真・リリカルなのは 第十章 エルトリア振興編 最終話 取り戻した平和、そして新たなるステージへ
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遂に死神獣を倒し、侵略者ブラックガーストの討伐に成功した

 

役目を果たし、地球へと帰還しようとする なのは達

 

キリエ「じゃあ地球に送るわね」

 

はやて「頼むわ〜 めっちゃ疲れたから、はよ地球に帰りたい」

 

ディアーチェ「フン、子烏め。あの程度で疲れるとは、まだまだ青い!!」

 

いちいち はやてに文句を言う ディアーチェ

 

はやて「やれやれやで、王様…………………ウチらが帰るんが寂しくて仕方ないんやね」

 

しかし、はやての方が一枚上手だ

 

ディアーチェ「さっさと失せろぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」

 

エルシニアクロイツで、はやてを殴ろうとする ディアーチェ

 

ユーリ「ディアーチェ、落ち着いて下さい」

 

それを止める ユーリ

 

レヴィ「出来ることなら、ここで決着を付けたかったけどな」

 

フェイト「大丈夫、何時か必ず付ける日が来る…………………一生の別れというわけじゃないから」

 

互いにライバルだと意識し、何時か必ず決着を付ける事を約束する フェイトとレヴィ

 

レヴィ「今よりもっと強くなれよ? それを僕が越える」

 

フェイト「させないよ? 絶対」

 

握手をし、自分が勝つと宣言する2人

 

何だかんだで似た者同士なのかもしれない

 

レヴィ「相変わらず生意気なヘイトだ!!!」

 

フェイト「だから………………………まぁいいか」

 

流石に諦めた フェイト

 

レヴィ「………………………………バイバイ、フェイト」

 

フェイト「レヴィ………………………うん、またね」

 

少し寂しそうなレヴィを見て、何も言えなくなる フェイト

 

アミタ「みなさんには本当にご迷惑をおかけしました!!」

 

アリサ「ま、久方ぶりに滾る戦いだったわ」

 

すずか「意外と戦闘狂だね、アリサちゃん」

 

アミタがアリサとすずかにお礼を言う

 

シュテル「ナノハ」

 

なのは「シュテル」

 

シュテル「また………………お会いしましょう」

 

なのは「うん…………………………必ず」

 

お互いに握手を交わす

 

その手には次出会うときは決着の時と言わんばかりに力が籠る

 

キリエ「準備出来たわよ」

 

はやて「ほな、行こか!」

 

アリサ「じゃあね!」

 

すずか「またね」

 

フェイト「さようなら!」

 

なのは「ディアーチェ! レヴィ! シュテル! ユーリ! アミタ! 元気でね!!!」

 

光に包みこまれ、なのは達は地球へと帰還する

 

シュテル「行きましたね」

 

ディアーチェ「ああ」

 

シュテル「もう会えるかわからないのに、あんな別れでよかったのですか?」

 

シュテルはディアーチェに問う

 

ディアーチェ「我らは世話になりっぱなしだ……………………初めてこの世に生まれた時、キリエに蘇えらされ、ユーリを起こした時、そして今回……………………何故、奴らは嫌な顔せず、助けてくれるのだ?」

 

ユーリ「それが、あの人達の強さの源なのではないでしょうか?」

 

ディアーチェの問いにユーリが答える

 

シュテル「と言うと?」

 

ユーリ「自分達の為だけではなく、他人の為に戦う……………………彼女たちは、それが誇りだと感じているのでしょう」

 

シュテル「なるほど」

 

ディアーチェ「我らでは理解出来んか…………………………どうりで勝てぬはずだ」

 

悔しそうに言うが、顔はほほ笑んでいた

 

アミタ「さぁ!! もう一度エルトリアの振興を目指して頑張りましょう!!!」

 

長い年月を掛けて、エルトリアは人が沢山いる世界に変わって行くだろう

 

何故なら、平和の為に命を掛けて戦う少女たちがいるのだから

 

それが、人々を繋ぐ懸け橋となる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜地球〜

 

なのは「地球よ!!! 私は帰「言わせないよ?」なん…………………………だと?」

 

再び名言を阻まれ、ヘコむ なのは

 

キリエ「さて、私の役目はここまでね」

 

地球に送り届けたキリエの役目は、これで終えた

 

はやて「王様達によろしゅうな」

 

キリエ「ええ、それと本当にありがとう……………エルトリアを取り戻せたのは、あなた達のお陰だわ」

 

彼女は頭を下げる

 

なのは「キリエ…………………………………」

 

キリエ「今は返せるものが思い付かない。だからエルトリアが復興したら、見に来てくれないかしら? 生まれ変わったエルトリアを。歓迎するわ」

 

なのは「うん、必ず行くよ!!」

 

キリエ「それじゃあね」

 

キリエはエルトリアに帰っていく

 

はやて「さて、ウチらの休暇は無くなってもうたっぽいから、ミッドに戻ろか」

 

フェイト「そうだね」

 

アリサ「あんた達も大変ね」

 

はやて「いや、これからやで? これから始まるんや………ウチの夢が、ウチの理想が……………」

 

なのは「はやてちゃん……………………………」

 

はやて「機動六課……………………上から許しが出て、創ることが可能になった」

 

フェイト「ホント!?」

 

はやて「けど、先ずはメンバー探しや。1年ぐらい掛かりそうやけどな!!」

 

嘗ての敵であり、友であるシュテル達を救い、地球に帰還した なのは達

 

そして月日は流れ、1カ月後

 

ウィザード【ロード、メールが届いています】

 

カイト「何?」

 

事務室で休憩していた カイト

 

カイト「俺のアドレスを知っているのはリンディの奴とクロノだけだが…………………」

 

ウィザード【無登録のアドレスです】

 

カイト「読んでみるか」

 

その手紙の内容は

 

 愛しいカイト君へ

 

 今度ウチが新しい部隊を創ることになりました

 

 そこでカイト君には隊長をやってもらいのです

 

 なのはちゃんとフェイトちゃんも隊長で、この部隊に来てもらう予定です

 

 名前は機動六課

 

 目的はロストロギアの回収

 

 但し、1年で解散となります

 

 たった1年やから、優しいカイト君は、勿論引き受けてくれますよね?

 

 ありがとうございます

 

 では、早速本局にあるウチの部屋へ来て下さい

 

 あなたの将来の妻 八神はやてより

 

カイト「…………………………………………………………」

 

ウィザード【どうしまたした? ロード】

 

カイト「何故、八神が俺のアドレスを知っているのだ?」

 

ウィザード【…………………………リンディ提督かクロノ提督が教えたとしか】

 

そう、それ以外 考えられないのだ

 

カイト「ウィザード、このメールを即刻消去しろ。後、このアドレスは受信拒否だ」

 

ウィザード【わかりました】

 

ウィザードはカイトの言った通り、メールを破棄し、はやてのアドレスを受信拒否に設定した

 

カイト「全く、どうせリンディの差し金だろう………………………」

 

カイトは真意を問う為、リンディの所へ向かう

 

リンディ「待っていたわよ」

 

はやて「思ったより早かったな〜」

 

リンディの部屋に、はやてが居た

 

カイト「………………………………………………………………」

 

やられた……………………………

 

そう、これが はやての狙いだった

 

自分がメールを送れば、アドレスを教えたであろうリンディの部屋に来るだろうと

 

まんまと引っ掛かってしまったのだ

 

はやて「リンディさんにアドレスの事を問いただそうする。カイト君の行動はお見通しやで〜」

 

ニヤけ面で挑発する はやて

 

リンディ「さて、どうしてはやてさんがここに居るかわかりますね?」

 

カイト「どう足掻いても俺を機動六課に入れるつもりか?」

 

リンディ「ええ♪」

 

当然と言わんばかりに、素敵な笑顔で認可されてしまった

 

カイト「…………………………………………………………」

 

はやて「なのはちゃんにフェイトちゃん、さらにカイト君…………………最強の部隊の出来上がりや!!」

 

はやての言う通り、これ以上の部隊は他に無いだろう

 

リンディ「副隊長はルナさんでいいわね?」

 

カイト「チッ まぁいい、どうせ1年だ……………六課解散後、俺は貴様の部下では無くなる。後は好きにさせてもらう」

 

意外とあっさり認めた カイト

 

リンディ「ええ、勿論好きにしていいわ……………………それが約束だからね」

 

リンディの下を離れ、自分の好きにする

 

それが、カイトの目的の1つでもあった

 

はやて「良し、後はフォアード達やな」

 

カイト「…………………………………………………」

 

はやて「1つの部隊に2人ずつや、まぁなのはちゃんの部隊のフォアードは目星が付いてるけどな」

 

カイト「フン、ならば俺の隊のフォアードは俺が決める」

 

はやて「アレ? 入れたい子が居るん?」

 

カイト「1人だけ、興味がある奴が居る……………………もう1人は、アイツにするか」

 

リンディ「まさか!!」

 

カイトが言うアイツに感付いた リンディ

 

カイト「ああ、アマルだ」

 

リンディ「あなたって人は………………………………」

 

アマルとは一体?

 

カイト「奴とて、もう立派に戦える…………………役に立たんボンクラよりも、アマルの方が使い勝手がいい」

 

はやて「アマルって誰?」

 

当然の質問だが、

 

リンディ「…………………………………………………………」

 

リンディは答えなかった

 

カイト「会えばわかる」

 

カイトは部屋を退出する

 

はやて「リンディさん?」

 

何も答えないリンディに疑問を持ち、話しかける はやて

 

リンディ「はやてさんは、フェイトの出生の秘密を知ってる?」

 

漸く口を開いたかと思えば、フェイトの事を話し始めた

 

はやて「…………………………はい、少し前に聞きました」

 

エルトリアに行く前に、フェイトは自分がクローンである事を、はやてに話していたのだ

 

リンディ「プロジェクトフェイト……………………………通称F」

 

はやて「クローン技術ですよね?」

 

リンディ「ええ」

 

はやて「アマルって子も?」

 

はやては察した

 

リンディ「ええ」

 

はやて「そうですか」

 

その察しは当たっていた

 

ルナの初任務時に発見した、フェイトのクローンである

 

ルナが保護者と言う形となり、アマルという名を与えたのだ

 

また、リンカーコアを所持していた為、魔導師として訓練を行っている

 

リンディ「まぁ本人は気にしていないようだけど……………………………」

 

はやて「まぁカイト君が選ぶちゅううことは、そこそこ強いんですね?」

 

リンディ「ええ、けど、これだけの戦力を集めるとなると………………………」

 

はやて「大丈夫ですよ、なのはちゃんもカイト君も強い! リミッターなんてへっちゃらっですよ」

 

そう、1つの部隊が持てる戦力は限られている

 

よって、なのは達 隊長格にはリミッターを付け、力を抑えるのだ

 

リンディ「そうね……………………………」

 

はやて「ほな、ウチも戻りますわ」

 

はやても退出する

 

リンディ「さて、この作戦が吉と出るか凶と出るか…………………………」

 

リミッターを掛けて、Sランク以上の面子を集める荒技

 

吉と出てくればいいのだけど…………………………

 

リンディ「いよいよ時代が動きそうね……………………………」

 

この機動六課誕生によって、管理局に変化が訪れる………………………そんな気がする

 

リンディ「まぁ私たち大人は、見守っていましょう」

 

遂に、はやての新部隊建設

 

物語りは新たなステージへ

 

時代は動き、変革をもたらす

 

それは、すぐそこか……………………それとも

 

少年少女だった彼女達は大人になり、新たな道へと進んでいく

 

それが正しいと信じて…………………………

 

第十章 エルトリア振興編……………………………………完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漸く第十章が終りましたね〜

 

次回からはStsに入ります

 

とても長いです

 

ですが、その前にアレをやらないと……………

 

 

 

説明
物語はStsへと入って行く
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う マテリアル 内容はオリジナル エルトリア 

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