魔法少女リリカルなのは 〜空の英雄〜 第二話 勇太、海鳴へ
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僕の名は五十嵐勇太、普通の高校生だった。

だったとは過去形、すなわち今はそうじゃない。現在の年齢(肉体)9才になった。

どこぞの某名探偵のように犯人を突き止めた挙げ句薬を飲まされたわけではない。

あの神様が無茶苦茶やってくれたおかげでこうなったのだ。また小学生やり直すのかよ…

と嘆いたが仕方がない。家には引きこもれない、一人…肉親がいるからだ。

僕のおじさんにあたる人だ。具体的な家族構成は知らないが、僕のおじいちゃんだった人の兄弟ということらしい。

あまり詳しいことは知らない。

 

で、現在…僕はずっと海鳴に住んでいる。

両親は? と聞かれると…答えづらいというよりよくわからない。

僕が物心つく前から既に亡くなっていたのだから。あんまり説明すると飽きてくると思うのでいろんなものを省くと、僕達の家系は、マフィアだ。

暗殺やら殺し合いやらやってしまうおっかなびっくりな連中の人達だ。

その中で僕は血を受け継いだということになっている。そしてマフィアがまぁなんとも…ボンゴレとかいうあのイタリア一のマフィアに入っているんだなこれが。

ホント、どうしてそうなんだ。記憶が戻るまで気づかなかったけど…

それでどういう経緯で亡くなったかなんてのは知らない、というよりおじさんには教えてもらうことは出来なかった。それはそうか。

 

ただ、おじちゃんに教わったのは…身を守ることだった。己の身を守れるのは己だけ、と。

僕が血を受け継いでいるあのブラッド・オブ・ボンゴレ。そして死ぬ気の炎が使えるのだ。

そして、炎の使い方を学びおじちゃん

と厳しい修行をしていたのだ。

あり得ないぐらいきつかった。本当に…

でもおじさんは優しかった、この世界に家族がいない僕に対して。

一緒に遊んだり出掛けたりもした。

僕はこのとき、精神が肉体の年齢に引っ張られていたのか、まるで子どもに戻ったかのように純粋に楽しかった。

 

『ねぇ、おじちゃん。あれなあに?』

 

『あれは、飛行機雲だね』

 

『ひこうきぐも?』

 

『そう、飛行機が作る雲なんだ』

 

『へぇすご〜い!

どこまでつながってるのかな?』

 

『…世界の果て』

 

『え?』

 

『なんてね、世界の果てでも、あの青い大空は永遠に繋がっている。この空の下にはたくさんの人達が住んでる』

 

『うん?』

 

『はは、わからないか。

今はいいよ、いずれわかる。勇太はきっとこの大空を好きになる』

 

『大空はね、どこに行ってもつながっているんだ。大切な人と離れていてもどんなところにいてもつながっているんだ』

 

『それって、寂しくないって事?』

 

『よくわかったな、 偉いぞ勇太』

 

『えへへ』

 

それが、僕が印象に残っていた言葉だった。

 

『それと、これをあげよう』

 

渡されたのは一個の匣。

オレンジ色で、ところどころカラフルで装飾されている。

 

『勇太がこのかけがえのない空を好きになってくれた時、きっと力を貸してくれるはずだ』

 

そして、彼はそれを僕に託して、

僕の前を去った。今のところ、どこにいるかも生きているかもわからない。

なぜ、いなくなったのか…それすらも…

 

僕はどうしたかというと、高町家に引き取られた。近所付き合いで僕が引き取るのを既におじさんは頼んでいたらしい。

いなくなったのは入学式の前日だ。おじさんはこれをわかってて無理やりなのはと同じところへ行かせたのかもしれない。

一人に、させないように。

…ただ、空しさだけが、残った。泣きはしなかった、というか何が起こったのかわからなかった。

すぐにいなくなっても僕は、悲しくならなかった。まだ幼いから、だったのだろうか?

僕はこうして高町家に住むことになり、不自由ない生活を送っている。

そして、僕は時々空を見上げる。おじさんが言っていた言葉を今でも僕は胸に刻む。

 

 

記憶が戻ったのは僕が小学生になった直後だ。前世の記憶が戻り僕は一度死んでいたことを知って、頭おかしくなるかと思った…

いやぁご都合主義にもほどがある…

神様も一応そこら辺は神の能力を持っているわけであっさり僕の記憶を消してまた戻させたわけだけど…

まぁいきなりこんな大人ぶった幼児なんて嫌だろうし、僕も子どものフリを続けるのは辛い。

某名探偵の気持ちがよく分かった、なんてたって前にやってきた授業を受けなければ行けないのだから。授業が何一つつまらない。

 

ま、そんな憂鬱な話はさておいて、現在に軸を戻そう。今日から小学三年生になり、始業式の当日だ。大学附属聖祥小学校というここらでは有名な私立の進学校だ。裕福な家庭が行くところだ。

そして僕には、幼馴染みがいる。3人ほど、しかも全員美少女だ。まずこんな陽の光なんて浴びることがない地味な僕には、釣り合うわけがない。

そんな彼女たちに、あるきっかけで知り合った仲なのだが…

 

「おーい、勇太くぅん!」

 

三人の一人、喫茶店の娘である女の子。

 

「おはよう、勇太くん!」

 

元気よく挨拶してきたのは、高町なのは。元気で健気な女の子、容姿も可愛く、茶髪のツインテールの髪型。一番最初に僕が会った幼馴染みだ。

そして、この世界での主人公。僕は彼女を誰とも知らずに話しかけてしまっていた。彼女が公園で、ひとりぼっちで静かに泣いていたあの日に…

この話はまた今度、いつか話せる時に…

 

なのはの家は僕の家と近所付き合いでもあり、時々お店でもサービスしてもらっている。なぜ私立に入らせたかというと、僕となのはを同じところに入学させたかったという願望がどちらにもあったからだ。

 

「今日から三年生だね!」

 

「うん、そうだね。今度こそクラス一緒になれるといいね」

 

「うん!」

 

なんてことを言っているが、あまりクラスは一緒になってしまっては周りの男子からの妬みの視線を毎日浴びてしまうので、そうなっては僕の精神ヒットポイントはどんどん削られていき死にかねない。

それだけはマジ勘弁。

そして僕達は学校へ行くバスに乗り込んだ。そこには…

 

「あ、こっちだよ二人とも」

 

「こっちよこっち」

 

一番後ろの席に呼ばれ、僕達は向かう。呼んだ二人の女の子は僕がさっき言った残りの幼馴染みだ。

 

「おはよう、二人とも」

 

「おはよう」

 

僕達は彼女達のところへ向かい、後ろに座る。

 

「今日からまた学校だね、みんなと会えて嬉しいよ」

 

この優しそうな女の子は月村すずか、

紫の髪の色でカチューシャをしてる顔も頭も運動能力も性格までもいい完璧するほどの女の子だ、正にハイスペック。

豪邸に住んでおり、かわいいお嬢様だ。メイドさんだっている、本当にいたんたな…

月村家とおじちゃんは顔を知っているらしく仲がいいとか。

 

「うん、そうだね」

 

「はぁ、僕はあんまし行きたくなかったよ…」

 

「あんたねぇ、せっかく美少女が三人囲んでるのに喜ばないわけ?

男子なら発狂しちゃうぐらいにね」

 

発狂って…

まあ確かに前に男子の一人がすずかとすれ違っただけで鼻血出したやつもいたしな。

 

「へぇ、アリサが美少女ね〜」

 

「何よ!」

 

「あんまり美少女は自分で美少女って言わないと思うけど?」

 

それにそういうこと自分で言うのは価値が下がるんだぜ。

 

「あんたねぇ…」

 

「ま、まあまあ…!」

 

「ふん!」

 

僕のひねくれた(自覚)発言に怒っているのは、アリサ・バニングス。

金髪のサイドテールの髪型、容姿はさっきはあんなこと言ったけど可愛い部類だ。

性格はまあ、いろいろだ。好きな人は好きなんじゃないか?

彼女もまた、お嬢様であり会社の社長の娘だそうだ。

成績がトップクラスであり、いつも僕にそのことで絡んできたりする。

僕は成績は関係ないのに…高校生、いやもう大人なのか。

そんなことが言えるわけがない。

 

「(ちょっと、勇太くん謝ってよぉ…)

 

「(えぇ〜…)」

 

「(えぇ〜じゃなくて、早く謝ってよ)」

 

「(三点リーダーが足りないぞなのは)」

 

「(そんなことはどうでもいいの!)」

 

「はぁ…アリサ」

 

「…何よ」

 

「ごめんなさい…アリサはまあ…その…可愛いんじゃないか?

少なくとも僕は、そう思うよ」

 

「な、ななななな…!

べ、別に…あんたに言われても嬉しくなんかないんだからね!」

 

典型的なツンデレです、本当にありがとうございました。

 

「いいなぁ、アリサちゃん…」

 

「ホントなの…」

 

反比例して、二人はなぜか落ち込んでいた。

話してる間にバスは学校に着いて、バスから降りた。

そして、玄関に向かうはクラス発表の掲示を見に行くためだ。

 

「ほわぁ…人いっぱいだなぁ」

 

「これじゃ行けそうにないの…」

 

人が溢れんばかりに、玄関に群がっている。ちなみに僕は、あまり人がいるのは好きじゃない。

どうでもいいけど。

 

「なんとか進むわよ」

 

「えっ、ちょっとアリサちゃん…!」

アリサはズカズカと人混みの中を前進。

 

「おいおい…」

 

「にゃはは…」

 

僕達は呆れて、その間にアリサに置いていかれたようだ。

 

「僕達も早く行こうか」

 

「うん!」

 

▼ ▼ ▼

 

クラスはさわやか三年三組、

流石に私立だけあってクラスは9つぐらい別れている。なのでそう簡単に同じクラスになるには難しい。9分の1、さらに4人全員がクラス同じである確率。6561分の1、これはひどい…

なのだが…

 

「よろしくね、みんな」

 

「まさか全員揃うなんてね」

 

「ふふっ、よかった」

 

あはは……笑えない…

僕の今年の学園生活は地獄のようだ…毎日命が危険にさらされるとか、もう死んだほうがマシだ。

誰か、助けて。

なのは達といる度にあんな目に遭うとか…

 

『勇太くん、ご飯食べよ♪』

 

『な、なのは!?

来ちゃダメだぁ!』

 

『ふぇ?』

 

『『い〜が〜ら〜し〜!』』

 

『うわ、不味い…!』

 

『逃げたぞぉ!』

 

『追えぇ! 絶対に生きて帰すな!』

 

『ひぃぃぃ!』

 

「……」

 

あかんあかんあかんあかんあかん。

絶対あかん、それだけはやめて。

せめてひっそりと過ごさせて。

 

「どうしたの勇太くん?」

 

「あ、あぁいや何でもない」

 

始業式の校長の話やら退屈な時間が過ぎて、午前中で終わり今日は早く帰れるのだ。

さ、新作ゲームやってストレス発散させよう、そうしよう。

 

「あ、今日新作のデザート出たからみんなで食べてみない?」

 

むむ? 新作のデザートとな?

 

「いいわね、今日は習い事休みだしすずかも一緒に行かない?」

 

「うん、そうだね。甘い物好きなんだぁ、とっても楽しみ」

 

すずかとはなにげに趣味が合いそうだ。実は自分も甘い物は好きだったりする。

 

「勇太くん、うちくる?」

 

いくいく!

 

「あら、あんた意外に乗り気じゃない?」

 

甘い物は別なのだよ、アリサ君。

 

「そ、そう」

 

引かないでくれたまえ、アリサ君。

 

「ふふっ、それじゃ行こう!」

 

ということで何テンポか飛んで到着。

あれ、そういえばあいつら僕を消しにかかりは来なかったな。

クラス替えして、クラスが変わって別々になったからかな?

おっ、今日はいい日になりそうだ。

ということでなのはと現在僕がお世話になっている家、喫茶翠屋に進入。

中に入ると、なのはのお母さんが出迎えてくれた。

 

「いらっしゃい、みんな」

 

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「「お邪魔しま〜す」」

 

お邪魔されます、ふと思ったこの返し方、懐かしいと思わない?

みんなも一度くらいやらなかった?

まあ僕は前世では友達は少なかったから指で数える程度だけど…

ごめん、今テンションおかしい。

なにせ甘い物好きな僕が楽しみにしていたことなのだから。

 

「新作出たんですか?」

 

「えぇ、新作はこれ。シュークリームよ」

? シュークリームは前に、というか今でもあるが何が新作なのか。

 

「中身はなんと、イチゴクリームなのよ」

すぐ食べたい、今すぐ食べたい。

 

「それじゃみんなの分用意するから先に手を洗っていらっしゃい」

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

ここからは何もない普通の雑談だった。なので省略させてもらう。テストの話やら別のクラスの時の(その時の友達、ゼロ)話やらで話題はつきなかった。女の子は話し好きやね。

ガールズトークになると流石に聞くことはやめて、

僕はいつも学校に持って行っている鞄からPFPを取り出し(内緒にしといてくれ)黙々とやっていた。何時間かたって、二人は車で迎えに来たため帰って行った。

 

「クラス、勇太君と一緒になれてよかったわね」

 

「うん! 今年はいい年になりそうなの!」

 

そういうのって新年明けてからのセリフじゃない? 今更いい年って…

先ほどシュークリームを運んでくれた女性は、なのはの母親。桃子さんだ。

なのは似、いやなのはが桃子さんに似たんだな。僕に対してお母さんと呼ぶよう強要されているが、流石に呼びはしない。

まぁなぜかは後でわかる。

彼女の性格はおっとり、そして優しい。理想の母親だろう。翠屋で営業をしている。

 

「お味はどうだった? 新作の方は」

 

「うん、甘くておいしかったよ!」

 

今度作り方を教えて欲しいです。

僕は一応、前世でも家事はしていたことがあってそれなりにスキルを得ている。

 

「じゃあ私をお母さんって呼ぶ?」

 

「そ、それは…」

 

「ふふっ、冗談よ。他人だけどそれでも私のことは親しくしてほしいな。敬語でなくてもいいのよ?」

 

うーん…それはもう一種のくせだしな…

善処します。

 

「母さん、今日のおかずは何だい?」

 

「今日はすき焼きよ、進級のお祝いね」

 

「おっ、すき焼きか。今日は豪華になりそうだ」

 

やってきた男の人は、なのはの父親。士郎さんだ。

昔からおじさんと仲が良かったらしく、近所付き合いになったきっかけが、この関係だ。

御神流という小太刀二刀術と呼ばれた流派の師範代でもある。僕もそれに時々稽古をさせてもらっている。

おおらかな性格で優しい、そしてとても強い、理想の父親だろう。

そしてこの夫婦、おしどり夫婦であり近所でも評判だ。

 

「ただいま」

 

「ただいま、みんな〜

あ〜疲れた〜」

 

帰って来たのは、もう二人の家族。なのはの兄と姉だ。これで全員揃った。

 

「ランニングやってきたのかい? 恭也」

 

「そうだよ、今日は時間あったから思う存分鍛えられたよ」

 

「あ〜誰か水くれない?」

 

「はい、どうぞ」

 

「おっ、気が利くじゃない、ありがと勇太君。ぷはぁ、生き返る!」

 

「午後はずっと走ってたのかい?」

 

「今日は私たちも始業式終えて、早かったからね。もうくたくただよぉ…」

 

「だらしないぞ、美由紀」

 

「お兄ちゃんには叶わないよ」

 

僕の体力じゃ絶対に無理だ。

 

「ほら。こんなところで寝てないでさっさと起きろ」

 

「は〜い」

 

兄の方は恭也さんという。

高校生で彼も士郎さんの剣術を身につけている。僕も恭也さんに鍛えさせてもらっている。

自分に厳しい人で優しいお兄さんなのだが…

 

「なのは、今日は誰かと遊んでいたのかい?」

 

「うん、アリサちゃんとすずかちゃんと四人で遊んでたんだ」

 

「お前、また女の子をたぶらかして…

なのはに何かあったら、お前を殺…ぶはっ!」

 

お兄さんが急にうずくまり、何があったのかわからなかった。とりあえず姉の方が瞬速で動き、兄に何か(物理的な何か)をしたのだろうということはわかった。

 

「はいはい、あんまり勇太君をいじめちゃだめだよ。

小さい子いじめて楽しいのかな? お兄ちゃん?」

 

「わ、悪かった…」

 

何ともまぁシュールな光景である。

そう、兄は少し…いや、超がつくほどのシスコンである。

学校は一緒だし、必然的になのはとは一緒にいるわけで学校の話をする度に、恭也さんから睨み付けられるのだ。稽古でも、妬みらしき攻撃を挟んでくるため本気で挑まれ、死にそうになった覚えがある。

 

「全く、お兄ちゃんは…」

 

そしてなのはの姉、美由紀さんだ。

彼女も高校生であり、また剣術を鍛えていて、何度か勝負もしているのだが全然勝てない。眼鏡を掛けていて、一見おとなしそうだけれどめっちゃ強い。

あんまり言うと失礼なのでここらでやめておこう。後、顔はお綺麗です。

 

「ほら、二人とも手を洗うか、お風呂に入ってらっしゃい。身体が汗で気持ち悪いでしょ?」

 

「やったぁ! 今日はいっぱい汗掻いたしお肉いっぱい食べよっと!」

 

「野菜も食べろ」

 

僕の周りの話はここらでストップ。

まだ話してないことは多々あるが、いずれ話す機会があれば。

まだ話すのは時期が早い。

 

「なのは、勇太君。並べたりするの手伝ってくれる?」

 

「うん、もちろん!」

 

「具材切ったりするの手伝いますよ」

 

物語のプロローグはここで終わる。

そして、物語は本筋へとつながる。

 

魔法との出会い、それは僕達の運命を大きく変えることになる。

運命(まほう)の出会うまで、あと…数日。

 

『くっ、早く…集めないと…!

大変なことに…!』

説明
とある少年、五十嵐勇太はある少女をたすけるために事故に遭い
死んでしまう…
彼は神様のミスによって死んでしまったため償いとして転生させてもらい、リリカルな世界へと旅立つ。彼の目に映るは何の物語か。
これは、英雄になるまでの物語。

前書き

この時から勇太は既に9才です。
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コメント
地の文がしっかりしていて、素晴らしい文章力ですね。羨ましく思います。(ohatiyo)
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