恋姫 華陀紀行208
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 なにやら、屋敷の中が騒がしくなっていますね。

 

 

 そんな中、誰かがこちらに近付いてきているようです。

 

 

 部屋へと入ってきたのは、詠の母親でした。

 

 

 何をそんなに慌てているんでしょう?

 

 

「詠!」

 

 

「何を慌ててるの?」

 

 

 全く詠の言う通りです。

 

 

 いつも、ゆったりとした行動してるのに・・・。

 

 

 そういえば、緊急時には行動力アップするんでしたね。

 

 

「あなたの休暇どころではないわよ!」

 

 

 詠は、休暇っていう名目でここに来てたんですね。

 

 

「いまさっき聞いたんだけど、劉協皇帝が亡くなったそうよ!」

 

 

「「「えっ!?」」」

 

 

 月、詠、俺の視線が劉協に向いてしまいます。

 

 

 いつのまにかすり替わった?

 

 

 いやいや、あり得ないでしょう。

 

 

 ここにいる劉協は本物です。

 

 

 なので、劉協が生きてるのは間違いないんです。

 

 

 では、亡くなったと言うのは、どういうことなんでしょう?

 

 

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 話を詳しく聞いてみても、埒があきませんでした。

 

 

 噂として、劉協皇帝が亡くなったとだけしか、伝わっていないようです。

 

 

 すぐに確認に行きたいところですが・・・。

 

 

 三人を置いていくわけにもいきません。

 

 

 外は、雪がまだ積もったままですから、無理に連れても行けません。

 

 

 そんな中で情報が届いたということは、かなり前に死んだことにされたということでしょうか?

 

 

 やっと平和になったと思ったんですが、そんな簡単にいかないものです。

 

 

「どうする?」

 

 

「取り敢えずは、雪解けを待つしかないわね・・・」

 

 

 ですよね。

 

 

 劉協については、月に任せますか。

 

 

 見る限り、ショックを受けているようです。

 

 

 そりゃ、自分が死んだことにされたらそうなりますね。

 

 

 いったい誰が今回のことを考えたんでしょう?

 

 

 各州から宦官の代わりを出してるから、そんな簡単には出し抜けないはずなのですが・・・。

 

 

 しかし、亡くなったと発表したからには、ここにいる劉協がもし戻ったとしてもなんとでも言えまし、逆に捕まる恐れもあります。

 

 

 一応玉璽は、こちらにありますが、もし向こうがそれすらも用意していたとしたら・・・。

 

 

 詠の判断に任せますかね。

 

 

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 あれ以来、劉協の表情は暗いままです。

 

 

 月が付きっきりで励ましたりしているいますが・・・。

 

 

 結果はあまり芳しくないようですね。

 

 

 まあ、まさかこんな事態になるとは劉協自身も思わなかったのでしょう。

 

 

 それよりも、今後のことについてです。

 

 

 詠の方針としては雪解け後に、馬騰の元を訪れることになりました。

 

 

 劉協とも面識があるし、馬騰は漢への忠誠が高いので、協強力な後ろ楯になってくれるでしょう。

 

 

 馬騰と共に上京し、この茶番を終わらせる作戦です。

 

 

 まあ現状では、冬を越えることを待つしかやることがないですね。

 

 

 刺客も最近来ませんし・・・。

 

 

 もしかしたら、劉協が亡くなったと噂を広げたのも、そいつらかもしれません。

 

 

 そんなことを考えていた時です。

 

 

 またしても屋敷内が慌ただしくなってきました。

 

 

 今度は何が起きたんでしょう?

 

 

 嫌な予感がビンビンにするんですが・・・。

 

 

 こちらでは聞かないですが、詠の不幸の日っていつくるんでしたっけ・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
詠の不幸の日っていつかって?今でしょ!うん、我ながら古いギャグをかましてしまった。(陸奥守)
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀   

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