魔法少女リリカルなのはStrikerS 魔導師達のレヴュー 第6話 激突!!烈火VS雷電
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2人の剣が激しく激突し、鍔迫り合いになった。

 

「やるな…」

 

「あなたこそ…」

 

鍔迫り合いの中シグナムが言うとアキラが平気な顔で返事をし、2人は一旦距離をとり、シグナムが構えた。

 

「紫電一閃(しでんいっせん)!!」

 

レヴァンティンから魔法の炎熱変換によって炎をまとった刃で攻撃するシグナムに、アキラも負けてはいなかった。

 

「蒼雷一閃(そうらいいっせん)!!」

 

ライテイから青白い稲妻をまとった刃で対抗し、互いの剣と剣が再びぶつかり合った。

 

 

 

 

「すげえ…互角だ…」

 

ヴィータは二人の戦いを見て驚いていた。

 

「アキラさん…シグナム副隊長と戦って顔色一つ変わってない」

 

エリオはシグナムと戦っているアキラを見て驚きを隠せなかった。するとエリオの肩をポンと置くミノル。

 

「当然だ…あいつは様々な戦場で様々な強敵と戦っている…だから冷静になって戦っていられるんだ」

 

「様々な戦場で?」

 

ミノルの言葉の一部に反応したフェイトがミノルに聞いて来た。

 

「ああ…だけどその分多くの血を見たんだ…俺達は…」

 

そう言って暗い顔で応えるミノルにフェイトがこれ以上はいけないと思い、口を出さなかった。

 

 

 

 

 

 

「ならば…」

 

シグナムは宙に浮いて距離をとった。

 

『奴は確か空は飛べないはずだ・・・しかし、ランクが空戦と言うのが気になる』

 

シグナムは空中にいながらそう思った。魔導師ランクがミッドチルダ空戦S、つまり空でも戦える。と言うことである。

 

 

 

 

 

 

アキラは空にいるシグナムを見ていた。

 

「ライテイ、空を飛べる魔法ってある?」

 

『ございますよ』

 

「よし、行くぞ」

 

そう言ってアキラがおもいっきりジャンプすると、シグナムと同じ高さで空に浮いた。

 

「飛べるのはいいけど…慣れないとキツイか?」

 

浮いていることに少し慣れていない様子のアキラを見て、シグナムが好機と察した。

 

「レヴァンティン、シュランゲフォルムだ」

 

『シュランゲフォルム、セット』

 

カートリッジを1個消費し、レヴァンティンの形が変わった。いくつもの節に分かれた蛇腹剣の形に変形した。

 

「はあぁ!」

 

シグナムがレヴァンティンを振ると、刀身が蛇のように伸びてアキラに向かった。

 

「チィ!」

 

レヴァンティンの攻撃にアキラは次々と防ぐが、中々反撃をする隙が無かった。

 

「どうした?それで終わりか!?」

 

そう言いながらもシグナムが攻撃の手を緩めずアキラに攻撃している。

 

すると一旦蛇刃が戻ろうとした時、アキラが一旦距離をとった。

 

(ここは一旦下がって…)

 

だが、アキラの行動が逆にシグナムにとって有利だった。

 

「終わりだ…」

 

レヴァンティンから炎が噴出し、さらに長くなり、シグナムが大きく振りかぶった。

 

「飛竜一閃!!」

 

炎を纏ったレヴァンティンの蛇刃がアキラに命中し、アキラはそのまま地面に落下しその周りから砂煙が舞い散っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あちゃ〜シグナムの一撃をモロにくらったか〜」

 

頭を掻きながらため息混じりで話すはやて。

 

「決闘も終わっちまったし…そろそろ」

 

「何言ってんだチビ娘」

 

そう言ってヴィータが歩き出そうとすると、ミノルがヴィータの頭を叩いた。

 

「痛って!何すんだテメェ!!」

 

ヴィータがミノルに反撃しようとするもミノルがヴィータのおでこを手で止め、反撃を止めた。

 

「あれ見てみろよ…」

 

そう言って砂煙が出ている方に指差したミノル。

 

「まだ戦いは終わってねえよ」

 

「むしろ…これからが見物ってやつですよ?」

 

『えっ!?』

 

ミノルとヤマトの言葉に一同は驚いた。

 

「見物って…」

 

 

 

 

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一同が砂煙の方に目を向けた。そこには顔を下に向いてアキラが立っていた。

 

「どうやら少し甘く見ていた…けど…」

 

アキラが再び浮遊魔法で浮いて顔を上げると一同がその目に驚いた。さっきまでの優しく、そして冷静だった目が…鋭い眼光でおそらく人一人殺す勢いの目をしていた。

 

「騎士として本気をみせなきゃ失礼だ…」

 

ライテイを強く握り締め構えるアキラ。

 

「そうか…なら!」

 

レヴァンティンをシュベルトフォルムに戻したシグナムが一気に前に出た。

 

「魔力直結…スタート」

 

すると、アキラの周りに青いオーラが現れ、アキラの足元に小さな魔法陣を展開した。

 

「エクレールアクション…demarrer(開始)!!」

 

するとシグナムの前に立っていたアキラの姿が突然消えた。

 

 

「馬鹿な!消えた!?」

 

辺りを見回すシグナムだったが、アキラはどこにもいない。

 

「一体どこに…」

 

「「隠れているんだ?」」

 

「!!」

 

シグナムがハッと驚き、声がした方を振り向くとそこにはさっきまで前にいたアキラがシグナムの背後に立っていたのだ。

 

「遅い!」

 

シグナムが瞬時にシールドを展開するが、アキラの斬り抜け攻撃にシールドのほとんどが破損し、瞬時に態勢を元に戻すアキラはシグナムに反撃の隙を与えない様に猛攻する。

 

だがアキラは猛攻を止め、左腕を軽く横に振って一旦距離を置いた。

 

「止まった…ならばこちらも…ッ!!」

 

シグナムが前に出ようとしたが、動けない…その原因は直ぐに分かった。

 

自分の足元が青白い魔法陣の上に立って複数の鎖に巻かれていて動きを止められた。

 

『まさか…あの猛攻は囮で密かに魔法陣を張っていたのか…一旦距離を置いたのは、その為か…』

 

「我が雷電の剣捌き、その身を持って知るがいい!」

 

『エクレールアクション、フルドライブ』

 

シグナムを目にも留まらぬ動きで四方八方に攻撃を与えるアキラ。

 

そしてシグナムの頭上に剣を構えるアキラはライテイのカードリッジを3つ消費させライテイの剣が太くなり、大剣のような太さの剣に変化した。

 

「これで最後(フィナーレ)だ!百光乱舞・エクレールセイバー!!」

 

最後の一撃を当て、バインドが解けシグナムがビルの屋上に着地した途端、膝をついてレヴァンティンをその手から離した。

 

「・・・私の負けだ」

 

シグナム自ら負けを認めた。

 

 

 

 

 

 

「勝った…シグナム副隊長に」

 

エリオを含め新人4人は驚きを隠せず、ただ呆然と見ていた。

 

「凄い…あんな動き、初めて見た」

 

フェイトはアキラのエクレールアクション・フルドライブの動きを見て唖然としていた。

 

「さっすが俺の弟だ!」

 

腕を組んでミノルが堂々と言った。

 

 

すると、膝をついていたシグナムの前にアキラがやって来た。

 

「いい勝負だった…」

 

そう言ってアキラは右手をシグナムの前に伸ばした。

 

「ふっ…」

 

少し鼻で笑うも、アキラの右手に掴んで立ち上がるシグナム。

 

 

こうして、烈火の騎士と雷電の騎士との戦いは幕を閉じた。

 

 

 

                          

 

                                to be continued

 

説明
戦闘シーン、相変わらず駄文ですけど・・・

それではどうぞ!
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