IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode215 一人の戦い

 

 

 

「Cファンネル!!」

 

 颯は左腕を振るってCファンネルを左へと振るうように飛ばし、シスターはビームキャノンと右手のビームガトリングを放ってCファンネルを弾く。

 

 直後にビームガトリングと左掌よりビームサーベルを出して勢いよく颯に飛び出すと同時に振るい、颯も左腕よりビームサーベルを出して斬撃を受け止める。

 

「くっ!」

 

 そのままシスターを押し返してダイダルバズーカを放つも、シスターは瞬間加速を掛けて飛び上がってビームをかわす。

 

 すぐにCファンネルを放つもシスターは細かい機動でCファンネルをかわす。

 

 直後にスラスター全開で飛び出すとビームガトリングのビームサーベルを振るい、颯もとっさに左腕のビームサーベルを振るって刃を交える。

 

 

 

 

 リアスはウイングのレールキャノンを放つも、ジアスはギリギリのタイミングでかわすと一気に飛び出し、右手に持つビームライフルの銃口よりビームサーベルを出して振るうも、左手に持つ対艦刀を振るって刃を交える。

 

「分からないものだな。未だにあんなやつに従うなどな」

 

「どうでもいい話だ。ドクターの命令ならば、それを遂行するのが戦闘機人だ。余計な感情など必要ない」

 

「・・・そうか。お前に聞いても無駄だったな」

 

 と、リアスはジアスを押し返して右手の対艦刀を振るうが、ジアスは左掌よりビームサーベルを出して斬撃を受け止める。

 

「ならば、行動で証明しようではないか。感情の有無がどれだけ大きく変動するかをな!」

 

 

 

 

 ウェンディはタクティクスアームズを振るうと、ツヴァイクは両手の指の爪で受け止める。

 

 近くでノインとアインスが砲撃を交わしながら宙を駆ける。

 

「案外二人は私達の様な感じになると思っていたけど、そうでも無かったすね」

 

「・・・・」

 

「と、言うより、二人はそういう風にされちゃったのが妥当っすかね?」

 

 そのままツヴァイクを押し返すと、タクティクス・アームズをアローフォームに変形させる。

 

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「大分進んだな」

 

 隼人達は大きな入り口の前に集まり、データを確認する。

 

「しかし、まだ先があるのなら、こっちの消耗はかなり痛いぞ」

 

「・・・そうですね」

 

 隼人は周囲を見渡すと、各機体の装備の消耗は予想以上のものだった。

 

 

 

「っ!」

 

 すると後方より大量のビームが飛んでくる。

 とっさに隼人達は横に飛んでかわす。

 

「くそっ!追手が来やがったか!」

 

「こんな時に!」

 

 箒は左腕のシールドよりビームブーメランを抜き放って放り投げ、レギナを切り裂いていく。

 

「隼人!ここは私とシャルロット、輝春さんとクラリッサさんに任せて、先に行け!」

 

『何だと!?』

 

『無茶ですよ!?たった四人では!?』

 

「いや、私もここに残る!」

 

 と、箒達にヴィヴィオも加わる。

 

「ヴィヴィオ!」

 

「私が加わればここは抑えられるから!」

 

「いくらヴィヴィオが加わっても、たったの五人で次々と来る敵機を相手には」

 

「だが!ここで敵の侵攻を抑えないと、後々支障を生む!」

 

「だけど、それではお前達はどうなる!?」

 

「心配するな!俺たちがそう簡単にやられると思っているのか?」

 

「そうじゃないが・・・」

 

「だったら行け!いつまでも俺たちは外の千冬達は持たないぞ!」

 

「・・・・」

 

 

 

「お父さん・・・行って」

 

『隼人』

 

 

 

「・・・必ず、戻るぞ!」

 

 そうして隼人とリインフォース、ツヴァイ、楯無、簪は奥へと進む。

 

 

 

「・・・まぁ、かっこよく言ったはいいが・・・」

 

 輝春は前を向くと、次々とレギナや龍型と人型無人機が集結しつつあった。

 

「・・・言った通りに、一機たりとも通すな!」

 

「うん!一機たりとも、お父さんたちの所へは行かせない!」

 

『了解!』

 

 輝春達は武器を展開し、入り口の前に立ちはだかる。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

 隼人は通路を飛行しながらも歯軋りを出す。

 

(彼らの行動は合理的だ。別に悔やむ事は無い)

 

(・・・・)

 

(・・・まぁ、抑えるには戦力は不足気味だがな)

 

(・・・・)

 

 

 

 

 と、次にエリアに入った直後に、大量のビームが降り注ぐ。

 

『っ!?』

 

 隼人達はとっさに散らばってビームをかわす。

 

「まさかここまで来るとは・・・さすがと言った所だよ、タイプゼロ」

 

「・・・その声は」

 

 隼人はビームが降り注いだ方を見上げると、赤いレギルスが居た。

 

「ドクターアルベルト!」

 

 楯無は蒼雷旋を赤いレギルスに向ける。

 

「おやおや、誰かと思えば、更識君か。機体が変わっていて気づかなかったよ」

 

「・・・・」

 

 

 

「一つだけ聞きたい、ドクターアルベルト。なぜバインドと手を組んだ」

 

「ふむ。興味があったから、だと言っておこう」

 

「何?」

 

「彼らは別世界へと行く事ができる力を持っている。別の世界の技術を得られるのは興味深いからね」

 

「・・・・」

 

「協定の条件として、そこにいるマテリアルを連れてくるのが条件だった」

 

「・・・・」

 

「お陰で私は彼らの協力者としてここにいる」

 

「・・・とことん、あなたは腐っているわね」

 

 怒りの篭った声で楯無は言葉を漏らす。

 

「隼人君。先に行って」

 

「楯無さん」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「・・・大丈夫。前の様にはならない」

 

「・・・・」

 

 

「・・・行くぞ」

 

「で、でも・・・」

 

「楯無さんはもう・・・迷う事は無い」

 

「・・・・」

 

 隼人達は後ろを向き、楯無を残して更に奥へと進む。

 

 

 

 

「前回の様にはいかないわよ」

 

 と、背中のユニットを上半身に被せてシールドを展開する。

 

「いいだろう。今度は私も本気でいかせて貰うよ」

 

 背中のウイングを展開すると、二人は同時に飛び出す。

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――

 

 

 

 

「くっ!」

 

 マドカとスコールは激しく交わりながらニューロの船体上を飛び回る。

 

 ドラグーンを一斉に放つもスコールはシールドでビームを弾いてビームライフルを放ち、左腕の複合シールドのビームサーベルを振るってビームを切り裂く。

 

 直後に瞬間加速を掛けて飛び出し、スコールはビームライフルを放つも左腕の複合シールドでビームを弾いてビームサーベルを振るうが、左腕のシールドで斬撃を受け止める。

 

 すぐにマドカを押し返してシールドのビームアックスを振るうも、マドカは右手に持つ大型ビームライフルをスコールに放り投げると同時にビームアックスが切り裂き、爆発を起こす。

 

「くっ!」

 

 爆風と衝撃で体勢を崩し掛けるが、何とか体勢を保つもマドカはドラグーンを周囲に配置して一斉にビームを放つ。

 

 スコールはスラスター全開でビームをかわすも、右手に持つビームライフルが撃ち抜かれて爆発する。

 

 すぐに左腕の複合シールドよりビームを放って回避行動先を予測して、そのままビームはシナンジュのスラスターに命中する。

 

「くっ!」

 

 とっさに左腕のシールドにマウントされているビームアックスを振り上げ、マドカはプロヴィデンスの顔の右半分を切り裂かれるも、そのまま複合シールドのビームサーベルを振るってシールドごとビームアックスを切り裂く。

 

「っ!?」

 

 直後にマドカは右手でシナンジュの頭部を掴むと、ドラグーンを背後に配置して一斉発射して背面に集中砲火を浴びせる。

 

「ぐぅ!」

 

 しかしいくつかビームが外れてプロヴィデンスに直撃するも、それによってシナンジュは行動不能に陥る。

 

 マドカはそのままシナンジュの顔面に膝蹴りを入れて蹴り飛ばすと、更に回し蹴りを入れて吹き飛ばす。

 そしてドラグーンを機体周囲に配置すると、一斉にビームを放って集中砲火を浴びせながらニューロの船体に叩き付ける。

 

 

 

 ――――――――――――――――――――

 

 

 

 隼人達は迫り来る敵機を撃破しながら通路を突き進む。

 

 既に隼人はリインフォースとユニゾンしてエクセリオン・ゼロになり、レギナと龍型と人型無人機を撃ち落す。

 

「そろそろ最深部だ!油断はするなよ!」

 

『了解!』

 

 隼人は一気に加速を掛けると、ツヴァイもその後を追いかける。

 

 

 

「っ!?」

 

 しかしある程度隼人とツヴァイが進んだ所で、その後ろで突然簪が何かに弾かれたように後ろに吹き飛ばされる。

 

「っ!」

 

 隼人はとっさに停止してすぐに簪の元に向かう。

 

「簪!」

 

「は、隼人!」

 

 二人はすぐに近寄るも、見えない壁に阻まれて近づけなかった。

 

「な、何だこれは!?」

 

 隼人は見えない壁を何度も叩くが、びくともしない。

 

『高密度のエネルギーで形成された防壁!?』

 

『しかも誘爆性を持っていますから、火器での破壊を行ったら大爆発を起こします!』

 

「何だと・・・」

 

 隼人は見えない壁の向こうに居る簪を見る。

 

「隼人・・・」

 

 不安の色が感じ取れる声で隼人の名前を漏らす。

 

「・・・無理に通ろうとは思わないでくれ。何が起こるか分からない状態だ」

 

「・・・・」

 

「どうやら、この先は俺とリインフォース、ツヴァイだけで来いって言うメッセージだろうな」

 

「どうして・・・?」

 

「向こうも俺とリインフォース、ツヴァイの能力を知っての隔離なんだろうな」

 

「・・・・」

 

 

 

「簪。お前にはつらいかもしれないが、このまま箒達の援護に向かってくれ」

 

「で、でも!」

 

「心配するな。俺は必ず君の元に戻ってくる。これだけは約束できる」

 

「・・・・」

 

 二人は壁越しに右手と左手を合わせる。

 

「だから、行ってくれ」

 

「・・・・」

 

 簪は数歩後ろに下がって後ろに振り返ると、少しだけ隼人の姿を一瞥すると、再度後ろを向いてスラスターを噴射して飛び出す。

 

 

 

 

『・・・隼人』

 

『隼人さん・・・』

 

 心配そうにする二人をよそに、隼人は簪を見送って後ろを振り返る。

 

「・・・行くぞ」

 

 そうして四枚のウイングを展開し、一気に飛び出すと、ツヴァイもその後についていく。

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!
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ユニコーン バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS 

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