真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
一刀「……という訳で行方不明者の情報収集を本格的に行なおうと思う」
真桜「それはええけど隊長」
沙和「どうやって収集するの??」
凪「行方不明者の捜索など容易なものではないですよ」
一刀「分かってるさ
けど警邏の者として、この国の者として黙ってはいられないだろ?」
真桜「そりゃあまぁ、そやな」
一刀「まずは行方不明者に関r『隊長ーー!北郷隊長ーー!』っ!何だ!?」
凪達に説明をしようとした時
警邏隊の兵が走ってきた
警邏兵A「路地裏に民の変死体を発見致しました!」
凪「なっ…!」
真桜「何やって!?」
一刀「そこまで案内してくれ!」
警邏兵A「御意!」
来たのは人通りの少ない路地裏
そこには既に何人もの警邏兵がいた
警邏兵A「こちらです!」
一刀「っ!これは……」
凪「…酷い」
真桜「むごいわぁ……」
沙和「うわぁ……」
現場かなり惨劇な状況だった
死体を中心に全体が血の赤に染まり
異臭を漂わせていた
正直吐いてもおかしくかった
更には顔以外は刃物で切り裂かれ
見るも無惨であった
警邏兵B「この者を知る民の話によるとつい最近行方不明になった者らしいです」
一刀「つまり…13人目の被害者」
沙和「隊長…ひょっとしたら」
一刀「うん?」
真桜「あくまで予想なんやけど」
凪「もしかしたら他の12人も……もうd…『凪、言ったら駄目だ』隊長」
一刀「ひとまず目撃情報などを集めてくれ。どんなに些細なことでもいい」
警邏兵「「「「御意!」」」」
凪「………っ!」
一刀「凪?どうした?」
凪「……いえ、なんでもありません」
一刀「そうか…」
凪「(誰かに見られていたような…)」
沙和「凪ちゃ?ん、行くよ?」
凪「あ、あぁ。分かった」
真桜「どないしたん?」
凪「いや、何でもない」
凪「(気のせいか……?)」
??「……ふむ、私の‘気’に感づくとは……なかなかだな、あの娘」
??「だがそれよりあの男……
あれが‘天の御遣い’……」
??「あ奴なら……ふっふっふっ…」
結局その後情報収集をしたが
何一つ手がかりを得ることができず昼の時間になった
分かった事は他の12人も惨殺されたということだけだった
一刀「う?ん……手がかり無しか…」
凪「ただ共通する事は他の12人も同様の殺されかたをされている」
真桜「ということだけかいな…」
沙和「暗中模索なの?」
これは思ったより深刻な事件だな……
大量殺人なんて乱世以来だ
一刀「ひとまず休憩が終わり次第情報収集の再開だ」
沙和・真桜・凪「御意」
……………………
華琳「結果何も得られず……ってこと?」
一刀「残念ながらな…」
雪蓮「ようやく平和になったと思った矢先にこれは腹が立つわね」
桃香「一体どういう事でしょうか?」
蓮華「やはり情報不足ね、一刀」
一刀「あぁ、明日も可能な限り努力するよ」
冥琳「頼んだぞ、北郷」
一刀「あぁ」
??「あ奴名は『北郷一刀』か……そろそろ潮時だ……」
??「北郷よ…貴様の〃〃…この私がもらってやろう………」
・・・・その夜・・・・
一刀「13人に共通する物事は無しか……」
全員が男や女というわけでもなく罪を犯した人でもなく全員に共通するものが何一つない
一刀「何かないか……?」
……共通点などないぞ…北郷よ……
一刀「っ!!??」
後ろを見たが誰もいない
部屋を見回したが誰もいない
そりゃそうだ
俺の部屋だから俺以外誰もいない
一刀「誰だ!!??何処にいる!!??」
……私か?………私はな……
一刀「!!?」
突然目の前に瓦斯状の何かが現れた
咄嗟に鍛錬に使用する木刀を手に取り俺は構えた
一刀「一体何だ!?これは…」
??「ふっふっふっ、どうだ驚いたかな?」
瓦斯状のものが人の形に変形しだした
一刀「何だお前は……?」
??「私の名は『響窃(きょせつ)』外史に恨みを持つ者だ」
一刀「外史に恨みを持つ者?どういう意味だ響窃!?」
響窃「そのままの意味だ。私はこの外史という世界に恨みを持っている。だから私は……復讐するのだ」
一刀「復讐だと……!?」
響窃は何を言っているんだ
外史に復讐……そんなことが可能なのか?
響窃「だがなこのままではそれはできん、何故ならこの響窃、実態がないからだ」
一刀「実態がない?」
響窃「つまり『身体』が必要なのだ
だからこの外史で身体を探していたのだ」
一刀「!!………つまり」
響窃「察しのとおりだ……13人の貴様の民は私が殺した……」
一刀「……!!響窃!お前!!」
渾身の力を込め木刀を振ったが
手応えがない
響窃「言ったはずだ、北郷よ
この響窃実態がないと」
……なるほど煙に物理攻撃は無意味だもんな
それなら……今とりあえず逃げるしかない
響窃「残念ながら北郷、貴様はもうこの響窃の掌の上だ」
一刀「っ!!」
くそ!!出口に回り込まれた!
響窃「何故私が貴様に姿を見せたと思う?」
一刀「!?」
確かにこの煙のような状態なら
誰にもバレず生きれたはず
なんで姿を……
響窃「それはな………」
ボゥ!!
一刀「くっ!?」
何だ!?目の前が紫色に!?
響窃「北郷よ、我が手となり脚となるがいい……」
一刀「ぐっ!!そ、そんなこと
百歩譲ってもお断りだ!!
これは……お、俺のか、身体だ!!」
響窃「残念ながら貴様に拒否権はない……」
一刀「ぐっ!?かはっ!?がっ!?」
何だ!?今度は目の前が暗く……
響窃「さらばだ北郷……
暗き闇に沈めがいい……」
か、華琳……蓮華……あ、い、しゃ………………
ふっふっふっ………
貴様の身体……………
この響窃が頂いた!!
さぁ、外史の復讐を始めようぞ…
決して開けてはならない消滅の扉を
開けた瞬間だった……
真・恋姫†無双
Another Story
‘闇’の御遣い?
聖なる力と復讐の魔人
開?幕
説明 | ||
前回と今回はプロローグと始まりになります 遂に大陸の平和が途切れる かつてない事態が一刀を襲う!? 遂に本格的に物語が始まります |
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コメント | ||
ご報告ありがとうございます(hoi) はらばだ北郷→さらばだ北郷では?展開が気になるで次ぎ生きます。(kasuta) 生憎ギャグは書けないと思います、期待していたらすみません(hoi) 『ギャグ補正』で「シリアス」が一瞬で、崩壊してしまうwwwwwwwwwwww!?(劉邦柾棟) ……ダメだ。 一刀(響窃)「さあ、どうする? 貴様らに、「北郷一刀」を攻撃する事が出来るのか?」 一部の恋姫達「よし! じゃあ、手加減抜きの『フルボッコ』で行くぞ!?」 一刀(響窃)「アレ? 何で? (;´д`)」 しか浮かばねえwwwwwwww!? (ノД`)(劉邦柾棟) 一刀が体乗っ取られた!どうなるんだ?気になります!(nao) |
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