恋姫 華陀紀行194 |
もう一度領土内で、大規模な賊の殲滅作戦を実行するそうです。
ちょくちょくは賊の被害は出てはいますが、大きな被害が出ていると言う報告は受けていません。
実際にも、各街や村に兵を派遣しているので、被害といったら戦闘によるものくらいです。
なので、他州に比べて遥かに安全であると言い切れます。
それなのに、大規模な賊の殲滅作戦を行うと言うのが理解できません。
「これをする意味あるのか?」
「視察の意味を含めてるから気軽に行ってきといて」
「行けばいいだけ。貴方でも出来る簡単な仕事」
簡単とはいっても、州内の町村に回って、そこのお偉いさんからの陳情を聞くとなると、かなりの日数がかかってしまう気がします。
その間に、緊急事態が起きたらどうするんでしょう?
俺に最終決定権があるので、州内ならなんとかなるかもしれませんが、他への支援などは確実に出来ません。
そのあたりなら、簡単に予想がつきそうなものなのですが?
「出立は一週間後、期間は約半年と言ったところかしら?」
結構な期間ですが、何かあれば早馬でも飛ばしてくるでしょう。
「補給に関しては、日保ちの良いものと、物資を積んでおくので、街にて食糧と交換していくこと。わかりましたか?」
「分かったが、人数はどれくらい連れていくんだ?」
「五千くらいでいいでしょう」
「そうね。ついでに街道の整備も含まれてるからよろしく〜」
こやつら気軽にいってくれます。
基本方針としては、時計回りに州内を回ることにしました。
最終的に賊を追い詰めるなら荊州とか、益州方面の方が良さそうですし。
一応、七乃に対して賊殲滅するので、州境に逃げ込む恐れありとは伝えてあります。
七乃が手配して、討ち漏らしに関しては何とかするでしょう。
領内のために頑張りますかね。
まずは、連れていく人員を紀霊と相談するところかな?
「連れていく人員の中身は決まってるから、あんたが好きそうな新人を多目にしといたわ、感謝しときなさい」
俺は、好きで新人を選んであるわけではないんですが・・・。
「多いと言っても、精々半数以下よ。基本的に一般兵に従者が一人ずつ付いてる感じかしらね」
ある程度育った兵に、下の者を教育させると言うことですか・・・。
確かに効率的かもしれませんが、上の兵の色に染まりませんかね?
考えすぎか・・・。
平和です。
やることありません。
この部隊に喧嘩を売ってくるような、賊がいたらビックリです。
順調に街道の整備も進んでいます。
大きな石を退かしたり、邪魔になりそうな大木を切り倒したり、橋の修繕をしたりとしています。
退かせそうにない石は、俺が砕くことになってるんですが、みんな最初内は驚いていましたが、慣れてくると、州牧になるなら、あれくらい出来るのが当たり前なんだという認識になりました。
多分他のところの武官なら出来そうではありますね・・・。
それにしても、荷車の中にそういった工作道具が、一杯入っているのに、これは売っては駄目だそうです。
反物とかそっちの方で賄えと言われました。
やはり、街道を綺麗にするのに、結構な道具を消耗すると考えているのでしょうが、俺の力量を低く見積もりすぎです!
石だって割って砕けるし、樹なんて斬れます。
多分俺が手伝っているだけで、かなりの短縮が図れているはずです。
ただ、意外と物量が多いので面倒ですが、後処理は部下に任せてあるので問題ありません。
ただ、これだけの大部隊だと鍛練がしにくいんですよね。
ひたすら街道を良くして賊討伐しつつ、歩いて、町村についたら、野営して俺はお話、歓迎会を開いてくれるの嬉しいですが、酒は勘弁してほしいですね。
そんなこんなで、東側の視察は完了です。
特に大きな問題はなく、賊についても残している、いまの兵で十分対応できているとのこと。
逆にしな獣害対策をなんとかならないか?と言われてしまいました。
この時代のレベルでは、人を立たせるか、罠をはるくらいしか思い浮かばないんですよね。
簡易な罠を教えてみたんですが、喜ばれました。
ただの檻に撒き餌さ置いて、放置しとくやつです。
作るのにちょっと時間がかかりますが、置いとくだけと言うのがよかったみたいですね。
さて、南の方へと向かいますかね。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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