恋姫 華陀紀行210 |
翠たちがいるのは、同じ武威内だと言うのに道のりが遠いです。
それも、残雪のせいで道がぬかるんでいるせいですね。
ぬかるみのせいで、馬車がなかなか進まず到着に時間がかかっています。
実際、翠たちのいる街に到着するのに、予定よりも遅くなってしまいした。
街中は、馬騰がなくなったばかりと言うこともあり、昔見たときほどの活気がありません。
まあ、雪解け後というのもあるかもしれませんが、人通りも少な目です。
街についてから、翠たちのもとに行く前に、少し情報を収集おこないました。
住民に聞いたところ、既に馬騰の土葬は終えたようです。
こちらとしては、せめて馬騰の死因くらいは確認したかったのですが・・・。
流石に墓から死体を掘り返すのはまずいでしょう。
それと、これからのことについて、みんな不安に思っているようですね。
まあ、いままでは北は匈奴、南は西羌を抑えていた馬騰が、亡くなったとなれば民も不安にもなるでしょう。
これを好機ととって、両方がこちらに向かってくるかもしれませんし・・・。
取り敢えず、翠たちのもとに行きますかね。
門番とのいざこざはありましたが、翠が出てきたことで解決しました。
どうやら門番は、俺のことを知らないようです。
ここにいたのは、かなり昔なので仕方ないかもしれません。
翠なんて、始めに見たときに、俺のことを幽霊かと聞かれたときには、ショックでしたね・・・。
そのままのノリで返事をしそうになりましたが、状況が状況なので自重します。
馬騰が亡くなって落ち込んでいると思っていましたが、吹っ切れているようです。
ずるずると引きずっているよりはいいですね。
「その抱いてる子は誰だ?」
「後で紹介するよ」
どうせなら、みんなと一緒に言った方が効率がいいです。
「わかった。それにしても、ほんとにいきてたんだな」
いきなりですね。
「むしろなぜ翠が、俺が死んだことを信じているのかが不思議なんだが?」
武人が直接来るならまだしも、一般兵に殺られるほど弱くはありません。
「それは、洛陽から書簡が届いたんだよ」
書簡だけで信じるものですかね?
「玉璽がない書簡をあんたは信じたわけ?」
詠の言ってることももっともですね。
「玉璽ならおされてたぞ?」
やはり、偽物を既に準備していたようです。
劉協と月はビックリしてますね。
俺と詠は予想通りな感じですが・・・。
こうも、あからさまにされると、腹が立つを通り越して呆れます。
「取り敢えず、自己紹介しないか?」
広間に集まった面々に最初に告げました。
「そうね。じゃあ言い出しっぺのあんたからね」
「いや・・・俺は双方知ってるからいいだろ?」
「あんたが、こっちを紹介するのよ!そのぐらい察しなさい!」
俺にエスパーの能力はないです・・・。
詠が大声だすから、みんな唖然としてますよ。
「まあ、仲介役をやることになった華陀だ。んで、こちらにいるのが、劉協皇帝で、隣が董卓、さっきの大声だしてたのが賈?ね。では次はそっちの自己紹介し「ちょっと待て!」・・・ん?」
自己紹介に不満でもありましたかね?
・・・ああ、自己紹介なのに自己で紹介してないからでしょう。
「わかった。やり直そう。劉協に自己紹介してほしいってさ」
「ふむ。そうであったか」
「いや、あの、その」
翠はどうやら混乱しているようです。
他の面々は、みんな固まっていますがなぜでしょう?
劉協が名乗り終えると、みんな席から立ち上がって、床に座り込んでしまいました。
「みんなどうしたんだ?」
「あんたね・・・。本来ならこれが普通なのよ」
「みんな床に座るのが普通だったのか・・・」
「違う!」
ほんの冗談ですよ。
「いつまでもこのままでは進まぬゆえ、みな席に戻れ」
劉協の言葉に、恐る恐るといった感じで、みんな席に座り始めました。
「まずは、書簡を見せてもらっていいかしら?」
「ああ」
詠の言葉で、文官の一人が早足で広間から出ていきました。
これからどうなるんでしょうね・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1531 | 1429 | 11 |
コメント | ||
「幽霊」かと聞かれた。 呼び名が「勝負」から『幽霊』になっているwwwwww!? マジで駄目だな! 『失禁馬超』人の名前をちゃんと覚えなさい!?(劉邦柾棟) | ||
タグ | ||
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 | ||
Peruさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |