は守らなくちゃアカン。

それは事実やし・・・もう二度と誰かが悲しむのは見たくない。アンタにその決意はあるか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人「・・・・無かったらここには居ねえよ。」

 

すると爆煙の中から零人が出てきたが傷は無く堂々としていた。

 

零人「俺はな。自分で言うのもあれだけど・・・ほっとけねぇ性格なんだよ。危険を省みずに無茶するこいつ等を・・・」

 

なのは「・・・・・・・・・」

 

零人「初対面の相手に物理的な話し合いを持ち込むわ」

 

なのは「ヴッ・・・・・・」

 

零人「大怪我じゃ済まない事でしかも自分の為じゃないのに無茶するわ。」

 

フェイト「・・・・・・・・・・・。」

 

零人「挙句勝手に戦場に飛び込んで事態を悪化させたり狸みたいな事をするわ・・・」

 

はやて「ぐっ・・・・・・・」

 

 

 

 

霊太「でもよ。」

 

ヴィータ「だから・・・・・だろ?」

 

零人「・・・ああ。だから俺達はほっとけない。あいつ等に大切なモン失わせたくない。泣かせたくない。だから俺はここに居る。あいつ等を・・・・・護ってやる為に。」

 

すると零人の周りに風が起こり始め零人は右手を構えた。すると零人の右手のグローブの甲にある紅い水晶の様な物が解放され零人は術式を使った。

 

零人「限定解除・・・・ブラッドカイン・イデア!!」

 

 

八神「っ!!」

 

すると零人の魔道書に反応したのか八神は少したじろぎながらもスフィアを放った。

だが零人はそれをジャンプで回避し・・・

 

零人「テメーらに足りないのは・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そして何よりもぉぉぉぉぉ!!

 

 

 

 

 

 

(ズドドドドドドドドドド!!)」

 

 

 

八神「っ!?」

 

 

突如八神に向かい弾幕の嵐が放たれた。零人のはそれを見て少し驚き着地し横を見ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文「速さが足りないッ!!」

 

ブン屋天狗が居たのだ。

 

 

 

 

 

零人「・・・・・そういやお前、今まで何処行ってたよ。」

 

イクス『・・・そういえば最近食卓で見ませんでしたね。』

 

文「あやや・・・実は神奈子さんに頼まれて遥々四国や佐渡などの妖怪系の一族が住んでいる場所を取材していたので・・・・」

 

零人「・・・で、ここには何時?」

 

文「数分前です。」

 

零人「あらそ。」

 

文「・・・意外と素っ気無いですね。」

 

零人「この状況ではそれが普通だろ。」

 

 

 

 

八神「・・・なんや。今度は鴉のBJかいな。」

 

文「失敬な!こう見えて私はれっきとした天狗です!!」

 

 

はやて「はいっ!?」

 

アリサ「えっ・・天狗・・ってあの鼻が長い?」

 

文「ああ。それは男の人だけです。私は女なので普通です。」

 

 

 

零人「・・・兎にも角にも・・・・役者は揃ったってか?」

 

なのは「にゃははは・・・・でも・・そうだね。」

 

フェイト「そろそろ・・反撃開始だよ・・・・・・・!」

 

はやて「ココはウチ等のホームグラウンド。誰にも負ける気はあらへん!」

 

霊太「ってな訳だ。」

 

ヴィータ「人の用事を邪魔するやつは・・・・・」

 

零人「闇に喰われて・・・」

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「死んじまえっ!!!」」」」」」」」」

 

零人「行くぞ野郎共ぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

アリサ「行くわよ、すずか!」

 

すずか「うんっ!!」

 

アリサ・すずか「「ガルム(セリム)・セットアップッ!!」」

 

 

ガルム『Stand By』

 

セリム『Ready? Set Up!!』

 

刹那、アリサ達はセットアップしそれぞれのBJになった。アリサのBJは紅と白のTシャツで腰に上着を巻きショートズボンとそして赤ワイン色のナックルグローブとかつての零人同様現代風のBJだった。

対してすずかは薄い紫のゴスロリ服と黒と紫の槍。そして黒い悪魔の様な羽と少し悪魔のようなBJだった。

 

 

零人「・・・すずかのBJどっかで・・・・・」

 

イクス『レイチェル嬢に似ていますね。』

 

零人「・・・・まさかあいつ等が一枚噛んでいるんじゃ・・・・・」

 

 

 

 

 

そしてそれを遠くからビルの上でのんびりお茶をしている吸血鬼達が居たり・・・

 

レイチェル「さて・・・面白い事になって来たわね、レミリア。」

 

レミリア「そうねぇ・・・・どうなるかしら・・ウフフッ・・・・」

 

 

 

 

 

 

なのは「行くよ・・キラさんっ!」

 

キラ『分かった!!』

 

なのははBJがフリーダムに変わり羽を展開し突撃した。

そしてフェイト達もなのはや零人達の後に続き八神達もそれを迎え撃った。

 

八神「フェイトちゃん!!」

 

テスタロッサ「了解っ!!」

 

すると八神の後ろからテスタロッサ達が現れ局員達と共に零人達を迎え撃った。

 

零人「チッ・・・・」

 

霊太「アイツは俺が殺る!お前は大将を倒しな!!」

 

零人「っ・・・・でもなぁ・・・あいつ等の後ろ・・」

 

ヴィータ「・・・・戻ってきたな、あいつ等。」

 

ヴィータが見る方には八神の後ろに高町達が飛んでおり前回より魔力が強くなっていた。

 

零人「っ・・・・・リミッター外してるとか・・・・・」

 

はやて「・・・・・マジで大人気ないな・・・・・・」

 

 

八神「総員出撃!相手は子供や!容赦したら痛い目見るで!」

 

高町「了解・・・・!」

 

 

 

 

霊太「お前・・・・容赦ねぇな・・・」

 

はやて「それはアッチのウチやから!?」

 

アーマ「でももしかしたら将来そうなるかもしれませんし・・」

 

はやて「う・・・ウチに味方はおらんのか・・・・・・・」

 

零人「無駄口叩くなよ。俺は大将と戦うから!」

 

零人はそう言うと文とはやて共に八神に向かって行った。

そしてなのはは高町と、フェイトはシグナムと霊太はテスタロッサと。

そしてあちら側のヴィータとはアリサとすずかが、そしてヴィータとクロノとユーノ達は馬鹿に数がいる局員達と戦いに赴いた。

 

 

 

 

零人「行くぜ、二人共っ!!」

 

はやて「了解っ!!」

 

文「了解ですっ!!」

 

アーマ「余りご無理はなさらずに!」

 

 

零人達は八神に向かい接近した。はやては後方のバックアップとして零人の後ろに立ち

文は援護の為零人の隣に飛んでいた。

 

零人「はやてっ!!」

 

はやて「行くで・・・・フレアアロー!!」

 

はやては炎の矢を放ち弾幕を張った。そしてそれに文も便乗し・・・

 

文「風神「風神木の葉隠れ」!!」

 

スペルカードを使用し弾幕をさらに濃密にした。それには幾らリミッターを外した八神でも防御しきれずアッサリとダメージを受けてしまった。

 

八神「ぐっ・・・・・ああっ!?」

 

アーマ「っ!!零人!!」

 

零人「わーってる!!」

 

刹那、零人は大剣を構え魔力と術式の力を溜め始め、そして。

 

 

零人「Carnage Scissor・・・・噛み千切れっ!!」

 

カーネージシザーを零人はほぼゼロ距離で放ち、一旦後退した。

 

はやて「手ごたえは?」

 

零人「・・・・・・・・・・イマイチ。」

 

アーマ「・・・・・と言う事は・・・・・」

 

すると爆煙が晴れよく見るとザフィーラが八神の盾となっていた。

 

零人「・・・・なーるほど・・・。」

 

アーマ「・・・どうやら伊達に十年近くは経っていないようですね。」

 

はやて「うーん・・・・マジで大変やでこれは・・・・・」

 

文「あやや・・・さてさてどうなりますやら・・・・」

 

イクス『文嬢。あなた、楽しんでませんか?』

 

文「これ以上無いネタですからね。新聞記者としては見逃せませんよ。」

 

八神「・・・そうか。なら明日の記事はうちらの勝利って事で。」

 

文「・・・勝手に記事を決めないで下さい。どう書くかは私達記者の務めです。屁理屈並べる狸には新聞の隅か広告欄がお似合いですよ。」

 

八神「・・・・後悔すんなよ。」

 

零人「言っとけよ、税金と幸せ泥棒が。テメーらさっさとぶっ倒してお前等の正義を全面否定してやる。」

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「税金と幸せ泥棒か・・・」

 

ライ「・・・この先俺達はそう言う事になるのだろうな。」

 

シグナム「・・・。」

 

そして零人達から少し離れた場所ではフェイトとシグナムが対峙していた。

 

 

フェイト「散々正義の為、法の為とは言うけど・・結局は誰かの幸せを奪わないと私達は幸せでは居られない・・・。」

 

ライ「・・・それが現実だ。もし幸せがなければ人は一生争う。」

 

シグナム「・・・・確かにそうだな。だがな。悪の幸せは人を不幸にする。それは事実だ。」

 

フェイト「・・・そうです。そして私達もかつてはその悪です。ですが悪の行うことが必ずしも不幸になると誰が決めたんですか?」

 

バルディッシュ『私はマスターと過ごして少し分かりました。人は他者の幸せの為に望んで悪になります。それがかつての私とマスターそして』

 

フェイト「かつての貴方。違いますか?」

 

シグナム「・・・・・違うな。結果的には私達は主を不幸にした。だがそれは悪の時の話だ。」

 

フェイト「・・・・我が侭な人。」

 

シグナム「そうだな。だが私は今度は主の幸せの為に戦おう。」

 

フェイト「・・・行くよ。バルディッシュ、ライ。」

 

バルディッシュ『いつでもいけます。』

 

ライ「此方もだ。」

 

 

 

 

 

 

刹那、二人は静かに動き何度も剣を交えた。

そのスピードは速く、フェイトはフォトンランサーを放つとシグナムはそれを迎撃か回避し再びフェイトと剣を交えた。

 

フェイト「っ!!」

 

シグナム「紫電・・・・」

 

ライ「来るぞっ!!」

 

シグナム「一閃っ!!」

 

シグナムは紫電一閃を放ちフェイトはカートリッジを消費し攻撃を回避した。

 

フェイト(・・正直、今のバルディッシュじゃキツイかな・・・レンジが曖昧だしクセも強すぎる。このままじゃあのシグナムには太刀打ちできない・・・・)

 

シグナム「っ・・・・そこっ!!」

 

フェイト「っ!!」

 

するとシグナムは剣を突き出しフェイトはそれをダガーでガードするが剣はダガーの刃をすべりフェイトの左肩をすり切った。

 

フェイト「っ・・・・・」

 

ライ「くっ!!零人・・・まだなのか!?」

 

 

ライはそう呟いていたが零人の方は一進一退でどうにも出来なかった。

フェイトはそれを確認すると再びシグナムと向き合った。

 

フェイト「・・・・流石に本気ですね。」

 

シグナム「・・残念だがこれで半分だ。」

 

フェイト「・・・・・・・」

 

 

フェイトは左肩に手を置き止血しようとしていた。出血は酷くは無いがそのせいでどんなアクシデントが起こるか分からないので一応の対応として行っていた。

 

シグナム「・・・・これであの時の借りを返せたな。私の肩を抜いたあの時を。」

 

フェイト「・・・そうですね・・・・くっ・・・」

 

フェイトはそう余裕そうに話してはいたが内心は焦り、苦しんでいたのだった。

 

 

 

なのは「くうっ・・・・!!」

 

高町「くっ・・・・・・!」

 

一方でなのは対高町はほぼ次元の違う戦いが繰り広げられていた。

なのははアクセルシューターを放ちその隙に本命のチャージタイプの攻撃を放つが高町はそれを回避し本命をシールドでガードした。

 

高町「ディバインシューター!!」

 

レイジング『Xiphias』

 

高町はディバインシューターを放ちなのははそれを手持ちのシールドでガードしレールガンで反撃した。高町はこれもシールドで弾こうとするが攻撃は貫通しBJを焦がした。

 

高町「っ・・・・・」

 

なのは「アクセル・・・・・」

 

高町「っ!ディバインシュ・・」

 

なのは「・・・・・・なんちゃって、バスター!!」

 

するとなのははアクセルシューターを途中で止めディバインバスターのように集束砲にして撃ち込んだ。高町はそれに驚きギリギリで回避するのだった。

 

なのは「・・・当たらないね・・・」

 

クシャル「流石に大人の恥をかいただけはあるな。」

 

高町「・・・・・・・。」

 

アル『警告、集束砲。かなりの集束スピードです。』

 

なのは「っ!!」

 

高町「ディバインバスター!」

 

高町はカートリッジを消費しディバインバスターを一分近くで発射した。なのははそれを防御するのだが

 

なのは「っ・・・・!!」

 

高町「アクセルシューター!」

 

爆煙が晴れたと同時にアクセルシューターがなのはの横に飛んでおりなのははそれを喰らってしまったのだった。

 

クシャル「っ・・・・なのは、大丈夫か?」

 

なのは「なんとか・・・・・」

 

アル『とっさにラムダドライバを発動しましたが流石にアクセルシューターの方がスピードが上でした。』

 

なのは「でもそのお陰でダメージは最小限だよ。」

 

高町「・・・・・本当にただの子供じゃないね。あの子も・・・貴方も・・・」

 

なのは「・・・私でもそう思います。でも・・・何時までも常識に囚われていたら駄目ですから・・・・。」

 

なのははそう言い苦笑していた。だがそうでなければ今頃ボロカスに負けていたのは事実。

そしてこの先ずっと彼女のようになっていただろうとなのはは思っていたのだ。

 

 

なのは「ただ・・・」

 

高町「・・・・・」

 

なのは「ただ思って・・・力を振るって・・・・それで自分が望む結果になるのかって言われたら・・私は違うと言います。それはタダの我が侭だから・・・それに・・・他人が必ずそうとは言い切れないし関係の無い人まで巻き込んでしまう。」

 

クシャル「・・・それがお前の考えた力の考え方か。」

 

なのは「・・そうだよ。だから私は自分の望む事を思い、その為に力を使う。だから・・」

 

高町「だから・・・・それは・・・幻想だよ。」

 

 

刹那、二人は同時に飛翔し弾幕の撃ち合いをしながら空を昇って行った。

 

高町「カートリッジ!!」

 

高町は再びディバインシューターを放ちなのははそれを紙一重でかわし続けた。

するとしばらくして二人は雲の上に上がっていたのだった。

 

なのは「貴方は幻想と言いました。でもそれは貴方がそれをしなかっただけでしょ。」

 

高町「違うよ。私もかつてはそうした。でも・・・結果的に叶わなかった。」

 

なのは「違う・・・・それは貴方だけが思いそして力を振るった結果です!」

 

高町「違わない・・・・なら・・・貴方の今何を思って戦っている?皆と同じ方を向いて戦っていると思っているの?それは違う。アナタ達は点でバラバラな方を見ている。だから彼は貴方を見捨てて一旦退いた!そうでしょ!?」

 

なのははそれを聞くと何かを察した。そして言葉を返した。

 

なのは「確かに私達が向いている方角は全く違います。でも・・・思っているのは一緒、全ての種を根絶やしにし自分達だけを繁栄させるなんてさせたくない。もう二度と・・・誰かを失いたくない・・・・・・だから私達は戦う・・・守りたい物の為に・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高町「・・・・子供が・・・・・」

 

 

 

ガシッ!!

 

なのは「っ!?」

 

するといつの間にかなのはにはバインドが掛けられていた。なのはは高町を見つめたが高町は目のハイライトが消えまわりに殺気が出ていたのだった。

 

高町「少し・・・・頭冷やそうか。」

 

刹那、なのはに向かい大量のスフィアが放たれなのははそれをラムダドライバで防いでいた。だが・・・

 

高町「ディバインバスター。」

 

カートリッジを3個消費したディバインバスターを放った高町の攻撃をなのはは防げず直撃した。

 

高町「・・・・・・・」

 

するとなのはは目を開け高町を見つめた。その目は哀れみの目であった。

 

なのは「悲しい目・・・・・自分の思いを踏みにじられた・・・・・」

 

クシャル「だがそれは一方的な思いのせいだ。お前が、他者の事を分かりきれていなかったからだ。」

 

高町「・・・五月蝿い・・・・・・・」

 

なのは「・・・・でも・・・私は少なくとも違う・・・・私は・・・・私には・・・・守るべきものが在る・・・・・!」

 

高町「っ・・・・黙れぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」

 

高町がカートリッジをマガジン一つ消費しディバインバスターを放とうとしていた。

なのはは力が出せず苦戦していた。

 

高町「ディバイィィィィィィィン・・・・・・・・・」

 

なのは「っ・・・・・・!!」

 

クシャル「くっ・・・・なのは!!」

 

高町「バスタ「どりゃぁぁぁぁああああああああああああ!!!」」

 

 

 

 

刹那。二人の間から何かが打ち上げられてきた。それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あちら側のヴィータだった。

 

 

高町「えっ!?」

 

 

なのは「っ・・・・・」

 

 

 

 

アリサ["私"。じゃないでしょ、なのは。]

 

すずか["私達"だよ!]

 

 

なのは「アリサちゃん・・・すずかちゃん・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

地上・・・

 

クロノ「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ヴィータ「・・・・・・・・・・・・」←青ざめている。

 

ジン「・・・・凄いな。」

 

 

どうしてこうなったか。話は数分前にさかのぼる。

 

 

 

 

数分前・・・

 

 

ヴィータ(E)「さぁて。降参するなら今のうちだぜ?」

 

アリサ「はっ!誰が降参なんてするもんかしら!!」

 

すずか「むしろ降参は貴方がしたほうが・・・」

 

ヴィータ「・・・・・・・ハッ。誰が。」

 

 

アリサ「・・だそうよ。」

 

すずか「・・・じゃあアリサちゃん、頼める?私は・・・・」

 

すずかはスフィアを展開し街の至る所に放った。すると着弾地点にはは局員達が隠れており残りの局員達も出てきたのだった。

 

ヴィータ「っ!?テメッ何時から!?」

 

アリサ「全員勘付いてたわよ。」

 

すずか「ちなみに配置されて一分で皆が分かってましたよ。」

 

ヴィータ「・・・・・・じ・・じゃあ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィータ(A)「ウララララララララララララ!!!」

 

クロノ「ちょっ!?速いぞ!!」

 

ノノ「おーこりゃ楽チン。」

 

カム「むー・・つまんないなぁ・・・・・」

 

ヴィータ(E)が向く方向には局員たちを殴り倒しているもう一人のヴィータとそれに追い付かないツッコミを入れているクロノが居た。

 

 

 

 

ヴィータ(E)「・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

アリサ「どうする?降参するなら考えるわよ?」

 

ヴィータ「ふざけた事・・・・・抜かしてんじゃねーぞガキがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

するとヴィータはアイゼンを振りかぶりアリサに向かった。

だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ。

 

ヴィータ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」

 

アリサは片手で何事も無かったかのようにアイゼンを受け止めていた。

そしてすずかはいつの間にかその場には居らずヴィータは驚いていた。

 

アリサ「さぁて・・・そろそろ相手してあげましょうか」

 

ガルム『カートリッジロード。』

 

刹那、何処からかカートリッジの薬莢が排出される音がしアリサはヴィータを前に思い切り投げ・・・・・・・

 

 

 

 

 

立っていた場所から姿を消した。

 

 

ヴィータ「っ!?」

 

 

そして。

 

 

アリサ「炎狼牙蹴(えんろうがしゅう)!!」

 

アリサはいつの間にかヴィータの懐に入り蹴りを入れていた。そしてヴィータはそのまま吹き飛ばされ・・・

 

アリサ「紅蓮の旋風!!」

 

またもいつの間にか、しかも今度は後ろを取り回し蹴りをヴィータに入れた。

 

ヴィータ「ぐはっ・・・・!?」

 

ここまでで一分掛かっていたか否か。いや、30秒も掛からずに二回攻撃を決め

 

アリサ「まだ終わりじゃないわよ。」

 

ヴィータを空中に蹴り上げ・・・

 

アリサ「火龍の乱撃っ!!」

 

再び攻撃を再開。音速と言っても過言ではないぐらいのスピードで攻撃を入れて行った。

そして・・・

 

アリサ「・・・・こんな物なの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまらないわ。

 

 

 

 

 

 

煉獄・覇王鉄槌・・飛龍の式!!」

 

強力なアッパーを入れ、先程に戻るのだった。

この間、約一分であった。

 

 

 

 

 

アリサ「アタシの攻撃は・・・・並じゃないわよ!!」

 

 

 

 

-2ページ-

 

 

次回予告ッ!!

 

零人「それぞれで戦闘を始めた俺達!」

 

なのは「だがやがて状況は劣勢に追い込まれていく・・・!」

 

フェイト「決断の零人。そして苦難の防衛戦!」

 

はやて「そして零人兄ぃは私達に新たな力を!?」

 

ヴィータ「ってかまさかこんな事になるとはな・・・・」

 

霊太「次回!!「A.s VS force」!!」

 

 

 

 

 

クシャル「コレが俺達、古龍の力だ。」

 

 

 

 

 

 

お知らせ!

 

新規作品の投票は9月20日までとします!皆さんの投票お待ちしています!!

説明
イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

OP「MOMENT」 機動戦士ガンダムSEED より
ED「Hello!」 ダーウィンの動物大図鑑 はろ〜!あにまる より

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コメント
投票はこれにて終了です!皆さん、ありがとうございました!(Blaz)
今日で投票はラストです!時間は6時までです!よろしくお願いいたします!!(Blaz)
…この話は無かったことにしよう…(ガルム)
と言っても素直に入れたからって言う匿名さんも居ますよ?(Blaz)
なぁ…一つ嫌な事考えついたんだが… 匿名希望だったら誰か解らない→複数標入れる  …考え過ぎか?(ガルム)
あ…(忘れていた)(Blaz)
ACかなぁ… ところでグランゾンはいつになったら解禁になるんだろうか…(第5話参照) ついでにネオ・グランゾンも出して欲しいなぁ…(バハムル)
本文、修正完了です!(Blaz)
ちなみに現在7:8でISが追いかけている状況ですね(Blaz)
20日か五十話まで待って下さいww(Blaz)
ACに清き1票をお願いします!!後3票で勝てる!!!!誰か・・・・誰かぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!(匿名希望)
古龍の力解放ってやばくないか・・・?覚えてるだけでもクシャとアマツ…暴風コンビじゃないですか!?ヤダー!!! 新規作品がもしISになったら……フフフフフフ(黒笑)(ガルム)
6:8でAC劣勢ですね(Blaz)
アレ?これもしかしてAC負けてる?バカな・・・・・・・・・・・・・・・・・・(匿名希望)
↓投票ありですが少し落ち着け!Σ( ̄□ ̄;)(Blaz)
↓×2報告ありです。(Blaz)
おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!熱くなってきやがった!!!!!!!!!激戦!激闘!大戦争!次回はどうなるだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!そして俺はISに1票(匿名希望)
クシャル「だがなるなのは。→「る」が要らないと思います(ohatiyo)
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