真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
私達はもっと強くならなければならない
ご主人様を取り戻すため……
響窃を打ち倒すため………
我々は管理者達との修行を開始した!
四節 ?前人未踏の修行?
愛紗「はぁっ…………」
華雄「ふぅっ…………」
春蘭「はぁっ………………」
私達は今『気を溜める』修行をしている
というのも…………
貂蝉『まず【気】を操れないと先に進めないのよん
だからまず【気】について体に叩き込みましょん!』
……と仰り私と春蘭や華雄、恋、霞、凪、思春、明命、雪蓮殿、華琳殿、鈴々、翠は次の段階の『気を溜める』修行に移ったのだが………
蓮華「くっ………ぬぬぬっ……」
祭「むっ!?………くっ……」
秋蘭「ふっ…………っ!」
残りの者は『気を操る』修行をしている
気を操れないと気を溜めたところでその殆どが体から放出されてしまうかららしい
卑弥呼「そうじゃ、蓮華殿その調子じゃ
……むっ?小蓮殿、もう少し集中するのだ」
小蓮「もー!難しいよー!」
『気を操る』修行とは響窃の『幻龍破』のように掌の間に気の塊を作り出す修行だ
今はまだ慣れていないためそれなりの集中力がいるのだ
卑弥呼「いや、まだ良い方だぞ
流石大陸を治める者たちだ
すぐに習得するのぅ、がっはっはっ!」
小蓮「うまくいかないってばー!」
…………小蓮殿は始まりから嘆いていた
蓮華「小蓮!いい加減にしなさい!
一刀を助けたくないの!?」
小蓮「それはそうだけど…………」
流石蓮華殿、姉とは素晴らしいものだ
桃香「えーん、愛紗ちゃ?ん
うまくできないよ??」
…………今のは聞かなかったことにしよう
それより……………
愛紗「貂蝉殿、此処は何処なのだ?」
貂蝉「此処は『次元の狭間』というところよん
お師匠様が話していたじゃない♪
此処は私達管理者が主に拠点としている特殊な空間でぇ、時間の流れが通常の1/4なのよん♪」
愛紗「『次元の狭間』?」
卑弥呼「例えば次元の狭間で一日が経っているとするならば
普通の世界では六刻程しか経っていないのだ」
愛紗「な、なんと……」
卑弥呼「しかもな」
卑弥呼殿はニカッと笑い近づいてきた
貂蝉「私達の術により更に時間の流れが遅くなったわよん♪」
愛紗「どれくらいなのだ?」
卑弥呼「儂等の術により半日経ってもたった一刻しか経っていないのだよ!
がっはっはっはっはっ!」
愛紗「な、なに!?
つ、つまり二倍にまでなったのか!?」
貂蝉「そういうことよん♪」
そんな事ができるのか……………
卑弥呼「さぁ、愛紗よ
修行を再開するのだ!」
愛紗「むっ!そうだな」
私は修行を再開した
……………それから六刻………………
卑弥呼「ふむ、大分良くなってきたようじゃな」
華琳「今六刻経ったのだから向こうでは半刻しか経っていないのかしら?」
貂蝉「そういうことよん♪」
卑弥呼「では、本題に入ろうかの」
翠「本題?」
貂蝉「今までのは基礎よん
これからが実戦で使う上級者の気の使い方よん」
凪「気の使い方………」
卑弥呼「そうそう、忘れておったわ」
貂蝉「凪ちゃんにはぁ、これから指導の方にもまわって欲しいのよん」
凪「じ、自分がですか!?」
卑弥呼「凪はこの中で一番気の使い方がわかっておるからの
現に凪は『気弾』ができる」
凪「………わ、分かりました!
精一杯頑張ります!」
貂蝉「そのいきのよん♪」
雪蓮「で、その気の使い方ってどんなのなの?」
卑弥呼「主に『気弾』『吸気』『空立』『空走』『龍走』、あと『癒療』などがある」
蓮華「聞いたことのあるものと聞いたことのないものがあったわ」
貂蝉「まずは『気弾(きだん)』ねん
『気弾』とはその名前の通りで気を弾として放出する攻撃型の気よん」
秋蘭「ふむ、これは簡単そうだな」
卑弥呼「次に『空立』
これは一度説明したから省くぞい」
蒲公英「宙に浮くやつだよね」
卑弥呼「次は『吸気(きゅうき)』
敵の気弾や気の攻撃を自分の気として吸収する補助型の技だ
これはこれからの戦闘で必要不可欠になる」
凪「気を吸収する………」
卑弥呼「そして『龍走』と『空走』
この二つの会得が難しい
『龍走(りゅうそう)』は気を使い超高速で近づくことができる移動術だ」
紫苑「気を使った移動術ですか……」
卑弥呼「『空走(くうそう)』も気を使う移動術なのだが
空走は気の跳ね返りを使いあたかも瞬間移動したかのように移動するものだ
難易度は高い」
穏「響窃が行なってた瞬間移動はこれだったんですか??」
卑弥呼「いかにも」
貂蝉「そして『癒療(ゆりょう)』
気の力を使って体力や傷口を回復するものよん
華佗ちゃんは会得しているわん」
桔梗「体力の回復は長期戦で使えるのぅ」
貂蝉「皆には今挙げた物を習得してもらうわよん」
うむ、一筋縄ではいかなそうだな
雪蓮「………待ちなさいよ、貂蝉」
雪蓮殿は貂蝉殿を呼びかけた
貂蝉「あらん?何かしらん?」
雪蓮「まだ教わりたい事を教えてもらってないわ」
その時の雪蓮殿は獲物を逃さないかのような眼をしていた
まさにそれは…………
虎だった……………
卑弥呼「教わりたい事とはなんだ?」
雪蓮「響窃が行うような攻撃型の気の使い方よ」
華琳「確かに響窃の『死の閃光』や『幻龍破』といった攻撃ができなければ幾ら気の使い方を学んでも意味がないわ」
貂蝉「お師匠様ん…………」
卑弥呼「うむ…………」
蓮華「まさか………教えれないの?」
貂蝉「そういう訳ではないわん
けどねぃ………」
秋蘭「何か問題でもあるのか?」
卑弥呼「ああいった類の気の技は今のままでは会得は出来んのだ」
霞「なんでや?」
貂蝉「許容量の問題ねん…………」
斗詩「許容量…………ですか?」
猪々子「どういう意味??アタイ良くわかんねぇよ、そういう難しいの」
貂蝉「響窃ちゃんがする『死の閃光』や『爆源花』は気の消費量がとてつもなく大きいのよん
今皆の気の許容量では使用できないのよん、残念だけどねぃ」
思春「つまり今の我々では気の最大値が低い為そういった技が使えないと………」
卑弥呼「そういう事だ」
凪「確かに気弾を何十発を撃つのにはかなりの体力を消耗します」
卑弥呼「許容量の最大を100とするならば今の凪でも30より低い
更に凪以外の者達は最高でも20位であろう」
華琳「因みに響窃の許容量は?」
貂蝉「響窃ちゃんは許容量の最大値を超えているわん
およそ130かしらん……」
秋蘭「な、なんと………」
卑弥呼「『死の閃光』はおよそ25ほど消耗する
我々はそれをする場合気力が足りんのだ」
詠「それじゃあ、いつまで経っても響窃を倒すこともできないし
あの馬鹿を助け出せないじゃないのよ!」
貂蝉「でも安心してん♪」
雛里「??どういう事ですか?」
貂蝉「先程挙げた気の使い方を修行して会得していけばぁ
自然と気の最大値が大きくなっていくのよん♪」
月「だから教えられないんですね」
卑弥呼「そういう事だ
更に言えばの…………」
卑弥呼殿は少し難しい顔をされた
卑弥呼「実はああいった技は自分で試行錯誤をして自分で生み出すものなのだ
つまり………」
翠「つまり?」
卑弥呼「我々は『技の作り方』は教えられるだけで『技を教える』ことは出来んのだ」
春蘭「むぅ………」
蓮華「だけど何か切欠があれば出来そうね」
貂蝉「技ばっかりは自分で頑張ってもらうしかないわん」
雪蓮「分かったわ
急かしてごめんなさいね、貂蝉、卑弥呼」
卑弥呼「現状が現状じゃ
切羽が詰まっているからのぅ」
貂蝉「ひとまず修行再開しちゃうわよん!」
全員「「「「おぅ!!!!」」」」
我々は次の修行を開始した
卑弥呼「そういえば貂蝉よ」
貂蝉「何かしらん?お師匠様ん」
卑弥呼「『あ奴ら』からは何か連絡はないか?」
貂蝉「今こっちの向かっているそうよん」
卑弥呼「ふむ、そうか………
やはり響窃の事になれば否定肯定などと言っている場合ではないということじゃな」
貂蝉「でしょうねん
何より〃〃ちゃん自身、責任というものがあるしねん」
卑弥呼「〃〃が封印したからのぅ」
貂蝉「まだこちらに来るのは時間が掛かってしまうそうよん」
卑弥呼「あまり気長に待てないのだがな
響窃がまた何かやらかさなければ良いのだが…………」
この卑弥呼の発言は最悪の形で当たってしまうことになる………………
……終……
説明 | ||
響窃の疑問をとりあえず解決した愛紗達は ようやく修行を開始する 響窃に対抗するために行う 管理者達との修行とは? |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1487 | 1387 | 6 |
コメント | ||
精神と時の部屋みたのがでてきた!チートするぎるがチートでもないと勝てないものなぁ・・・;;(nao) | ||
タグ | ||
真恋姫†無双 北郷一刀 | ||
hoiさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |