何故だ…

何故なのだ……

何故この私が…この〃〃が……

封印されたのか……

……許さぬ…

絶対に許さぬぞ…

……管理者共よ………

……待っているがいい……

・・・・三国同盟から2年・・・・

一刀「いい天気だなぁ

　　　こんな日はのんびりしたいな」

愛紗「ならば早く政務を終わらせるこ

　　　とですね」

一刀「……はい」

華琳「全く、予めやっておかないから溜まるのよ」

一刀「ご最もです…」

蓮華「大丈夫よ一刀、もう少しで終わるから」

雪蓮「全く駄目ねぇ?♪」

蓮華「姉様に」

一刀「言われたくないなぁ」

雪蓮「むき?〜、どういう事よ！？」

一刀「あっ！？死ぬ！折れる！

　　　折れるから！！」

蓮華「姉様！やめて下さい！」

華琳「……はぁ、これじゃあいつまで経っても終わらないわよ」

愛紗「ご主人様、雪蓮殿にかまっていると華琳殿が仰った通り

　　　いつまで経っても終わりませんよ」

雪蓮「ちょっと！華琳に愛紗っ！

　　　どういう意味よ！？」

愛紗「そのままの意味ですよ」

一刀「………」ｶｷｶｷ

雪蓮「一刀も何黙ってるのよ?！」

一刀「終わった?」

雪蓮「無・視・し・な・い・で・よ！」

一刀「あっ！？痛いっ！痛いっ！

　　　痛いから！雪蓮！

　　　天の御遣い天に召されちゃうから！！」

華琳「本当に騒がしいわね」

桃香「これが私達ですから」

華琳「……喜んでいいのかしら？」

桃香「………あははは」

政務が一段落しいつものように

中庭に行きお茶を飲んでいた

一刀「ホントいい天気だなぁ」

春蘭「でええぇぇええい!!!!」

鈴々「にゃああぁぁあぁ!!!!」

一刀「………またやってたんだ…」

華琳「ここ3日勝負がついていないからね

　　　武将としてシロクロはっきりさ

　　　せたいんでしょう」

桃香「なるほど……」

雪蓮「一刀も鍛錬する♪？」

一刀「……俺を殺す気か」

雪蓮「殺す訳ないじゃない♪

　　　死ぬの一歩手前迄よ♪」

蓮華「姉様、あまり意味が変わらないですよ……」

雪蓮「でも私は一刀に自分の身は

　　　自分で守れるようになって欲しいのよ」

華琳「私も同意見ね」

蓮華「確かにそうですが……」

？？「その心配はいりませんぞ

　　　策殿、蓮華様、華琳殿」

雪蓮達と話ししているといつの間にか

来ていた大陸弓兵隊の

秋蘭、紫苑、桔梗、祭さんが会話に

参加していた

祭「北郷は儂や桔梗と鍛錬をしていたが、なかなか良い動きをするよう　　になりましたぞ」

紫苑「私も見させて頂きましまたが

　　　ご主人様は成長なさっていますよ♪」

華琳「本当なの？秋蘭」

秋蘭「はい

　　　今の北郷は前よりもとても

　　　強くなっています」

華琳「秋蘭が言ってるなら

　　　そうなのね

　　　やるじゃない、一刀」

一刀「まだまだだよ」

冥琳「北郷」

一刀「っ！め、冥琳」

不意にいつの間にか来ていた

冥琳に話しかけられ驚いてしまった

冥琳「？どうかしたか？」

一刀「い、いや何でもない

　　　処で何かよう？」

冥琳「あぁ、少しいいか？

　　　此処では話せなくてな」

一刀「？？分かった」

冥琳「そうか

　　　なら一緒に部屋に来てくれ」

一刀「了解」

話しを聞くため俺は冥琳と共に

冥琳の部屋に向かった

冥琳「そこの椅子に掛けてくれ」

一刀「うん」

とりあえず椅子に座り

話しの内容を聞くことにした

一刀「それで話しって？」

冥琳「………」

一刀「冥琳？どうしたの？」

冥琳「実はな…」

一刀「うん」

冥琳「この事はまだ警邏隊の者と

　　　三国の王達にしか知らせて

　　　いないのだがな」

一刀「うん」

冥琳「最近民の者達が行方不明になる

　　　事件が起きていてな」

一刀「行方不明？」

冥琳「既に13人もの被害出ている」

一刀「13人も？」

冥琳「無論捜索はさせたのだが

　　　未だ手がかりさえ掴めていない暗中模索の状況なのだ」

一刀「手がかりさえか……」

冥琳「北郷にも知らせておこうと思ってな」

一刀「分かった

　　　明日から情報収集してみるよ」

冥琳「よろしく頼む」

謎の行方不明事件の事を冥琳から

聞かされた俺は部屋を後にした

しかし……

？？「……ふむ…」

俺はまだ気づいていなかった

？？「こ奴も使えぬな…」

この行方不明事件が

大陸の危機となるとは

ｻﾞｼｭｯ!!

男「ぐはっ!!」

知る由もなかった……

？？「……これで13人目か……

　　　次を探さねば……」

　　　　　　　　　……終……