一刀の晋王転生録 第六章十一話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第十一話
「極秘の罠」
趙雲は、蜀の陣が燃えている事から、劉備が危機に陥っていることを悟る。
もう劉備の暴走を止める何処の話では無かった。一刻も早く劉備を探し出し、救出しなければならない。
(桃香様! 一体何処へ!?)
馬を走らせ懸命に探し出す。途中で戦っている兵を助けながら行方を聞き出し、その情報を下に捜索する。
(! 居た!)
剣を振るっている劉備を見つけ、すぐに駆けつける。
「桃香様! 無事で何よりです! この戦は敗北が決定しました! すぐにお引きくだされ!」
「嫌!」
劉備は頑固拒否する。
「愛紗ちゃんの……鈴々ちゃんの仇を討つの! それまでは絶対に退かない!」
趙雲は言葉では止められないと分かり、力づくで止めるしかないと考えた。
そして劉備の首に当身を食らわせ、気絶させる。
気絶した劉備は趙雲に向けて倒れ、彼女に受け止められた。
(後は何処に連れて行くべきか)
桃香を守りながら考え、ふとある城を思い出し、そこしかないと考える。
(白帝城! あそこならば! それにあそこには確か朱里が考えた……)
それはごく一部の者しか教えられていない極秘中の極秘。趙雲は諸葛亮にそれを教えられた一人である。
「皆の者! 白帝城に退くぞ! 私に続け!」
「!? 蜀軍が退いた? 皆さーん! 千載一遇の好機を逃してはなりません! 追撃します!」
陸遜は兵を連れ立って自ら追撃を開始した。
しばらく追いかけると、不気味な場所に辿り着く。
(何なんでしょうか?)
意を決して、その中に入り込む。
(? これは、石がまるで兵が陣を敷いているように並んでいますねぇ)
疑問に思いながらも、進軍していく。
しばらく進んでも陸遜達は出口に着く事が出来ないで居た。まるで石の兵が道を塞いでいるかのように。
(これは……蜀軍の罠ですか?)
そう、これが諸葛亮が作った一部の者にしか存在が知られず、出入りの方法もその者にしか知らない極秘中の極秘の正体。
その名を”石兵八陣”という。
諸葛亮がケイ州で、何らかの問題が発生した時の事を考え作り出された物。
(く、何とかここから出ないと!)
その後、陸遜は石兵八陣から出るために己の知略を駆使し奔走する。そしてやっとの思いで出たものの、入り口に戻ってしまってい
た。
(劉備はもう撤退を成功させているでしょうねぇ。それに魏の動きが気になりますし……ここはこれ以上深入りせずに退きましょう)
陸遜は潮時であると判断し、撤退した。
劉備を討てなかったとは言え、呉軍は圧倒的不利から見事に勝利を飾った。一方、劉備は名声を落とし、さらに甚大すぎる被害を出
してしまい、あらゆる意味で国を疲弊させてしまった。
説明 | ||
趙雲は急いで劉備を探し出し撤退しようとする。そこで思いついたものとは? | ||
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コメント | ||
コメントありがとうございます。次話で劉備はとんでもない事に。(k3) 劉備は益州を治めた9年間で問題だらけ(個人的仇討と無数の反乱)の上人口と国庫を枯渇させた、劉禅は諸葛亮や配下の御蔭であっても数十年きちんと治めた果たしてどちらが凡愚か、寧ろ凡愚親子又は能力の違いでは等の意見もありますよ。(禁玉⇒金球) 雪蓮が死んでから物語が狂い始めた気がする。このままでは晋以外全滅してしまう(ohatiyo) 星さんナイスといいたいとこだが、もう桃華どうにもならんのでは〜(nao) 正史では病を得て、世を去ってしまう劉備だけど、劉禅がいないこの世界ではどうなるのでしょうか。撤退前の様子を見るに、未だに憎しみに囚われてそうですし。そして朱里は、自分達がおかした過ちに気付いたでしょうか。気付いたとしても、もう遅いのですが・・・。(flamme) 次は魏の動きですがどう動くんでしょうかね?と言いますか、魏の誰とは言いませんが『彼女』は大丈夫なんでしょうか?この流れから行くと史実や演義なら時期的に(というか既に)アレだし......違う形になるとしてもロクな事にならなさそうなんですが......(カノン) ただ憎悪のままに暴走し、最終的には本物の悪鬼へと堕ちるのでは…凡愚で留まれるならまだましでしょう。(Jack Tlam) 蜀にとって夷陵の戦いは堕ちた大徳から周りに流されるだけの凡愚へと皇位が移った一大転換期ですからね。ここで桃香は心折れてただ流されるままに生きるしかない凡愚へと堕ちてしまうのでしょうか?(h995) |
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