超次元ゲイムネプテューヌ 鋼と正義 |
第22話
ザルバサイド
俺は今、刹那の過去を話している。本来ならあいつが言うことなんだろうが、あいつに言わせるのは酷ってもんだ。そう思いながら俺はホログラムを映しながら、説明をはじめる。
「あんたの言うとおり、刹那はこの世界、ゲイムギョウカイの人間じゃねえ。地球っていう違う世界の星の人間だ。」
地球を映していたホログラムを切り替え、説明を再開する。映像には、村が映っていた。
「刹那が生まれた村は、名もない小さな山奥にある村だったんだがな?そこではある伝説があったんだ。」
俺はまた映像を変える。そこには白い髪をした人間の壁画が描かれていた。
「この村では白い髪の人間は忌み子といって滅びをもたらすと言われていたんだ。」
「それではこの子は・・・・。」
「ああ、ご察しの通り、コイツはその忌み子だったんだ。」
イストワールの嬢ちゃんは刹那の顔を見て驚愕している。とりあえず俺は説明に戻り、映像を切り替える。
「生まれた最初の時期は両親が村人から刹那を守ってくれたんだがな、母親が元々体が弱く、刹那を生んでから2年で死んじまった。まだ20歳だったのにな。そして父親は村人に濡れ衣を着せられ、殺された。肉片一つ残さず燃やされたよ。」
ホログラムには、刹那の父親が村人に竹槍で刺されながら剛火に焼かれている映像が映し出されている。その映像を見て、刹那は顔をしかめ、イストワールの嬢ちゃんは口を手で押さえている。だが、刹那の苦しみはここからだ・・・・。
ザルバサイド終了
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第22話、ようやく主人公の過去です。 | ||
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