銃を抱えた女の子18(第一章終止符)
[全3ページ]
-1ページ-

 

 

作成と拒絶そして見張の眼

 

全てを総称してコレを「カウロランドアイ」と言う

 

分けて言えば

 

1、材料が約3m範囲にある場合、その材料を使い、物を作成する、コレを作成の眼「カリベスの眼」

 

 

2、全ての綻びを見る事の出来る、「鬼徹眼」

 

 

3、全ての姿を見る、ありとあらゆる角度も見落とさない臆病な力、「千里眼」

 

コレを全て「カウロランドアイ」、、違う、オレは気づく、

こんな、、、こんな名前じゃない!、ただの「解明の眼」であるはずがない、!

こんな、、、こんなのじゃないんだ、、!!

 

 

 

             銃を抱えた女の子

 

 

 

「神の御心と契約と共に、、」

 

そこに光る姿は美しい、、

月の光は紫の空間により色は混じりさえしていたがその美しさは変わらない、

髪は美しい光を弾き、キラキラと美しく光る、

その背中の後ろには銃が掛かっていた

 

銃は50cm程、

 

バレルはキラキラ輝き月明かりに照らされる

 

「な、、、なんで、、?」

オレは口を開く

言葉を放つだけで肺が痛い、肋骨が折れてるかな、多分、、。

なんでここにいるんだ?!

と、言いたかったんだが、、途中で痛みに耐えられなくなって途切れてしまった

「私はレイゼン・マグナス。それだけですよ。そしてあなたに借りがあるのも勿論。元々アレに用

があったんですから、、巻き込んでしまった事も含めて、、、です」

「、、む、無理だ、、」

オレの一言を聞いているのか知らない、

輝く髪が、足が痛くて立てないオレの上を横切った、

アレの強さをあいつは知らないんだ、

あんな細い体で何ができるんだよ、、!

心の内で言っても分るはずもない、オレは言葉に出せたのは無理、の一言だけだった、

「大丈夫です、下がっていてくださ、、ああ、無理ですかね」

オレの足元に目をやりその言葉を引っ込めた様だ

「、、、目をつぶってください」

「、、へ?」

オレは何を言っているのかさっぱりだった、

瞬時に音がした、

 

ガララッ、、、

 

オレの眼に入ったのは少女の後ろの景色。

そこには動き始めた、グロテスクなぬいぐるみがあった、

大きなぬいぐるみは動き始めた、

ゆっくり身を起こし始めている、身体に染み込んでいる血が下に滴った

口から息が漏れて行く

ダメだ、レイゼンと言う少女はこちらを向いている

気づいてないんだ、、、!

焦る、こちらの気も知らずにオレの足に乗ったコンクリートとオレを見ている

ダメだ!気づいてくれ!

声が出ない、、

肺がズキズキする、、、

だが伝えなきゃいけない!

このままは、、

ゆっくり動き後ろに回っていたぬいぐるみ。

ぬいぐるみが爪を振り上げた、、

、、、、くっそ!

「逃げろーーーーーーーー!!!!!!!」

痛みが増す、

肺が苦しい、痛い、

だけど、、声を留めてはいけない、

巻き込んではいけない、!

だから声を絞っている

腕が振り落ちてきた、

ああ、、、、、、、、ダメなのかよ、、、!

「だいじょうぶですよ。」

眩しい笑顔、、

 

ドドン、、、!!  

 

二つの銃声、

オレは、、眼を止めて、、目になっていた

目を閉じていた

だが、、銃声を聞き1秒後、

 

ガッッッシャアアアアアアアアアン!!  

 

今まで聴いたことのない轟音が耳に入った、、

 

「、、、、え?」

 

いない、、

ぬいぐるみはいない、、

代わりにあったのは、、

火薬の匂い、薬莢の地面に落ちた音、先ほどにはなかった廊下の向こうの空間、、外だ、

コンクリートが、、、壁がないのだ。ない、、、先ほどの景色ではなかった

そして、、、銃。

銃がふたつ。オレの足元に向けられた一丁と

後ろに銃口の向けられた一丁の二つ、、

 

オレの足元が軽くなる、、いや。なっていたのだ

さっきのコンクリートがなくなった、代わりに周りにあったのは、、石。小石。

「、、少しは動けますか?」

レイゼンはオレに向かい心配そうな顔をしている、

「、あ、、、うん」

「、、、そうですか。では、、少し離れてくださいね」

 

後ろを向く、銃を肩に掛けた少女、

戦士は背を向けて、、走り出す、!

-2ページ-

、、目を眼に変える、!

速い、、!!

少女は身体を屈めて走り出した。速いのだ、身体は屈み、高さは腰の位置

身体がスピードに乗る、

そして、、外に飛び上がる、、!

「なっ、!!?!」

オレは遠思をほっといて走り出す、、

ここは9階だぞ!!

レイゼンは飛び出した、

壁に穴が出来て、その外にだ。

死んじまうぞ、、!

オレは壁際まで来た。まあ、壁はもうないんだけれども、、

オレは下を見て、、驚く、

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チャリリリリリリリリ、、、、、!!

激しい銃声と火薬の匂い、薬莢の弾ける音だけ聞こえる、

少女は銃を撃っている、空中で撃ち込んでいる

弾丸は真下。少女は下を撃っている

その下は、ぬいぐるみ、登ろうと壁を引っ掻いていたのだろうか?

壁にはキズが刻み込まれている。

ぬいぐるみだ。生きてる。外にいる、、なぜ?

先程もだが、なぜいなくなったんだ?

まさ、か、、あの子が、、?

だが今にでも少女は落ちる

人間は浮けないんだ

 

、、、いや?、、、あれ?、、なんで?!

 

落ちない?!

身体はぬいぐるみの上のまま下がらない、落ちない、

なんで?!理由は!?知るか!!

、、、、わかった。

銃を撃つ反動で浮き続けてる、、?

銃は両方共下を向き弾丸を吐き出している、

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダツッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

弾丸は全て命中している

ぬいぐるみはまともに喰らい、後ろに倒れ込む

そうすると銃を止める、

音はピタリと止まった。身体が下に落ちていく、やばいだろコレ!?!

 

少女は身体を動かす、

思い切り反り返らせて身体を回転させた

そして、、着地。

、、、、ネコ?

オレはその姿を見てその動物を思い出した、

優雅で、、自由で、、でも、、美しい、

 

ぬいぐるみの真後ろに立った。

 

ぬいぐるみは動き出す、先程の遅い動きじゃない、、速さはさっきのレイゼン並だった、

身体を瞬時に起こして攻撃する、腕は蛇の様に撓る、レイゼンは油断していなかった

うねる腕を避ける、そして銃を持ったまま殴り付けた、

銃で裏拳をかました、

銃は相手の腹に決まる

ッドスッッ!!!

鈍い音は大きい、

鈍い音でも響くぐらいの音が出るのか、、

 

グ、、、ゲ、、、

 

ぬいぐるみが苦しそうにする

動く、、小さい体から繰り広げるすばやい打撃だった

銃で殴り付ける

銃横のボディを使い殴り付ける、

そしてもう一つの銃口がぬいぐるみに触れる、、

ズダダダダダダダダダダダダッッ!!!

乱射する。身体は大きく後ろに吹き飛ぶ、

校舎にぶつかり大きく校舎は揺れた。

「、、うわ!」

驚きながら校舎の隅に捕まる。

そして眼を離さない、

すごい、、、

強い、、、、、めちゃくちゃな強さだ、

あの頑丈なボディにダメージを与える、9階から落ちて生きてる、てか着地 ましてやあの身体を殴りつけてダメージ、、

強い、、、オレなんかより、、ずっと強い、、

オレは肺を痛ませながら見続ける、

レイゼンは銃を捨て、ぬいぐるみの腕を持ち、背負い投げを食らわす

途中で投げた、

まるで野球ボールの様に浮き上る、

あのくそ重い身体を持ち上げて、、投げた?!!

あの細腕にどんな力がこめられているのだろうか、、

その身体を銃を拾い弾丸を浴びせる、

大きく吹き飛ぶ身体。

そして、、走る。

レイゼンは上の化物を見上げながら走る、

あいつは地面から5m以上、上にいる

そこに向かい、飛ぶ!

地面を蹴った姿が見える、

そしてたどり着く、

「、、、、すげえ」

痛みを忘れ見惚れている自分がいた

すごい、、、、

-3ページ-

足が大きく跳ぶ翼。同じ高さに飛ぶなんて簡単だ、力の加減を知ればこの程度の低い高さだって調整できる、、、、着いた。銃を向ける、同じ高さになりぬいぐるみに乗る、

、、、気味の悪い触感だ。

ぐにぐにだ、だが、、硬い、

気味悪い物体、、見慣れたせいで、、

もうかわいくさえ見える、、、

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

 

乗った。あの高さまで飛び上がった

 

そして銃口を下に向けて打ち込んだ、!

ズダンッ!!!

ふたつの銃を向けて打ち込んだ弾丸の威力は凄い物だった

地面にぬいぐるみは軽く沈み込んで、地面は割れていた

ぬいぐるみは動く、

眼がソレを捉える、

、、、、、、、、イケナイ!

「危ない!」

「!!!!!!!」

ッチューーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

レーザー砲だ。さっきオレが打ち消した奴よりずっと強い奴だった、

ソレが空中から降りてくるレイゼンに向けて撃ち込まれそうになるのをオレの眼は見逃さなかった。レイゼンは身体を撓らせてギリギリ避けた、

その額には汗が溜まってる

動く、身体をすばやく起こす

拳は動く、

レイゼンに当てようと何度もレイゼンを通り過ぎる、

レイゼンは避わし続ける、

そしてタイミングを合わせ攻撃する、

銃はまるで殴る道具に見えてきた

そして身体を使いタックルを喰らわした

吹き飛び様に口を大きく開けた、グロテスクな口はすぐに光で見えなくなる、光は禍禍しい黒い色

その光でいっぱいになった口からその光を吐き出す、レーザーだ、

そのレーザーを避けようとしたレイゼンは背中にレーザーを掠らせた、

「、、!クッ、!」

すぐに態勢を持ち直して弾丸を浴びせる、

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッッッ!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

グ、、、ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!

 

叫び声だ。飛んでくる、弾丸を受けたが後ろに身体を屈めてダメージを軽くし弾丸の中を避けて飛び上がってきたのだ

腕を拝む様にし、レイゼンの真上に飛び上がり、落ちていく、そして、、

腕を拝む形のまま振り上げ叩き落す、!

レイゼンはソレを両腕で受け止める、

苦しそうだ

その状態で蹴りを繰り出す!

ゴスッ、、!!

そして顎の下まで近づき、蹴り上げる

足底で蹴り上げられて上に上がるとレイゼンは飛ぶ、

「神に我が契約を示さん、、」

声が聞こえる、

「光を謳歌する者、邪滅の光を重ねし王、その刃をこの場に光とし示さん!!」

「サーバルナンバー0152!「ルドギネヲスの爪」!!!!!!!!!!!!!!!」

腕をクロスさせた、そして銃に光が集まり、、そのクロスを解く様に形を解く、!

そうするとその光は十字架の様に光りだす、ぬいぐるみの身体を裂いた、

十字架が身体に触れた瞬間だった、

瞬間、下に落ちていった

「、うそぉ、、、」

地面が揺れた、

なにがあったか詳しく言うのは、、、難しい、

瞬間に打撃技をした、、、んだと思うけど、、

レイゼンは背中で息をする

落ちた後の地面を見てこちらに歩く、

終わった、、かな?

レイゼンは歩く、腕で汗を拭ってるのが見える、

すげぇ、、勝っちゃったよ、、

オレは、おつかれ、の一言でも言いたかったが痛くてどうも、、

 

、、、グルルル、、、、

 

、、、うそ、、、

終ってはいなかった

動いてる、まだぬいぐるみは起き上がった、

しつこ過ぎるだろ、、

だがダメージを受けてない訳ではない、フラフラだ、もう普通に立つのも苦労している

四つん這いになった、そして口を大きく開き、禍禍しい黒が溜まる、、

やばいぞ、、!

気づいてない、、

マジか、、くそ!

オレは眼を研ぎ澄ます、、

 

、、、久々だ、二つを同時にすんのは、、、、

 

キーーーーーーーーーン、、、、、、、

 

耳に響く音だ、

ふたつの音が耳で交差する

 

鬼徹眼、、、、+、、、、カリベスの眼

 

レイゼンも気づいた様だった、

瞬間に銃をもう一度向けながら振り返る、

「、、面倒ですね、、」

銃を向けて発砲する、

弾丸を受けても溜め続ける、、

「、、、貴方の身体を貫く弾丸、、お見せします」

一言聞こえる言葉、、

「闇破りの力、」

溜めた禍禍しい光、、

「”残酷な光を宣告する者となり、闇を断罪する矢となる弾丸”」

撃ち出そうとする、、!

「(速い、、!)」

レイゼンは溜めの長さを見切ったつもりだった、

ずっと早い、イケナイ、、直撃、、!

 

、ヒュッ、、、、、

 

ドスッ、、、、

 

グ、、ガッ!

 

?!!?!

ナイフだ、ナイフが通り過ぎた、ソレはぬいぐるみに突き刺さり動きを遅めた

 

レイゼンは後ろを振り向く

 

、彼が、、

尚は投げた、ナイフを身体全身を使い振りぬいた、

そうしないと届くか!普通!だけど身体が身体だ、肺が痛いんだよこっちは、

「、、勝てよ、!」

「、、闇を眩む使徒達よ、”」

「”我の光りを聞き、!撃ち出さん光の断罪!”」

「サーバルナンバー0023!!クリュズドネの矢!!!」

そうすると銃口に光は寄せ集まった、、

「、、、撃ち放て、、クリュズドネ、!」

 

、、、ッチューーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

光は大きく広がり、そのぬいぐるみに弾丸がレーザーとなり撃ち込まれる、、

ぬいぐるみのソレと違う、もっと清らかな光、禍禍しい闇を破り、その光は打ち込まれた、、

 

=================================================

 

チュン、、チュン、、

 

、、、、朝、、、だな。

実感が沸かない、な、、アレからまだ10時間たってないんだ、、

オレは目をシャバシャバさせながら歯ブラシで歯を擦った、、

懐かしい歯磨き粉の味な気がするぜ、、

オレは寝ぼけながらガッツポーズ、

太陽がまぶしい、

カーテン越しに光が差し込んだ、

あの後俺達は、あの学園を後にした、

まず、遠思を病院に連れて行く所、運ぶまではレイゼンが背負ってくれた、

オレも検査をしたが、学校を1週間休めば復帰できるとか言っている、

だからオレは今日はずっと寝る予定、、、、

「おはようございます、尚。」

「、、、うん。おは」

だったんだけど、、無理になった、

オレはこいつ、レイゼン・マグナスを家に居候させる事になったのだ

詳しくは聞けなかったが、どうも居座る場所はここには無くて、

普通の宿谷に隠れるのもアブナイらしい、

おかげで甘いオレは、その話を聞き、あいつを家で、メイドという形で居候させる事になった

だが話を聞くと家事など出来ないそうだ、

だからメシをオレが作る、

、、、まあ。唯一の趣味の家事、ゲームは取られる訳にはいけないのだ

「早くご飯にしてください、お腹が空いてしまって動けないですよ」

「、、、はいはい」

オレの生活はここで新しくなったのだ、

ここでどんどんオレの生活は一変する、、その話は、、、まあ、、またいつかって事で、、

メシ、、、、作ってきます、、ノシ

 

 

 

説明
どうも今回で一回目オワタネ
疲れた、、OTL
まあとりあえず、今回のサムネは描いてくれ方に一言、、ありがと!
僕死ねます!

第二話はアンケート結果で変えますよ
5つぐらい入ったら新しいのを描いてきます、ではではノシ
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
654 621 3
コメント
B様;なぜ謝るのだ;w;あまりにうれしいのだよ私わ。では叫ぼう、、(つA・)アリガトー!      (kiki)
サムネ見てビックリしました・・・レイゼンをあんな風に描いてしまい申し訳ありませんでしたorz 今後も頑張って下さい^^(B-c@t)
タグ

kikiさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com