魔法少女リリカルなのは ?プリティでキュアなお友達? 番外編 ?時には昔話を?
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皆さんお久しぶりです。GO♪サマです。

 

こちらの小説は1ヶ月振りですね。

 

この小説のファンがいるということを信じて執筆しました。

 

いやはや、最初の頃に比べて感想が激減して軽く落ち込みました。

 

仕事が忙しく、それでも最低1ヶ月更新を目指しています。

 

読者からの感想をお待ちしていますのでどうぞよろしくお願いします。

 

それではごゆっくりご覧ください。

 

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あるお昼下がり

とある街中のオープンテラスに一人の女性が優雅にコーヒーを飲んでいた。

綺麗な長い黒髪で、足を組みながら飲むその光景は何処か神秘的で美しく映った。

その証拠に、向かいの道を歩いてる男性がほぼ100%2度見をするわ、鼻の下伸ばすわ、隣にいた彼女に頬をつねられたりと………

………まぁ色々あったが彼女にとってはどうでもいい事だ。

しかしその姿に見惚れるだけでほとんどの人はある事に気が付かなかった。

 

………彼女の額に血管が浮いていた…ということを…………

 

その時店の入り口からこちらの席に向かってくる女性が一人。

なにやら慌ててだがこちらに来た。

 

「ごめ?んクロノ、ちょっと遅れちゃった?。」

 

「……エイミィ?

今日は何時に集合だったかな?」

 

こちらに顔を向けることなく感情のない言葉で質問したクロノ

そしてその声を聞いたエイミィの額から徐々にだが汗が流れ始めた。

 

「…え、え?????っとぉ…………10時?」

 

「…そうだな。…それで今は何時だ?」

 

何やら周りの温度が下がってきたような気がするエイミィだったが答えない訳にはいかない。

…というか答えないとクロノのオーラがとんでもない事になるのは長い付き合いでわかっているので……………

 

「…………14時です…」

 

正直に答えるしかなかった。

 

「随分とここまで来るのに時間がかかったな?

おかげでコーヒーを一杯だけのつもりが昼食まで、ここで済ます事になってしまったな。

お昼は行きたい店があったのだが………」

 

何やらクロノの周りにどす黒いオーラが………

そしてエイミィの体がどんどん小さくなっていった。

 

…………このあとエイミィが待たせた罰として、クロノの食事代を奢ることで話し合いは終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う??んっ!!

ここのパフェ美味しいねクロノ??!!」

 

「わかったから………少しは落ち着いて食べてくれエイミィ…」

 

先ほどの雰囲気はどこへやら………

彼女たちは先ほどの喫茶店から出て、エイミィが雑誌に載っていたという別の喫茶店に行くことにした。

そして現在、その喫茶店で雑誌に載っていた『パフェ』を食べているのだが…

よほど美味しいのか……先ほどからエイミィがパフェをお代わりしているのだが………もう7杯目である。

それをクロノは呆れ顔でエイミィを見ていた。

 

「だってこんなに美味しいんだよ??

お代わりしなかったら失礼だとエイミィさんは思うのですよ??」

 

「……もう好きにしてくれ…」

 

クロノはこめかみを抑えながらそう呟いた。

しかし、その反応はエイミィはお気に召さなかったらしく

 

「むぅ、さっきからクロノなんか反応薄くない?

…………あっ!! そうか!!」

 

エイミィから何やら気づいたらしく、ニコッと………いや…

…ニンマリと笑みを浮かべた。

それを見たクロノは何か嫌な予感をしながらも

 

「………なんだエイミィ? …気味の悪い笑みを浮かべて?」

 

「気味が悪いってヒドくない??」

 

「すまない………本心だ。」

 

「ストレートすぎない?? 少しはオブラートに包んでよ!!」

 

エイミィが若干涙目になっていた。

 

「それで、何を言おうとしたんだ?」

 

「…うっうっう…クロノが冷たい………」

 

エイミィがテーブルでうつ伏せに倒れたが、クロノは無視をした。

エイミィはかまってくれないと察して起き上がり…

 

「いや?、クロノっちがこの『パフェ』に余り感動しないのは…

やっぱり愛しのユウ君に『愛情たっぷり手作りパフェ』を食べているからなのかな?って?」

 

それを聞いたクロノの顔は一瞬『キョトン』となったが、意味がわかるとだんだん顔が赤くなっていき

 

「(ボフンッ)…な、な、な…」///

 

「ふっふっふ…エイミィさんは知っているんだよ?。

ユウ君が『アースラ』に遊びに来る時必ずクロノが迎えに行くんだよね?。

しかもユウ君、律儀に毎回手作りお菓子の差し入れしてくるんだけど…

必ず一個なくなっているんだよね?。

どうしてかな??」

 

エイミィが何処かの名探偵風に喋り出した。

気のせいか…クロノの額から汗が流れているような……

するとエイミィの懐から一枚の写真を取り出した。

 

「ちなみにユウ君のお菓子を盗った犯人の写真があるんだけど…」

 

「なぁっ!!」

 

その写真には、幸せそうに顔を赤らめ満面の笑みを浮かべながら、シュークリームを食べる『クロノ』の姿が写っていた。

 

「エ、エイミィ!!

いつの間にこんな写真をっ!!」

 

「いや?、たまたま見かけて思わず写真を撮っちゃった。

でも…わざわざ隠れて食べなくても、ユウ君と一緒に食べれば良かったのに…」

 

「う、うるさいっ!!

どこで食べようと僕の勝手だろっ!!」///

 

誤魔化すためなのか…いきなりコーヒーを一気飲みするクロノ。

…コーヒーは一気飲みするもんじゃないよ。

 

「でも信じられないな?。」

 

エイミィがふとそんなことを言い出した。

 

「な、なにがだ?」///

 

「クロノがそうやって表情豊かに笑ったり、顔を赤らめたりするの。

出会った当初からは想像もできなかったよ。

覚えてる? 私たちが始めて会った場所。」

 

「……士官学校だったな。

そこで初めてのパートナーが……エイミィ…君だったな。」

 

「そうだよ。

その時のクロノって言ったら、仏頂面だったんだから。

だからこんなに表情豊かになるなんて思わなかったよ?。」

 

そうだな。

あの時の僕は、強くなるのに必死だったからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『番外編 ?時には昔話を? 』

 

 

 

 

 

 

 

僕が小さい頃はとてもお父さんっ子だった。

お父さんが好きで、いつも悪い人を捕まえる『正義の味方』だった。

でも……お父さんは僕の小さい頃に亡くなってしまった。

当時『第一級危険物指定ロストロギア 「闇の書」』

その『闇の書』からみんなを守るため、自分の命を落としてまで守った英雄だと、お父さんの葬式にきたお父さんの同僚の人に聞いた。

 

お父さんは最後まで『正義の味方』だった。

 

でも僕は…

悲しくて…悔しくて…

そこで僕はお父さんのお墓の前で一つの誓いを立てた。

 

「(お父さん……私は……いや((僕|・))は必ずお父さんの仇を取ります。

必ず…『闇の書』を…破壊して見せます。

だから…天国で見守っていてください。……お父さん…)」

 

そこからの僕の行動は早かった。

まずお母さんに『時空管理局』に入ることを伝えた。

 

母さんはあまりいい顔をしなかったが、それでも僕はお父さんの仇を取るため、引くわけにはいかなかった。

 

そして時空管理局に入った。

最初は『新隊員教育』がある。

 

だがそこでも僕を女と知ってなのか…

 

「女にゃ厳しいぜ?、ここはよ?。

大人しくオペレーターでもやっていた方がいいんじゃねーか?

まぁ、お金に困ってんなら、俺がなんとかしてやろうか?。

ギャハハハハハ?!!!!」

 

僕のことを下衆な目で見ていた野郎が言った言葉だ。

生憎、僕はお父さんの前で誓いを立ててから、女を捨てている。

…まぁ、その下衆野郎はボコボッコにしてやったがな。

猫姉妹との訓練が役に立ったな。

 

そこでの訓練が終わると『パートナー発表』がある。

この『新隊員教育』が終わるまで、2人一組のペアになる。

そこで会ったのが………

 

「やっほ?、私『エイミィ・リミエッタ』

よろしくね?。」

 

彼女…エイミィとの出会いだった。

この教育期間のみの付き合いだと思っていたんだが………

ここまでの付き合いになるとは………

 

「……クロノ・ハオランだ。 よろしく」

 

「もぉ???、元気がないな?。」

 

…………余計なお世話だ。

 

そうして、エイミィと共に『新隊員教育』を終えた後、何故か僕とエイミィは母さんが艦長を務める『アースラ』に派遣となった。

 

そこで、エイミィは『オペレーター』に

僕は執務官になった。

 

そして執務官になってすぐに、管理外世界から『次元震』の反応があった。

我々『管理局』としてはこのような自体を見過ごすわけにはいかない。

すぐさまに僕たちは管理外世界『地球』にむかった。

そして『次元震』の反応した町に『サーチャー』を放った。

そして数日後、『サーチャー』で監視をしていると、2人の女の子が戦っていた。

 

「……エイミィ、彼女たちは?」

 

「…う???ん、わからないけど多分現地の人じゃないかな?

でもすごいよこの2人!! 白い魔導師の子はAAランクぐらいあるし、金髪の子も推定AAAランク。

雷のレアスキルもあるみたい。」

 

「…そうか。

むっ? 戦いが一段落したみたいだな。

エイミィ、介入してくる。 艦長にも連絡を。」

 

「OK!!

いってらっしゃい。」

 

そのままクロノは転送機にて彼女たちの元に転送した。

 

転送を終えると彼女たちの近くの茂みに転送した。

 

「私は…あなたとお話がしたいの!!」

 

「…あなたに話しても意味がない。

大人しく『ジュエルシード』を渡して。」

 

どうやら何か言い争っているみたいだが………

2人は『ロストロギア』を…目的はわからないが集めているみたいだな。

 

さて、2人は『味方』か『敵』か……

 

「あなたを倒して…『ジュエルシード』を頂きます。」

 

「この分からず屋?!!」

 

…おっと、ここでの戦闘はこれ以上危険だな。

…仕方が無い。

 

僕は茂みから出た。

 

「そこまでだっ!!!!」

 

「「!?」」

 

2人の少女は僕の方を見て固まった。

 

「失礼、僕は『時空管理局』の『執務官』

『クロノ・ハオラン』だ。

先日、この街に『次元震』が発生したのを確認した。

もし何か知っているなら、話を聞きたいのだが……」

 

「っ?? 時空管理局!!」

 

黒の魔導師の子の表情が曇ったな。

…ということは彼女は『黒』か………

 

「ふぇっ? 時空……?」

 

白い魔導師は意味を理解していないな。

…ここは『管理外』だし、巻き込まれたのか?

 

「すまないが、2人共『アースラ』に来てもらおう。

特に『黒の魔導師の子』

あなたには色々と聞きたいことができた。

大人しく………」

 

僕がそう言い続けようとしたら、上から『獣耳の女性』が僕に攻撃してきた。

 

「フェイト!! 逃げるよっ!!」

 

どうやら彼女は『使い魔』のようだな。

僕は片手で彼女の拳を止めた。

 

ガシッ!!

 

「なっ!!」

 

彼女は驚いているようだが、この程度『猫姉妹』との訓練に比べたらどうってことはない。

 

「…管理局への暴力は『公務執行妨害罪』に当たる。

残念だが…『使い魔』の君と『黒い魔導師の子』は強制的に連れて行かなければならなくなった。」

 

僕はそう言うと2人に『バインド』を掛ける。

 

「なっ!! いつの間に!!」

 

「…くっ!!」

 

2人は『バインド』を外そうとしているが無駄だ。

それは簡単に外れない『僕のオリジナル』のバインドだからな。

 

「さて…2人とも大人しく『ヒャッハァーーーーーーー!!』…今度は何だ?」

 

「すまねぇ、なのは、フェイト!!

遅れちまった。

オイッ!! クロノ

俺の嫁たちになにしやがんだ!!」

 

「貴様のではないがな。

すまないなのは、フェイト。遅れてしまった。

怖かっただろう? 2人は私が守るから安心したまえ。

…クロノ、無抵抗な私の嫁に攻撃するとは貴様!! それでも男かっ!!」

 

金髪と銀髪がやってきた。

それより……

 

(この2人が来た瞬間に、女の子2人の表情が見事に無くなったな。

使い魔に至っては威嚇をしているし、そこのフィレットは何やら憎しみのこもった目をしている。

…少なくとも友好的ではなさそうだ。)

 

取り敢えず僕はこの2人に質問をした。

 

「お前たちは誰だ?」

 

「ハァッ??

…ってオイオイ あんたスゴイ綺麗だな。

よしっ!! お前も俺の嫁にしてやる!!

どうだ!! 嬉しいだろう!!」

 

(………私の言葉が通じないのか………

ただのアホなのか………後者だな。)

 

「何を言っている。彼女は私の嫁だ。

済まないな。この馬鹿のせいで不愉快になっただろう?

安心してくれ。私がちゃんと守ってあげよう。」

 

(バカがもう一人いたな。)

 

僕は覆わずこめかみを押さえた。

 

「ってそれより『クロノ』はどこ行きやがった!!

あの野郎!! 俺の嫁を傷つけて『アースラ』に帰りやがったなっ!!

とんでもねークズ野郎だっ!!!!」

 

「…全くだ。大方私が怖くて逃げ帰ったのだろう。

だが、私の嫁を傷つけた責任はとってもらうぞ。」

 

この勘違い2人は何やら怒り浸透だが………

 

(それに比例して、彼女たちのモチベーションは下がる一方だな。)

 

僕は2人の少女をチラッと見たが……お父さんの葬式で見たことある表情をしていた。

 

「…さて、君たちも『アースラ』に来てもらうぞ。

何やら事情を知っているみたいだしな。」

 

「ハンッ!! 『アースラ』に着いたら『クロノ』に合わせてくれっ!!

一発ぶん殴るからよっ!!」

 

「フンッ!! 『クロノ』に制裁をするのは私だ。

でないと私の嫁達が安心しない。」

 

「あんだとコラァ!!」

 

「なんだやるのか?」

 

2人が揉め出した。

このままでは埒が明かないな。

 

「先程から君たちは何を勘違いしている?

クロノは私のことだが」

 

「「…はっ?」」

 

2人は鳩が豆鉄砲食らったような顔をした。

 

「私は『時空管理局』の『執務官』

『クロノ・ハオラン』だ。

さて、先程から僕を殴ると言っていたが…

その行動を起こした瞬間に君たちを牢屋へ送るつもりだからそのつもりで」

 

「「はあぁぁぁぁぁぁああっ??」」

 

バカ2人の驚愕の声が聞こえたが、気にせず『アースラ』に転送した。

 

 

 

さて、『アースラ』に転送した僕達だが

 

「取り敢えず、君達はバリアジャケットを解除してもらおうか。

黒の魔導師の子と使い魔は申し訳ないが、そのままバインドを掛けたままにしておく。」

 

僕の指示に3人はバリアジャケットを解いた。

バインドをかけられた2人は不満そうだが……

 

「そこのフィレットも元の姿に戻ったらどうだ?」

 

「………はい。」

 

何やら不満そうだが、これから艦長に会うんだ。

不穏分子は取り除いた方がいいだろう。

 

パアァァァァ…………

 

フィレットから一瞬光が発するとそこには1人の少女が立っていた。

 

「にゃあああぁぁぁぁああああっ!!?」

 

「「はああぁぁぁぁあぁあああああああっ!!!!?」」

 

 

…この3人はフィレットの本来の姿を知らないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、彼女たちの接触から2日が立った。

艦長との話し合いの後、彼女たちは僕たちの協力者となった。

子供が戦場に出るのは些か不満だが、現在の『アースラ』の戦力では恐らく危険であろうとの判断だ。

というかなのはとフェイトがすごい剣幕で『手伝いたい!!』とお願いされて渋々艦長が許可したんだが……

 

それと『フェイト・テスタロッサ』の事について…

彼女は姉にあたる『アリシア・テスタロッサ』の『クローン』であった事がわかった。しかし彼女はその事を知っていた。

何でも彼女の母『プレシア・テスタロッサ』から聞いたみたいだ。

その時『フェイト・テスタロッサ』も同じ我が子であるということも。

 

ちなみに『アリシア・テスタロッサ』は昔の事故で意識が戻らず『プレシア・テスタロッサ』が『アリシア・テスタロッサ』の体を当時のまま保存している。

そして、『アリシア・テスタロッサ』を蘇らせるための術式を開発したらしいのだが『大量の魔力』が必要みたいだ。

 

そこで『フェイト・テスタロッサ』がどこから聞きつけたのか、

『地球』に『大量の魔力』を保持しているジュエルシード』が落ちた事を知り、『ジュエルシード』を求め、『使い魔』の『アルフ』と共に『プレシア』に内緒で『地球』に来たみたいだ。

 

ただ最初の『ジュエルシード』を回収する時、手こずったらしく、背中に傷を負ったらしいが、『親切なお兄さん』から『不思議な傷薬』を貰ったらしくそれを塗ったら傷が治ったらしい。

 

…というかその話をした時になのはが反応したんだが……

ひょっとして知り合いか?

 

一応身元の確認として、『プレシア・テスタロッサ』に連絡をしたんだが…………

 

『フェイトッ?? フェイトなの??

あぁ…良かった…無事で…

もう心配したんだからね!!

どうして……私たちに黙って……うぅっ……ぐすっ…』

 

『プレシア、ほら涙を拭いて…』

 

『な、泣いてないわっ!! 泣いてないわよっ!! リニス!!

これは…アレよ……嬉し涙なんだから!!』

 

『…結局泣いているんじゃないですか……』

 

館長の話だと連絡をした時『まるで死人のようだったわ。…一瞬ゾンビかと思った…』と話していたな……

よほど大切に育てたのだな…

 

ちなみに彼女は一応『公務執行妨害罪』の罪なのだが…

まぁ、あの程度は公務執行妨害にはならないし、彼女も反省しているみたいだから今回は見逃すことする。…というのが艦長との僕の意見だ。

 

あの勘違い2人は、ほっとく事にしている。

艦長にいきなり口説き始めるとは……失礼極まりないな。

 

物思いにふけっていると、エイミィから緊急連絡がきた。

 

『クロノ!! 今すぐブリッジに来てっ!!』

 

「エイミィかっ!! どうしたっ!!」

 

『残りの『ジュエルシード』を発見したんだけど、暴走を始めているのっ!!』

 

「なにっ!!」

 

僕は急いでブリッジに向かった。

 

ブリッジに着いた時に僕と勘違い2人組以外は集まっていた。

僕はエイミィに『ジュエルシード」の様子をモニターに映させた。

そこには、残り6つの『ジュエルシード』が周りの海水を集め、まるで『龍』の様な姿をして暴れまわっていた。

 

「エイミィ、場所は?」

 

「海岸から3km地点

でも少しずつ街に向かっているみたい。」

 

「なにゃああぁああ!!

街なんかに来たら………」

 

「街が……破壊される…」

 

「艦長!!」

 

「そうね…緊急事態と判断!!

クロノとなのはちゃんとフェイトちゃん、アルフさんは今すぐに現地に向かって『ジュエルシード』を封印!!

エイミィはここからみんなにフォローして……

ユーノちゃんは………」

 

「私は大丈夫です。

魔力も回復しましたから。」

 

「そう…ならユーノちゃんもクロノと一緒に現地へ

あとは…『ヒャッハーーーーーーーーーー!!』………………」

 

なんか…聞き覚えのある声がモニターから聞こえたな。

 

「………あの…艦長………

あの2人がすでに現地で戦闘を始めました。」

 

僕は頭が痛くなった。

 

「……彼らは無視していいわ……

それではみんな!!

気をつけてね。」

 

「「「「「「はいっ!!」」」」」

 

 

僕たちは海岸に転送した。

しかしそこに先ほどの2人組はいなかった。

 

(先ほどの2人はどこに行ったんだ?)

 

「エイミィ…あの2人組は?」

 

「……えぇ?っと…

クロノ達が転送する前に『ジュエルシード』にやられたみたい…』

 

「……なにしに来たんだあの2人組は…

まぁいい。元から戦力として考えてはいないからな。

皆、行くぞ!!」

 

「「「「はいっ!!」」」」

 

僕たちは散開して『ジュエルシード』に攻撃をする。

 

「ディバインバスター??」

 

「フォトンランサー!!」

 

「「チェーンバインド!!」」

 

次々と攻撃をするが、相手は水

全てがすり抜ける。

 

「ダメだ!!

やはり『ジュエルシード』に直接当てないと!!」

 

「にゃああぁぁっ!! こっちの攻撃がまるで聞いてないのっ!!」

 

「私の『雷』のレアスキルも相手が水だから効かない。」

 

「チェーンバインドもダメだよ!!

全部すり抜けちゃう!!」

 

「クロノさん!! 『ジュエルシード』の場所はまだ特定出来ないんですか!!」

 

「エイミィ!!」

 

『ごめんクロノ

まだ解析に時間が掛かる。

もう少し耐えて!!』

 

その時『ジュエルシード』の動きが変わった。

龍の体から無数の『水の鞭』が出てきたのだ。

 

「っ!! マズイ!!

皆避けろっ!!」

 

「にゃああぁぁっ!! にゃああぁぁっ!!

にゃあああぁぁぁぁぁぁあああああっ????」

 

「…ック!!」

 

「ちょっ!!

そんなのアリかい??」

 

「きゃあああぁぁぁぁああっ??」

 

(みんながそれぞれ回避をしているが…数が多すぎる。

このままでは……)

 

そんなことを考えていたのが不味かったんだろう。

僕は背後に来た鞭の存在に気付くのが遅かった。

 

「っ?? しまっ!!」

 

不味い!! 避けられない!!

だがその鞭は僕に攻撃をしてこなかった。

なぜなら、1人の女の子がその鞭を蹴って鞭を霧散させたのだ。

 

ドパアァァンッ!!

 

「き、君は…」

 

僕が彼女のことを聞く前に、彼女はなのは達の所にに行き同じように鞭を霧散させた。

 

「えっ?」

 

「あのっ?」

 

「あれ?」

 

「あ、あなたは?」

 

やはり皆いきなり現れた女の子に唖然としていた。

まぁ僕もだけど……

 

彼女は僕たちを一度見ると、すぐに『龍』の元に向かった。

 

「無茶だ!! たった一人…で…」

 

僕は言葉が続かなかった。何故なら彼女は向かってくる鞭をパンチやキックで霧散し、飛べないのかその鞭を足場にしてジャンプし

最後には……

 

『ファイナルアタック…キックキック、キュアクラウン・キック!!』

 

彼女の足が光始め、そのまま『龍』に向かってキックをした。

一瞬光に包まれるが光が収まると6つの『ジュエルシード』が封印されていた。そこに彼女の姿はなかった。

 

こうして通称『P・T事件』は終わったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの後、フェイトが『親切なお兄さん』からペンダントを貰ったみたいなのだが、そのペンダントには物凄い『魔力』が封じ込まれていたみたいだ。」

 

「そっか?、それでアリシアちゃんが蘇ったんだ?。

でもそのペンダントは大丈夫だったの?」

 

「…調べてみたが、そのペンダントは周りから『魔力』を少しずつ集める特性があるみたいだ。集めるだけだから害はないし、一度集めた魔力を解放するとただのペンダントになって、もう二度と『魔力』は集めないみたいだ。」

 

「へぇ?、そうなんだ?。

でもよく持っていたねそのペンダント。」

 

「…何気に謎が多いからな。…あの男は…」

 

「にゃるほど?、そこに惚れたと」

 

「エ、エイミィ」///

 

「にゃははははっ!!」

 

 

 

 

 

 

?おまけ?

 

エイミィと別れた後僕は自宅に向かっていた。

 

(確かに、昔と比べると今の僕はだいぶ変わったのかもしれない。)

 

昔は周りとは最低限の付き合いだし、服にもこだわりがなかった。

ただ『闇の書』を破壊するために強くなった。

でも………

 

(彼と出会ってなかったら…僕は恐らく『八神 はやて』を……)

 

でも今ならわかる。

あの時の彼の言葉の意味を………

 

「…ユウ…僕は…ちゃんと変わったんだろうか?」

 

「? いえどこも変わっていませんが、美容室にでも行ったんですか?」

 

「のわあぁっ!!」

 

背後からいきなり声がした。

ってこの声は!?

 

「ユ、ユユユユ…ユウ!!」

 

「はい? そうですけど、どうしたんですか?

いきなり大声を出して?」

 

な、なんでユウがここに??

ていうか

 

「ユ、ユウ!!

ここは『ミッドチルダ』だぞ!!

どうやって来たんだ??」

 

「それがリンディさんに観光って事で一緒に来まして?。

クロノちゃんを迎えに行くように言われまして。」

 

(な、何を考えているんだお母さんは…)

 

「それより早く帰りましょうか。ご飯が冷めますし。」

 

そう言うや否やユウは僕の手を握って歩き始めた。

 

「ち、ちょっとユウ??」///

 

 

 

 

 

 

僕は確かに昔と違って変わったのかもしれない。

昔の私ならこうして男と手なんて繋がっただろう。

こんな風にドキドキもしなかったはずだ。

…ねえお父さん。

僕はお父さんの前で約束したよね。

『闇の書』を破壊するって…

 

…ごめんね。『闇の書』は破壊できなかった。

 

でも、『闇の書』を変えることは出来たよ。

多分お父さんも『闇の書』を破壊するより、変えた方が良かったって思っているんじゃないかな?

 

だって……今の『夜天の書』の主である『八神 はやて』は幸せそうだから……

 

これで良かったんだよね?

 

 

それともう一ついいかな?

あの時、僕は『女』を捨てるって言ったんだけど、『闇の書』も変えたことだし『女』を取り戻してもいいかな?

僕ね…多分だけど…恐らくだけど……えっと…

あの…好きな人が…出来たと思う。

その人は何処か抜けていて、女装趣味がある大馬鹿だけど……

いざという時すごく頼りになるんだ。

僕…ちょっと頑張ってみようかなって

多分、この人以外に恋なんてしないと思うから…

応援していてね、お父さん。

 

 

 

 

「ユウ!! 歩くのが早い!!」///

 

「え? でも早く帰らないとご飯冷めますよ?」

 

「だからって…もう少しぐらいゆっくり歩いてくれ。」///

 

「は?い。」

 

もう少し…このままで……///

 

 

 

 

 

?おまけ その2?

 

『むむっ!!

クロノに恋人?? 確かに『闇の書』の復讐に駆られていたから心配はしていたが…自分の幸せのために生きて欲しいと思っていたが…いきなり恋人とは……

い、いやもうクロノも大きくなったから恋人ぐらいは………

いや!! やはりクロノにはまだ早いんじゃ…しかし娘の恋の邪魔をするわけには……いやっ!!やはりここは……だがしかし………』

 

『は??い、帰りますよ?。』

 

『待ってくれ天使さん。

今娘の一大事なんだっ!!』

 

『はいはい、あなた方幽霊さんに出来ることは何もありませんよ?。

それに、娘の恋路を邪魔する親は最低ですよ?。』

 

『グハッパ!!』

 

『は?い、あの世に帰りますよ?。』

 

 

 

説明
魔法少女の世界にプリキュアがやってきた!!
しかも男の娘!?
果たして彼はどんな人生を送るのか!!
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コメント
ジュエルシードに関わる事件だしJS事件で良いんじゃ?むしろこの作品内じゃプレシア・テスタロッサさん事件に直接責任無いよね?(プロフェッサー.Y)
間違えてPT事件をJS事件と書いていました。修正しましたm(__)m(GO♪サマ)
こっちのクロノは良いつんでれwww(プロフェッサー.Y)
待ってました!!(ohatiyo)
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