真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三話 新しいデバイス
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なのはの地獄の訓練に耐え抜き、成長していくフォアード達

 

そして、なのはは今回、フォアード達に試練を課す

 

なのは「じゃあ、今回の訓練の内容は、私を撃墜してね」

 

ティアナ「え?」

 

スバル「私たちが、なのはさんをですか?」

 

レイン「絶対無理」

 

いきなり特訓内容を変更された事に驚くも、不可能に近い内容を聞き、そちらに反応する3人

 

なのは「撃墜といっても、掠り傷1つでもいいよ」

 

レイン「それならなんとか…………………………なるのか?」

 

なのはに傷1つ…………簡単そうに思えるが、至難の技だ

 

なのは「それじゃ、30分後に開始ね。みんなは隠れるなり、作戦を考えるなり、好きにしてていいよ」

 

なのはは上空に飛ぶ

 

レイン「ティアッ子、どうするんだ?」

 

ティアナ「あんた、少しは自分で考えなさいよ!!」

 

人任せなレインにキレる ティアナ

 

レイン「作戦考えるのがティアッ子の仕事だろ!!」

 

エリオ「ふ、2人とも、落ち着いて下さい」

 

喧嘩が起りそうな雰囲気を何とか阻止しようと、エリオが割り込む

 

ティアナ「ともかく、連携して戦うのは今回が初めてよ。どういう風に戦えるか、よくわからない部分もあるから、通常のポジションで行くわ」

 

スバル「わかった!」

 

ティアナ「ま、一撃でも入れればいいらしいから、ガンガン攻める方がいいわね」

 

攻撃は最大の防御と言った所か

 

レイン「んじゃ、そろそろ行くか?」

 

ティアナ「そうね、攻めはスバルとエリオ、レインとアマルに任せるわ」

 

レイン「よ〜し、暴れるぜ? シェリム」

 

シェリム「ペ〜ン」

 

レインの懐から、ペンギンのシェリムが顔を出す

 

スバル「訓練中にペットを連れてきたの!?」

 

レイン「バカ! ペットじゃねぇ!! デバイスだ!!」

 

キャロ「え!? デバイスなんですか!?」

 

レインの発言にアマル以外のみなが驚く

 

シェリムという名のペンギンはデバイスだったのだ

 

レイン「こいつはマリッジデバイスだぜ」

 

ティアナ「何よそれ? 初めて聞いたわ」

 

マリッジデバイス…………アリサが持つ、左近と同じ存在である

 

やはりマリッジデバイスは、知らない人の方が多いようだ

 

レイン「俺のストレージデバイス、ウィンタムソードと合体して、俺に力を貸してくれんだ。だから最初に言ったろ? 相棒だって」

 

性能も左近と同じである

 

スバル「へぇ〜」

 

ティアナ「それなら、あんたが一番前に出なさい」

 

レイン「へ?」

 

ティアナ「あんたのレアスキルで、なのはさんを翻弄して、スバルのパワーでダメ押し…………それで決まらなかったら私が撃つ、そしてエリオとアマルのスピードで決める」

 

レイン「キャロが暇じゃん?」

 

ティアナ「そんなわけないでしょ、私とエリオにブーストを掛けて貰うわ」

 

キャロ「はい」

 

ティアナ「それじゃ、今度こそ行きましょう」

 

作戦開始!

 

なのはにダメージを与えられるか?

 

レイン「シェリム!! シュヴェーレンモード!!!」

 

ペンギンのシェリムとスノボー型デバイス、ウィンタムソードが1つになる

 

形状は変わらないが、スノボーに冷気が纏う

 

レイン「飛ばすぜ!!!!!」

 

スノボーから雪が噴射され、まるで空を飛んでいるように移動する レイン

 

一気になのはの所まで向かう

 

そして、この雪こそがレインのレアスキルである

 

レイン「なのはの姐さん!!! これでも食らいな!!!」

 

ウィンタムソード【スペクタル・フリージ!】

 

なのはに向かって、雪を噴射する

 

ダメージを与えるのではなく、視界を封じるためである

 

なのは(やるね、レイン)

 

魔力変換資質「雪」の使い方が上手い

 

なのは(けどっ!!)

 

計算内だよ!

 

なのはは、砲撃で雪を吹き飛ばす

 

なのは「そして、後ろからの奇襲だよね? スバル」

 

スバル「っ!!」

 

バレた!!!

 

スバルが、なのはの後ろを突く事は計算済みだったようだ

 

なのは「アクセルシューター!!!」

 

スバル「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

大量の魔力弾に襲われる スバル

 

レイン「シェリム!! 全力だ!!!!」

 

シェリム【ぺ〜ン!】

 

レインは、スバルの援護する

 

レイン「ブリネット・シュケンナー!!!!!」

 

吹雪を起こし、なのはを凍らせようとする

 

レイジングハートを握る左腕が凍る

 

なのは「甘いよ!!」

 

しかし、腕力で凍った部分を砕く なのは

 

レイン「嘘だろ!?」

 

なのは「アクセルブリット!!!」

 

訓練用に開発した、なのはの新しい砲撃魔法

 

威力を最小限に抑えたもので、戦闘では使いものにならない

 

レインは躱すことが出来ず、吹き飛ばされる

 

エリオ「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

 

なのはが砲撃を放つと同時に突撃した エリオ

 

なのはの最大の隙を狙ったのである

 

なのは「やるね!!」

 

レイジングハートで、エリオの攻撃を弾く

 

ティアナ「キャロ!」

 

キャロ「はい!」

 

ティアナとエリオにブーストを掛ける キャロ

 

ティアナ「エリオ、出来ることなら、そのまま押し切って」

 

エリオ「これで!!!」

 

なのはに切り掛かるが、

 

なのは「ディバインセイバー!!」

 

なのはによって、デバイスを弾かれる エリオ

 

ティアナ「クッ!!」

 

ティアナは、エリオを援護する為に射撃魔法で、なのはを狙う

 

なのは「プロテクション!」

 

しかし、ティアナの攻撃は、なのはのバリアを破壊できないでいた

 

ティアナ「何て硬いバリア………………………………」

 

なのは「はぁ!」

 

レイジングハートを槍のように振るい、エリオを吹き飛ばす

 

レイン「ここだ!!!」

 

吹き飛んだレインが、再びなのはに挑む

 

なのは「っ!!!」

 

流石のなのはも、これは予想外だった

 

レイン「クリスタル・ヘッジ!!!」

 

氷の礫を大量に飛ばす

 

なのは「なんの!!」

 

レイジングハートを回転させ、レインの攻撃を全て弾く

 

アマル「………………………………………………………………」

 

すると、いきなりアマルが上空から落下してくる

 

アマルのデバイスは右腕を覆うほどの刃を持つ剣であり、それでなのはを切り裂こうとする

 

なのは「クッ!!」

 

反応が遅れたものの、レイジングハートでアマルの攻撃を受け止める なのは

 

ザシュッ

 

なのは「っ!!!」

 

しかし、なのはは背中を斬られる

 

なのはは驚愕する

 

このベストなタイミングで、誰が自分の後ろに居るのかと

 

なのはは振り返る

 

すると、そこに立っていたのは真っ黒な人の形をした何かであった

 

なのは「これは?」

 

アマル「影…………………………………………」

 

なのは「え?」

 

アマルが喋ったことに驚き、アマルにその真意を問う

 

なのは「これはアマルの能力なの?」

 

アマル「((蠢く影|シャドーウィーク))…………………………………」

 

軽く頷き、能力の名前を言う

 

なのは「影を自在に操るレアスキルか……………………………」

 

そう、影を自在に操り、自分の武器にする事が出来る

 

これがアマルのレアスキル ((蠢く影|シャドーウィーク))だ

 

レイン「んだよ、レアスキル持ちだったのかよ?」

 

レインでも知らなかったようだ

 

アマル「…………………………………………………」

 

レインに話し掛けられても、反応しない アマル

 

なのは「まぁ試練は合格かな」

 

アマルの能力を知らなかったとはいえ、一撃を入れられたのは事実だ

 

ティアナ「アマル! 能力を持ってるなら教えときなさいよ! 作戦の組み方が逐一変わってくるっていうのに!」

 

自分の能力について話さなかったアマルにキレる ティアナ

 

スバル「まぁまぁ、ティア…………そんなに怒らないでよ」

 

それを諌める スバル

 

なのは「さて、それじゃ、みんなに新しいデバイスを渡すね」

 

エリオ「え?」

 

なのは「今のデバイスは使いにくいでしょ?」

 

ティアナ「確かに…………………………………」

 

スバル「結構、長い間使ってますからね」

 

なのはの言葉に図星なフォアード達

 

なのは「じゃあ開発室に行って来てね。そこで新しいデバイスが用意されているよ」

 

言われた通り、開発室に来た6人

 

シャーリー「お! 早速お出ましだね、待ってたよ」

 

そこにはシャーリーとリインフォースUが待っていた

 

スバル「新しいデバイスが支給されるって聞いたんですけど」

 

シャーリー「うん、新しく開発された子たちだよ」

 

リイン「みなさんの戦闘タイプに合わせて開発されたですぅ〜」

 

シャーリー「ティアナにはクロスミラージュ、スバルにはマッハキャリバーだよ」

 

ティアナ「これが私のデバイス……………………………」

 

スバル「うわ〜 ありがとうございます」

 

新しいデバイスを受け取る2人

 

シャーリー「エリオにはストラーダ、キャロにはケリュケイオン」

 

エリオ「これが僕の………………………」

 

キャロ「ケリュケイオン……………………………」

 

ライトニングの2人もデバイスを受け取った

 

シャーリー「大切に使ってあげてね」

 

スバル「アレ? レインのは?」

 

スターズ、ライトニングは新型のデバイスを貰ったが、セイヴァーの2人は貰って居ない

 

レイン「俺はウィンタムソードを変えるつもりはねぇ」

 

シャーリー「古いデバイスだから、本来は変えた方がいいんだけど、本人たっての希望だから」

 

既にレイン用のデバイスが用意されていたが、レインが受け取りを拒否

 

どうやら今のデバイスが気にいっているようだ

 

エリオ「アマルさんのは?」

 

リイン「アマルのデバイスは既に最新型なんですぅ〜」

 

シャーリー「そう、だから変える必要は無いんだよ」

 

アマルは一足先に新型を手に入れていたようだ

 

リイン「お昼からは、新しいデバイスを使って訓練ですぅ〜」

 

いきなり警告音が鳴り響く

 

スバル「な、何?」

 

はやて「大変や!」

 

ディスプレイが表示され、はやてが話しかけて来る

 

リイン「どうしたですか? はやてちゃん」

 

はやて「南方の特急列車が暴走しとる! 恐らくはロストロギアが原因や!」

 

ティアナ達は顔を引き締める

 

はやて「早速、出動してもらうで」

 

フォアード「「「「「はい(おう)」」」」」

 

次回、初出動!

 

暴走列車を止める任務だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は初のガジェットとの戦闘

 

お楽しみに〜

 

 

説明
題名通りですね
先ずは、なのはを倒さないと!
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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