真・恋姫無双 三人の天の御遣い 第二章『三??†無双』其の四十五 
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第二章  『三??†無双』 其の四十五

 

 

本城 鍛錬場                   (時報:桂花五人目 妊娠七ヶ月)

【季衣turn】

 

「そりゃああああああああああっ!!」

 

「うりゃりゃりゃりゃああああああああっ!!」

 

 ボクの放った鉄球を鈴々が捌いて接近して来る。

 すかさず鉄球を戻す様に操り、鈴々の背後を狙った。

 

「おっと!そうは行かないのだっ!」

 

 鈴々は後ろも見ずに体を回転させて避る。

 その隙に鉄球を手元に戻して鈴々の攻撃に備えた。

 

「ほぎゃあ!ほぎゃあ!ほぎゃあ!」

 

 ボクと鈴々が打ち合う寸前に赤ちゃんの泣き声が遮った。

 

「鈴々ー!((爛々|らんらん))ちゃんがお腹すいたって!」

 

 流琉の声にボクと鈴々は鍛錬をすぐに止めて、元気に泣いている爛々ちゃんの所に走る。

「爛々はすぐにお腹を空かせるから、鍛錬がちょくちょく中断するのだ・・・」

 こんな風にぼやいて見せるのはボクに対して済まないと思ってるからだ。

 言葉とは反対にその顔からは嬉しさがあふれていて、爛々ちゃんを抱き上げる時には更に優しさが加わった。

 ボクは鈴々が母親してるのが妙に嬉しかった。

 はは♪小さい頃は『ちびっ子』『ぺたんこ春巻』なんて言いあってたのにな♪

 

「さあ、爛々。たくさん飲んで早く大きくなるのだ♪」

 

「り、鈴々!ちょっと待って!周りを遮るからっ!!」

 お腹の大きくなった流琉が慌てて毛布を広げる。

「へ?・・・ああ、そういえばここは後宮の中じゃなかったのだ♪」

 流琉の広げる毛布を一緒に見学に来ていたシャオとねねも手伝って、鈴々を周りから隠す。

 

「もう、気を付けなさいよ!そんなの生で晒したら男の兵や文官の目の毒よ。」

 

 そう言うシャオのおっぱいも目の毒になるくらい大きくなってる。

 お腹の方も五ヶ月を過ぎて大きくなってきた。

 

「目の毒なのはねねにとってもなのです!自慢げに見せ付ける気ですか!?」

 

 ねねは妊娠二ヶ月だから、まだお腹の見た目は変わらない。

 おっぱいの方も変わってないけど。

 

 ボクも手伝って完全に周囲から遮ると、鈴々は服の裾をたくし上げておっぱいを爛々に飲ませ始めた。

「相変わらずいい飲みっぷりだなぁ・・・爛々ちゃんのおっぱい飲む量が増えてきたら、鈴々のおっぱいはお婆ちゃんのおっぱいみたいになっちゃうんじゃないの?」

 ボクが意地悪く言うと、鈴々は驚いた顔をした。

「そ、そうなのだ!?」

「そ、そんな事無いよ!恋さんが恋々ちゃんにおっぱいあげてた時も大丈夫だったよね、ねねちゃん。」

 流琉ってばバラしちゃうんだもんな。ちょっと面白そうだったのに♪

「鈴々のおっぱいが萎んでしまうのは面白そうですが、ここは恋殿の名誉の為に流琉に同意しておくのです。」

「ふぅ・・・・・良かったのだ。おっぱいが出なくなったら爛々が可哀想なのだ・・・」

 あ、鈴々はそっちを心配したのか・・・・・・悪いこと言っちゃったな。

 

「ごめん、鈴々・・・そこまで考えないで変な事言っちゃって・・・」

 

「別に変な事じゃないのだ。実はおっぱいを飲ませる前と後では大きさが変わるのだ。」

 

「「「「ええっ!そうなのっ!?」」」ですかっ!?」

 

 本当に萎んじゃうんだ・・・・・。

 

「何を騒いでおるのじゃ?大声を出しては爛々が泣き出すであろ・・・・・乳を飲んでおる最中ならこの子はその心配は無いかの・・・」

 

 声を掛けてきたのは美羽だ。

 美羽は今まで走り込みをしていて戻って来た所だった。

 美羽って鍛錬する時はいつも体操着とぶるまだよな。

 おかげでボクを追い越したおっぱいが余計に強調されて、ちょっと嫉妬しちゃうよ。

 

「鈴々より美羽の方が目の毒みたいだなぁ。しっかり獲物を釣り上げて来てるし。」

 

「釣り上げる?恋々と恋は、最初から妾と走っておったじゃろ?」

 四つになった恋々ちゃんが美羽の手をしっかり握っていた。

 その後ろから来た恋ちゃんは、鈴々と爛々ちゃんに興味をそそられたみたいで、背伸びをして毛布の壁の中を覗き込もうとしてる。

 

「美羽、後ろ見てみなよ。」

「後ろ?って、ひょわああ!ぬ、主さま方!?いつの間に!?」

 

「「「え?あれえ!?何で俺たち鍛錬場に居るんだ!?」」」

 

 兄ちゃんたち・・・・・本当に釣り上げられて来たんだ・・・。

「ねえ、一刀たちってこれから街の視察じゃなかった?」

 シャオが何気なく聞いてるけど、あの目は何か企んでるな。

「「「ああ、その為に正門に向かう途中だった・・・筈なんだけど・・・・・」」」

 

「それじゃあ、季衣と美羽も連れて行ってよ。季衣は護衛で、美羽は視察の補佐って事で♪」

 

 ええ!?い、今から兄ちゃんたちと!?

「「「それはいいけど・・・二人の予定は大丈夫なのか?」」」

 シャオが兄ちゃんたちの耳に口を近付ける。

「(一刀たちは早くこの二人を懐妊させないと、またお姉ちゃん達が実験と称して一服盛ってくるわよ!)」

 小声で話してるけど、ボクたちの耳にもしっかり聞こえていた。

「わ、妾は直ぐに着替えて来るのじゃ!季衣!手伝ってたも!」

「う、うん、分かった。そ、それじゃあ兄ちゃんたち、正門で待ってて!直ぐに行くからね!」

 ボクと美羽は走って美羽の部屋に向かった。

 

 

 

 ボクは美羽の着替えを手伝いながら話をした。

「な、何かアレ前提で付いて行くのって恥ずかしいなぁ・・・」

「何を言うておる!シャオの言う通り蓮華や雪蓮、華琳などが本気になったら例え懐妊出来たとしてもどんな目に合うか判った物では無いぞ!」

 下着を替え終わった美羽に上着を掛けてあげる。

「ねねの時は音々が加わったそうじゃ・・・妾ならば麗羽姉さまと雪蓮が乱入しそうじゃし、季衣ならば華琳と春蘭、秋蘭が付き添いとか申してやって来る可能性が有るのじゃ・・・」

「それは・・・・・ちょっと恥ずかしいなぁ・・・」

「おぬしは恥ずかしいで済むかも知れんが妾は・・・・・最近、麗羽姉さまが気に入ってる小説を見て妾は戦慄したぞ・・・・・あんな目には合いたくないのじゃ・・・・・」

 美羽が久しぶりにガタブルしてる・・・・・どんな小説なのかは知りたく無い・・・。

 

「そこでじゃ!ここは先手を取って、妾達が攻勢に出て行く絶好の機会なのじゃ!」

 

「その割には地味な下着選んでたね。」

「そこは作戦の第一段階じゃ。視察の途中で服屋に寄って、主さま方に下着を選んでもらうのじゃ♪」

「ええ!?兄ちゃんたちに!?」

「昔、華琳が使った手だと教えて貰った。その時は紫の主さまを((誂|からか))う程度で終わったそうじゃが、今の状況ならば主さま方の気分を盛り上げるのに、充分効果が望めるのじゃ♪」

「おお!さすが帝国期待の新人軍師!説得力が有るなあ。」

「ふっふっふ♪この策をより完璧にする為に、先ずは季衣、お主はいつも通り食事に誘うのじゃ。」

「え?いいの?」

 今日は兄ちゃんたちとご飯が食べられないかもって思ってた。

「良いか?人間には三大欲求と云う物が在る。それは食欲、睡眠欲、性欲じゃ。先に食欲を満たしておけば、残るは睡眠欲と性欲。主さま方が次に求めるのがどちらかなど聞かずとも分かるであろう?」

「それは分かるけど・・・でも兄ちゃんたちなら、十日間くらい眠らず、飲まず食わずでも性欲を優先するんじゃないかな?」

「・・・・・・ひ、否定は出来んが、これは演出の意味合いも有るのじゃ。」

「演出?」

「うむ。主さま方はさっきのシャオの言葉で、妾とおぬしを如何にして誘うかと考えている筈じゃ。じゃが、ここで食事をする事で色気を消し焦らすのじゃ。焦れる主さま方を何気なく服屋に誘い、下着を選んで試着した姿を見せれば、一度押さえ込んだ衝動が一気に燃え上がるのじゃ♪」

「ええと・・・・・用意されたご馳走をおあずけされた時みたいなモンかな?」

「その通りじゃ♪」

 美羽が自信満々に胸を張るから大丈夫だろうな。

 

 ボクらは着替えを終えて、正門に急いだ。

 兄ちゃんたちと一緒にご飯が食べられるだけでも充分嬉しいしね♪

 

 

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房都 繁華街

【紫一刀turn】

 

 俺たちはシャオの口車に乗せられ、季衣と美羽を連れて視察に出発した。

 この房都で暮らす様になった頃を思い出すと、二人も本当に成長したよな。

 季衣なんか髪型をオールバックに変えたからとても大人っぽくなった。

 春蘭の真似をしたらしいのだが、癖っ毛なので春蘭の様にサラリとまとまった印象にはなって無い。しかし、腰まで伸びたウェービーな髪が柔らかいイメージを与えて、とても女の子らしい。

 二人の背丈は季衣が俺の目の高さくらいで、美羽が俺の肩くらい。

 季衣の方が身長は高いけど、胸は美羽の方が大きい。

 季衣の胸も大きい方なのだが、それ以上に美羽や鈴々の成長が著しいのだ。

 そして、成長したのは身体だけでは無い。

 

「のう、季衣。ここの路地は地図ではこうなっておるが・・・」

「ああ、そこはね、こことここの店がひとつになって・・・」

 

 二人で地図を見ては、実際との違いを確かめ、警備上の問題点などを話し合っている。

 こうした内面の成長も目を見張るし、何より仲良くしている姿が嬉しくさせてくれた。

 

「ねえ、兄ちゃんたち!これで視察も終わりだよね?」

 

 う!遂にこの時が来たか!

 シャオに耳打ちされた言葉が頭の中でリフレインされる。

 その所為でつい、季衣の女らしくなった身体に視線が行ってしまった。

 

 服を押し上げる膨らみと、その裾の下のおへそ、更にむき出しの生足に・・・。

 

「ご飯食べよう♪ゴ・ハ・ン♪」

 

「「「え!?」」」

 

「『え?』じゃないよ!ボクもうお腹ペコペコだよぅ・・・」

「主さま方、妾としては蜂蜜水も有る店だと、より嬉しいのじゃがの♪」

 

 季衣だけじゃ無く、美羽まで!?

 まあ、腹が減っては戦ができないからな・・・・・ここは一度昂ぶりかけたリビドーを押さえ込まねば。

 

「「「あはは、しょ、しょうがないな・・・季衣、どこかいい店に案内してくれるか?」」」

「やったあ♪じゃあ、こっちだよ♪」

 

 俺の手を引っ張る季衣は、昔のままの変わらない笑顔だった。

 

 

 

 食事を終えてデザートを食べている時、美羽が銀の杯に入った蜂蜜水を手にしてこう言った。

 

「主さま方。この後、服屋に寄りたいのじゃが・・・」

 

 服屋か。季衣と美羽に服をプレゼントするのも悪くないな。

 親父さんと、この夏の新作水着の話しもしたいし。

 

「「「ああ♪それじゃあ、ちょっと寄り道して帰ろう♪」」」

 

 そうして俺たちは飯店を出た後、馴染みの服屋へ向かった。

 都合よく、季衣が案内してくれた飯店はその服屋の近所だ。

 ほんの数分で服屋に到着し、俺たちは親父さんに挨拶をして水着の話を持ち出そうとした所で、美羽と季衣が下着のコーナーに向かうのが目に入った。

 

「「「親父さん!水着の話しはまた次来た時にっ!!」」」

 

 親父さんが何やら意味深な笑顔になった気がしたが、今の俺たちには季衣と美羽がどんな下着を選ぶのかの方が重要だ。

 

「あ♪これ可愛いな♪」

「季衣、もっと大人っぽい物を選んでみてはどうじゃ?」

 

 お、大人っぽい下着!!

 季衣と美羽が選ぶ大人っぽい下着とはどんなものだあああっ!!

 

「大人っぽいのかぁ・・・・・あ、兄ちゃんたち、こんなのってどうかな?大人っぽい?」

 

 な、なんと無防備な!昔、華琳の下着を選ばされた時は、俺もまだ初心な所が有ってそこを華琳のS気にいじられたが、こんな無邪気に訊かれるなんて!

 しかも季衣が手にしているのは黒のスケスケで・・・・・。

 

「なんじゃこれは?何故下着を売り場に紐だけぶら下がっておるのじゃ?」

 

 ひ、紐おおおおおお!?

 

「「「季衣!美羽!」」」

「なに?」「ほへ?」

 

 俺たちはその下着を一瞬で受け取り、ダッシュで会計を済ませ、即座に季衣と美羽の下に戻ると二人の手を掴んで、全速力でお持ち帰りした。

 

 

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ひと月後

本城 皇帝執務室前 廊下             (時報:桂花五人目 妊娠八ヶ月)

【季衣turn】

 

 ボクは兄ちゃんたちの執務室を目指して走る!

 

 嬉しくて!

 

 伝えたくて!

 

 激しい運動はダメって言われたけど、これくらいなら大丈夫だよね。

 

 扉をノックしたらそのまま開いた!

 

 兄ちゃんたちがいる♪

 

 その胸に飛び込んで、力いっぱい抱きしめた♪

 

 

ボキッ!ゴキッ!ゴリッ!

 

 

 

【紫一刀turn】

 

 先ずは振動だった。

 椅子から尻に伝わる振動が、走って来る人がいる事を教えてくれる。

 鈍い鈍いと言われ続けた俺たちだが、さすがにこの振動が何を意味するかは判った。

 

 今日は季衣と美羽が診断を受ける事になっている。

 

 こんなに元気に走って来るのは季衣に違いない。

 廊下には北郷親衛隊が控えて居るが、あいつらは俺たちより察しがいいから季衣がやって来る理由に気付いて、呼び止める様な事はしないだろう。

 俺たちはアイコンタクトを交わし、立ち上がって季衣がやって来るのを待ち構える。

 

 足音と振動が徐々に大きくなって、その接近を・・・その接近を・・・・・その接近をおおおおっ!

って!季衣!お前どんだけ全力で走ってんだよ!地震みたいになってきたぞっ!!

 

 ギシギシと建物が悲鳴を上げる中、扉が強烈な打撃音を響かせ弾ける様に開くと、季衣が満面の笑顔で飛び込んで来た。

 

 そして、今度は建物の代わりに俺たちの骨が悲鳴を上げた。

 

ボキッ!ゴキッ!ゴリッ!

 

 それは季衣が全力で抱きついた為だった。

 

「兄ちゃんたち♪ボク!・・・ボクも赤ちゃんが出来たよ♪」

 

 俺たちは薄れて行く意識の中でその言葉を聞き。

 

「「「あ・・・・ありがとう・・・・・きい・・・・・・」」」

 

 何とかそれだけは口にしてから気を失った・・・。

 

 

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二ヶ月後

本城 医務室                   (時報:桂花五人目 妊娠十ヶ月)

【季衣turn】

 

「「「美羽、懐妊おめでとう♪」」」「おめでとうなのだ♪」「おめでとうなのです。」

 

 ボクらは揃って、美羽にお祝いを言った。

 美羽ははじめボーっとしてたけど、次第に笑顔になっていった。

 

「あ、ありがとうなのじゃ、みんな♪」

 

「お嬢様・・・遂に一刀さんたちに孕まされてしまっておめでとうございます♪」

 

 なんか七乃の言い方って変だなぁ。

「うむ、七乃もありがとうなのじゃ♪」

 美羽は気にしてないみたいだから良いのかな?

 そうだ!美羽に言う事が有ったんだ!

 

「美羽!二か月前はボクだけ懐妊しちゃってゴメン!」

 

 ボクは出来るだけ深く頭を下げた。

 

「な、なんじゃ季衣!まだ気にしておったのか!?」

 

 二か月前にもこうしてボクら・・・流琉、鈴々、シャオ、ねね、美羽がこの医務室に集まっていた。

 その時はボクがみんなから祝福を受けた。

 鈴々が懐妊する前からボクらの間では、先に懐妊した人はまだの人に謝る事だけはしないって決めていた。

 それでも、ボクの時は・・・・・・。

 

「季衣、それはシャオ達の間では無しって決めたでしょ。」

「そうなのだ。鈴々だって言わないで我慢してたのだ。」

「そうですぞ。ねね達六人は共に戦ってきた仲間ではないですか。」

 

 シャオ、鈴々、ねねが頭を下げていたボクの肩を叩いてくれた。

 そして顔を上げると、正面で流琉が微笑んでいる。

 

「季衣・・・私だって季衣やみんなに謝りたかったんだよ。自分だけそんな事言うのはズルいよ♪」

 

 そう言ってボクの肩を掴んで頭を上げさせてくれた。

 

「妾がこの六人で最後なりそうだと、何となく予感は有ったのじゃ。もっと早くに言っておくべきじゃったの・・・・・その様に気に病んでいたのではお腹の子に影響が有るやも知れんのにな・・・済まなかったのじゃ、季衣。」

 

「美羽・・・・・」

 美羽の気遣いがスゴク嬉しかった・・・。

 

「でも、これでお姉ちゃん達にこき使われてきたシャオ達が後宮に揃えた訳だし。今度はシャオ達が休ませてもらおうね♪」

 シャオの言葉にみんなが声を出して笑った♪

 

「あ!美羽っ!!父ちゃんたちに早く教えに行かないと!」

 

「おお!そうじゃったっ!!」

「それではお嬢様!妄想していて空気になりかけてた七乃がお供致しますね♪」

 

「では、行ってくるのじゃ!」

 美羽が小走りで医務室を出て行く。

 その顔は、もう既に頭の中が父ちゃんたちの事でいっぱいなのが良く分かった。

 七乃は楽しいのか悔しいのか判断の着かない顔で美羽の後ろをついて行く。

 二人を見送ったボク達は顔を見合わせて笑った。

 

 こんな風に笑い合えるのが、最初は流琉だけだった。

 流琉と二人で村を守って。

 それから華琳さまの所で一緒に戦って。

 鈴々と出会って喧嘩して。

 シャオとねねと美羽とよく話す様になったのはこの都に来てからだけど。

 

 それが今ではボクの掛け替えの無い親友達だ♪

 

 

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一年二ヶ月後

後宮 談話室                   (時報:桂花七人目 妊娠二ヶ月)

【紫一刀turn】

 

「おはようございます、季衣さん♪華衣ちゃんもおはよう〜♪」

 

「おはよう、二刃♪」

「きゃっきゃっ♪」

 

 談話室にやって来た二刃が椅子に座ってる季衣に挨拶して、季衣に抱っこされてる華衣のほっぺをツンツンした。

 華衣はこれがお気に入りらしく、こうしてやるとスゴク喜ぶ。

 

「「「で、俺たちには、朝の挨拶はしてくれないわけ?」」」

 

「兄さんたちもオハヨー。」

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 棒読み口調な上にジト目で見られた・・・。

 いや、原因は判っているんだ。

 璃々の懐妊が判明したのが一昨日で、昨日は璃々との一日デートだった。

 璃々が懐妊の報告に来た時、二刃の前でキスをしてからずっとこの調子だ。

 何度も土下座してるのに、一向に機嫌を直してくれない。

 

「なんだ二刃、まだヤキモチ妬いてたんだ。」

 

 季衣?

 ヤキモチってまさか・・・・・二刃の顔が真っ赤だ。

 

「「「そっかぁ♪しょうがないなぁ、二刃はまだまだ甘えん坊で♪」」」

「ちがう!ちがう!ちがああああうっ!!」

 

バシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッ!

 

 二刃・・・・・照れ隠しに木刀で殴るのは止めてくれないか?

 

「あら?とても楽しそうの事をしてるわね、二刃。私にもやらせてくれないかしら?」

「あ、桂花さん。はいどうぞ♪」

 

「「「どうぞじゃねえええええええっ!!子供達が面白がって真似したらどうすんだっ!!」」」

 

「別にいいじゃない。あんたたちだって子供と遊べて嬉しいでしょ。」

「「「自分の娘に木刀で叩かれて喜ぶって、どんだけMなんだよ!?」」」

「まさか兄さんたち・・・そこまで・・・・・」

 

「「「お前も曲解すんなっ!!」

 

「まあまあ、父ちゃんたち落ち着いて♪二刃も父ちゃんたちを許してあげてよ♪」

 おお!季衣が仲裁に入ってくれるのか!

「あ、あたしは・・・その・・・・・」

 

「父ちゃんたちのイヤラシイ所が許せないのかも知れないけど、人間は昼の顔と夜の顔が有るもんだよ。ボクが華琳さまに会えたのも、流琉や他のみんなとこうして暮らせるのも、みんな父ちゃんたちの昼の顔のお陰だよ。そして夜の顔が無かったら華衣には会えなかった♪」

 

「それは・・・・・確かにそうですけど・・・・・」

 二刃が納得してくれそうだぞ・・・今は理屈で感情を納得させようとしてるって処か。

 

「季衣、少しは弁が立つ様になったわね。でもまだ甘いわよ。」

 

 桂花さん!何を言い出しますか!?

 

「あんたが身篭る原因になったのって、昼間だったじゃない。」

 

「け、桂花!?」

「「「うげっ!!」」」

 しまった・・・・・そういや俺たちの行動は筒抜けだって前に言われてた・・・・。

 二刃の反応は・・・・・うわあ!ジト目を通り越して睨んでるうううう!!

 

「二刃、あの当時こいつらに着いたあだ名は『性のアンコウ』よ♪」

 

「「「ちょっと待て!何だそれは!?」」」

「無防備に寄ってきた獲物を一瞬でひと呑みするって事よ。」

「「「何で深海魚の生態を知ってるんだよ!?」」」

 この時代の人間の桂花がそれを知ってるのはおかしいだろ!

 

「何言ってるの?あんたたちが教えてくれたじゃない♪」

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 そうだ・・・桂花と高級食材の話しをしている時にそんな事を教えた様な気がする。

 

「あはは・・・ごめんね、父ちゃんたち・・・庇いきれなかった・・・」

 

 季衣が苦笑いしてるけど、これ以上季衣に恥ずかしい思いをさせる訳にはいかない。

「「「いや、いいんだ、季衣。ありがとうな・・・」」」

 季衣には感謝を込めて微笑んでおく。

 そして俺たちが二刃と桂花に掛けるべき言葉は・・・・・。

 

「「「気の済むまで叩いて下さい。」」」

 

 土下座をした俺たちは二刃と桂花にド突き回わされた。

 しかも、起きてきた金桂達もいつの間にか加わっていた。

 

 娘達は桂花が

「??と遊んでるのよ♪あなたたちも??と遊びましょう♪」

 と、言ったので、本当に遊びだと思っている。

 教育上よろしくないとは思うのだが・・・・・。

 

 ヤバイぞ・・・俺たちも何か気持ちよくなってきた・・・・・♪

 

 

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おまけ壱

『北郷二刃奮闘記』其の十

リクエスト:夏侯姉妹  8票

本城 中庭                  (時報:桂花七人目 妊娠二ヶ月)

【二刃turn】

 

 あたしが後宮から正門に向かうのに中庭をショートカットしていた時、赤い服と青い服の二人連れの人達が目に入った。

 春蘭さんと秋蘭さんだ。

 

「こんにちは、春蘭さん、秋蘭さん。」

 

「おお、二刃ではないか♪」

「こんな所で会うとは珍しいな。何処かに向かう途中か?」

 

 あたしが近付いて挨拶すると、お二人共微笑み返してくれた。

「今から華佗さんの病院へ行くところです。」

 あたしの返答に春蘭さんは疑問を感じた様です。

「ん?いつもは一緒に行っていたと思ったが?」

「今日は他に用事が有ったんですけど、そちらが急遽取り止めになりまして。」

 あたしがそう言うと秋蘭さんが何かを思い付いたみたいです。

 

「二刃、華佗の所に行く前に少し話さないか?」

 

「は、はあ・・・構いませんけど・・・」

「なんだ秋蘭。二刃は早く華佗に会いたいだろうに、野暮な奴だな♪」

 

「そ、そんな!春蘭さん!?べ、べべ、別にあたしは・・・」

 

「いやいや、その華佗の事で助言をしようと思ってな。立ち話しも何だ。そこの東屋に行こう。」

 この言葉にあたしは、秋蘭さんに誘われるまま東屋に向かいました。

 

 

 

「話しというのは、さっきも言った通り華佗に関する事だ。他の者が助言していると聞いて私も義姉として言ってみたかったのだ♪」

 こんな風に素直に白状されては笑って頷くしかない。

「ほほう、それはいいな。それでどんな助言をするんだ?」

「うむ、私は二刃と華佗の距離感が気になっていてな。」

「距離感?」

「あ・・・」

「二刃も感じている様だな。華佗は誰にでも気さくに話しかけるが、医者としての立場以上は踏み込んで来ない。例外は一刀たちと貂蝉、卑弥呼だな。華佗は友として接している。」

 秋蘭さんの言う通りだ。

 今のあたしは華佗さんにとって『友人の妹』そして『弟子』として見られてる。

「華佗の事だからこのままでは一向に平行線なのは目に見えている。そこでこちらから近付いて行かなければいけない訳だ。」

「それは・・・そうなんですけど、どうしたら良いのか・・・」

「そこで私と姉者の、一刀たちとの事を例にしてみよう。」

「私達と一刀たち?一刀たちと華佗を同じに扱うのは無理が無いか?」

「まあ、姉者も聞いてくれ。私と姉者は一刀たちの事を以前は『北郷』と姓で呼んでいた。一刀は・・・紫一刀の事になるが、華琳さまから真名を呼ぶ様にと言われて、私達を真名で呼んでいた。この話は以前にもした事が有ったと思う。」

 秋蘭さんの言う通り、そのお話しはここに来て間もない頃に教えて貰った。

「二刃には真名と云う風習が無かったから理解しづらいかも知れんが、お互いを真名で呼ぶというのは本当に心の距離が近く感じるのだ。だから『一刀』という名前が真名に当たると聞かされ、私も姉者も中々『一刀』とは呼べなかった。この意味は判ってくれるな。」

 微笑んで付け加えられた最後の言葉に、あたしは以前華佗さんに真名を教えて欲しいと言った時の事を思い出した。

 その意味を華琳さんに耳打ちで教えてもらい大慌てしたなぁ。

「私が『一刀』と呼ぶ様になったのは晋建国の少し前・・・まあ、たまに呼ぶ程度だったがな♪完全に切り替えたのは華琳さまが身篭られた後だったな。その理由は私も子供が欲しいと思ったからだ。」

「は、はあ・・・」

 その意味が分かるだけに、恥ずかしくなって返事が曖昧になっちゃう・・・。

 

「そういえば、秋蘭が一刀を名前で呼び出したのはその頃か。なぜ呼び方を変えたのか不思議に思っていたが、そういう訳だったのか。」

 

 春蘭さんは気付いて無かったのか・・・・・春蘭さんらしいけど・・・。

 

「そう言う姉者も子を成す覚悟が出来てから、『一刀』と呼ぶ様になっていたぞ♪」

「ば、ばか!そんな事ばらすなっ!!」

 

 あ、春蘭さんが真っ赤になって、なんかカワイイ♪

 

「さて、ここまで言えば何を言いたいか判って貰えたかな?」

「は、はい・・・・・あたしの『華佗さん』っていう呼び方ですよね・・・でも、真名は教えてもらってないし・・・秋蘭さんと春蘭さんも見てましたよね?あたしが後宮に現れた日に華佗さんの真名を訊いちゃったの・・・」

 

「あっはっは♪あれにはビックリしたな♪あの時は二刃を『やはり一刀の妹なのか』と思ったぞ♪」

「姉者・・・そこを茶化してやるな・・・」

 

 うう・・・・・やっぱりそう思われてたんだ・・・・・。

 

「しかし、今思えばあそこで華佗の真名を聞き出せていれば今が楽だったろうに・・・少々惜しい事をしたな。」

「そ、そうですね・・・」

「まあ今の所、真名は無理でも呼び捨てで呼ぶ事が出来れば今より距離が縮まると思うが?」

 

「よ、呼び捨てですかっ!?そんな、師匠でもある人を呼び捨てになんか出来ないですよ!」

 

「そうか?呼び捨てで呼ぶくらい簡単だろう?」

「それは姉者だからだ。姉者がこの城内で敬称をお付けするのは華琳さまと眞琳さまだけだろうに。」

「何を言う。私だって蓮華と桃香を『蓮華殿』『桃香殿』と呼んだ事があるぞ!」

「それは初耳だ。何故今はそう呼ばないのだ?」

 

「二人共笑って『今まで通り呼んで欲しい』と言ってきたのだ。何故か二人共青い顔をしていたが。」

 

 桃香さんと蓮華さんの気持ちは、春蘭さんがあたしの事を『二刃さん』と呼ぶのを想像したら良く分かった。

 

「思春と愛紗が怒らなくなった理由はその為か・・・・・」

 

「名前を呼ぶと言えば、北郷親衛隊の奴らも名前で呼んでやる様になってから、前より打ち解けた気がするな。」

「それは『おい』とか『お前』としか呼んでいなかったからだろう・・・」

「顔の見分けがつかんのだから名前が覚えられなかったんだ!その点、あいつらの名前は覚えやすくていいな♪『おっかけ』とか『いんてり』とか、実に個性的だ♪」

「姉者・・・それは一刀たちが付けた渾名だ。本名では無いぞ。」

「なにいっ!?では、あの『おっかけ』の本名は何なのだ!?」

「((波才|はさい))だ・・・楊阜との結婚式に出席してたのに、名前を確認していなかったのか・・・」

 

 追っかけさんの本名って波才なんだ。そういえば元黄巾党って言ってたっけ。

 

「話しが随分逸れてしまったが、呼び捨てにするのは二人だけの時にすればいい。そうだな、一刀たちに会えたが余り話せなくて寂しいと甘えて見せるのはどうだ?華佗ならこれで承知してくれるだろう。」

「あの・・・・・甘えて見せる時点でハードル・・・敷居が高いんですけど・・・」

「ふむ・・・・・」

 秋蘭さんが顎に手を当てて、少し考えてから出てきた言葉は・・・。

 

「ならばやはり真名を預かってしまうか・・・」

 

「ええ!?そんな!どうやって!?」

 

「そこは私と姉者に任せて貰おう♪」

「お、おい、秋蘭!そんな安請け合いして大丈夫なのか?」

「二刃はこれから華佗の所に行くのだから、私と姉者は護衛として付いて行く。私が華佗と話しをするから、姉者と二刃は話しを合わせてくれ。」

「それは構わんが・・・・・」

「華佗の真名を預かるのは二刃だけだ。姉者だって二刃の力になってあげたいだろう?」

 

「当前だ!よし、行くぞ!!」

 

 立ち上がった春蘭さんに手を引っ張られ、あたしは病院に向かった。

 

 

 

「華佗。二刃の事で重要な話しが有るのだが。」

 

 病院の院長室で秋蘭さんがそう切り出した。

 これから話す内容が内容なので、他の人達に聞かれない様にこちらに移動してもらった。

 

「重要な話し?・・・・・診たところ病気や怪我は無い様だが。」

 

 応接用の椅子に座って華佗さんは、秋蘭さんと春蘭さんに挟まれたあたしを見ている。

 返ってきたのはいかにも華佗さんらしい言葉だった。

「そう云う話しでは無くてだな・・・・・いや、放って置けば健康にも影響が有るやもしれん。」

 

へ?

 秋蘭さんの意図が掴めないけど、ここは信じて下手な口を挟まない様にしといた方が・・・いいんだよね?

 

「ふむ、それは何か悩みが有ると言う事だな。病は気から・・・気持ちに不安が有れば確かに体調も崩しやすくなる。」

「流石華佗。と、言いたい所だが、その原因が華佗に有るのだ。」

「俺に?」

 

 なんかこの話しの流れ・・・・・ま、まさかあたしが華佗さんを好きだってバラさないよね!?

 

「華佗は天の国に真名の風習が無いのを一刀たちから聞いていないか?」

「ん?ああ、その話しは聞いている。」

「では、『一刀』という名前が真名に相当する話しは聞いたか?」

 

「え!?そうなのかっ!?」

 

 兄さんそんな事言ってたの!?

 

「姉者も覚えているだろう?」

「ああ、当然だ!華琳さまが真名を一刀にお許しになった原因だからな。忘れる筈が無い。」

 

 兄さんがそんな言い方をすれば、華琳さんの性格ならそう言い出すに違いない!

 

「そこでだ。華佗は二刃を名前で呼んでいるな。真名に相当する名前で。」

「あ、ああ・・・」

 

 あの華佗さんが動揺してる・・・。

 

「二刃も初めは気にしていなかったそうだが、こちらの生活に慣れてきて気持ちに変化が現れたのだろう。私が二刃と話した結果、二刃は信頼されて無いのではと不安になり始めている様だ。」

 

 うわあ・・・秋蘭さん、こんな持って行き方を考えてたんだ・・・。

 

「・・・そうか・・・・・知らなかったとは言え済まなかった。」

 

 華佗さんがあたしの目を見ている。

「い、いえ・・・そんな・・・」

 

「俺の真名は『駕医(がい)』と云うんだ。今更だが預かってくれるか?」

 

 華佗さんがあたしに真名を預けてくれる・・・・・まさか、本当にこんな事になるなんて・・・・・。

 

「流石は華佗だ。潔いではないか♪ほら、二刃。返事をしてやれ♪」

 春蘭さんに肩を叩かれて、あたしは我に返った。

 

「は、はい!ありがとうございます!謹んで真名をお預かりします!華佗さん!」

 

「二刃、真名を預かったのなら真名で呼ぶべきだぞ♪」

「え?あ!が、((駕医|がい))さんです!」

 

 あたしの慌てる姿に秋蘭さん、春蘭さん、そして駕医さんが笑ってる。

 笑われてるけど、あたしの心はスゴク温かかった。

 

「華佗には我々も本当は真名を預けたい所なのだがな。」

「そうだな、私が左目を失った時の事も有る。感謝しているぞ、華佗。」

「それは医者として当然の事をしただけだ。気持ちは嬉しいが勘弁してくれ。」

 

 お義姉さん達はみんな駕医さんに感謝してる。

 その気持ちを考えれば真名を預けたいと思うのは当然の流れなのに。

 

「俺は後宮の主治医だからな。みんなから真名を預かっては悪い噂が立って一刀たちに迷惑を掛けてしまう。」

 

 ああ!そうか!お義姉さん達が駕医さんと浮気をしてるって思われちゃうんだ。

 でも、そういえば・・・・・。

 

「あの、駕医さんは兄さんたちに真名を預けてるんですか?」

「ん?・・・そうか、さっきの話しだと一刀たちにも真名を預けないと拙いな。」

「なんだ、華佗。一刀たちにもまだ真名を預けて無かったのか?」

「てっきり我々の前では遠慮して呼ばないのかと思っていたぞ。」

 春蘭さんと秋蘭さんは呆れた様に言った後、また笑い出した。

 あたしと駕医さんも一緒になって笑ってしまう。

 

 今日はスゴイ前進が出来た♪

 秋蘭さん!ありがとうござしました♪

 

 

 なんて思っていたんだけど、まだ続きが有った。

 

 

 

「俺の真名は『駕医』と云うんだ。今更だが預かってくれるか?」

 

 お城に戻ってから、駕医さんが兄さんたちにそう言った。

「「「え?ああ・・・そうか、そう云えば・・・・・謹んで真名を預からせて貰うぞ、駕医!」」」

 兄さんたちと駕医さんが握手を交わす。

 いかにも男の友情って感じで羨ましい。

 

「はわわ♪」

「あわわ♪」

 

 朱里さんと雛里さんが嬉しそうな声を上げると、走って部屋から出て行ってしまった。

 

「「「朱里!雛里!ちょっと待てっ!!」」」

 

 そして、兄さんたちもその後を追いかけて行ってしまった。

 

「「???」」

 

 皇帝執務室に残されたあたしと駕医さんは、二人で首を捻っていた。

 

 

-7ページ-

 

 

おまけ弐

『聖刀くんの日常』其の九

リクエスト:三羽烏  7票

北郷聖刀 真名:輝琳  六歳

 

房都 東の市

【聖刀turn】

 

 その日、ぼくは凪媽媽、真桜媽媽、沙和媽媽に連れられて、警備隊の仕事の実習で街に来ていた。

 ぼくが任された風紀委員の参考にする為に、無理言ってお願いしたんだ。

 ぼく以外にも風紀委員のメンバーの烈夏お姉ちゃん、愛羅お姉ちゃん、濤お姉ちゃん、藍華お姉ちゃんも参加してる。

 

「では聖刀さま。警備隊の仕事の基本とは何か。お分かりになりますか?」

 

 凪媽媽の出題にぼくは張り切って答える。

「悪い人を捕まえる事だよね!」

 

ブブーー!

 

 変な音がしたのでそっちを見ると、真桜媽媽が手に持ったカラクリのボタンを押していた。

「残念ながらそれやとハズレやで、ぼん♪」

 真桜媽媽の楽しそうな顔から察して、さっきの音はあのカラクリで出した音らしい。

「聖刀ちゃん。警備隊のお仕事は街の人を守る事なの。」

 沙和媽媽の言葉にぼくは自分の考えの間違えに気が付いた。

 

「そうか!街の人を守る為だから、結果として悪い人・・・違うな、周りに迷惑をかける人を捕まえる事もあるんだ。」

 

ピンポーーーン!

 

「正解です、聖刀さま。確かに捕物は派手で華やかに見えますが、その様な事件は滅多に起こりません。ですから警備隊の仕事は道案内や揉め事の仲裁などが中心になってきます。」

「そんで後は警邏やな。人っちゅうのは他人が見てへんかったら、ちょっとくらいええやろって思ってしまうモンなんや。そやから、警邏をしてちゃんと見とるゆうんを印象付けとくんや。そうすりゃ、魔が差して人の道を踏み外すモンが居なくなる。それはその人の人生を守る事になるんや♪」

 悪い事をさせないと、その人の人生も守る事になる・・・・・うん、真桜媽媽の言う通りだ。

 

「さぁて、それじゃあしっかり警邏をして困ってる人が居ないか探してみるの♪」

 

 沙和媽媽の号令でぼく達は警邏を開始した。

 すると早速、大きな荷物を背負った二人連れの女の子が目に止まった。

 二人で手にしている紙を見ては辺りを見回してため息を吐いてる。

 

「どうしたの?道に迷った?」

 

 ぼくが声を掛けると二人は振り返り、それから驚く表情を見せた。

 

「ええ!?まさか、あなた様は!?」

「ね、姉さま!ほ、北郷聖刀様です!ほ、本物なのですっ!!」

 

「え?なんでぼくの名前を・・・」

 ぼくが聞き返すより早く、姉と呼ばれた女の子がお辞儀をした。

 

「わ、わたくし成都から来ました、馬良と申しますっ!こ、この子は妹の馬謖ですっ!」

「は、はじめましてなのですっ!!」

 

 成都から?

 二人の名前を聞いて、愛羅お姉ちゃんがぼくの隣にやって来た。

 

「貴女達が馬良さんと馬謖さんですか。お話しは朱里媽媽・・・いえ、丞相様から聞いています。私は関雲長の娘、関平です。はじめまして♪」

 愛羅お姉ちゃんが微笑むと、馬良さんと馬謖さんも嬉しそうに微笑んだ。

「は、初めまして!道に迷って居る所で蜀の方に、しかも関平様に出会えるとは、なんて幸運なんでしょう♪」

「しかも北郷聖刀様にもお会い出来ましたのです♪お写真で見るより・・・その・・・素敵な方なのです・・・」

 

「写真?」

 

 ぼくが聞き返すと二人は懐から写真を取り出した。

 そこには確かにぼくが写っていた。

「朱里様から送って頂いた『ぶろまいど』です♪」

 そう答えてくれた馬良さんは、濤お姉ちゃんと同い年くらいかな?

 たぶん十歳か十一歳くらい。

「姉さまと耶麻(やま)の宝物なのです♪」

 妹の馬謖さんはぼくと同い年くらい。『やま』って言うのはきっと馬謖さんの真名だろう。

 

「聖刀ちゃん、この二人は学園の生徒になる為に房都にきたのだ。」

 

 愛羅お姉ちゃんの説明で思い出した。

 前に母上が言っていた、学園運営の試験。その為に来てもらった人達なんだ。

 それじゃあ、ぼくはこの二人とも仲良くならなきゃ。

 

「馬良さん、馬謖さん、これからよろしくお願いします。仲良くしようね♪」

 

「ね、ねね、姉さま!ま、聖刀様に仲良くしようと言われてしまいしまいままましたっ!!」

「や、耶麻!あなた噛みすぎよ!」

 

 ・・・・・・え〜と・・・。

 

「オホン!馬良さんと馬謖さんは私がお城にご案内しておきます。聖刀ちゃんは警邏を続けて下さい。」

「え?う、うん。それじゃあ愛羅お姉ちゃん、お願いするね。」

 

 愛羅お姉ちゃんは直ぐに馬良さんと馬謖さんを連れて行ってしまった。

「そんなに急がなくてもいいのにね・・・・・お姉ちゃん達、目がつり上がってるけどどうしたの?」

 

「「「何でもない。」」」

 

 逆に媽媽達はニヤニヤしてる。

「流石、隊長と華琳さまのお子さんですね・・・」

「いやあ、末恐ろしいで、ホンマ♪」

「みんな頑張らないと聖刀ちゃん取られちゃうよ〜♪」

 

 ?・・・どういう意味だろう?

 とにかく警邏を続けなきゃ。

 

 

 

「あのう、申し訳ありません〜。もしかして貴方は北郷聖刀様ではありませんかぁ?」

 

 ゆっくりとした声で名前を呼ばれて振り向くと、また女の子が立っていた。

 今度は年が烈夏お姉ちゃんと同じくらいで十三歳かな。

 優しそうな目をした人だけど、ぼくの目を引いたのは頭に被った猫耳フードだった。

 

「はい、ぼくの名前は北郷聖刀です。」

 

「あぁ、良かったぁ♪曹嵩様から教えて頂いた風貌通りでしたけど少し自信が有りませんでしたからぁ♪」

 

「もしかして・・・荀攸さんですか?」

「あらぁ?良く解りましたねぇ♪はい、許都から参りました荀攸と申しますぅ♪」

 ぼくは驚いた。

 何に驚いたかと言うと、先ずは荀攸さんの姿にだ。

 栗色の髪や背格好が桂花媽媽やその娘の金桂お姉ちゃん達にとても似ていた事。

 それでいてタレ目がちの目はとても穏やかだ。

 そして話し方が穏媽媽や風媽媽に近い。いや、紫苑媽媽がゆっくり話しているみたいと言った方が合ってるかも。

 桂花媽媽の親戚だからもっとハキハキ話す人を想像していたので、本当に驚いた。

 

「荀攸さんも房都に到着してたんですね。」

 

「私も?・・・あぁ、成程〜。他の方達もご到着なさっているのですねぇ♪それは楽しみですぅ♪」

 話し方とは反対に、頭の回転が早い。

 お祖父さまが推薦する訳だ。

 

「聖刀さま。こちらの方は私がご案内します。」

 

 挨拶らしい挨拶もしない内に、濤お姉ちゃんが荀攸さんを連れて行ってしまった。

 

「は〜。あの子が桂花の親戚っちゅう荀攸ちゃんなんか?おっとりした子やったな。」

「後ろ姿だと桂花ちゃんそっくりなの・・・・・」

「いや、それは金桂や銀桂もそうだと思うが・・・(そういえばあの荀攸は曹嵩様が聖刀さまの嫁候補と仰っていたぞ。)」

 

 媽媽達もぼくと似たような感想みたいだ。

 烈夏お姉ちゃんと藍華お姉ちゃんは・・・・・やっぱり目がつり上がってる・・・。

 

 

 

 二度ある事は三度あるってことわざがあるけど・・・。

 今度は落し物を探して地面のキョロキョロと見ている女の子が居た。

 

「何を落としたの?一緒に探してあげるよ♪」

 

「あ♪これはご親切に・・・・・って!北郷聖刀っ!!なんで貴様がここに!?」

 

「へ?・・・・・どこかで会った事あるかな?初対面だよね?」

 長い黒髪と褐色の肌。大きなつり目の女の子で歳は八歳かな。

 ぼくの記憶には無い女の子だ。

 この特徴的な目は一度見たら忘れない自信がある。

 

「あ・・・えっと・・・・・そ、そうだ!私と貴様は初対面だ!」

「そんなに強調しなくても・・・・・それで何を探してるの?」

 

「何故貴様にそんな事を教えねばならんのだ!?は!さては貴様、私より先に見つけて、私を脅迫する気だな!!」

 

「なんでそんな風に考えるのかな?ぼくは困ってる君を助けたいだけだよ。」

 あれ?なんか似たような会話を前にもした様な・・・・・。

 

「ふん!そんな甘言に騙されるものか!私の財布は自分で見つけてみせるわ!!」

 

「ああ、財布を落としたんだ。それなら早く探さないと。」

「うわあ!しまった!貴様の誘導尋問に乗せられて喋ってしまったっ!」

 誘導なんかしてないけど・・・・・。

 

「お財布ってこれですか?」

 

 藍華お姉ちゃんが差し出した手に、可愛らしい猫の顔を象った小さなお財布が乗っていた。

 

「それだ!私の((木亭|きてぃ))ちゃん財布!ありがとうございます♪なんとお礼を申し上げて良いか♪」

 

 さすが藍華お姉ちゃんだ。こういう探し物が得意なんだよね。

 女の子も喜んでるし、良かった♪

 その喜んでる女の子に詰め寄る人影があった。

 

「財布の件は終わり。でも聖刀ちゃんへの暴言は許さない。」

 

 烈夏お姉ちゃん!?

「ま、待ってよ、烈夏お姉ちゃん!この子も財布を落として気が立ってたんだよ。ぼくは気にしてないから許してあげてよ!」

 

「聖刀ちゃんが優しいのは烈夏も嬉しい。でも、この黄乱(こうらん)にはお仕置きが必要。」

 

「き、貴様は甘述!?いつの間に現れた!?」

「いや、最初からおったやろ・・・」

「わあ!李典!それに楽進と于禁も!?き、貴様ら、寄ってたかって私をどうする気だ!?」

 

「だからお仕置き。」

 

「うわあああああああああん!」

 

 ああ・・・・・泣き出しちゃった・・・・・。

 

「ねえ、烈夏ちゃん。この子、何者なの?」

「山越の姫。烈夏は媽媽と一緒に山越の国に行って何度か会った。名前は黄乱。」

「山越の姫さんっちゅう事は、この子も学園に来る子かいな?ウチらの名前と顔を知っとったみたいやけど?」

「きっと事前に調べたんだと思う。頭はいい子だから。」

「だが、やはり一番驚かされたのは聖刀さまだ。街を一刻も歩かない内に四人も・・・・・本当に末恐ろしい・・・」

 

 媽媽達はまた何か話し始めちゃったよ・・・黄乱さんは泣き止んでくれないし・・・。

 

 妹達みたいに飴玉あげたら泣き止んでくれるかな?

 

 

-8ページ-

 

 

おまけ参

リクエスト:里帰り&お墓参り[西涼組] 13票

14)蒲公英の長女 馬援(ばえん) 向日葵(ひまわり) 八歳

15)翠の長女 馬秋(ばしゅう) 疾(しつ) 八歳

23)炙叉の長女 迷当(めいとう) 直(なお)七歳

 

西涼 武威                   (時報:桂花 十人目 妊娠三ヶ月)

【疾turn】

 

「疾、お祖母ちゃんのお墓に挨拶だ。」

 

 媽媽に言われて、疾は大きな石のお墓に向かって手を合わせた。

 お祖母ちゃんの名前は馬騰。

 スゴク強い人だったって媽媽が言ってた。

 ここの墓地にはたくさんのお墓がある。

 少し離れた所でたんぽぽ媽媽とひーちゃんがお墓に手を合わせてる。

 あれがひーちゃんのお祖母ちゃんとお祖父ちゃんのお墓。

 そして炙叉媽媽と直ちゃんも別のお墓に手を合わせてた。

 そっちは直ちゃんのお祖父ちゃんのお墓。

 疾達はお祖母ちゃんの顔もお祖父ちゃんの顔も知らない。

 きっと媽媽達は疾より悲しいんじゃないかな?

 前にそう思って、??たちや媽媽達、お姉ちゃん達に妹達が死んだらって想像してみたら、悲しくって怖くって声を上げて泣いちゃった。

 媽媽とたんぽぽ媽媽はそんな経験をしてるんだ。

 しかもお祖母ちゃんと闘ったのは直ちゃんのお祖父ちゃん・・・。

 

 媽媽は、

『二人は戦士として闘い死んだんだ。いつか疾にもその気持ちが分かる時が来る。今は分からなくても、媽媽がお祖母ちゃんと直のお祖父ちゃんを尊敬してるって事は覚えていてくれ。』

 って言った。

 

 お墓に手を合わせてる媽媽達は、今どんな気持ちで、何を考えているんだろう・・・。

 

 

 

十日前  旅行初日

房都 正門                   (時報:桂花 十人目 妊娠三ヶ月)

【蒲公英turn】

 

「やったあああ♪たんぽぽ一番ね♪」

 

 わたしと翠姉さま、炙叉の三人は西涼の武威へお墓参りに出発する直前に、物陰に集まってくじ引きをした。

 

「私が二番目か。悪いね、翠♪」

 

 何のくじ引きをしてるかって言うと。

 

「べ、別にあたしはこんなくじ引きなんか気にしてないぞ!ひ、引いてやらないとお前らが困ると思ったから・・・」

「たんぽぽは別に困らないよ。むしろ楽しみだしね〜♪」

「私も困らないわよ。毎日当番をしたいくらいだし♪」

 

「★■※@▼●∀っ!?な、なな!何言ってんだお前らっ!?」

 

「「この旅行中に二人目を」」

 

「言わなくていいってのっ!!」

 

 まあ、そういう訳。

 霞の時の前例が有るからねぇ。

 またご主人さまが暴走しない様にする為だもんね♪

 いやあ、良い大義名分が出来たモンだ♪

 

 

 

 荷駄を伴わない騎馬だけで山道を駆け抜けて行く。

 数は五百騎。

 今回は緑のご主人さまだけが同行してるんだけど、隊列はご主人さまを中心にして周りを護衛しながら走っている。

 わたしはご主人さまの直衛として、直ぐ目の前を走っていた。

 だけどこれも、夜の為の作戦な訳ですよ。

 わざとお尻を見せ付ける様に走れば、今我慢する分、夜は激しく燃える筈♪

 ついでに駆ける速度も上がってるから、一石二鳥だね♪

 

 

【緑一刀turn】

 

 俺の前を走るたんぽぽと東海帝王(牝馬)のお尻が揺れている。

 たんぽぽは時々競馬のジョッキーと同じ乗り方をして見せて、振り返ってはニヤリと笑う。

 たんぽぽの奴、誘ってくるなぁ・・・。

 出発前に、

『今晩はひまわりを姉さまと炙叉が見てくれる事になってるから♪』

 なんて事も言ってきた。

 

「今も既にヤバくなって来てるのに・・・夜にどうなっても知らんぞ!」

 

「ヒヒン!」

 

「大雪・・・お前も今は我慢しろよ。」

 

 

 

旅行二日目

【炙叉turn】

 

「御子様、疲れて無い?」

「ん?いや、大丈夫だ。普段から馬に乗る様にしてたから尻も痛く無いしな♪」

 

 私と御子様は横に並んで駆けている。

 ふむふむ。やせ我慢じゃなく、本当に余裕が有るみたいね。

 冗談も言えるし♪

 

「男は女よりお尻の肉が薄いから大変そうだよね♪」

 

 こう言えば御子様の視線は・・・あはは♪しっかり私のお尻に向いてる♪

 

「そ、そうだな・・・・・」

 

「御子様・・・今夜は私の番だからヨロシクね♪」

「え?」

「さあ、もう少し速度を上げよう♪」

「お、おい!炙叉!」

 

 私はわざと胸が揺れる様に駆けた。

 御子様は速度が上がって大変なのに、しっかりと目で胸の動きを追っている。

 ふっふっふ♪これで今夜は燃え上がるわ♪

 明日の翠にはホント悪いけど♪

 

 

【緑一刀turn】

 

 たんぽぽに続いて炙叉もか?

 しかも炙叉の奴、どんなブラ着けてるんだ?

 揺れ方がいつもより挑発的だぞ!

 

 くそ〜〜〜!走るのに集中しなきゃいけないのに目が離れんっ!!

 

 

 

旅行三日目

【翠turn】

 

「ご主人さま。疲れて・・・・・ないみたいだな。」

「はっはっは。日頃の鍛錬を怠ってないと判って貰えたかな♪」

 

 たんぽぽと炙叉の機嫌が馬鹿に良いもんだから、ご主人さまに無理させたんじゃないかって心配したけど、大丈夫みたいだな。

 こうして一緒に駆けていても安定してていい感じだし。

 

「ああ、いつかみたいに馬の乗り方忘れたとか言い出さなくて安心したよ♪」

「さすがにあんな事はもう無いって。今ならまだ疾達にカッコイイ所を見せられそうだしな♪」

「追い抜かれんのも時間の問題だぞ。炙叉が((直|なお))に汗血馬をあげただろ。ご主人さまじゃ、あれには追いつけないぜ。」

「な・・・・・マジですか?」

 

 あはは♪焦ってる焦ってる♪

「疾と向日葵は少し自分の才能に自惚れ始めてたからな。直と彗星に負けて謙虚になったよ。いい薬になったんだろ♪この旅行で手応え感じてるみたいだし、明日には疾と向日葵にも追いつけなくなるんじゃないか♪」

「む、娘の成長は嬉しいが・・・・・??としては娘が離れてくみたいで寂しいな・・・」

 

 あ・・・・・ヤベ・・・ご主人さまがそんな顔するから、あたしまでその気になってきちゃったじゃんか・・・・・。

 

「し、心配すんなよ!・・・(子供をまた作ればいいだろ・・・)」

 うぅ・・・恥ずかしくなって肝心の所が小声になっちまった・・・・・。

 

「そうか!よしっ!!今夜も頑張るぞっ!!」

 

「聞こえたのかよっ!?・・・・・・も?」

 

 

 

【緑一刀turn】

 

 たんぽぽと炙叉はそれとなく予測出来てたが、翠までそんな事を考えていたとは。

 みんなが次の子供を欲しがってるのは知っていたが、この旅行でこんな攻勢に出てくるなんて・・・・・旅先で男女は大胆になるって言うしな。

 きっと翠もいつもとは違う解放感を感じてるのかも知れない。

 

 まあ、解放感を感じてるのは俺もだけどね♪

 

 ふっふっふ。翠、見ていろよ!夜中の??は男だぜ!

 

 

 

そして旅行十日目

【疾turn】

 お墓に手を合わせてる媽媽達は、今どんな気持ちで、何を考えているんだろう・・・。

 疾はもう一度、媽媽と蒲公英媽媽と炙叉媽媽がお墓に手を合わせている顔をよく見た。

 媽媽達はいつもよりお肌がツヤツヤしてる。

 緑??も何だかご機嫌みたい。

 

 

 

【蒲公英turn】

 お父さん、お母さん、二人目が授かれる様に協力してっ!

 

【炙叉turn】

 親父様は反対してたけど、直を見てよ。孫なんだよ。可愛いでしょ♪

 だから二人目が授かれる様に協力してっ!

 

【翠turn】

 母様、?徳、情けないとは思うけど自信が持てないんだよ!

 頼むから二人目が授かれる様に協力してくれっ!

 

 

【緑一刀turn】

 いやあ、今回の墓参りは実に爽快だ♪

 疲れも無いし、気分も穏やかだし♪

 夜は夜で・・・・・だし♪

 

 いやあ、ホント最高だなぁ♪

 

 

 

-9ページ-

 

 

あとがき

 

 

前回は登場シーンが少なかった一刀を

少しでも多く出そうとしたらこの有様ですよw

 

 

本編

今回は『友情』を軸にしました

原作では季衣と鈴々が喧嘩ばかりしていた印象と

この六人が会話するシーンが無かったのが残念だったので

その欲求不満を解消すべく、この外史ではチームを組ませてしまいました。

 

そして一刀たちの新しい渾名ですが

カジカでも良かったんですが、誘引突起を持っているのでやっぱりアンコウかなとwww

 

 

『北郷二刃奮闘記』

華佗の真名を遂に公開w

医者王 駕医

雷起にはこれ以外思い浮かびませんでしたwww

 

ついでに追っかけの名前も登場w

『波才』は黄巾党の武将で曹操、孫堅に負けてますw

 

 

『聖刀くんの日常』

沙和と真桜のセリフに凪は内心ツッコミを入れていたと思いますwww

 

新キャラの馬良と馬謖と荀攸の登場と

仮面の女の子の正体を明かしました。

馬謖だけしか真名が決まってません。

他の方も似た様な真名を付けられていると思いますが

馬謖と言えばやっぱり『山』ですよねw

 

 

おまけ参ですが

前回の続きみたいになってます。

お墓参りと言うより子作り旅行ですねw

 

一刀が暴走をせず、カサカサにもならなかったのは

丁度バランスが取れていた為でしょうwww

 

 

《次回のお話》

 

☆穏    55票

 

という事で、次回は穏に決定致しました。

 

【北郷二刃奮闘記】

二刃と華佗を結婚させ隊 9票

【聖刀くんの日常】

ニャン蛮族 6票

【おまけ参】

冥琳親子で親子将棋(親子鍛錬 文官編) 7票

※『里帰り』は累計得票数なので一回置きにやりたいと思います。

以上も次回にお送り致します。

 

 

《現在の得票数》

【後期】

桂花A  35票

思春A  33票

紫苑A  31票

鈴々A  30票

璃々A  25票

菅輅   25票

翠A   24票

小蓮A  20票

ニャン蛮A19票

音々音A 18票

華琳B  18票

雪蓮A  17票

愛紗A  12票

秋蘭A  8票

冥琳A  6票

風A   5票

月A   3票

桃香A  3票

蓮華A  3票

音々A  2票

季衣A  2票

凪A   1票

星A   1票

詠A   1票

沙和A  1票

※Aは二回目を表します。

 

【北郷二刃奮闘記】

ニャン蛮族 7票

真桜(カラクリ話) 7票

炙叉    4票

孫三姉妹  3票

スーパーメンマタイム(おまけ弐、参、含む)2票

蜀の子供とお風呂 1票

呉の子供とお風呂 1票

 

 

【聖刀くんの日常】

璃々   5票

桂花   4票

緑、紫、赤と個別にキャッチボール 3票

『正義の解放団』3票

眞琳   1票

祉狼   1票

 

【おまけ参】

里帰り&お墓参り[幽州組(1)、曹魏組、成都組、袁家組] 14票

『一刀さんの一日執事』3票

天の国講座 3票

流琉母娘他による料理教室 2票

 

リクエスト参戦順番→冥琳A 思春A 紫苑A 鈴々A 桂花A 風A 雪蓮A 凪A 小蓮A 翠A ニャン蛮族A 音々音A 月A 星A 璃々A 菅輅 華琳B 詠A 愛紗A 沙和A 秋蘭A 桃香A 蓮華A 音々A 季衣A

 

おまけ壱リクエスト参戦順番→ 夏侯姉妹 ニャン蛮族 八百一 月&その他の「二刃と華佗を結婚させ隊」 真桜(カラクリ話) 炙叉 孫三姉妹 スーパーメンマタイム 蜀の子供とお風呂 呉の子供とお風呂 

 

おまけ弐リクエスト参戦順番→ 華琳 三羽烏 桂花 ニャン蛮族 璃々 眞琳 緑、紫、赤と個別にキャッチボール 正義の解放団 祉狼

 

おまけ参リクエスト参戦順番→ 「向日葵・疾・白煌・雰で親子騎乗訓練」 「里帰り&お墓参り(涼州組、孫呉組、それ以外も)」  冥琳親子で親子将棋(親子鍛錬 文官編) 一刀さんの一日執事 天の国講座 料理教室

 

過去にメインになったキャラ

【魏】華琳 風 桂花 凪 数え役満☆シスターズ 秋蘭 流琉 春蘭 霞 沙和 真桜 稟 季衣

【呉】雪蓮 冥琳 祭 思春 美羽 蓮華 七乃 小蓮 亞莎 明命 大喬小喬

【蜀】桃香 鈴々 愛紗 恋 紫苑 翠 蒲公英 麗羽 桔梗 白蓮 月 朱里 雛里 詠 焔耶 ニャン蛮族 音々音 星 華雄 璃々 斗詩 猪々子 音々

 

子供達一覧

1)華琳の長女 曹沖(そうちゅう) 眞琳(まりん)

2)桃香の長女 劉禅(りゅうぜん) 香斗(かと)

3)蓮華の長女 孫登(そんとう) 蓮紅(れんほん)

4)思春の長女 甘述(かんじゅつ) 烈夏(れっか)

5)愛紗の長女 関平(かんぺい) 愛羅(あいら)

6)風の長女 程武(ていぶ) 嵐(らん)

7)桂花の長女 荀ツ(じゅんうん)金桂(きんけい)

8)雪蓮の長女 孫紹(そんしょう) 冰蓮(ぴんれん)

9)冥琳の長女 周循(しゅうじゅん) 冥龍(めいろん)

10)祭の長女 黄柄(こうへい) 宴(えん)

11)恋の長女 呂刃(りょじん) 恋々(れんれん)

12)紫苑の次女 ?仁(こうじん) 露柴(ろぜ)

13)紫苑の三女 ?信(こうしん) 崔莉(ちぇり)

14)蒲公英の長女 馬援(ばえん) 向日葵(ひまわり)

15)翠の長女 馬秋(ばしゅう) 疾(しつ)

16)麗羽の長女 袁譚(えんたん) 揚羽(あげは)

17)桔梗の長女 厳逹(げんたつ) 竜胆(りんどう)

18)凪の長女 楽?(がくりん) 濤(なみ)

19)七乃の長女 張路(ちょうろ) 八?(やや)

20)天和の長女 張甲(ちょうこう) 九蓮(ちゅうれん)

21)地和の長女 張大(ちょうだい) 四喜(すーしー)

22)人和の長女 張吉(ちょうきつ) 一色(いーそー)

23)炙叉の長女 迷当(めいとう) 直(なお)

24)白蓮の長女 公孫続(こうそんしょく) 白煌(ぱいふぁん)

25)秋蘭の長女 夏侯衡(かこうこう) 鈴蘭(すずらん)

26)月の長女 董擢(とうてき) 春姫(るな)

27)美以の長女 孟節(もうせつ) 花鬘(かまん)

28)トラの長女 ベンガル

29)ミケの長女 マンクス

30)シャムの長女 ペルシャ

31)桂花の次女 荀?(じゅんぐ) 銀桂(ぎんけい)

32)朱里の長女 諸葛瞻(しょかつせん)龍里(るり)

33)雛里の長女 ?宏(ほうこう)藍里(あいり)

34)詠の長女 賈穆(かぼく) 訓(くん) 

35)焔耶の長女 魏覚(ぎがく) 焔香(えんか)

36)春蘭の長女 夏侯充(かこうじゅう) 光琳(こうりん)

37)星の長女 趙統(ちょうとう) 螢(けい)

38)大喬の長女 喬櫂(きょうかい) 愛(あい)

39)小喬の長女 喬順(きょうじゅん) 華(か)

40)亞莎の長女 呂j(りょそう) 茜(ちぇん)

41)明命の長女 周邵(しゅうしょう) 藍華(らんふぁ)

42)華雄の長女 華剛(かごう) ?莓(しゅうめい)

43)桂花の三女 荀?(じゅんしん) 丹桂(たんけい)

44)霞の長女 張虎(ちょうこ) 雰(ふぇん)

45)沙和の長女 于圭(うけい) 紗那(さな)

46)斗詩の長女 顔教(がんきょう) 升謌(しょうか)

47)真桜の長女 李禎(りてい) 真?(ましん)

48)桂花の四女 荀(じゅんぎ) 連翹(れんぎょう)

49)猪々子の長女 文?(ぶんかい) 虎々(ふーふー)

50)稟の長女  郭奕(かくえき) 貞(てい)

51)穏の長女    55票

52)鈴々の長女 張苞(ちょうほう) 爛々(らんらん)

53)流琉の長女 典満(てんまん) 枦炉(ろろ)

54)桂花の五女 荀粲(じゅんさん) 黄梅(おうめい)

55)小蓮の長女 孫仁(そんじん) 蕾蓮(らいれん)

56)音々音の長女 陳守(ちんじゅ) 音音(ねおん)

57)季衣の長女 許儀(きょぎ) 華衣(かい)

58)美羽の長女 袁燿(えんよう) 優羽(ゆう)

59)桂花の六女 荀淑(じゅんしゅく) 來羅(らいら)

60)音々の次女 陳修(ちんしゅう) 音肆(おとよ)

61)華琳の長男 北郷聖刀(まさと) 輝琳(きりん)

62)桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)

63)璃々の長女 黄慮(こうりょ) 牡丹(ぼたん)

A)桂花の八女 荀靖(じゅんせい)茉莉花(まりふぁ)五歳

B)桂花の九女 荀Z(じゅんとう)寿丹(じゅたん)四歳

C)桂花の十女 荀爽(じゅんそう)秦翹(しんぎょう)三歳

D)桂花の十一女 荀粛(じゅんしゅく)金鐘(きんしょう)二歳

E)桂花の十二女 荀?(じゅんふ)橄欖(かんらん)一歳

 

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。

1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。

2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集しています。

 例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。

3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集しています。

 例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。

4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。

 シチュエーションのリクエストも大歓迎です。

以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、

よろしくお願いいたします。

今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。

何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

 

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。

誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw

 

 

 

今回のマヌケ晒しw

 

「なんでそんな風に考えるのかな?ぼくは困ってる君を助けたいだけだよ。」

 あれ?なんか似たような会話を前にもした様な・・・・・。

 

「ふん【1】そんな甘言に騙されるものか!私の財布は自分で見つけてみせるわ!!」

 

「ああ、財布を落としたんだ。それなら早く探さないと。」

 

 

 

説明
得票数61の季衣のお話です。
おまけ壱 『北郷二刃奮闘記』其の十 リクエスト:夏侯姉妹  8票
おまけ弐 『聖刀くんの日常』其の九 リクエスト:三羽烏  7票
おまけ参 リクエスト:里帰り&お墓参り[西涼組] 13票
となります。

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。
1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。
2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集してます。
 例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。
3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集してます。
 例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。
4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。
 シチュエーションのリクエストも大歓迎です。
以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、
よろしくお願いいたします。
今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。
何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。
誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw


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コメント
終の竜様  また面白そうなネタがw ありがとうございます♪(雷起)
終の竜様  【1】鈴々A・管路・雪蓮A・愛紗A・秋蘭A、【2】炙叉・孫三姉妹、【3】璃々・キャッチボール・(新リク)北郷親衛隊、【4】天の国講座・(以後新リク)親子鍛錬(武官:五虎将軍)・北郷親衛隊の結婚生活(個別で)・超英雄(スーパーヒーロー)大戦 華蝶蓮者×サン・アルジオン×見捨てない人。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
終の竜様  挿絵が追加できる様になりましたので、やはり正式にイラスト募集をしなければいけませんね。雷起も見たいです!!・武官も色々考えております♪・演出が成功した様で、嬉しいですw 今思いましたが翠と二刃って気が合いそうですね。二人で赤面してそうwww(雷起)
メガネオオカミ様  自分も過去にアップされたイラストやアンソロコミックなどで補完してるのですが追いつきませんw  【1】思春A 管路 炙叉A 【2】真桜 【3】桂花 【4】天の国講座。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
メガネオオカミ様  素晴らしいツッコミありがとうございます♪ 約一名の一部分が成長してま「ちんきゅーキック!」ぐは!・斗詩の武器を使った治療法「光になれえええええ!!」・資料を引っ掻き回してますww・「??、お墓が汗かいてるよ」「夜露かな?」(雷起)
牛乳魔人様  雷起も見たいです!でも絵にすると年齢制限つけてもギリギリの様な・・・。 【1】菅輅・華琳A・桃香A・蓮華A【2】二刃と貧乳党 其の二「ばすとあっぷ大作戦」・・・失敗(エ○セルサーガ風)【3】聖刀と『正義の解放団』【4】「一刀さんの一日執事」それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
殴って退場様  【1】紫苑・璃々・翠・雪蓮・秋蘭・愛紗 【2】孫三姉妹・斗詩+白蓮(苦労人同士) 【3】璃々・祉狼 【4】天の国講座・料理教室・騎乗訓練のその後。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
殴って退場様  魏√の初期は季衣に癒されました。その感謝の意味も込めましてw┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐こんな感じですwww聖刀が歩けばフラグに当たるwシリアスなのは改訂版第一部でやったので、翠も過去の戦を自分なりに納得できる様になった様です。Aはこの辺の話になりそうですねw(雷起)
神木ヒカリ様  策に溺れて返り討ちに遇ってますw一刀たちが気付いたのは季衣がスタートした時点かも知れませんww いつものリクと二刃視点は華蝶連者・蜀の子供とお風呂・呉の子供とお風呂・聖刀の日常もニャン蛮族・・・これは次回ですので二刃の方ですね。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
リクは、【1】鈴々A・管路・雪蓮A・愛紗A・秋蘭A、【2】炙叉・孫三姉妹、【3】璃々・キャッチボール・(新リク)北郷親衛隊、【4】天の国講座・(以後新リク)親子鍛錬(武官:五虎将軍)・北郷親衛隊の結婚生活(個別で)・超英雄(スーパーヒーロー)大戦 華蝶蓮者×サン・アルジオン×見捨てない人ww でお願いします。思いついたの全部書いちゃいましたwww(終の竜)
【1】成長したロリ組の絵がすごく見たい・・・。誰かー!誰かイラストを!! (閑話休題) 【3】聖刀は一刀から受継いだスキル「種馬」を早速発動してますねww この調子だと武官候補の子も時間の問題ですねwww 【4】まさかの種馬回www 感動的な話になると思っていたのですがwww ただ、翠の恥ずかしがっている所ってやっぱりいいですねwww(終の竜)
それにしても成長した季衣達の絵がすごく見てみたいですね。正直、頭の中だけじゃ上手くイメージできない……くっ、まだ恋姫への愛が足りないというのか!www リクは 【1】思春A 管路 炙叉A 【2】真桜 【3】桂花 【4】天の国講座 でお願いします!(メガネオオカミ)
※今回のツッコミ 【成長したロリ組】 種馬達「(色々と)成長してくれて嬉しいです!」 【桂花】 一刀限定でSになるw 【華佗の真名】 一刀「駕医、斗詩の武器を使ってみないか?」 駕医「一体何を言ってるんだ?」  【聖刀ハーレム】 まだまだいるよ、三国の英雄www 【馬騰さん達】 「娘達が幸せそうでなによりです……」(メガネオオカミ)
季衣の黒スケ下着・・・美羽の紐下着・・・誰か挿絵を描いてください(土下座) リクは【1】菅輅・華琳A・桃香A・蓮華A【2】二刃と貧乳党 其の二「ばすとあっぷ大作戦」・・・失敗(エ○セルサーガ風)【3】聖刀と『正義の解放団』【4】「一刀さんの一日執事」でお願いします(牛乳魔人)
リクは、【1】紫苑・璃々・翠・雪蓮・秋蘭・愛紗 【2】孫三姉妹・斗詩+白蓮(苦労人同士) 【3】璃々・祉狼 【4】天の国講座・料理教室・騎乗訓練のその後でよろしくお願いします(殴って退場)
季衣も色んな意味で成長してるな…。二刃は秋蘭のお蔭で一歩前進。そしてはわわとあわわ、二人は何をしているんだ、何を。そして聖刀、一刀譲りのフラグを建設中w。そして墓参り…面白いが娘たちの願いを聞いて成仏できるだろうかwでも帰りもこの調子なら人馬ともに子供ができそうww。(殴って退場)
美羽が策士になっている。そして季衣地響きするほどのダッシュってどんだけ。 リクはいつものと・二刃視点は華蝶連者・蜀の子供とお風呂・呉の子供とお風呂・聖刀の日常もニャン蛮族でお願いします(神木ヒカリ)
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