Look 〜妖魔〜 6話 【怒りと憎しみと驚き】 |
Look 〜妖魔〜 6話
【怒りと憎しみと驚き。】
<<前回までのあらすじ>>
平凡に暮らしていた少年ルイはある日突然妖魔という化け物に襲われる。
そこに、助けに来てくれた同級生の少女ヒメカ。
「凪一閃。」
すると、ジャビルドスは真ッ二つになった。
その後、古本屋の店主ラウラさんと出会い、ここは妖魔師の集う場所。
ここに来れば対妖魔結界が張ってあるから安心だ。そう教えられる。
その次の日、ルイはヒメカと遊園地に遊びに行く約束をしていた。
幸せだ…。
そう思い、ルイは段々ヒメカに想いを寄せる様になってきていた。
夜の7時を回ったころ。
「獲物がこんなにもな!」
謎の妖魔が、二人を襲う。
普通の妖魔は、妖魔力に制御されて話す事が出来ない。
「妖魔力オーバー!襦楠<<junan>>」
だが、ヒメカは戦いに敗れる。
「んぐぐ…。逃げて!ルイ…。こいつは…危険!!」
ルイは首を絞められているヒメカを見て考える。
このまま逃げると間違いなくヒメカは死ぬ…。
でも、俺が逃げなければ…。二人だったら…。
俺が、強くなればいいんだ!!!
「おい、その手…離せよ。」
その時、ルイの体中が光り輝く。
「″覚醒″させちまったか…。」
<<覚醒とは>>
普通の人間の妖魔力が何かの形で、オーバーし妖魔師へと目覚める事。
ルイVS謎の妖魔。その戦闘は圧倒的にルイの勝利かと思えた。
しかし、謎の妖魔はヒメカを狙う。
「雅王百霞<<ガオウヒャッカ>>」
すると、目に見えないほどのスピードで変身が解けた
ヒメカの体中が殴られる。
「や、やめろおおおおおおおおおお!!!」
ルイも攻撃に行くが、雅王百霞が速すぎて
その拳に巻き込まれてしまう。
すると、雅王百霞は止まると同時にヒメカの妖魔力も消える。
「ルイ…。好きだよ…。」
そう言うと、ヒメカはルイにキスをした。
だが、その時にはもう息は無かった
その次の日。
なんとなくラウラさんを訪ねてみるが、ラウラさんと古本屋とヒメカの存在が
なくなっている事に気が付く。
レストランでやすんでいると。隣にラウラさんが居た。
色々な技術を教えてもらった、矢先に妖魔がどこかに現れたようだ。
そこに、ルイはすぐに向かった。
そこには、大きな魚の妖魔″グランフィッシュ″がいた。
ムエルのサポートの元なんとかグランフィッシュを倒したルイ。
リーネはビルの屋上でつぶやく
「ほほぅ、これは見事です…。彼ならあの計画に…。」
<<本編>>
ルイは、湯船につかっていた。
「あ〜今日も妖魔くんのかなぁ…。」
そうつぶやくと。
(今日もくるんじゃないんですかね〜)
・・・。
「おい、人の風呂入ってるとこみてないよな?」
(み、み、み、見てませんよ!なんてこと言うんですかルイさん)
「待った、いつから″様″から″さん″になったんだ!?」
(いやいや〜あのときは、はじめてだったんで〜!)
・・・。
シーンとする。
その瞬間。
「・・・!」
(・・・!)
「ムエル!」
(はい、ルイさん!出現場所は…学校…?学校ですね!)
すると、ルイは立ちあがり。
「ちょうど、忘れ物したし!いっちょ行くか!」
(きゃっ!)
ムエルは、恥ずかしいような声で声をあげた。
「ん?」
(あの…見えてるんですが…。)
「見えてるんじゃねーかよっ!」
ルイは外へ出る。
「おしっ、妖魔力オーバー!汐ヅチ<<sekiduchi>>」
すると、ルイの容姿が変化する。
「いくぞっ、ムエル。」
(はい。)
ものすごいスピードで、学校へ向かう。
普段、15分で着く学校は1分足らずでついてしまう。
そのころルイの家では
母さんがぶつぶつ言ってる。
「あの子ったら…。」
すると、父さん言う、
「まぁ、男ってのはそんなもんだよ。」
「着いた…。」
(校庭の方から、ですね。)
「ん…。本当だ。」
校庭に近づくと…。
!
「こいつは…確か…」
(ジャビルドスですね。)
「ヒメカが強敵、だとか言ってよな…。」
(ジャビルドスの特性などで、苦戦する妖魔師がたくさんいます。)
「え、妖魔師ってそんな居るの?」
(あんま、いないです)
「どっちだよ!」
すると、ジャビルドスはこちらに気づく。
「シャアアアアアッ!」
(きますよ!)
ジャビルドスは自分の粘膜で壁を作る。
「あ〜逃げれないやつね〜」
ルイは、ジャビルドスに走っ近づくと蹴りを一発かます。
「うっわぁ…こいつの頭こんな堅かったのか…」
その瞬間。
(ルイさん危ない!)
後ろに、なんともう一匹のジャビルドスがいた。
「なっ…!?」
尻尾でなぎ倒されてしまう。
木にルイはぶつかったがその衝撃で木は折れてしまう。
「く…そっ…なんで二匹いるんだよ…。」
(申し訳ありません…まさか、二匹いるとは…もう一匹は妖魔力を消していたようです…)
「そんなこともできるのか…あいつ…うわっ…」
ルイの頭から、血がものすごい出てきた。
「くっそ!やるぞ!ムエル!」
(はい、ルイさん)
すると、ものすごい速さでジャビルドスに接近しつつ自分の体に炎を生成する。
「ファイアーとっし〜〜ん!!!」
(ネーミングセンス悪っ!)
「シャアアア…。」
ジャビルドスAの皮膚の一部は溶けてしまう。
「お前の相手している暇はないんだ…!」
ルイは刀を抜刀し、斬りつける。
「斬波翔燐<<ザンパショウリン>>」
(!?)
その瞬間、無数の刃がジャビルドスを襲う。
すると、ジャビルドスは倒れ紫色の玉のようなものが上に登っていく。
「これ、なんなの?」
(それは、彼の。ジャビルドスの魂です。それがどうなるかはまだ解明していません…)
「そうなのか、」
ジャビルドスBは、なぜか麻痺していた。
「あれ、こいつなんで動かないの?」
(私が支援武器で麻痺弾を使いました。)
「助かるわぁ〜。」
そう言うと、ルイは刀を取り出し真っ二つに斬り裂く。
「おぉ〜っし…仕事終了〜!」
しばらく、ルイは待っていると
(…求援物資が…送れません…!!)
「そりゃ、どゆこと〜!?」
(周りに…まだ…)
その刹那。
ものすごい突風がルイを襲う。
「ぐぁッ!」
・・・。
これは…?
「まさか!!」
ルイは、風が来た方向をみる。
すると、
「おうおうよぉ〜、ひさしぶりだね〜にいちゃん」
すると、ルイはその瞬間頭に血が上る。
「てめぇ!!!!!」
「おうおう、やめてくれよ。」
(こいつ…なんですか!?ゴリュム…!?いや、その割には小さいし…妖魔力が高すぎる!!)
「俺をゴリュムとか言うのやめてくれないかな〜?」
(聞こえてる!?)
「俺の名は、グルサ。妖魔四天王の一人だ。」
(妖魔四天王!?なんだそれは!妖魔は、自然からできてるのでは!?)
「何言ってんだ?妖魔は、もともと人間だぜ?まぁ、俺みたいなやつらは全く別だがな。」
その時、ルイは
「コロシテヤル…。殺す!!!」
ルイは、グルサに向かって抜刀し斬りつけようとする。
(危ない!危険です下がって下さい!)
グルサはこうつぶやく。
「ヒメカ。」
その刹那、ルイの刀と何者かの刀がぶつかり合う。
「!?」
その相手の容姿は。
銀髪で、黒と白の巫女服。
両方の腰には、刀が納めておりその片方をルイとぶつけあっていた。
「…。え?」
ルイは、競り負ける。
「ぐぁっ!」
「グルササマ、あなたを守ることが私のヤクメ。」
だが、ルイはその顔を見て驚く、
「ヒメ…ヒメカなのか…?」
すると、謎の護衛が。
「あなたに私の名前を教える意味は無い。これから死ぬのだから。」
(危ない!ルイさん下です!!)
ムエルの声に反応したルイは横へ避けると
下から、謎の護衛の刀が斬りかかってきた。
それを察したのか避けた先の空中に刀があった。
「んな、バカなっ!」
その刀がルイ真っ先に斬りかかってくるがそれも過労時で避ける。
避けた瞬間、下から斬りかかってきた刀を謎の護衛が走りながら持ち
回避した時に寝転んだルイに斬りかかる。
が、ルイもそれに抵抗し自分の刀でガードする。
「アナタ…しぶといですね…」
「当たり前だろ!!」
そう言った直後ルイは謎の護衛を蹴り飛ばす。
「あっぶねぇ…。」
(大丈夫ですか?ルイさん。)
「あぁ、何とかな…」
謎の護衛はゆっくりと立ち上がる。
「あなた…強いですね…っ!」
「それがどうしたっ!」
すると、謎の護衛はこちらを見つめる。
冷たい目線で。
「いいでしょう…私の名前…教えてあげましょう。」
「早く言えよ!お前は…一体!」
「私の名は………。」
「うそ…だろ…?」
その名を聞いてルイは驚きを隠せない。
なぜならば…。
Look 〜妖魔〜 6話 END
【あとがき】
こんにちは!
ついに、ヒメカの敵グルサが再登場しましたね。
一番の謎は謎の護衛です。
一応、伏線はってあるので推理していただけると嬉しいです!
では、7話でお会いしましょう!
コメント&ともだち大募集!
説明 | ||
こんにちは! 作者の渡狸卍里 (仮名)です! Look〜妖魔〜一話はコチラ! http://www.tinami.com/view/610220 今回の回は理解に苦しむ方がでるかもしれません。 ルイと、ムエルの連携をお楽しみあれ! |
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