北郷外史伝 出会いと再会と |
北郷邸 リビング
一刀「えっと・・・ややこしいんでなのは達は華蝶仮面のままで」
なのは「え!?私達が!?」
一刀「いいね?」
なのは「・・・ちょっと怒ってる?」
一刀「マサカ」
華琳「怒りが隠せてないわよ。あなたがなのはね、私は曹孟徳・・・と言っても混乱するだろうから真名である華琳をあなた達に預けるわ」
なのは「え、いいんですか?璃々ちゃんから聞いてますけど、とっても大事な名前だって・・・」
華琳「いいのよ。外史同化の副作用なのかそこの所の概念が薄れているの。だから気にしないでちょうだい。フェイトとはやてもいいわね?」
二人「は、はい」
一刀「バルクホルン達はちょっと別室で待機してもらっていい?」
バルクホルン「分かった。部外者が居ても話がこじれるだけだからな」
一刀「ありがとう」
バルクホルン「あ、ああ。気にするな//////」
そう言うとバルクホルン達はリニスに案内され客室へと退室する。
それからしばらくしてから一刀達の話が始まった。
なのは「えっと、紹介します。別外史の私です」
高町「えっと、よろしく?」
フェイト「彼女は向こうの私。えっと・・・ハラオウンってことはクロノと?」
ハラオウン「クロノはお兄ちゃんだよ」
フェイト「あ、お兄ちゃんなんだ。よかった・・・」
ハラオウン「よかったの?」
フェイト「うん、ちょっとそういう関係だったら複雑だから」
ハラオウン「そっか」
はやて「で、こっちが別外史のウチやね」
八神「よろしゅう・・・ってこんな和やかに話していいんか?」
一刀「騒いだところで状況は変わらないよ。それより向こうに于吉が居た事は貂蝉に聞いた。つまり向こうには于吉の影響があるって事。だからその対処法を3人に教えないとね」
華琳「于吉の事だから陰湿な何かを仕掛けてる可能性があるわね」
高町「于吉・・・確か仙人の一人だっけ?」
一刀「歴史上ではね。でもこっちでは外史の管理者なんだよ」
ハラオウン「外史?」
なのは「私たちの概念でいえば異世界だよ」
フェイト「ちょっと複雑だけどよく聞いてね」
はやて「まず正史と呼ばれる世界があるんや。その世界の歴史や物語がある。それを正史の人間がIFの世界として考えるのが外史や。」
一刀「その外史の一つがなのは達の世界だったり、俺達の世界だったりする。なのは達の世界の概念を含めればその中にまた複数の異世界が存在するって訳。」
華琳「あなた達の管理内、管理外世界と言う概念の枠の外にあるのが外史ってことよ」
3人「・・・」
一刀「驚いてるとこ悪いけどこっちも急いでるんだよね。貂蝉に頼んで君たちを元の外史に送るからもし于吉の罠的な物に出くわしたら連絡を入れてほしいんだ。これ、外史間で通信できる携帯だよ。」
高町「それは良いけど・・・こっちのJSをあなた達に預けるわけには・・・」
貂蝉「う〜ん。ご主人様、今ネウロイの核はどれくらい集まったの?」
一刀「今の所9個だよ」
貂蝉「加で8個あれば璃々ちゃん達を送れるわん」
一刀「そっか。じゃあなのは、高町さん達にJSを返してあげてね」
なのは「うん、わかった」
璃々「苦労して手に入れたのに・・・」
一刀「聞いたよ。よく頑張ったね(ヨシヨシ」
璃々「えへへ〜一兄のなでなでは久しぶりだよ」
3人「羨ましいな〜」
一刀「はいはい、3人ともこっちにおいで(ヨシヨシ」
なのは「えへへ〜」
フェイト「ほぅ・・・・」
はやて「にゃ〜ん」
華琳「まったく・・・」
高町「えっと・・・どう言う状況?」
ハラオウン「もしかして・・・3人とも」
八神「そう言う関係なん?4股?」
華琳「ん〜何十股?」
3人「何十股!?」
一刀「うう、否定したいのに否定できない・・・」
リニス『アリシア〜、お茶の準備手伝ってくださ〜い』
アリシア『は〜い』
プレシア『ほら、アリシア。お茶請けの準備もね』
アリシア『わかってるよ〜』
ハラオウン「・・・・ねえ、一刀」
一刀「・・・あって行くかい?」
ハラオウン「・・・・うん」
一刀「わかった。フェイト、案内してあげて」
フェイト「分かった」
その後リビングからちょっと離れた所の厨房(大人数調理用の厨房)に向かって行った。それからしばらくフェイト(ハラオウン)の泣き声が聞こえてきたがリビングの面々は構わず話を続ける
八神「なあ、もう一人のウチ」
はやて「なに?」
八神「夜天の魔道書があるって事は・・・」
はやて「あ〜・・・アインス」
アインス「はい、主はやて」
はやて「別室に行ってき、別のウチも話したい事があるようやしな」
アインス「は、ツヴァイも共に行っても?」
はやて「ええよ。ツヴァイ、一緒に行ってええよ」
ツヴァイ「はい、マイスター。客間『向日葵』でいいですね、一刀様」
一刀「ああ、いつもはやてが泊まってたところだから場所は分かるね。はやても行ってあげな。」
はやて「わかった」
その後、はやて(八神)とアインス、ツヴァイは別室に向かう。
リビングに残ったのは、一刀、華琳、なのは、なのは(高町)の4人になる。
なのは「えっと、皆居ないのに話を続けても意味ないよね」
華琳「あら、話ならあるわ。ねぇなのは、あなた一刀とは何処までいったの?」
なのは「ええ!!」
華琳「リニスにもした質問なんだけど、なのははどうなのよ?」
なのは「えとえと・・・・あぅあぅ」
華琳「・・・・キスまで?」
なのは「・・・(コク」
華琳「・・・・・・・やっぱりあり得ないわ」
一刀「本当にひどい評価だよ・・・」
華琳「否定できて?」
一刀「・・・・できません」
高町「えっと・・・いまだに信じられないんだけど、本当に好きなの?」
なのは「・・・うん」
高町「・・・信じられない・・・」
なのは「一刀君はね・・・初めは敵として現れたの。正確にはウチの学校に転校してきて最初のJS事件で私達に隠れてプレシアさん達を助けて、闇の書事件の時に私達の敵として現れたんです。闇の書からナハトヴァールを切り離し闇の書の狂った基幹プログラムのワクチンを使って治してくれたんです。学校ではとても優秀で、中学と高校では生徒会長をやっていたんです。副会長はフェイトちゃんと私、会計ははやてちゃん、書記は璃々ちゃんで庶務に茉莉ちゃんに左慈さんと身内固めでしたがとても信頼された生徒会でしたよ」
高町「・・・すごい」
なのは「たくさん思い出があります。私達はその中で惹かれていって・・・好きに、なっていたんです」
一刀「/////////////////////////////////」
華琳「一刀、照れすぎよ」
一刀「だ、だって・・・」
華琳「まったくあなたはいつまでたっても子供っぽいんだから」
一刀「ほ、北郷家は結構その気が強いんだよ」
華琳「茉莉もだしね。まったく・・・・・可愛いんだから(ボソ」
一刀「??」
華琳「なんでもないわよ」
なのは「ねえ、一刀君。私達は私達の外史で出来る事は実は終わらせてきたの。ヴィヴィオも・・・ね」
一刀「え!?早くない??」
なのは「きっと一刀君達が来てくれたからだと思う」
高町「ヴィヴィオも居るんだね。お母さんちゃんとやってる?」
なのは「あはは、私達はお姉ちゃんなんです。お母さんは私達のお母さんがやってるよ。お兄ちゃんたちも・・・・私よりかわいいって・・・グス」
一刀「な、なのは!?よしよし、なのはは可愛いよ〜素敵だよ〜」
なのは「うん、ありがとう。えへへ〜〜」
高町「・・・・・・・なんだろう・・・・・すごく羨ましい・・・・」
華琳「なるほど・・・もうやられたのね」
高町「!?そ、そんな事はない、と、思う・・・思いたい・・・」
華琳「ふふふ」
なのは「ああ、それとね、はやてちゃんはなぜかはやて様って呼ばれてるよ?詳しい話は分からないけど・・・・何かあったのかな?」
一刀「・・・・・・・・・・・は、はやて様の事だからきっとそんなにひどい事はしてないでございますよ?」
3人(・・・・本当に何があったんだろう)
一刀「こ、これだけは言える。はやて様は決して・・・怒らせてはいけない・・・」
3人「ゴクリ」
一刀「怒らせたら・・・」
3人「怒らせたら?」
一刀「きついおs・・・・・・は、はやて様!!」
はやて「ふふふ・・・・か〜ずと〜、な〜に言おうとしとったんや〜?」
一刀「い、いえ。はやて様は素晴らしい!!はやて様は美しい!!そう申しておりました!!!」
はやて「・・・・そうなん?」
3人「!?!?!?!?(こくこく)」
はやて「そうなんか・・・・まあ、信じたるわ。ウチの事変に言うたら・・・・分かっとるよな〜」
一刀「も、勿論でございますぅ!!!」
はやて「ならええわ。なのはちゃんも気ぃつけてな」
なのは「は、はいぃ!!」
はやて「ほなウチは客間に戻るわ〜」
4人「・・・・・・・」
リビングに居た4人はその後しばらくは言葉が出ず話が進まなかった。
一刀「・・・・と、とりあえずヴィヴィオの事は分かった。で、なのは達はどうしたいんだ?」
なのは「一刀君達と一緒に居たいんだけど・・・だめ?」
一刀「なのは、君達の気持ちはありがたいけど・・・」
なのは「・・・・・だめなの?(ウルウル」
一刀「ぐはぁ!!(吐血」
華琳「見事ね。一刀の弱点を突くいい攻撃よ」
高町「私はこんなに変われるものなの?」
華琳「ふふふ、恋は人を変えるのよ。私もそうだったもの」
高町「そっか・・・私は遠慮しておくよ」
華琳「そう?ちょっと残念ね。同じ顔の二人と一緒に一刀と・・・って考えていたんだけど?」
高町(やば、ちょっといいかもって思っちゃった)
華琳「さて・・・・一刀。どうせあなたの事だから根負けするんでしょう?集まった核で数人元の外史に戻しておいた方がよくない?」
一刀「根負けするの確定なの!?」
なのは「だめなの〜?(グス」
一刀「よろしいです!!負けました!!」
なのは「やった(ぐっ」
華琳「やったわね(ぐっ」
一刀「はぁ、今手元にあるのは9個。送れるのは・・・計算だと4人かな?」
貂蝉「そうねん」
4人「うわぁ!!居たの!?」
貂蝉「ひどいわん・・・前述にも居ない事になってるし・・・ひどいわん」
一刀「と、とにかく4人か・・・送れる人は送っとこうか」
華琳「勿論私は一刀と居るわよ?」
一刀「分かったよ」
なのは「私も一刀君と一緒がいいな」
一刀「分かった分かった。とにかく考えとくよ」
そんな話がまとまってきた所でフェイト達が帰ってきた
フェイト「なのは、話は終わったの?」
なのは「うん、私達も一刀君と一緒に居られる事になったよ」
はやて「お、ええ感じやな。さすがなのはや」
なのは、高町「は、はやて様の御為なら!!」
フェイト「はやて・・・何したの?」
はやて「なにも〜。なのはちゃんいつも通りでよろしくな〜」
なのは、高町「は!!」
ハラオウン「な、なにがあったの?」
八神「わ、分からんわ〜」
一刀「えっと・・・ひとまず落ち着いたろうから今日はもうお開きにしようか」
華琳「ウィッチーズの子達にも今日は帰ってもらった方がいいわね」
貂蝉「じゃあ、向こうのなのはちゃん達はすぐ送り返すわねん」
リリなの2一同「よろしくお願いします」
そうしてリリなの2の面々は挑戦に送られそのまま貂蝉は于吉の動向を探ると言って旅立っていった。その後一刀はと言うと・・・
一刀「な、なのは、フェイト、はやて、どうした?そんな怖い顔をして・・・」
なのは「リニスさんから聞いたんだけど・・・」
フェイト「そう言う関係に発展したって本当?」
はやて「正直に答えてな〜」
一刀「な!?」
華琳「リニス・・・あなたね」
リニス「これは私達の協定規約に基づく約束事でしたので・・・」
華琳「・・・それなら仕方ないわね。リニス、晩酌付きあいなさい。今夜は3人に譲るわ」
リニス「はい、分かりました」
プレシア「私も付きあうわ。娘の門出に邪魔者が居たら良くないもの」
アリシア「私も飲む〜」
プレシア「下戸なのに?」
アリシア「美味しいのは変わらないからね〜」
華琳「私達の外史に来たら真っ先につぶされるわね」
アリシア「そ、そうなの?なら華琳お姉ちゃん鍛えてもらったいい?」
華琳「いいわよ?覚悟なさい」
アリシア「が、頑張る!!」
そんな事を言ってリビングから出ていく一同。一刀が食べられるのは決定事項のようです。
一刀「こ・・・こうなったら・・・覚悟を決めよう」
3人「じゃ、一刀(君)の部屋で」
一刀「ああ、行こうか」
3人「うん♪」
・・・・・此処からは一刀のターンなので皆さんの御想像にお任せします。そして夜は明けて・・・今度はウィッチーズの面々と改めて同盟の話を進める事となったのだ。
あとがき
はい、リリなの2の面々は帰りました。
フェイト(ハラオウン)、はやて(八神)、は別れてしまった大切な人と再会できてよかったですね。
一刀は嫁を増やしてその後誰を送るかを考えなければならないでしょう。(主に私が)
一応予定ではアリシア、リニス、プレシア、璃々を送る予定。つまりはヒロイン固めですね。どうなる事やら・・・
逃げた于吉は何処に居るのか、クライマックスにさっさと突入した左慈はどうなるのかこうご期待・・・しないでください。期待は重いです。
ではまた次回。チェリオー!
説明 | ||
羽生なのです サブタイトルのひねりの無さはどうにもなりません では本編どうぞ |
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コメント | ||
マテリアル娘たちは?(ゴーレム参式) 烈火の将は攻略してそうだな(ゴーレム参式) 今更だけどヴォルケンリッターは出てこないのかな?(GUN) 何をしたんだ!はやては!!様付けで呼ばれるなんて余程ことがないと呼ばれないぞ普通(act) リリなの2のなのは達が戻った事で、今度はウィッチ達との話し合いでしょうけど、何が起きるのか楽しみです。(俊) 取り合えず、はやては一体何をしたんだ? 自分を様付けで呼ばせて喜んでる時点で真っ当な性格じゃないと思うんだけど。なのは達の世界のヴィヴィオが一刀を見たら何て呼ぶんだろうか?(俊) あの三人一緒にか…一刀君ならこの程度なんということはないと思うのは私だけでしょうか…(Jack Tlam) |
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