魔法少女リリカルなのはStrikers ダメ人間の覚悟
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アリシア Side

 

 

なのは「ハァ・・・ハァ・・・ハァ」

 

フェイト「フゥ・・・フゥ・・・フゥ」

 

ティアナ「ハァ・・・ハァ・・・・・うっ・・・きっつ・・・・」

 

スバル「あ・・ハハ、なのはさん達の訓練と同じか・・・・それ以上かもね・・・・・」

 

アリシア「ハァ・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・や、やったよ・・・・・ね?」

 

私達の思いっきりの砲撃を透にぶち込んだ、見た目は透に直撃してったようにみえたんだけど・・・・。

 

はやて「の・・・・ハァ・・・ように・・・ハァ・・・見え・・・・たん・・・・・フゥ・・・・・やけどなぁ・・・・」

 

アルフ「透の・・・ことだからさぁ・・・・ハヒィー、そう簡単に・・・・やられちゃ・・・いないだろうけどさぁ」

 

アリシア「で、でもでも・・・・私達の魔法は直撃だったよ?」

 

未だ土煙が止んでない、透が居たであろう場所を見ながら私は言った。

 

薫子「そ・・・そうなんだよね・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

アリシア「・・・・?・・・・・な、何?皆」

 

なんか、皆が私の方を見ながら呆れたような驚いたような、とにかく何とも言えない顔をしてこっちを見てた。

 

なのは「うん・・・・・いやね?アリシアちゃん、ずっと気になってたんだけどさぁ・・・・」

 

なんだろ?なんかなのはや他の皆の目が私を見ないで別の方を向いてるような気が・・・・・・。

 

アリシア「??ナニナニ??」

 

はやて「あんな?さっき皆で撃った砲撃魔法の時の事やねんけど」

 

アリシア「あぁ・・・・もしかしてあん時に何かあった?!」

 

はやて「い、いやぁ・・・そう言う事じゃぁ・・・・・・・ないわけないねんけど・・・・」

 

アリシア「????」

 

フェイト「・・・・・姉さん!この際だからハッキリ言うよ!」

 

アリシア「お?オォ・・・・どったのフェイト?」

 

珍しくお姉ちゃんに意見してくるフェイト・・・・・・まぁこれまでも何回も意見されてきましたデスヨ、ハイ・・・・・・どうせ私にゃぁ姉としての自覚も無いっスヨ。

 

 

 

 

フェイト「姉さん・・・・女性が『ぬぉりやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』とか言っちゃ・・・・どうかと思うんだよ!!」///////////

 

 

 

 

”ピシャァァァ!!!ゴロゴロゴロゴロ!!”と私に雷が落ちた感じに聞こえてきた、”ババァァァァァァン!!”って効果音が出そうな感じにフェイトが私に対して・・・・お姉ちゃんに対してダメ出しをしてきた・・・・・・・。

 

でもぉ・・・・・私にはあんまり衝撃って感じの言葉じゃ無かったかなぁ・・・だって・・・。

 

フェイト「姉さん!何であんな・・・は、恥ずかしい気合の入れ方するの?!」////////////

 

アリシア「んん〜〜・・・・・なんとなくかなっ!!」ビシッ!

 

私は思いっ切りサムズアップでフェイトに答えた。

 

ルーテシア(あぁ・・・・・・アリシアさんって、なんだかレヴィちゃんとキャラがかぶりそう・・・・ノリが似てる・・・・)

 

プレシア「ビシッ!じゃないわよ!!フェイトと一緒で可愛いく綺麗な貴女が、そんな言葉を言うのは・・・お母さん、耐え切れずに(萌え)死んじゃうわよ!!」ハァハァ

 

アリシア「・・・・・鼻血流しながらハァハァ言っても、全然説得力ないよお母さん・・・・」

 

はやて「この一家、半分がメッチャ不安!」

 

リニス「プレシア、鼻血を拭いてください」

 

お母さんの事はリニスに一先ず任せた、それより問題は・・・・・。

 

メガーヌ「それにしても・・・・あなた達も容赦ないわね・・・・・」

 

私達が透達に向けて撃った砲撃の跡を見ながら、肩を押さえてメガーヌさんが後ろから現れた。

 

なのは「大丈夫ですか?皆と一緒で、透君の攻撃をモロに受けたんじゃ」

 

メガーヌ「アハハハ、これくらい平気よ・・・・と言いたいところだけど、結構ヤバいわ・・・・・・いつつ・・・こんなキツイのって今まで経験したこと無いわ・・・・・・あったとしても初めて彼と対峙した時かしら、それより・・・・」

 

アリシア「それなら心配ないですよ」

 

私は透が倒れてると思われる位置を見ながら、メガーヌさんの言葉に答えた。

 

シャッハ「本当ですか?失礼ですが、両者のあの砲撃・・・・・・とてもじゃありませんが、お世辞にも手加減をしているようには見えませんでした・・・・特にあなた方の砲撃は、下手をすると井上さんが死んでしまう可能性も!」

 

フェイト「確かに・・・・あの砲撃はやり過ぎたのかもしれません、でも・・・・・今まで透と一緒にいる私達になら分かるんです・・・・・透には・・・これくらいしないとって!」

 

シャッハ「いや・・・・そんな自信満々で言われても・・・・・」

 

シグナム「シスターシャッハ」

 

シャッハさんの肩を”ポンッ”と手を置いたのはシグナムさんだった。

 

シャッハ「騎士シグナム、あなたもアレは・・・・」

 

シグナム「分かってやってくれ・・・・・とは言わないが、私達のありったけの攻撃を・・・・・アイツにぶつけたかったんだ・・・・・・・半分は腹いせだが」

 

シャッハ「あの今腹いせって言いましたよね?」

 

シグナム「気のせいだ、確かにアレを喰らったら普通は死ぬかもしれん、だがアイツにはもう魔力が戻っていた・・・その気になれば『瞬歩』か『飛雷神の術』で回避することが容易に出来た筈だ、だが・・・アイツはしなかった」

 

ヴィータ「それはアイツがアタシ等の思いっきしの攻撃に対して真正面から受けてやるというアイツなりの答えだったんだよ・・・テメェの身も顧みずにな」

 

シャッハ「・・・・・」

 

ヴィータ「ま、全部ただの予想でしかねぇんだけどな」

 

アリシア「それにねシャッハさん、そんなに心配する事無いと思うよ?」

 

私がそう言うと、機動六課・・・・というか地球出身者全員はデバイスを構え直した。

 

シャッハ「え?」

 

薫子「だってほら・・・・」

 

薫子があごで指した先にいたのは、倒れたと思われている透だった・・・・・しかも・・・・・・妙なオーラというか、半透明な肋骨に包まれて。

 

透が無事というか倒れていないっていうのは予想できてたんだけど、あのアバラって・・・・・・・・一体何?・・・・あ、もしかしてあれが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

マダラ「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

まだ完全に晴れて無い土煙の中で透が喋ったのは、この変なアバラの名前・・・・『須佐能乎(スサノオ)』の事だった。

 

はやて「・・・・・ハルカちゃんの情報通り、やっぱりそれも持ってたんやね?」

 

プレシア「その能力を使ってアリシア達の攻撃を凌いだってわけかしら?」

 

アルフ「でもそれだと、『輪廻眼』の吸い取る術の方がよかったんじゃないか?」

 

シャマル「うぅ〜ん・・・・たぶん、吸い取りをしても容量オーバーになっちゃうかもしれないし、かと言って途中で止めて『須佐能乎』を出そうとしてもその間にやられるから・・・じゃないかしら・・・・・・あくまで予想だけど」

 

そして今まで立ち込めていた土煙が段々と晴れていくと、驚いたことに透がしてた仮面が綺麗サッパリと無くなってた、たぶんさっきの私達の砲撃を受けたからだと思うんだけど。

 

マダラ「・・・・・・・・・・・」

 

マダラ以外「・・・・・・・・・」

 

私含めた皆が透の素顔を見て沈黙してる、何故かって?そんなの数年ぶりに透の顔を・・・・・・拝めれてない!?

 

はやて「あー・・・・・・・透君?悪いんやけど、もうちょい顔上げてくれへん?・・・・あの・・・ほら、君・・・・髪長過ぎて全然顔が見えへんねんけど」

 

マダラ「・・・・・・・・・・・・・」

 

はやての要求に透は無視・・・・というか、沈黙してる。確かにはやての言う通りで透の頭全部を覆ってた仮面は見事に壊れて素顔が露わになったんだけど、肝心の顔が髪でほぼ全部を覆ってるだよね!

 

アリシア「・・・・・・・なんだろ・・・なんか、貞○みたいに見えるんだけど」

 

フェイト「ね、姉さん・・・・敢えて言わなかったのに・・・・・・・どうして言っちゃうかなぁ・・・」

 

ヴィータ「あー・・・でも分かるぜ、なんか今にも地面這って来そうで・・・・スゲェ怖ぇ・・・・・・」

 

シグナム「ヒッ!・・・・ヴィヴィヴィヴィ」

 

なんか今、シグナムさんからありえないような声を聴いた気がするんだけど・・・・・・。

 

シャマル(電撃音?)

 

フェイト(ヴィヴィオ?)

 

シグナム「ヴィータよ、あぁぁあぁあまりぃ・・・・・そのぉ・・・・透を馬鹿にするようなことを言うモノではないぞ!?」

 

ヴィータ「え?・・・・・・あぁ・・・・ハイハイ」

 

あ・・・・・そう言えば、シグナムさんってホラーが苦手だったんだよね・・・・昔、透がまだいた頃に皆で一緒にホラー映画のDVDを見てたら中盤でシグナムさんが小さいけど悲鳴を上げて隣にいた透に抱き着いて、そこから一波乱があったんだっけ・・・・まだ苦手なんだなぁ。

 

マダラ「・・・・・・・・・」

 

って透てば、よく見ると顔から血ぃ流して無い?頭から顔にかけて流れて顎から血が一滴地面に落ちてるし。

 

はやて「・・・・・・・・なぁ、透君・・・透君もまだ戦えるんやろうけど、私等もかなり強ぉなったのは分かったやろ?」

 

はやても透の血に気付いたのか、透の説得に入った・・・・いや、たぶんココにいる皆が気付いてるんだと思う。

 

はやて「せやから・・・・て・・・わけやないんやけどな、もうこの辺で『はやて部隊長!!』っ!・・・もう、どないしたんやこんな時に?!」

 

ヤクモ『マスター!!』

 

マダラ「っ!」

 

いきなり私達にアルトたちからの通信が入り、更には透の方にもヤクモが声を上げているのが聴こえた・・・ヤクモで、合ってるよね?

 

クロノはクロノで、エイミィから通信が入ってそっちに答えてるし。

 

アルト『す、すいません・・・ですが、どうしてもご報告しなければいけない事態になってまして・・・・』

 

クロノ「それで、何だ?エイミィ」

 

エイミィ『それが・・・・・ついさっきなんだけど・・・・・』

 

 

 

 

”ドォォォォォォォン”

 

 

 

 

全員「!?」

 

私達が居る場所からかなり離れた所から大きな音が鳴り響いた。

 

フェイト「何?!この音と揺れは・・・・・・」

 

アルト『皆さんの位置からかなり離れた所に巨大な魔力を感知、さらには次元震も感知しました・・・・・こんなの見た事無い・・・・』

 

通信の向こう側にいるアルトとルキノが明らかに動揺してるのが声だけでも分かる、それだけヤヴァいモノなのかな?

 

エイミィ『!?クロノ君!皆!前、前!!」

 

エイミィの声に驚きながらも言う通りにして前を向くと、透が何かを手に持っていて、それを私達の方に向けて投げた途端、私達の目の前に閃光が広がった。

 

ルーテシア「きゃっ!?」

 

ガリュー「!?」

 

グレアム「こ、これは?!」

 

ティーダ「閃光弾?!」

 

ただ閃光はすぐに止んだんだけど、そのかわりに私達の周りにものスッゴイ煙幕が充満していた。

 

キャロ「これって・・・・」

 

アインス「透の仕業だろう、奴め・・・予め閃光弾の後にスモーク弾も忍ばせておいたんだろうな・・・・お陰で私達が今どの方向を向いているのか、さっぱりわからん」

 

リインフォース・アインスの言う通り、私達は閃光弾で目を覆っていた時に皆が少しだけど動いてしまった為、方向感覚が少し麻痺してしまったんだよね。

 

ヴァイス「でもこんなの、ただの時間稼ぎにしかなりゃしませんよ」

 

ゼスト「いや、寧ろそれが狙いだろう」

 

はやて「あぁ、透君には『瞬歩』や『飛雷神の術』・・・・加えて『剃』までもがあるんや、この間にどこでも逃げれるってことや」

 

すずか「加えて閃光弾かスモークのどちらか・・・・もしくは両方にジャミング機能がある物も含まれてたようだし」

 

すずかがウィンドウを広げて調べようとしたけど、テレビの砂嵐みたいに”ザァーザァー”言って画面しか表示されて無かった。

 

ルキノ『はやて部隊長、井上さんの現在位置が判明しました』

 

はやて「ま、それもその場凌ぎでしかないんやけどな」

 

ルキノたちにはすずかお手製のジャミング機能の無効となるシステムがあったから、透の仕掛けた罠にかからず発見が出来たようだった・・・・・仕組みはよく知らない・・・・・・・だって聞いてないもん。

 

私達はルキノの指示通りに透の跡を追って行く事にした・・・・て言うか、ルキノの報告じゃぁさっきの閃光弾とスモークの間に私達と透の距離が一気に離されまくってるらしい・・・・・ま、『瞬歩』とかなら納得だけど・・・・。

 

アルト『ただ、井上さんが向かわれてる方向が、先程皆さんにお伝えした・・・急に現れた巨大な魔力の発生ポイントの近くなんです』

 

 

Side Out

 

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第三者 Side

 

 

※マダラ→透

 

 

 

”シュタッ”と透が到着した場所というのが、如何にも・・・・というか戦隊モノや色んな奴がそこに居るかもしれないという感じの丁度いい岩場の高台にいた・・・・・要は崖の先のようなところに透はいた。

 

透「・・・・・・成程、アレが・・・・ココ等で暴れている奴の正体か」

 

透は崖の上に立ちながら一点を凝視していた、そこには周りの木々が爪楊枝のような小物にしか見えない程巨大であった。

 

透「・・・・まさか、お前がココに来るとはのぉ・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「『デビルガンダム』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクモ『『デビルガンダム』というのですか?アレは』

 

透「あぁ、アレはあるロボットアニメに出て来る兵器なんよ、まぁ詳しい事はまた今度にして・・・・アレは荒廃した地球の環境を浄化して元に戻すっていうので本当の名前は『アルティメットガンダム』って言っての、んでアイツにはある機能が備わっとって『自己進化』と『自己再生』と『自己増殖』っていう3大理論が備わってあるんじゃけど・・・・・ある過程で狂ってしもぉて『デビル』になって、その理論も逆というか変な方向に行っちまったけぇな」

 

リコ『そうなんですか・・・・というよりマスター、口調が・・・・』

 

透「口調?・・・・・あぁ、まぁ仮面が砕けたけぇな・・・・もうアイツのマネをする必要はないじゃろってこと」

 

透の目には転移してきた『デビルガンダム』がかな〜り小さく映っていた、その理由は透が『デビルガンダム』から物凄く離れた位置にいたからである。

 

透「・・・・・さてと」カチッ

 

懐から取り出したのは小さなスイッチだった、スイッチを押すと機能停止するような音がした。

 

ライラ『魔力停止装置の解除を確認』

 

透「さて・・・・では予め待機させといた、アレの作業に取り掛かりますかいのぉ・・・・・・・『地爆天星』」

 

両の手を祈る様に一度合わせ、そして両手を肩より少し高めに伸ばした。

 

リコ『しかし、ここでその『デビルガンダム』と戦うのは・・・・・』

 

透「わかっとる、じゃけぇ倒すんじゃなくて大ダメージを与えて再生に時間を掛けさせちゃりゃぁええだけにするっての、まぁ大なり小なりっての・・・おっつつ・・・あっぶねぇ・・・崩れる所じゃった」

 

ヤクモ『そうするにしてもですが、何やら向こうは魔力を持った生物を捕獲若しくは殺して回っております・・・・・この術を使っては・・・・・・』

 

透「それも考慮して、造るスピードを極力抑えてゆっくりとやっていくって決めとるよ」

 

透は周りから作る『星』の基となる土を周囲の地面から形成する為、あちこちで岩やら木々や土を空へと運んでいこうとしているが、『デビルガンダム』が透に気付いて襲ってこないようにあまり大きくない岩などを慎重に空へと送っていた。

 

ライラ『造るのであれば早急に且つ慎重に造るのをお勧めするのですが・・・・』

 

透「・・・・まぁ事前に大体を造っとったけぇ、あんま急ぐ必要「透君!!」・・・・・あったの」

 

ヤクモ『ですね・・・・・・』

 

気付くと後ろには先程まで苦戦を強いられた、機動六課の面々が全員揃っていた。

 

なのは「やっと追いついた・・・・」

 

はやて「透君、ええ加減にしぃや!?」

 

フェイト「待ってはやて!・・・・透、何してるの?」

 

透「・・・・・・」

 

透はフェイトの質問には答えず、黙々と『星』の形成に取り組んでいた。

 

エイミィ『皆!』

 

クロノ「どうしたエイミィ」

 

エイミィ『上の方に物凄い魔力の数値を感知したんだけど・・・それに物凄い重力と磁場を感知・・・・・これってもう小さな星だよ』

 

ルキノ『こ、こちらでも感知しました・・・・・・小惑星・・・・・・・・・とまではいきませんけど、これは・・・・・・・』

 

通信担当の者達の言葉を聴き面々は空を見上げた。

 

ヴァイス「な・・・・・何だ・・・・アレ?」

 

メガーヌ「岩・・・・・とは違うというか・・・・まるで・・・」

 

ユーノ「確かに・・・星みたいだよね・・・・アレ」

 

アルト『それと、前方に巨大な反応があります!』

 

すずか「な・・・・何、アレ・・・」

 

エイミィ『データベースにはアレがガジェットっていう反応は見られないよ・・・・何にしても、無闇に攻撃しない方がいいんだけどね・・・・』

 

フェイト「・・・・透は、アレを知ってるの?」

 

透「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

シャマル「加えて、今透君の格好と・・・あの大きな星・・・コレって・・・・・」

 

はやて「アレが・・・・『輪廻眼』の能力の一つの『地爆天星』っちゅーやつ?」

 

透「・・・・・・・・・・」

 

はやての質問に対して黙秘を続ける透、その実今も『地爆天星』の作業に集中しているからでもある。

 

ヴィータ「まだダンマリかよ・・・・」

 

フェイト「・・・・透、これ以上は・・・・見過ごす事は出来ないよ」

 

なのは「あのデッカイ兵器の事だったら、私達に任せて!」

 

透「っ・・・・・・・・・」

 

フェイト「抵抗は・・・・・・もう、止めてね・・・もうバインドを掛けたくは・・・・」

 

アリシア「透は・・・私達と一緒に「止めろォォォォ!!」え!?」

 

透「!?」

 

アリシアが後ろから透に近付き手を握ろうとした瞬間、後方から別の声が聴こえてきたからである。

 

それは機動六課?・・・・違う、それともゼスト達の中の誰か?・・・・・・違う・・・・・・その声の主とは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レヴィ「『光翼斬』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリシアと透の間の真上から一筋の閃光が走った・・・・というか砲撃魔法が撃ち込まれた。

 

アリシア「うわっと!」

 

シグナム「アリシア・テスタロッサ!・・・誰だ!?」

 

機動六課全員は誰が撃ってきたのかを確認する為、上空に顔を向けていた・・・・・唯一透は知っており顔向けなかったが、透の表情は驚愕に満ちていた。

 

シャッハ「あ、あなたたちは・・・・・」

 

レヴィ「先生に手を出すな!」

 

レン「先生・・・連れてくの・・・・・ダメ!!」

 

透とアリシアの間に入って来たのは、現在はハルの所に居るはずのレヴィとレンの両名・・・・・だけではなく。

 

ディア「馬鹿者、少しは落ち着かんか」

 

レヴィ「だって王様・・・・・」

 

シュテル「考えなしに突っ込んでも、意味は無いですよレヴィ」

 

ユーリ「焦る気持ちはわかりますけど・・・・」

 

レン「・・・・・・ゴメン」

 

他にも続々・・・・・・というより、クローン組とユーリがBJを纏って現れた。

 

ディア「まぁ、二人がしたことはある意味我も同意するがな」

 

ディアーチェ含むクローン組は機動六課の面々と対峙し睨んだ。

 

なのは「・・・・・・・私達が・・・・」

 

フェイト「もう一人・・・・・・」

 

アリシア「髪の色とかが若干違うくらい・・・・かな・・・・」

 

はやて「いやぁ・・・・・性格もちゃう?」

 

なのは達が自分達のクローンに驚いている中、最も驚いていたのがクラスメイト・・・・そして友人のルーテシアだった。

 

ルーテシア「・・・シュテルちゃん・・・・・皆」

 

シュテル「・・・・・ルーテシア、あなたもいたのですか?」

 

ルーテシア「な、何で・・・・何でみんながココにいるの?!」

 

ディア「それは我等のセリフだ、何故お前がこんな・・・・・我が師と相対しているのだ?」

 

ルーテシア「そ、それは・・・・・・」

 

レヴィ「まさか・・・・ルーも・・・そこにいる僕らのオリジナルと寄ってたかって先生のことイジメてたんじゃ?!」

 

ルーテシア「ち、ちが・・・・・私は・・・・」

 

レヴィ「じゃぁ何だって「レヴィちゃん!!」・・・ルーのお母さん・・・・」

 

ルーテシアに詰め寄らんばかりの声を張り上げていたレヴィにメガーヌが割って入った。

 

メガーヌ「ルーを責めないで上げて、この子は本当ならこんな危険な事に巻き込みたくは無かったの、だけどこの子もあなた達の大切な人を止めたいと・・・」

 

ユーリ「それが・・・・・先生をこんな風にした結果ですか」

 

メガーヌ「・・・・・・・」

 

ユーリの言葉にメガーヌは言葉が見つからず、俯いてしまった。

 

はやて「・・・・あー、なんや?そのぉ・・・・アンタ等一体何モンなん?さっき言うとったオリジナル言うんは・・・・もしかして・・・」

 

はやての質問にディアーチェはルーテシアの方をチラッと横目で確認すると口を開いて答えた。

 

ディア「・・・・・・もう察しはついていると思うが、我等はお前達4人のデータや生体組織を使って造られた、言わばお前達のクローン体だ・・・・・ユーリは違うがな」

 

はやて「ク、クローン〜?!」

 

ディア「・・・・そうだ、ちなみに我はお前のクローンということだ、わかったか子鴉」

 

はやて「子、子鴉・・・・」

 

はやては自分より(一応)小さい、しかも自分のクローンに子鴉と言われた事に一瞬固まってしまった。

 

なのは「・・・じゃぁ、私のクローンって・・・」

 

シュテル「はい、私ですね・・・・初めまして私のオリジナル、あなたのクローンのシュテル・L・バルタザールです」

 

レヴィ「僕が強くてカッコいい、レヴィだよ!そこのフェイト・・・・だっけ?のクローンだよ!」

 

レン「・・・・・・・レンは・・・・レヴィの・・・・一応、お姉ちゃん・・・・・・そこの(アリシアを指差している状態)・・・・・クローン」

 

テスタロッサ姉妹「は、はぁ・・・・」

 

フェイト(私のクローンって・・・・・結構ハッチャけてるんだなぁ)

 

アリシア(私のクローンが・・・・・・こんなボォッとしたキャラなんて・・・・・・・)

 

アルフ「どっちかってーと、逆な気が・・・・・」

 

プレシア「リ、リニス・・・・・・私は夢を見てるのかしら・・・・・大人のアリシアとフェイトが美少女時代の二人と対面してる絵が・・・・私の目に映ってるわ」ハァハァ

 

リニス「夢ではなく現実です・・・・・あと、イチイチ美少女と入れるのはやめた方が良いかと・・・・・・それと鼻血拭きなさい」

 

ユーリ「私は誰のクローンでもないんで」

 

なのは達とシュテル達はそれぞれ互いに挨拶を済ませると、シュテル達は透の方を向いた。

 

ディア「・・・・・勝手に出て来て、すまぬ・・・・我が師よ」

 

透「・・・・・・・・・」

 

レヴィ「でもでも、皆先生の事が心配で・・・・」

 

透「・・・・・・・・・・・・」

 

レン「・・・・先生?」

 

レヴィ達の言葉に透は言葉を発しなかった、理由は・・・混乱していたからである。

 

ディア「・・・・・・・・・・・・・本当にすまぬ、我が師よ」

 

ディアーチェはなのは達に向けてデバイスを構え出した。

 

ディア「これ以上、我が師を苦しめる事は許さぬ!もしまだやると言うのであれば・・・・・我らが相手をしよう!」

 

ディアーチェの言葉にシュテル達もデバイスを構えだした。

 

透「っ・・・・・・・お前等っ」

 

ディアーチェの爆弾発言に流石の透も後ろを振り向きかけた。

 

ルーテシア「・・・・・・・皆が・・・・・・・・・クローンなんて・・・・・そんなの・・・嘘・・・・・だよね?」

 

震える手を握り、そして震える声でシュテル達に問いかけるルーテシア。

 

ユーリ「ルー・・・・」

 

シュテル「残念ながら事実ですよ、ルーテシア・・・・私達は・・・造られた存在なのです」

 

ルーテシア「!!」

 

ディア「今更、弁解するつもりは無い・・・・・だがな、我らがこうしていられるのもすべては・・・・・我が師が我等を助けてくれたからなのだ」

 

なのは「・・・透君が?」

 

シュテル「はい、私達は「そんくらいにしときぃ」・・・先生?」

 

説明をしようとしたシュテルの言葉を透は止めた、そして開いていた手を祈る様に”パンッ!”と合わせた。

 

透「ッッッッ!!」

 

薫子「透君・・・・・・何を・・・・」

 

シグナム「!?主はやて!アレを!!」

 

シグナムが空を指し、皆は同じように空を見上げると、透が行っていた『地爆天星』が急速に大きくなっていっていた。

 

ギンガ「地面が物凄い勢いであの星のようなものに吸い寄せられて・・・」

 

クロノ「透の魔力が上がっていってる!?」

 

ヴィータ「ッッ!透!いい加減に!!「させません!」どけっ!!」

 

ヴィータが透に向けてグラーフアイゼンを当てようとすると、目の前にユーリが立ちはだかった。

 

機動六課、そしてクローン組とユーリ・・・・両者の睨みあいの中透がとうとう口を開いた。

 

透「いつまでアホなことしとんじゃ?!来るぞ!!」

 

透以外「!?」

 

透の言葉と同時に地響きが起こった、遥か前方を見てみるといつの間にか『デビルガンダム』が透達の方に身体を向け、更に移動を開始していた。

 

ヴァイス「あのデカいの、俺達の方に向かって来てませんか?!」

 

はやて「!・・・全員砲撃準「余計な事すな!!」備っ・・・透君?」

 

はやてが仲間に指示を出そうとすると透に邪魔をされた。

 

透「余計な事せんで、今この瞬間・・・・どう生き残るかを考えェ・・・・・」

 

なのは「・・・・それって・・・どう・・・??」

 

シャッハ「こ、これは・・・・?」

 

ロッテ「・・・何か・・・・揺れが・・・・強くね?」

 

ロッテの言う通り、透達が居る場所では大き目の地震が起こっており、それは『デビルガンダム』が向かって来る時に起きているだけではなかった。

 

透「チッ!来おった・・・・・全員、後ろの方に飛べやぁぁ!!!」

 

スバル「え?!何!?」

 

すずか「っ!!はやてちゃん!!」

 

はやて「わかっとる!総員!ただちにこの場から離脱や!!」

 

はやての鶴の一声で透はシュテル達と左の方へ飛び、なのは達は反対方向に飛んだ。

 

すると地面の中からヘビのような形で頭がガン○ムを少しグロテスクにした感じのガンダムヘッドが口を開けて出て来た。

 

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あとがき

 

 

どうも、makeです!第27話が終了しました。

 

30話まで残り3話ですね、いやぁ・・・・意外にいくものですね。

 

さて今回は特筆すべきところはそう多くは無いんですが、強いて挙げればやはり『デビルガンダム』ですかね。

 

やはり敵役として『デビルガンダム』は良い感じの素材になると思い、この『ダメ人間の覚悟』に入れてみました・・・・・・・・が、少しデカいのですが・・・。

 

それからすみません、今までリインフォースとUと分けていたんですが、これからはアインスとツヴァイという風に分けようかなと思いますので。

 

更に今回でやっとシュテル達が到着しました、長いことお待たせして申し訳ありません・・・・ですが、ここでルーテシアと完全敵対を希望、もしくは予想された方々には裏切るような結果になってしまって本当・・・すみません。

 

そして皆さんが何気に気になったのがシグナム姐さんが実はビビり・・・というかホラー関係が苦手という意外な一面ではないでしょうか?どうでしょう?私的には結構な萌えポイントなんですが。

 

 

 

 

はてさて次回は、突如出現した『デビルガンダム』!そして透の下に来てしまったシュテル達、更には透達が居る世界に向かっているハルカ達・・・・一体この先はどうなっているというのか・・・・。

 

そしてネタバレというわけではないのですが、次回は透の新しいデバイスのバージョンと名前はまだ出さないのですが能力を出そうかと思っております!!

 

 

 

 

では皆さん!次回をお楽しみに!!

 

 

 

 

誤字・脱字等の訂正等がありましたら遠慮なく言って?ください!もちろん感想等のコメントも大歓迎です!

 

遂に300人突破しましたが、調子に乗らず、これからも面白い作品にしていきます!私の大ファンの同業者?の方々のように1000人に到達できるようにしていけるような作品にしていきます!

 

ですので皆さん!何卒、よろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第27話 悪魔と対応
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
8657 7929 14
コメント
まぁ、シグナムねーさんは剣で斬れないモノを苦手としてそうだけれどもww マテ娘たちがようやく登場……あとはハリベルさんたちがくれば、事態は進展するのかな(神余 雛)
ゴットGは居ませんがアルトと大親分と穴馬は出したんですはい・・・・・・・。(Blaz)
アクアビットマンで援護しよう。デビルねぇ………???「ガンダァァァァァァァム!!!!」(キリヤ)
他にもロボット系の敵出てくるのかな?・・・俺のnext何処に仕舞ったかな(ガサゴソ(slash)
Blazさんの小説は最近読みに行って無いんで判らなかったんですけど。(俊)
↓×2いや、全く言ってませんよ? 単にデビルガンダム相手にするなら突撃タイプが似合うんじゃないかと思って書いただけですし。と言うか、Blazさんの小説の方にもデビルガンダム出てるんですか?(俊)
久しぶりにログインしたら凄い進んでる!?(渡部一刀)
↓・・・・それって俺の事も言ってません?(Blaz)
どうせなら透側にも巨大ロボットが登場して欲しいですね。ゴッドガンダムとか、アルトアイゼン・リーゼとか、ダイゼンガー&アウセンザイターとか。(俊)
あ〜、デビルガンダム登場ですか。アノ馬鹿げた存在相手に透が如何立ち向かうのか、次回が楽しみですね。しかし、こうも敵側ばっかりデカ物の存在が出て来るのはどうも、気に入りませんね。(俊)
デビル登場とは・・・・もしGジェネのやつまで来たらあー怖い・・・・・(とか何とか言ってグレードゼオライマーを用意する)(Blaz)
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