真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第二話 地獄の特訓 |
翌日、訓練場に集められたフォアードのメンバー
指導教官なのはの((殲滅地獄|とっくん))が始まる
なのは「さて、((殲滅地獄|とっくん))を始めるよ」
レイン「いや、どう考えてもルビが間違ってると思うぜ? なのはの姐さん」
冷静に突っ込む レイン
意外にも突っ込む側のようだ
スバル「レイン、何を言ってるの?」
それに対して、レインの言う意味がわからない スバル
なのは「そうだ! 特訓を始める前に、みんなのポジションを決めよう」
ティアナ(何事も無かったように始めた…………………………)
ティアナは、なのはに突っ込む勇気がないようだ
なのは「先ずはスバルだけど………………………」
スバル「はい!」
なのは「一点集中の破壊力を持つスバルは、フロントアタッカーだね」
スバル「はい、頑張ります!!!」
元気に返事をする スバル
彼女は体力と力はフォアードでNo1だ
なのは「ティアナは賢いからセンターガードだね。フォアードのリーダーだよ」
ティアナ「私が?」
なのは「うん、頑張ってね」
ティアナ「は、はい」
まさか自分がリーダーに選ばれるとは思っていなかった為、驚くティアナだが、若干嬉しそうだ
なのは「エリオは、素早いからガードウイングだね」
エリオ「はい!!」
エリオは魔力変換資質「電気」を所持し、フェイトと同じでスピード自慢なのだ
なのは「キャロは援護が得意だからフルバックだね」
キャロ「は、はい」
前線に出て戦う力を持っていないキャロは、完全に後方支援タイプだろう
なのは「レインは、レフトサポーターだね。主にティアナの援護かな」
レイン「え〜 俺がフロントでしょ、普通」
レインは不満があるようだ
レフトサポーターはセンターガードの護衛だ
なのは「アマルは「無視ですか!?」ライトアタッカーだね。スバルと前線で連携を組むことが多くなると思うよ」
アマル「…………………………………………………………」
目上のなのはが話しかけても、一切反応しない アマル
はのはは苦笑いをするしかないようだ
ライトアタッカーはフロントアタッカーと共に先行する
なのは「それじゃ早速やろうか」
ティアナ「主に何をするんです?」
なのは「先ずは体力が欲しいから、今から私の攻撃を避け続けて」
ティアナ「は?」
予想外の回答にティアナだけでは無く、全員が固まってしまう
なのは「制限時間は3時間だよ」
親指を立てて、頑張れと言う なのは
レイン「なのはの姐さんも冗談が上手くなったぜ〜」
間違いなく冗談だろうと思う レイン……………しかし
なのは「冗談じゃないよ?」
レイン「ウゲェェェェェェ!!!!!!!!」
顔が絶望の色に染まる レイン
レインは六課の隊長格とはほとんど知り合いであり、その実力も知っている
スバル「三時間も動き回れってことですよね?」
なのは「そうだよ。体力を付けるのは、やっぱり走るのが一番だよ」
自分が苦手なことを生徒にやらせる鬼畜先生
なのは「それじゃ、始めるよ!!!!!」
大量の魔力弾が形成される
なのは「勿論、手加減しているから当たってもダメージは少ないけど、時間が経つにつれて、威力を高めるね」
何故か終始笑顔のなのは
レイン「…………………………………………………………」
レインは心の中で思った
ああ、死んだなと
なのは「ディバインシューター!!!!!!!!」
魔力弾を一斉に撃ち出す なのは
フォアード達は取り合えず、走って なのはから距離を取る
エリオ「ど、どうします!! ティアナさん!!!!」
走りながらティアナに問うエリオだが、
ティアナ「取り合えず逃げるしか無いじゃない!!!!」
ティアナは何も思い付かないようだ
レイン「うおぉぉぉぉぉ!!!!! スバル!!!!!!」
走りながらスバルに話しかける レイン
スバル「何? レイン!!!」
レイン「お前、俺の盾になれ!!!!!」
スバル「嫌だよ!?」
意味不明な提案に驚きながらも否定する スバル
レイン「お前は頑丈な所だけが取り柄なんだから、盾になってくれ!!!!!」
スバル「バカなこと言わないでよ!!!!!」
なのはの魔力弾を躱しながら、言い合いをするバカ2人
アマル「……………………………………………………………………………」
何も喋らず、ただひたすらに魔力弾を躱す アマル
彼女は6人の中で、唯一飛べる
エリオ「クッ!!!」
キャロ「きゃぁぁぁ!!!!!!」
躱しきれず、なのはの魔力弾に襲われた2人
フォアード達は思った
これは訓練では無い、なのはの趣味だと!!
〜室内〜
ヴィータ「………………………………………………………」
同じく指導教官であるヴィータは、なのはの修行を見ていた
シグナム「こんな所に居たのか、ヴィータ」
ヴィータ「ああ、シグナムか」
シグナムがヴィータの元へとやってくる
シグナム「お前も指導官だろうに……………いいのか? 高町だけにやらせて」
ヴィータ「ヒヨコは、なのはに任せるさ。アタシの出番は個人訓練が始まってからだ」
シグナム「では、大分先だな」
ヴィータ「そうとも言えねぇぜ?」
シグナム「????」
ヴィータの返事に疑問を浮かべる シグナム
ヴィータ「エリオとキャロは幼いからまだまだだが、スバルやティアナは中々出来る。すぐに伸びるだろうさ」
シグナム「レインとアマルは?」
ヴィータ「わかりきった事を聞くなよ? アマルはルナが言ってた通り優秀だし、レインは何時も通りだ」
シグナム「フッ そうか」
ヴィータ「ああ、あの中ではレインが一番強いだろうな。なのはがAランク試験に推薦するのも頷ける」
シグナム「そうだな」
この2人もレインの事を知っているようだ
ヴィータ「天城の野郎、いい卵を拾ってきやがった………………あいつは化けるぜ」
シグナム「楽しみだ」
シグナムもヴィータも、レインを買っているようだ
ヴィータ「さて、アタシは行くぜ」
シグナム「何所へだ?」
ヴィータ「自分の訓練をするんだよ。アタシはまだ弱い」
シグナム「それをフォアードの奴らが聞いたら激怒するかもな」
ヴィータ「ハンッ」
ヴィータは立ち去る
シグナム「背負い過ぎるなよ? ヴィータ……………お前は1人じゃない、私たち家族が付いてる」
ヴィータは未だに引き摺っていた……………………なのは墜落についてだ
自分が油断をしなければ……………………
殴ってでも、なのはを止めていれば…………………………あんなことにはならなかった
その想いに押しつぶされそうなのだ
結果的になのはは助かったが、もし助かっていなければ、今頃ヴィータはどうなっていたことか……………………
〜なのは視点〜
なのは「そろそろ3時間だね」
レイン「死ぬ〜」
顔が青くなっている レイン
ティアナ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
肩で呼吸する ティアナ
スバル「う、う……………………………………………………」
体力自慢のスバルも、体力が切れたようだ
エリオ「………………………………………………………………」
キャロ「………………………………………………………………」
エリオとキャロは気を失いかけている
アマル「………………………………………………………」
特に疲れた素振りを見せていないが、アマルも相当疲労している
なのは「よ〜し、早朝の訓練終了。おつかれさま」
レイン「漸く終わったぜ、コノヤロ〜」
レインはその場で寝そべる
なのは「じゃあ次はお昼の特訓だね」
スバル「ひ、昼も特訓ですか?」
なのは「当然だよ」
エリオ「ち、因みに、何をするんでしょうか?」
なのは「さっきと一緒のことだよ」
笑顔で返答される
キャロ「………………………………………………………」
キャロはショックからか、立ったまま気絶する
ティアナ(この人、絶対ドSだ)
スバル「ティア、私、遺書を残そうと思う」
なのは「それじゃ、お昼に集合ね」
なのはの地獄を耐え抜き、成長していくフォアード達
なのはの特訓は地獄だが、その分成長スピードが早い
そして早くも1カ月の時が経ち、ティアナとスバルはBランク試験
レインはAランク試験を受けることとなった
3人は戸惑ったが、拒否権などある筈がなかった
だって相手は、なのはだよ?
逆らえるわけないでしょう?
そして試験は見事合格
3人はランクが上がった
ティアナ達は驚いていた
自分達のレベルの上がり方に
特に何も教わっていない
ただ走り回っただけだと言うのに………………
技術では無く、基礎を大切にする
それが、なのはが自身で考えた指導である
この指導、吉と出るか凶と出るか………………………
レフトサポートとライトアタッカーは適当に考えました
なので突っ込みは求めていません、あしからず
次回は、フォアード達に新たなデバイスが与えられる
お楽しみに〜
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地獄の特訓開始! ティアナ達は、耐えきる事が出来るか? |
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