恋姫 華陀紀行219
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 どうも、食糧難のせいなのか、微妙に賊の類いが多いようです。

 

 

 数が小規模なものばかりなので、対応出来ていないのでしょう。

 

 

 こちらを襲ってきた賊は、余さず返り討ちにしましたが、この調子ではどこも同じようなものかもしれません。

 

 

 そんなことを考えつつ、やっと楊州に入った村で休んでいたときに、それは起こりました。

 

 

 賊の夜襲です。

 

 

 まともに戦えそうなのって、連れてきている八人と自分だけ・・・。

 

 

 馬泥棒が出ないように、見張っていたらこれです。

 

 

 まだ、賊の人数が少ないのが救いですかね。

 

 

 ほんの二十人程度ですし。

 

 

 部下を起こして、馬を守らせます。

 

 

 はっきり言うと、賊よりも村人の方が厄介なんですよね。

 

 

 それにしても、賊ってなんで村の正面から来ないんでしょう?

 

 

 この村に限ってかもしれませんが、入り口に見張りすら居ないのに・・・。

 

 

 下調べすらしないんですかね。

 

 

 その程度の賊と言うことにしときましょう。

 

 

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 賊を数名だけ生かし、他は狩り尽くしました。

 

 

 生かしておいた奴については、縛って村の真ん中に放置してあります。

 

 

 馬に関しては、特に誰も盗みには来なかったようです。

 

 

 さすがに、空き家を貸してもらう際に、食糧と引き換えにしたくらいですから、もし襲撃してきたらこの村ごと仕返しするつもり満々でしたが・・・。

 

 

 結果して襲われなかったので、よかったです。

 

 

 しかし、翌朝旅の荷造りをしているときに問題が発生しました。

 

 

 まあ、この村の真ん中に賊を放置してたのが、悪かったのかもしれません。

 

 

 一応村長に賊が来たので倒して縛っておいたのと、死体が村の外にあることを伝えていたら、五十人くらいでしょうか?

 

 

 村へと近付いてくるのが分かりました。

 

 

 一応隠密に動いていたのに・・・。

 

 

 村長に説明していたせいで、あるかたに見つかってしまいました。

 

 

「これはあなたがやったのね」

 

 

「まあ、そうなるな」

 

 

「なんでここにいるのかしら?」

 

 

「色々と旅をしてるからだな」

 

 

「あなたは死んだはずでしょ?」

 

 

「勝手に死んだことにされただけで、ちゃんと生きてる」

 

 

「まあ、死んだとは思ってなかったけどね」

 

 

 いままでのやりとり意味ないな・・・。

 

 

「それよりも、俺の方が聞きたい。豫州の州牧がなんでこんなところにいるんだ雪蓮?」

 

 

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 よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、愚痴を言ってきました。

 

 

 内容的に完璧に嵌められてますね。

 

 

 これで、誰が偽の玉璽を持っているのか絞り込めます。

 

 

 曹操陣営か、袁家陣営のどちらかでしょう。

 

 

「で?また、客将してるのか?」

 

 

「そうなのよ!って言っても、なんか私たちが統治してるって言っても、おかしくはないんだけどね」

 

 

「つまり?」

 

 

「袁術ちゃんたちは、遊んでばかりってこと」

 

 

 駄目だ・・・。

 

 

 完全に楽を覚えてしまったな・・・。

 

 

「それは、どうなんだろうな・・・統治者として・・・」

 

 

「冥琳曰く良い策だっていってたわよ?」

 

 

「策?」

 

 

「詳しくは聞かなかったわ。それより行きましょう。せっかく会いに来てくれたみたいだし。ご馳走するわよ♪」

 

 

 ただ、宴会がしたいだけでは・・・。

 

 

「少し待ってくれ。ちょいと連絡しないといけない」

 

 

 連絡員二人に竹簡を持たせて出発させる。

 

 

「良い馬ね」

 

 

「そのせいで狙われやすい。しかし、逃げるのに専念すれば、賊などには追い付かれない」

 

 

「私にも頂戴♪」

 

 

「既にいるだろ。それで我慢しろって。それにこの馬は売りもんじゃないからな。手放すつもりもないぞ」

 

 

「ふ〜ん。と言うことは、あなたはいま涼州にいるのね」

 

 

 なぜわかったし・・・。

 

 

「正解したんだから譲ってよ〜」

 

 

 どんな理屈でしょう。

 

 

「譲らないっていってるだろ。壱からキチンと愛情込めて自分で育てろ」

 

 

「わたしってそういうの合わないのよね」

 

 

 面倒くさがりですからねえ。

 

 

「じゃあ諦めるしかないな」

 

 

 かくいう俺の乗っている馬は、借り物なんですよね。

 

 

 他人の家族を連れてきてる気持ちでいないといけないので、意外と神経使います。

 

 

「ケチ〜」

 

 

「ケチで結構。ほら、案内してくれるんだろ?行くぞ」

 

 

「ちょっと待ってよ!まだ、村長と話終わってないからもう少し待って!」

 

 

 まだ、話終わってなかったのか・・・。

 

 

「(はあ・・・)さっさと行ってこい」

 

 

「はいはい」

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
面白いんだけどストーリーが進まないな。話がまとまらずにエターかな?(ドーパドーパ)
続き期待してます!(スー)
続きを期待してます!(zelretch)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 

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