IS 2体の魔神皇帝
[全2ページ]
-1ページ-

2学期が始まり、一夏と箒は学園へ戻って来た。

前日カイザー2機のテストで寝るのが遅かった為、一夏は寝不足気味だ。

鈴達は2人より少し早く学園へ戻っている。

 

一夏「・・・嫌な予感が」

 

箒「するな・・・」

 

始業式の行なわれる体育館へ向っている途中、後ろから奇妙な感じの視線を

感じ続けているので嫌な予感がしている二人。

一夏に関してはストレスが異常なまでに溜まりはじめている。

その視線は部屋に入ると一端途切れたが体育館へ移動する為に部屋を出ると

またネチネチとしつこく追いかけてくる。

 

一夏(威嚇してみるか)

 

箒の少し後ろで歩きながら素早く後ろを盗み見る。すると青い髪が見えた。

簪ならもう普通に話しかけてくるので随分前に彼女が話していた姉であろうと一夏は見当をつけた。

試しに催涙ガスを壁の死角に設置して箒を若干急かして体育館へ急ぐ。

寮の外に出て仕掛けた場所を見ると窓が開いて煙が出ている。

 

一夏(ケッ、ザマァミロ)

 

体育館で始業式が始まった。

校長の無駄に長い話が終わり、生徒会長の挨拶が始まったのだが・・・

 

楯無『え〜ゲホッ!生徒会長の楯無でず。皆さん夏休みはグズッ、楽しく過ごせましたが?

   今日がら2学期でずがらぎをひぎ締めでヴェホ!励んでぐだざい・・・

   それど一つ良いお知らせが有りまず・・・。

   織斑一夏君の部活入部がまだのようなのでゲホゲホ!

   失礼、彼の部活入部を決める争奪戦を行ないたいと思いまず』

 

一夏はブチ切れて弓矢で楯無を壁に貼り付けにした。

そして無言で壇上へ上がっていく。千冬も止める気配が無い。

 

一夏「何勝手に決めてるんだ?」

 

楯無「いやね、君が部活に入部しないのを不満に思ってるっていう

   報告があっだがら・・・」

 

一夏「了承を取るのが普通だろ?」

 

一夏が正論を言うが楯無はニヤケてこう言った

 

楯無「生徒会長権限で・・・」

 

一夏「箒、荷物まとめろ。研究所に帰るぞ。後此処辞めよう」

 

箒「解った」

 

一夏と箒が出て行こうとするとさせまいと楯無はいきなりISを展開しようとしたが

一瞬早く一夏が楯無の頭を掴んだ。

 

一夏「イイ大人になろうという先輩が何餓鬼みたいな言い訳してるんだ?

   ISまで展開しようとして・・・呆れたもんだ」

 

箒「呆れた」

 

ラウラ「ですね」

 

弾「アホじゃね?」

 

鈴「アホね」

 

一年生はほぼ全員が楯無をアホ認識したようだ。

事前にこういう事をすると一夏に了承を得ていればこんな事にはならなかっただろう。

止めるにもIS何ぞ展開せずしがみついた方がまだ効果が有っただろう。

 

セシリア「あのような人間にはなりたくないですわ」

 

シャル「天上天下唯我独尊の束さんでもあんなことしないのに・・・」

 

千冬「迷惑な奴だ・・・」

 

清香「ラウラに悪影響があるよ・・・」

 

真耶「アハハ・・・」←苦笑

 

2年3年の生徒からは不満の声が上がる。

 

箒「一夏、アイアンクローでも食らわせておけ」

 

楯無「そ、そういえば握力いくつなの?」

 

楯無は恐る恐る聞いた。以前千冬から「一夏の力は自分以上」と聞いており

良く彼女のアイアンクローを喰らっていたので恐ろしくなったのだ。

一夏は楯無に向って恐ろしい笑顔でこう言った。

 

一夏「俺の握力は50万軽く超えてるぞ」

 

千冬「そうだったか?」←キログラムで考えている。

 

一夏「単位がグラムだが」

 

何だグラムか〜と呟く声が2,3年生から聞こえるが妙に冷静な一年生からは物音一つしない。

グラムをキログラムに直しても500キログラムの握力があると解ったのである。

因みに千冬も一夏と並ぶほどの握力を持っている。

楯無は顔を真っ青にして許しを請うが一夏は許す気はまったく無いのだが

一応手加減してアイアンクローを喰らわせたのだった。

そして体育館にIS学園最強(笑)の人間の悲鳴が轟いた。

 

教室へ戻ると早速授業が始まった。一夏は箒を連れて授業をサボったが。

弾は一応夏休みの間時折束から色々教わっておいたお陰で今は普通に授業へついていけるようになった。

 

弾「え〜っと・・・此処がこうなって・・・これあってるかセシリア?」

 

セシリア「之ですか?・・・・之はこううなってこうですわ」

 

弾「あ、なるほど。あんがとな」

 

一方一夏は箒と一緒に屋上にある給水タンクの下で昼寝をしていた。

箒は一夏の膝を枕にして寝ている。千冬は授業を真耶に任せて二人を探していたが

昼寝をしているのを見ると起こす事に戸惑いがあった。

しかし授業をサボるのを見過ごす訳にはいかず罪悪感を感じながら起こした。

 

千冬「二人とも、授業をサボるな」

 

一夏「あ〜わーったよ」

 

箒「Zzz・・・」←今だ気持ち良さそうに寝ている。

 

一応次の時間から授業に参加した2人だが箒はずっと眠っているのだった。

そして昼休み

 

一夏「・・・俺が言うのもなんだが箒は寝すぎだろ」

 

箒「仕方ないだろ、眠いのだから」

 

弾「ポケ○ンの○ーシィみたいに眠るよな・・・」

 

鈴「解りやすいわね・・・」

 

箒は意外と睡眠時間が長いので皆から○ーシィとか眠り姫とか言われていたりする。

元々神社の巫女をやっていた事を知っている一夏は眠り巫女と言っているが。

 

弾「いまに床ずれするぞ・・・」

 

箒「解っている」

 

食堂で昼食を食べていると簪もやってきた。

一夏の様子を若干オドオドしながら見ているが一夏は楯無の事を

簪に当るつもりなど無いのだが簪は一夏に少し怯えている。

 

一夏「怯えなくてもいいだろ」

 

簪「だ、だってお姉ちゃんが・・・」

 

一夏「アホはアホでお前はお前だろ。アホの事をお前にあたってもしょうがないだろ」

 

簪「う、うん・・・」

 

弾「心配すんなって。それに見てたろ?あの生徒会長(笑)にアイアンクロー

  喰らわせるの。一応ストレス解消にはなってたみたいだから大丈夫だぜ」

 

簪はやっと安心できたようでまだ怯えは残っているが普段と余り変わらず一夏と会話できた。

弾はふと思い出したように一夏に放課後のISの特訓を頼んだ。

 

箒「部活はいいのか?」

 

弾「今日は無いって部長から聞いてる。だから頼む」

 

一夏「解った。こっちも整備が終った機体を慣らしたいしな」

 

そして放課後・・・

一夏と弾、箒、ラウラ、シャル、セシリア、鈴、簪はアリーナで弾のISの特訓を

行ない始めた。今の所、シャルとセシリアが射撃の手ほどきをし、

近接戦闘を教えているのは鈴と簪だ。

一夏、箒、ラウラは教えてもらった事を実践する模擬戦の相手を行なっている。

 

弾「やっぱ俺近接戦闘苦手だ・・・」

 

箒「だから剣道部に入っているのだろう?」

 

弾「けどやっぱり苦手だよ。慣れては来たけど」

 

一夏「ラウラ、始めてくれ」

 

ラウラ「わかりました」

 

ラウラと弾は模擬戦を行なったが弾の負けで終った。

しかし弾は近接戦闘ではラウラを若干押していたので一夏は一応合格点を出した。

因みに鈴と簪とは近接戦闘のみでなら引き分けになるまでになっている。

 

箒「なかなか成長したな」

 

弾「え?そ、そうか?」

 

一夏「俺から見てもそう思うぞ。まだ甘い所は有るけどな」

 

弾「2人がそう言ってくれるのなら確実だなぁ〜」

 

弾は確実な二人の感想を聞いて心底ホッとした。

一応二人の特訓を生き抜くことが出来たので腕は確かになっているだろう。

もしも近接戦闘の腕が上がらなければ射撃を一夏とシャル、セシリアで徹底的に

鍛えるつもりでもあった。

箒達は近接戦闘を行なってくる模擬戦の相手をすればいいので暇にはならない。

この日も相当扱かれた弾は部屋に戻ると一夏に引きずられて風呂へ向った。

 

弾「寝かせてくれ〜」

 

一夏「風呂入ってからにしろ」

 

体を洗い終えて湯船に浸かる弾だが疲れて眠いのか相当舟を漕いでいるしている。

そしてついに風呂で寝てしまいのぼせて一夏の世話になったのだった・・・。

 

弾「すまん一夏・・・」

 

一夏「しゃ〜ないだろう」

 

鈴「弾大丈夫!?」

 

セシリア「大丈夫ですか!?」

 

鈴とセシリアがいきなり一夏を押しのけて部屋に入ってきた。

箒は今風呂に入りに行っているので居ない。

 

弾「大丈夫・・・少し・・・のぼせただけだから」

 

一夏「扇風機置いておくぞ。なんか飲むか?」

 

弾「お茶で・・・」

 

セシリア「扇風機回しますね」

 

一夏が少し冷たいお茶を淹れていると簪もやって来た。

 

簪「弾大丈夫?」

 

弾「あ〜〜〜気持ち悪いのは治ってきた・・・」

 

一夏がお茶を持ってきて飲ませた後、弾は一夏に持たされた扇風機を

持って自室へ戻って行った。

セシリア達3人は心配だったのでそれについて行った。

 

弾「湿布貼ってくれ〜」

 

セシリア「鈴さんお願いできます?私如何すればいいのか解らないので」」

 

鈴「解ったわ」

 

簪「私は足に貼っておく」

 

鈴と簪が湿布を貼ると弾は気持ち良さそうな声を上げた。

 

弾「ありがとな〜」

 

鈴「もう寝たほうがいいんじゃ無い?」

 

弾「飯食ってねぇよ〜」

 

鈴「じゃぁ何か持ってくるわ。セシリアは何食べる?簪と一緒に

  食堂に事情話して何か持ってくるわ」

 

セシリア「和食系でお願いしますわ」

 

鈴「解ったわ。簪行きましょ?」

 

簪「うん」

 

一夏と箒は編入する事になったマドカの世話をしている。

マドカは食堂で一夏と並んで大食いをしている。

 

一夏「ガツガツ・・・」←一番の大食い

 

マドカ「モキュモキュ・・・」←一夏の7割位の量を食べてる

 

箒「・・・」←静かに食べている。

 

鈴「相変わらずねあの3人」

 

簪「うん・・・それより夕飯」

 

鈴と簪が品物を受け取るあたりで3人の食事が終わり、一夏がセシリアと弾の分を

持って弾の部屋へ持って行った。

 

セシリア「すいません。ありがとう御座います」

 

鈴「ありがと」

 

一夏「気にすんな。弾の後始末は任せた」

 

弾「後始末ってどういうことだよ!?」

 

しかし一夏はニヤニヤ笑いながら部屋を出て行った。

そして3人に看病されその内その3人も弾の部屋で寝てしまい、弾は余り眠れなかったのだった。

そして翌日・・・

-2ページ-

弾「・・・」←物凄い隈が出来ている

 

一夏「寝れなかったな」

 

鈴「・・・」←顔真っ赤

 

箒「看護していて気がついたら寝ていたみたいだな」

 

セシリア&簪「はい・・・」←鈴と同じく

 

マドカ「恥ずかしがる事?」

 

束「恥ずかしいだろうね」

 

一夏「後始末って言ってもほんの片付け程度だろ・・・

   俺の言い方も悪かっただろうけど」

 

一夏は少し発言に反省しながら若干の呆れを見せた。

そんなこんなありながら朝飯を食べて一時間目からあるISの実習の為、アリーナへ向った。

 

真耶「今日からキャノンボール・ファストへ向けての高速でのIS運用の訓練を行ないます」

 

一夏(多分潰れるだろうけど・・・)

 

箒(Dr.ヘルが見逃すはず無いからな)

 

ラウラ(兄様、姉様?)

 

シャル「ラウラ〜♪一緒にやろう♪」

 

ラウラ「断る!兄様と姉様と一緒にやる!」

 

鈴「シャルロットは相変わらずね・・・」

 

セシリア「ラウラさん大好き宣言をしたらしいですよ」

 

弾「百合かよ・・・まぁセシリア、鈴、色々頼むわ」

 

箒「私達は参加できないが練習はしておいて損はないだろうな」

 

箒のカイザーはスクランダーが大きすぎて前に出られれば進路をふさがれ

後ろから繰れば翼にぶった切られる可能性が高く、一夏のスカルカイザーも

武装の攻撃力と殺傷能力が高くなりすぎるので参加不可能である。

 

ラウラ「兄様〜!シャルロットがぁ〜」

 

シャル「ラウラ待って〜♪」

 

ラウラはしつこく追いかけてくるシャルから逃げながら一夏に助けを求める。

ラウラは一夏の後ろに回り込んで隠れた。シャルは逃がすまいと回り込んで追いかける。

しかしラウラは一夏の周りをシャルの正反対の位置でグルグル回り、シャルはそれを追いかける形でグルグル回る。

 

一夏「オイお前等止めろ」←2人が周りを回り続けるので少し回転している

 

ラウラ「ヒ〜ン。゜(゜´Д`゜)゜。」

 

シャル「待ってよ〜(゜∀゜)=3ムフー」

 

カチッ!

 

一夏「フン!」

 

ゴンッ!←シャルの頭に拳骨を一発落とした

 

シャル「痛い〜!」

 

一夏「文句でもあるのかゴラァ(# ゜Д゜)!。お前がラウラを追いかけたせいで

   気分悪くなってきたわ(# ゜Д゜)!」

 

箒「アレだけ回されればなぁ」

 

真耶「シャルロットさんは箒さんと行なって下さい(ニコニコ)」

 

シャルは養豚場の豚が加工工場へ連れて行かれるように引きずられながら箒の特訓に付き合わされた。

一夏は山田先生が少し横になっているように言いラウラの膝枕で10分ほど横になっていた。

鈴達は仲良く弾にアドバイスをしたり本番を想定した高速運用の訓練を行なった。

マドカは真耶に一から指導されながら着実にISの訓練をこなしている。

残りのメンバーも少し遅れてきた千冬に指導されながら訓練を続けている。

 

一夏「一夏、さて始めるか」

 

ラウラ「はい!」

 

一夏はウイングクロスした状態のスカルカイザーで訓練をはじめた。

ラウラは流石に手馴れたもので一夏の変な癖を見つけては指摘し、

一夏は少しづつそれを直して行った。箒も途中から合流して3人で訓練を行なった。

箒に扱かれた後、シャルはその後マドカと訓練を行なった。

 

一夏「地に足が着いてないとやっぱり落ちつかねぇ」

 

ラウラ「そういうものですか?」

 

一夏「そういうもんだ。ほらほらほらほら!」

 

先行して飛行しているラウラをブレストリガーで狙い撃つ。

ラウラは回転したりしながら弾丸を回避する。

一夏は割と本気で撃っているので回避しているラウラに感心した。

 

箒「私も参加するか」

 

箒もラウラに攻撃を行なう。ラウラは持ち前の勘で回避した。

ラウラは少し驚いたようだが訓練だからあまり気にしなかった。

 

ラウラ「疲れました・・・」

 

箒「そろそろ午前の授業が終るな」

 

一夏「もうそんなに時間経ってたのか?」

 

真耶「経ってますよ〜」

 

一夏「片付け手伝うか」

 

ラウラ「はい」

 

箒「そうだな」

 

真耶「皆体力つきましたね〜」

 

清香「織斑君と特訓に付き合ってると自然についてくるよね」

 

一応一夏と箒の特訓についてきている一般人は現在清香のみである。

専用機持ちはついて来ないと酷い目に合うので勝手に自身が強化され強くなっている自覚は全く無い。

兎に角二人について行く事のみに頭が集中しているのである。

それはさておきそろそろ授業終了と言う事で片付けを始めた。

 

清香「ISって一般機だと運ぶのが面倒だよね」

 

一夏「乗ってけば良いだろ」

 

本音「アリーナ内なら良いみたいだけど外は駄目みたい〜」

 

箒「倉庫まで少し距離が有るからなぁ〜」

 

一夏「行けるとこまで乗って歩いていけ」

 

「「「は〜い」」」

 

真耶(私より引率が出来ていませんか?)

 

そんな事ないと思うぞ?片付けが済み昼食を食べた後、午後の授業が始まる。

 

真耶「この場合は・・・・となり・・・」

 

一夏「Zzzz・・・・・・・」

 

一夏はやはり昼寝をしている。何時も通りなので皆気にしない。

箒は今回は起きている。

 

箒「・・・」←ノートを無言で取り続けている

 

真耶「此処までは大丈夫ですか?って織斑君寝るのは後でにして下さい・・・」

 

一夏「Zzzz・・・」←起きない

 

千冬「放っておけ。授業が遅れても困る」

 

千冬は箒にアイコンタクトで後で教えておく様にいい箒も頷いて答えた。

一応一夏も寝てはいるが何故か授業内容を覚えており彼女が後で教える必要は余り無い。

しかしいくら寝ていても覚える事が出来るとはいえ穴が出来る事があるので箒が教えるのはそんな時だ。

そして授業も終わり放課後・・・

 

箒「一夏、今日の授業の方は大丈夫か?」

 

一夏「ん?あぁ今日は大丈夫だ。一応後で確認頼む」

 

清香「二人共、特訓お願いね」

 

箒「今日は部活は休みか?」

 

清香「顧問の先生が出張だから」

 

一夏「解った」

 

清香とアリーナに行こうとすると弾が声をかけてきた。

 

弾「一夏、今日は休ませてくれないか?」

 

セシリア「今日は私達と訓練をしますので・・・」

 

鈴「キャノンボール・ファストの訓練がしたいの」

 

一夏「ん?解った。頑張れよ」

 

一夏も一年に一度のイベントなので訓練して上位を目指そうとする意志を感じて頷いた。

清香と箒と一緒に一夏はアリーナへ行くと清香は訓練機を借り、特訓を始めた。

 

清香「ハァ!」

 

箒「甘い」

 

箒とは接近戦を主に教わり着実に腕を上げている。時々簪も混ざったりする。

今日は弾達と一緒にキャノンボール・ファストの訓練を行う為居ない。

 

清香「これなら!」

 

箒「いい攻撃だ。だがあと少し踏み込みがあればもっと良かっただろうな」

 

今日は一夏は清香との特訓には参加せず、機体の微調整を主に行なっていた。

オーバーホールの後、若干のズレを感じるので今の内にズレを無くしておく。

そうでなければ機械獣と戦う時何があるかわからないからだ。

時折箒を呼び、箒のカイザーを調整したりもした。

そうこうしている内にもう午後6時が近づいてきた。アリーナは午後6時半に閉まる。

普段2人の時は時間も忘れて午後8時近くまで模擬戦などをしたりしているが今日は

清香が居るので6時に終える。それに彼女の体力もまだ其処まで持たない。

 

清香「つ・・・疲れた〜」

 

一夏「桁外れの根性には負けるわ・・・」

 

箒「ほら水だ」

 

一夏は清香の桁外れの根性に降参し、箒は水を差し出す。

清香は礼を言い、水を飲んだ。そして頭からその水を被った。

 

清香「気持ちイイ〜」

 

一夏「飯行くぞ」

 

清香「そうだね」

 

箒「外で待っててくれ」

 

箒と清香は倉庫に行き訓練機を片付け、シャワー室で軽く汗を流し、

先にシャワーを浴びて外で待っていた一夏に合流する。

食堂ではなく、一夏と箒の部屋へ向う。今日は一夏が夕飯を作ると言うので清香はご機嫌だ。

彼女は一度彼の料理を食べてすっかりはまってしまったのだ。

一夏も清香が頑張っているのでご褒美として作っている。

 

しかしこの後起こる事件は誰も予想できなかった。

説明
2学期開始!あ、それともしかしたら相川さんも一夏のヒロインになるかもしれないです
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1155 1133 1
タグ
IS 一夏×箒 マジンカイザー マジンカイザーSKL インフィニット・ストラトス 

HIBIKIさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com