SAO―黒の旋律、白銀の戦乱― 第五話 話し合いはダンジョンの中!? |
第五話 話し合いはダンジョンの中!?
キリトside
―ピピピピピピッッ!!
俺は電子的な機械音で目を覚ました。
時間はちょうど5:30。
俺はメッセージが届いていないかを真っ先に確認した。その数は一通。
『………いつものところ。7時』
どうやらもう調べはついたらしい。
さっそく俺は出かける準備をして彼らが待っているであろう30層に向かった。
俺は30層の街『ドゥラシトム』にやってきていた。時刻はまだ6時だが、道のりのことを考えると悠長にはしていられない時間帯だった。
―今ではLVが違うからな…そう時間はかからないか
そう思い、俺はここのサブダンジョンに向けて、出発していた。
キリト side out
???side
………そろそろ来るころか
俺はそう思い、寝転がっていた姿勢を起こした。
???「………皆、起きろ。そろそろ来るぞ」
???「えー、もうそんな時間なのー。三日間迷宮に籠ってたんだから少しは休ませてよー」
???「あいつが来るんだ。寝ていましたじゃ悪いだろ」
???「そうだよ、姉さん。この形で久々にあの人と会うのだからしっかりしてないと」
???「まったく、どこの世界に来ても変わらないわね」
いつも通りの会話。
………ここはとても心地いいな
人知れず俺はそんなことを考えていた。
2年前に((この世界|デスゲーム))が始まってから気持ち悪いものの連鎖だった。
まず、俺たちは現実に帰れなくなり、
始まって一か月で2000人ものプレイヤーが命を落とした。
攻略は少しずつ進んでいく一方で被害も徐々に増えていった。
そしてオレンジ、レッドがでてきた。
そのレッドプレイヤーの頭的存在が((PoH|・・・))というやつだった。
あいつはこの世界のルールの穴を見つけては、殺人方法を編み出していき、広めた。
だから俺たちは決意したんだ。これまでのことも、これからのことも………。
そのとき、不意に声がした。
「おい、皆いるか?」
どうやら主役が来たようだ。時刻7時5分前。迎えに行かないとな…。
俺は来客を出迎えることにした。
???side out
キリトside
なんで今日に限ってエンカウント数が多いんだ!
俺はダンジョンに入ってから既に50回以上の戦闘を終えていた。
いくら敵が弱いからといって、油断は大敵。やっとの思いで目的地にたどり着いた。
そこはこのダンジョン内にある小さな穴。
ここを潜った先には大きな広間があり、安全エリアとなっている。
ここを見つけるプレイヤーはほぼいないため、俺たちは重要なことを話すときはここを使っている。
時刻は7時5分前。俺は一応声をかけることにした。
「おい、皆いるか?」
すぐには返事が返ってこないことは分かっている。
しかし今日はいつもより返事が早かった。
「………キリト、皆いるぞ」
どうやらもう全員いたようだ。俺は素早く穴の中に潜った。
「おはよう、レイ、アル、チィ、クルト、アイリ」
皆へのあいさつを忘れずにな…。
キリトside out
To be continued
あとがきです。
途中で???がありましたが、もう誰が誰だかおわかりですよねww
今回はオリジナルとして30層を使わせていただきました。
エンカウント50回って!!と思う方もいるかもしれませんが、そこはダンジョン深部に向かうと思ってくれればということと、強くなったキリト君のための時間稼ぎです^w^
次は話し合いが開始!ですね…
ではまたー。
説明 | ||
オリジナルストーリーとなります。 多分この話含めて3話になるかと思います。 ちょっと説明不足かなぁと思っていますが、お楽しみください^^ |
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コメント | ||
本郷様へ 主人公クオリティに今後もご期待w(露) 無駄なエンカウントは主人公クオリティw(本郷 刃) |
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