恋姫 華陀紀行217 |
原因は不明ですが、いつの間にか数日経っていたようです。
理由を聞いても誰も答えてくれません・・・。
「そう言えば、月たちが戻って来たのに葵の姿がないんだが、どこにいったか知らないか?」
「・・・武者修行の旅に出たわ」
「この時期にか?」
「ええ・・・」
詠も、こんな人で不足の時に、よく武者修行なんていうものの許可なんか出したものです。
・・・と言うことは、俺も許可がでるのでは?
「なあ「あんたは駄目よ」・・・」
「まだいい終えていないんだが?」
「そうね・・・ここにおいとくのもあれだし・・・洛陽がどうなったかくらいは確認してきて、ついでに各諸侯の動きを把握してきて」
どうやら、各州をぶらついてもいいようです。
自分の行きたいとこに行けるっていいですよね。
「期限は二年よ」
全州を二年とか厳しすぎないですか?
「ちょっとそれは無理が有りすぎないか?」
「あんたならいけるでしょ?」
そんな信頼はいらないですよ・・・。
ゆっくり回ってきたいもんです。
どこから回ろうかな・・・。
まずは、中央に向かうことにしました。
最終的に、誰があそこを治めているのかを確認するためです。
それにしても、涼州の馬は他のところと違って、身体付きがしっかりしてるのか、かなりの体力があります。
旅のお供にはとてもいいです。
僅か数日で、隣の雍州まで来れたことからもよくわかります。
まあ、連絡要員として十名ほどついてきてますが、これくらいは許容内です。
それにしても、雍州は結構荒れていますね・・・。
この分だと、賊が出てくるのも時間の問題かもしれません。
最近賊に関しては少なくなってきましたが、それでも完全に無くなることはありませんでした。
涼州だけ少なくて、他はどうか分かりませんが・・・。
こちらは北と南の対応の方が大変だったんですよ。
それに比べれば賊がかわいく見えるくらいです。
しかし、雍州は前に通ったとき、ここまで酷くなかったと思ったんですが・・・。
一体何が起こったんでしょう?
ちよっと聞き込みから始めますかね。
どうも、飢饉が発生したみたいです。
原因は虫・・・イナゴですね・・・。
田畑の食糧まるかじりってやつです。
どれくらいの規模なのか不明ですが、雍州の大半は似たような状況のようですね。
被害の範囲が広範囲であれば、そう簡単に攻めるところもないでしょう。
涼州に被害が無かったのは運が良かったです。
やられていたら、ここと同じようにかなり危機的状況に陥っていたでしょう。
昔は、あれほど備蓄大事にでやってたのに、それを崩しているとは思いませんでした。
どうせ、あっても勿体ないから使えとでも言ったんでしょうね。
涼州には、先を見ない人が多いです・・・。
情報に関しては、くれくればっかりいうやつらが多かったので、情報を貰うのは楽でした。
ただ、人の馬を盗ろうとするものにはきっちりと、さよならしてもらいましたが・・・。
この馬は食べ物ではありません、乗り物です。
涼州の人らって、馬は家族だから狙ったら殺られるのは仕方ないんです。
俺がついたときには、既にさよならしてましたし・・・。
村の外だったこともあるのか、騒ぎにはなりませんでした。
取り敢えず雍州に関しては、涼州に攻めてくることはあり得ないですね。
逆に食糧支援と引き換えに、領土を奪うことが出来るかもしれません。
まあ、この辺は詠に任せておけばいいでしょう。
ここに関しての調査を認めて、一緒に連れてきた連絡員に渡します。
それを詠に送るだけです。
鍛えていた諜報員に関しては、ほとんどが涼州内に派遣しているので、外の情報は貴重でしょう。
でも、この調子だと中央も荒んでそうで嫌な感じですね・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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コメント | ||
これはショックで、記憶が飛んでしまうのも仕方ないですね。 自分なら・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル(SAZUKI) 膨らんだお腹で、葵「叔父さんですよ〜」とか。(禁玉⇒金球) ・・・この様子じゃ、妹に再会した時も子供を紹介されて気絶するんじゃないか。(カノン) |
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