第4話「前から思ってんけど、ドッジって・・・」 |
ネギが来て5日がたった。約1週間たったけど、よくやってる。今は、二人で職員室で休んでいる。すると、そこにしずな先生が声をかけてきた。
しずな「ネギ先生。いかがですか?実習の調子は・・・」
ネギ「いえ、まだまだです。」
しずな「まあ、杜皮先生から見てどうですか?」
ツバサ「俺が新人だった頃と比べると、よく出来てると思いますよ?」
ネギ「そ、そんなことないですよ。」
謙遜するネギ。すると、職員室に佐々木と和泉が駆け込んできた。
亜子「うわああ〜ん!!杜皮センセー!!」
まき絵「ネギ先生〜っ」
亜子「こ・・・校内で暴行が・・・」
まき絵「見てくださいこのキズッ!!助けて先生っ」
ネギ「え・・・えぇ!?そんなひどいことを誰が・・・!?」
ツバサ(きましたよこの展開・・・これは俺が止めに入らなきゃダメか・・・)
勢いよく出ていったネギの後を俺はゆっくりと追いかけた。途中でタカミチと会い、宜しく頼まれた。
俺が着いた頃には、事態はかなり進んでいた。
ツバサ(これは、ネギだと止めれないな。)
渋々と俺は、争っている輪の中に入り取り合えず神楽坂と雪広を抑える。
ツバサ「お前らもいい加減い落ち着け。」ゴチン
二人に取り合えず鉄拳をお見舞いした。
明日菜「痛〜!!杜皮先生酷いよ。」
あやか「そうですわ!!」
ツバサ「先に手を出したのはお前らだろ?お前達も、先輩の癖になんだ!!先輩は後輩を挑発してもいいのか?ネギのクラスは2-Aだ。学園長が決めたことだ。勝手にそっちにやるとか決めるな。」
英子「い、いえ・・・はい・・・ふんっ」
明日菜「で、でも杜皮先生、悪いのはアイツ等なんですよ。」
ツバサ「それでも、手を出したらお前の負けや神楽坂。」
ネギ「(や、やっぱりお兄ちゃんは凄いや。あっという間にまとめちゃった。)あ、あの・・・お兄ちゃん・・・ありがとう。」
ツバサ「ま、こういうもんだ。」
さてと、取り合えず喧嘩は収まったな。ったく、ウチのクラスも相手のクラスの連中も、見た目は完璧なのに何でこうも喧嘩越しなんだか。おっと、そろそろ授業の準備だな。
ツバサ「んじゃ俺は戻るから。お前らも遅刻するなよ。」
俺はネギ達に手を降り、職員室に戻った。次のクラスは確かウチのクラスだったな。俺は屋上に向かった。すると、扉の向こうで何やら言い争ってる声が聞こえる。
明日菜「・・・くっ!!あんた達わざとでしょ!!あんた達隣の隣じゃない!!わざわざ中等部の屋上に来るなんて!!」
英子「へ〜、今度は言いがかり?流石お子ちゃまね〜♪」
明日菜「何ですって〜!!」
まき絵「ひど〜い!!」
裕奈「高校生のくせに〜!!」
ツバサ「おいお前ら、いい加減にしろよ?そんなに勝負したければ、スポーツで決着をつけな。」
こうしてウルラスvs女子2-Aとの戦いが始まった。競技はドッジボールだそうだ。
ツバサ「ところでお前達は参加しないのか?」
エヴァ「何で私があのような競技に参加しなくてはならない。」
真名「私もだな。」
ツバサ「なら仕方ない。朝倉と裕奈に大河内や宮崎には後でご褒美をあげるか。」
俺がそう言うとエヴァと茶々丸、そして龍宮に長瀬に桜咲が驚いた。
エヴァ「待てツバサ!!今のはどういう事だ!!」
ツバサ「今のって?」
エヴァ「とぼけるな!!参加して勝てばご褒美って言ったろ!!」
ツバサ「言ったね。だって、参加しているんだから何かご褒美あげたいじゃん?」
エヴァ「なら私も参加するぞ茶々丸!!」
茶々丸「ツバサさんに勝利を届けます。」
真名「では、私も参加するかな。」
楓「いくでござるよ真名。」
刹那「負けられないな。」
こうして、参加していなかった人物も参加し、結果は分かる通り快勝です。しかし、ウルラスの英子は負けたのが悔しいのか、神楽坂を後ろからボールを当てようとしていた。
ツバサ「仕方ない!!この力はまだ出したくなかったが・・・」
俺は、剃で英子と神楽坂の間に割り込んだ。見事に俺にボールが当たる。しかし、それは問題ない。
ツバサ「お前ら・・・試合は終了しただろ?なのに勝手にロスタイムとか言いやがってよ。許されると思ってんのか!!あぁ!!!!」
俺は足下に転がっていたボールを掴み、英子達目掛けて投げた。当てるつもりは元々ない。英子の横を素通りしたボールは、後の壁をぶち破った。余談だが、英子達の服もきれいサッパリ無くなっていた。すみません。
「「「キャー!!何よこれ〜!?覚えてなさいよ〜!!!!」」」
あちゃ〜・・・後で新しい服を持って謝りに行かないと。こうして喧しい騒動は収まった。それから翌日・・・
ツバサ「昨日は大変だったな。」
先生「杜皮先生、ウルラスの生徒が訪ねてきてますよ?」
ツバサ「ウルラスの?」
俺は廊下に出た。すると、英子達3人がいた。
ツバサ「どうしたんだ?」
英子「・・・先生、私たちの裸を見ましたよね?」
ツバサ「そ・・・それは・・・」
英子「別に先生だったらいいです。ですが、私達3人・・・責任とってくださいね///」
ツバサ「なんでそうなるの〜!?」
こうして俺に新しい彼女候補生が誕生してしまった瞬間であった。因みに・・・見事勝利した彼女候補達は、全員を名前で呼ぶことになったのと、又追いかけられることになっていたのであった。
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