魔法少女リリカルなのはStrikerS 魔導師達のレヴュー 第5話 訓練
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「別に構わないが…な?」

 

ミノルはそう言ってアキラとヤマトを見る。

 

「僕は構わないよ?」

 

「自分もバッチリです!」

 

2人もOKを出し、フォワード一同の訓練を終わりにして、屋上でミノル達の訓練を見ることにした。

 

 

 

様々なビル群が立ち並ぶ場所の道路にミノル達は立っていた。

 

「しかし本格的だな…まるで本物の街だな」

 

ミノルは訓練場の風景に驚きを隠せなかった。

 

「今度元の世界に戻ったら参考にしようかな?」

 

アキラも騎士団の訓練も本格的な街並みを利用した訓練を取り入れようと考えていた。

 

「我々三人の訓練で新人達の起爆剤になるんですかね〜」

 

街並みを見ながらヤマトが新人たちが見ていることに少し緊張していた。

 

「それじゃあ準備はいいですかー」

 

屋上にいるなのはが3人に聞いてきた。

 

「いつでもどうぞ」

 

ミノルは返事をして、3人はデバイスを展開した。

 

すると、3人の前に30体のガジェットが現れた。

 

「襲い掛かるガジェットを10分以内に破壊。それじゃ、ミッションスタート!」

 

なのはが開始の合図をする。

 

30体のガジェットが、一斉にミノル達に襲い掛かり、ミノル達は各自散開しガジェットは10機ずつ散開して三人を追いかけた。

 

 

 

 

「始まったね…」

 

「うん…」

 

なのはの言葉に頷くフェイト。

 

「始まっとるんか〜」

 

 

すると訓練所に、はやてとシャーリーが入ってきた。

 

「はやて、シャーリーどうしてここに?」

 

フェイトがそう言うと少し険しい顔をするはやて。

 

「会議は昼過ぎに行うみたいや…」

 

「そっか…」

 

少し暗い感じで返事をするなのは。

 

「えっ?どういう事ですか」

 

なのは達の話しを耳にしたスバル達が聞きに来た。

 

「ミノルさん達は六課で保護するんじゃあ?」

 

「うん…本当ならこっちで保護する予定だったんだけど、本局が預かるって…」

 

スバルの言葉に苦い顔で話すなのは。

 

「まあ、あっち(本局)から見たら貴重な存在なんやからな〜」

 

うーんとした表情で言うはやてにスバル達は納得せざるをおえなかった。

 

「ところでシャーリーさん、何故ここに?」

 

するとエリオはシャーリーが何故ここに来たのか聞いてきた。

 

「ふふふ…実はあのガジェット30機にデバイスを詳しく分析するカメラをつけたの!これなら彼らの魔力はどれくらいか、陸空総どちらかもわかる代物よ!」

 

目を輝かせながらシャーリーが熱弁する。さすがはメカオタクである。

 

 

 

 

 

 

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一方

 

ミノルは走りながらエンテイにエンテイの使い方の説明を聞いていた。

 

『マスター、わかりました?』

 

「OK…理解した、じゃあ早速モードチェンジだ!」

 

『バスターモードセット』

 

ミノルの持っている剣の真ん中が開き、剣の鍔からガシャンという音が2回聞こえ、切先から赤色の魔法陣が現れた。

ミノルはチラッと後ろを見ると一機のガジェットがミノルに向かって、中心にある黄色いレンズから光線を放とうとしていた。

 

「よし…行くぜ!」

 

すると、ガジェット達の目の前からミノルの姿が消えたのだ。

 

「ここだ!」

 

ミノルは高いバク転をしてガジェット達の上にいた。エンテイを構えて…

 

「フレイムショット・ランダムシュート!!」

 

エンテイから展開していた魔法陣から赤い魔法弾がマシンガンのように無数に放った。ガジェット全機に命中し、ミノルがガジェット達の後ろに着地した瞬間、ガジェット達が爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

「す…すごい…」

 

スバル達はミノルの戦いを見て驚きを隠せなかった。

 

「バク転してその浮いてる間にガジェット10機落とすなんて…」

 

キャロが驚きながら答える。

 

「射撃の腕、ティアと互角だよ!」

 

「ううん…たぶんそれ以上だよ」

 

スバルの言葉になのはが割って入りスバルの言葉を否定した。

 

「どうしてですかなのはさん!?」

 

「あの人、走りながら冷静に分析・計算してあんな事したんだよ…射撃の腕も熟練のものだったよ」

 

なのははミノルの行動を見て冷静になって語った。

 

『あの人…一体』

 

そう思いながらミノルを見るティアナ。

 

 

 

「あいつらは大丈夫かな?」

 

そう上を見上げながら心配するも少し微笑むミノル。

 

「まあ心配ねえか…俺の自慢の弟と部下だもんな」

 

 

 

 

一方アキラもライテイの説明を聞きながら走っていた。

 

「なるほど…そういう使い方もあるのか…」

 

『判断はマスターにお任せいたします』

 

「わかった!ライテイ!!」

 

『プラズマモードセット』

 

するとミノルのエンテイと同じくライテイの剣の鍔からガシャンという音が2回聞こえ、ライテイの剣の太さが変わり、少し太く大きくなった。

 

それに気づいたガジェットがアキラに向かって、中心にある黄色いレンズから光線を放ったのだが、前にいたアキラが突然消えたのだ。

 

「遅い!!」

 

素早い動きでガジェットの懐に入りアキラはライテイをガジェットに向かって横薙ぎに振りぬき、ガジェットを一瞬で四機を横真っ二つに斬った。

 

「まだまだ!!」

 

素早い斬撃でガジェット達を斬り続け、いつの間にかアキラの周りにいたガジェット10機を倒していた。

 

「すごいな…」

 

アキラは残骸の上に立ってライテイを見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミノルさんもだけど…アキラさんもすごい…」

 

なのは達はアキラの戦いに驚きを隠せなかった。ソニックムーブのように瞬間高速移動魔法を使わずに高速移動してガジェットを倒したからだ。

 

「あの人、エリオと同じ電気の魔力変換を持ってる」

 

フェイトはアキラの戦いを見て彼の持っているスキルに驚いている。

 

「スゴイ…」

 

アキラの姿に憧れを抱き始めるエリオだった。

 

 

「さて…おそらく兄さんも終わっただろう…」

 

そう言ってその場で座るアキラ。

 

「ヤマトは…まああいつの場合派手にやるから心配ないか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマトは全速力で走りながらラヴァージの説明を聞いていた。

 

「なるほど…理解しました、って…あ」

 

そう言っている間にも目の前が行き止まりで立ち止まるヤマト。振り返るとガジェット達がヤマトの前方を囲んでいた。

 

「ラヴァージ!」

 

『グラビティシールド』

 

ヤマトの周辺に黄色の魔法陣が現れ、魔法で出来た透明なシールドがヤマトの周りをドーム状に囲んだ。ガジェット達は中心にある黄色いレンズからレーザーを発射した。

 

だが、レーザーは貫通せず振動に伝わるように防いでいた

 

 

「スゴイ…ガジェットのレーザーが効かないなんて…」

 

キャロはヤマトの防御力に驚いていた。これだけ広い範囲でシールドを張れるのは魔力が相当ある証拠である。

 

「しかし防戦一方だな…」

 

「ああ…大丈夫か?」

 

シグナムの言葉に腕を組みながら言うヴィータ。

 

 

「そろそろだな…」

 

徐々にシールドがはがれ始めた事に気づいたヤマトがラヴァージを構えた。

 

『ランチャーモードセット』

 

ラヴァージの先端が大きく開き、銃口のようなものが出現し、トリガーとグリップを手にするヤマト。

 

そして、シールドが完全に破壊された。なのは達はダメかと思った。だが…そこにはヤマトの姿はなかった。

 

「ターゲットオールロック…射線上の敵を破壊する…」

 

空中で浮きながらランチャーモードのラヴァージを構えたヤマトがいた。ガシャンという音が3回鳴り、ラヴァージの銃口から黄色の魔法陣が出現した。

 

「ド派手なお別れだ!!アーガイルランチャー発射ァ!!」

 

銃口から太く大きく収束した黄色い閃光がガジェット10機全てを破壊した。

 

「ふぅー終わったかな」

 

ランチャーモードからノーマルモードに戻したヤマトは最初に3人が立っていた場所に向かって歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一発で10機全てを倒した…」

 

スバルが唖然としながら見ていた。もう彼らは驚きの連発だった。

 

「嘘でしょ…」

 

シャーリーは別モニターでミノル達の結果を見て、震えだした。

 

「シャーリーどうしたの?」

 

「結果はどうなったの?」

 

なのはとフェイトはシャーリーの傍にやって来た。

 

「結果をメインに出します!」

 

シャーリーは三人の結果画面を上のメインモニターに出した。

 

 

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ミノル

 

デバイス名 エンテイ

 

魔導師ランク ミッドチルダ空戦S+(仮) 

 

スキル 魔力変換『炎』 ???

 

 

 

 

アキラ

 

デバイス名 ライテイ

 

魔導師ランク ミッドチルダ空戦S(仮)

 

スキル 魔力変換『電気』 ???

 

 

ヤマト

 

デバイス名 ラヴァージ

 

魔導師ランク ミッドチルダ総合S−(仮)

 

スキル 魔力変換『重力』 ???

 

 

 

 

 

『ランクS!!』

 

一同が声を揃えて驚いた。

 

「隊長クラスが3人って…」

 

「スゴイ!凄過ぎですよ!!」

 

ティアナは三人の能力にあ然し、スバルはさらに目を輝かせる。

 

「機械壊れてんじゃねえの?」

 

ヴィータが半信半疑でシャーリーに言うとギロっと怖い目つきでヴィータを見るシャーリー

 

「そんな事ありません!どれもミッドチルダの中でも最新で解析率は100%に等しいものです!」

 

「そ…そうか…何かゴメン」

 

シャーリーの言葉に押され、謝るヴィータ。

 

「でも(仮)って一体何なの?」

 

なのはが3人の魔導師ランクに(仮)がついている事に疑問を覚える。

 

「これは…本部によると、まだまだその上があるそうです」

 

「って事は…最低でもSSランクは行くって事ですか!?」

 

シャーリーの言葉にスバルが大声でビックリした。

 

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

フェイトがある事に気づいた。

 

「どうしたんフェイトちゃん」

 

キョロキョロするフェイトが気になったはやてが聞いてみた。

 

「シグナムがいないんだけど…」

 

『えっ!?』

 

一同は辺りを見た、シグナムの姿が無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、何も知らない3人は最初にいた場所に立って、終了の合図を待っていた。

 

「遅くね?」

 

幾らなんでも遅いと感じ始めた3人はなのは達がいる場所に向かおうとした時だった。

 

「待て…」

 

3人が後ろを見ると騎士甲冑の姿のシグナムが宙に浮いて立っていた。

 

「シグナムさん、どうしたんですか?デバイスなんか展開して?」

 

ヤマトが尋ねるとシグナムはある男に剣先を向けた。

 

「アキラ、私はお前に真剣勝負を申し込む!!」

 

「「えっ?」」

 

ミノルとヤマトが驚いた様子でアキラを見る。

 

 

 

 

 

 

「あちゃ〜シグナムの悪い癖が出よった」

 

シグナムを見つけるが、アキラに宣戦布告をしたところを見て、頭を抱えながら言うはやてに苦笑いのなのはとフェイト。

 

「大丈夫なんですか?止めなくても?」

 

心配そうにエリオが話すと、ため息をこぼしながらヴィータが口を開く

 

「でもいいんじゃねえの?あいつをあんなに真剣にさせるなんて…」

 

そう言ってシグナムを見るヴィータ。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ワケを聞きましょう?」

 

冷静かつ真剣な態度で言い返すアキラ。

 

「見ればわかる」

 

「というと?」

 

シグナムの言葉に疑問に思うアキラ。

 

「お前はこの2人と違って技を使わずガジェット全てを倒したからだ」

 

「「うっ…」」

 

シグナムの一言が2人の心に突き刺さった。

 

「どうだ…返答は?」

 

シグナムの問いにアキラは…

 

「いいでしょう、私も騎士、その挑戦受けましょう」

 

アキラがそう返事をするとミノルとヤマトがはやて達がいる場所に向かおうとするが、ミノルがアキラの肩を叩いた。

 

「勝てよ、アキラ」

 

そう言ってヤマトと一緒に走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さん…」

 

目を閉じて胸にそっと手を置くアキラ。

 

そして目をカッと開いて、シグナムを見るアキラ。

 

「さあ…始めるか」

 

「ああ…」

 

シグナムを言葉に返事をするアキラ。2人はお互い剣を構える。

 

「我が名は烈火の将 剣の騎士シグナム…」

 

「我が名は雷電の騎士アキラ…」

 

お互い間合いをとり、少し沈黙した。

 

「行くぞ!アキラ!!」

 

「来い!シグナム!!」

 

二人は一斉に走り出し、レヴァンティンとライテイがぶつかり合った!

 

 

 

説明
やっぱり戦闘シーンは難しいです…
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