真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第八話 古の森
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カイトとシグナムの模擬戦から3日後、ある場所にガジェットが出現した

 

ガジェットが出現したということは、そこにロストロギアがあるということである

 

現在ブリーフィングルームで、はやてからそのことを聞いている なのは達

 

はやて「っというわけで、ミッド最西端にある森付近に出動するで」

 

なのは「最西端というと………………」

 

カイト「古の森だな」

 

はやて「そう、ミッドで唯一残された古代の森や」

 

古の森……………ミッドにただ1つ存在する森であり、何故 無くならないのかは謎

 

また、不可解な場所であり、近付く人はよほどの阿呆か、好奇心旺盛な人物である

 

また面積もかなり広く、一度は居れば出て来れなくなるとも言われ居てる場所だ

 

フェイト「未だにわかっていないことが多い場所だよね?」

 

はやて「そうなんや……………だから結構不安やねん」

 

なのは達も古の森には近付いた経験すらない

 

シグナム「では、どうします?」

 

カイト「取り合えず、1部隊は残すべきだ」

 

シグナムの質問に答える カイト

 

ルナ「何かあったとき、すぐに対応するためね?」

 

カイト「それもあるが、囮という可能性もある」

 

はやて「というと?」

 

カイト「このミッドで古の森の事を詳しく知っている人物はいない」

 

ルナ「なるほど、ロストロギアがあるかどうかも怪しいってことね」

 

カイトの言いたい事を理解する ルナ

 

ロストロギアがあるように思わせる為、ガジェットが古の森付近に出没した可能性も十分に考えられる

 

なのは「でも、ロストロギア反応があれば確実じゃ……………………」

 

はやて「いや、古の森は不可思議な所でな……………………内部に入って行くと魔力を感知出来へんねや」

 

そう、それが古の森で迷ってしまう理由の1つだ

 

迷ってしまっても助けを呼ぶことも叶わず、外から気付いても貰えないのだ

 

カイト「つまり、ロストロギア反応などあるはずがないのだ」

 

はやて「ただ、それも確実とは言えんのよ」

 

フェイト「ロストロギアは未だ解明不可の物だからね」

 

ルナ「古の森にあっても、反応を出せる物もあるかもしれない」

 

ロストロギアは未だに科学では解明できない謎の物体である

 

常識などは通用しない

 

はやて「仕方ない、今回はスターズとセイヴァーに出てもらうわ」

 

フェイト「ライトニングは待機だね?」

 

はやて「そうや。何かあった時、すぐに急行できるフェイトちゃんが残ってくれた方がありがたい」

 

フェイト「わかったよ」

 

はやて「それじゃ出動や! なのはちゃん! カイト君! 任せるで!!」

 

なのは「うん、それじゃ行ってくるね」

 

スターズとセイヴァーは古の森に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜古の森〜

 

スバル「うわ〜」

 

ティアナ「ここが……………………………」

 

レイン「でけぇ森だな………………………………」

 

自然が多い地球でも存在しない様な森

 

あまりの大きさに圧巻され、入るのを拒んでしまう人も多々いる

 

ヴィータ「さてと、どうする? 魔力感知が出来ないなら、逸れたら不味いんじゃねぇか?」

 

ルナ「問題ないと思うわよ? 魔力が感知出来なくても、出入り口がわかっているから、最終的には、そこに集まればいいわ」

 

ヴィータ「それもそうか」

 

ルナはそう言うが、奥深くへと入れば入るほど、帰って来れなくなってしまうだろう

 

カイト「だが、未知の生物や植物が居るかもしれん…………………フォアード共は4人で固まっておけ」

 

なのは「そうだね、私とカイト君が奥へ入っていくから、ティアナ達は中心部へ行ってね」

 

フォアード達では、まだ危険と判断したようだ

 

カイト「上月、貴様は念のために、ここの出入り口を見張っておけ」

 

なのは「ヴィータちゃんは、ここ以外の出入り口を探してくれるかな?」

 

カイト「さて、行くか」

 

なのはとカイトは飛び去っていく

 

ヴィータ「じゃあ、ここは任せるぜ? ルナ」

 

ルナ「ええ、ヴィータさんも気を付けて」

 

ヴィータ「ああ、お前ら! 絶対に逸れるなよ?」

 

ティアナ「はい」

 

レイン「わかってますって!」

 

ティアナ達フォアードも、森の中へと進んでいく

 

ヴィータ「じゃあ行ってくるぜ!」

 

ヴィータは、なのは達が進んで行った道とは違う所へ飛んでいく

 

ルナ「…………………何も起こらなければいいけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜なのは視点〜

 

なのは「確かに魔力感知が出来ないね」

 

ティアナ達の魔力が全く感じれない………………………

 

カイト「ここから真っ直ぐに行くと、別の出入り口があるらしい」

 

なのは「らしい?」

 

カイト「この森では地図も信用できん」

 

誰が書いたかもわからない地図

 

地図が明確なら迷う事はないだろう

 

なのは「迷ったら、出るのに時間が掛かりそうだね」

 

カイト「…………上空に飛べばいいだけの話だろうが」

 

なのは「そっか! 天井なんて無いから、突き抜けれるね!」

 

そう、飛べる魔導師からしてみれば、すぐに脱出できるのだ

 

カイト「はぁ〜」

 

なのは「むぅ………………どうして ため息を付くの?」

 

カイト「貴様と居ると疲れる」

 

普通に考えればわかることだろと呟く カイト

 

なのは「カッチーン………………ここで決着付ける?」

 

カイト「上等だ…………………」

 

お互いに睨みあう2人

 

なのはとカイトは2人きりになると、絶対に争ってしまう

 

赤の他人が見れば水と油だが、はやてやフェイトが見ると、恋人がいちゃついているようにしか見えないらしい

 

はやて曰く、あの2人の戦いはお互いの愛情表現やな!だそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜レイン視点〜

 

レイン「お! 見たことがねぇ花だな」

 

初めて見る植物に興味を示し、近付く レイン

 

ティアナ「レイン! 勝手に行動しないでくれる? 逸れたらどうするのよ!!」

 

レイン「おいおい、姿が見えているなら逸れねぇよ…………………見えないぐらい離れたら別だけどよ」

 

ティアナ「見えなくなったら遅いわよ!!」

 

レイン「はいはい、そんなに怒鳴るなよ」

 

ティアナに言われ、戻ってくる レイン

 

ティアナ「ったく」

 

レイン「っ!!!」

 

レインは目を見開く

 

ティアナ「どうしたのよ?」

 

レイン「スバルとアマルが居ねぇ…………………」

 

ティアナ「え!? 嘘でしょう!?」

 

ティアナは辺りを見渡すが、本当に2人は居なかった

 

どうやら逸れたようだ

 

レイン「さっきまで居たのにな…………」

 

ティアナ「アンタの所為よ!! バカレイン!!」

 

レイン「はぁ!? 何で俺の所為だよ!!」

 

ティアナ「アンタがうろちょろするから、目を離しちゃったじゃない!! もう最悪よ!!! 私はバカスバル一匹で手一杯でっていうのに、バカレインまで面倒を見なくちゃいけないなんて!!」

 

レイン「知るか!! ってかお前なんかに面倒を見てもらいたかねぇ!!」

 

ティアナ「よく言うわよ! 私が居なかったら、アンタはとうの昔に死んでるわよ!!」

 

レイン「んなわけねぇだろ!!! 俺はお前より強いんだからな!!!!」

 

ティアナ「何ですって!!!!」

 

レイン「ランクでわかるだろ!!! お前はB! 俺はA! 力の差がこれで示されているんだよ!!」

 

ティアナ「たかがワンランク上なだけで!!!」

 

レイン「そのワンランクに這いあがれない癖によ!!」

 

ティアナ「言ったわね!!!!!」

 

レイン「ああ、言ったぜ!! Bランク試験にも苦戦していたティアナさんよ!!」

 

仲間と逸れ、且つ喧嘩を初めてしまう2人

 

喧嘩を止める者が居ないため、どうすることもできない

 

まさに最悪の展開である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜スバル視点〜

 

スバル「アチャ〜 逸れちゃったか〜」

 

どうしよう?

 

ティアナ達が喧嘩している頃、スバルも逸れたことに気が付く

 

スバル「アマル、ティア達とどうやって合流する?」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

アマルは何も答えない

 

スバル「一旦戻ろっか?」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

スバル「でも、戻った所でティア達と合流出来るとは限らないしな〜」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

スバル「せめて念話が使えたらな〜」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

どれだけ語りかけようとも、反応しない アマル

 

スバル「ねぇ、聞いてる? アマル」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

スバル「話しかけても答えてくれない………………」

 

アマル「…………………………………………………………」

 

スバル「ハァ〜」

 

スバルはアマルと仲良しになりたいのだが、会話をしてくれない為、どうする事も出来ない

 

アマル「……………来る」

 

スバル「え?」

 

突如、アマルが喋り出す

 

アマル「何かが来る」

 

スバル「何か?」

 

アマル「構えろ…………………敵だ」

 

デバイスであるフェリングを構える アマル

 

スバル「まさかガジェット!?」

 

アマル「…………………違う」

 

スバルとアマルの前に現れたのは……………………

 

ゴリラ「…………………………………………………」

 

巨大な剣を持ったゴリラだった

 

アマル「森の主か…………………」

 

スバル「ええと………………どうしたら?」

 

予想外の敵に困惑する スバル

 

アマル「…………襲ってくる」

 

スバル「え?」

 

ゴリラ「ウキィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

突如、巨大な剣を振り回し、襲い掛かってくる ゴリラ

 

スバル「えぇ!? 何故 襲ってくるの!?」

 

何もしていないにも関わらず、攻撃してくるゴリラに慌てる スバル

 

アマル「………戦うぞ」

 

スバル「仕方ないか!!!」

 

2人共、戦闘隊形を取る

 

スバル「行こう、アマル……………………2人で力を合わせて!!」

 

初めて2人での連携

 

果たして上手くいくのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、と言う訳でオリジナルの展開になりましたね

 

まぁその辺はご都合ということで黙秘してくれればありがたいです

 

古の森というのは完全に作者が創った場所ですね

 

ここから7〜8話ほど古の森編が続きます

 

正直、入れ込むような内容では無かったかもしれませんね

 

原作でおなじみのイベント(ホテルアグスタなど)などは、もう少し先です

 

楽しみにしている方々には申し訳ない

 

 

説明
オリジナルの話ですね
流れは原作とタグにあるのに…………
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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