リリカル東方恋姫 第六話 『やられる前に殺る! これって常識?』 |
「試合開始」
その言葉に二人は動く。
人形は一瞬にして相手との距離を詰め、双剣を振りかざす。
少年は体中に気と魔力を巡回させて肉体を強化し、木刀を横に振るう。
カッキーーーン!!
二本の剣と一本の木刀が衝突し、停止する。
ギリギリと音を立てて、二人は剣に力を入れる。お互い一歩も引かない。
一刀は左に持っている銃をチャチャゼロ向けた。
「チッ」
撃たれる瞬間、チャチャゼロは後ろの飛び回避するが、一刀は加速して居合いを詰め、突きを放つ。
「ハッァァア!」
「ナンノ!」
双剣をクロスさせて突きをガード。
しかし、
「秘剣「紫電絶華」! ハァァアア!」
一刀は止まらず、スペカを宣言。連続で突きを放ちながら突撃してくる。
止まらない連続突きにガードが破れかかる。
「早速スペカ宣言カ、ナラコチラモ・・・・」
連続突きのタイミングを計ってガードを解除し、突きを避けて一刀に近づきスペカを発動させる。
「暗器「黒田坊の黒演舞」」
チャチャゼロの裾や腕などから数十本の刀剣が飛び出し、剣先が一刀に襲う。
「おっと!?」
一刀は後ろに飛んで回避する。
「今のはあぶなかった・・・・」(汗)
「ケケケ・・・ビビッタカ御主人」
「くそう・・・そのスペカはマジで心臓に悪いよ」
「ソラー暗器ダシナ。ケケケ」(ドヤ)
「かわいい顔して腹立つなぁ。だったら、北郷流閃術・層射」
銃弾から無数の弾丸がばら撒かれ弾幕となる。
「ソンナ物デ俺ハ倒セナイゼ」
低空移動で弾幕を避けて居合いを詰める。
しかし、
「雪符「闇の吹雪」」
「!?」
弾丸を避けた瞬間、黒竜の銃口から闇を纏った吹雪が放たれチャチャゼロを襲う。
回避が少し遅れてしまい体の右半分が凍った。
チャチャゼロは一刀の横を通り過ぎ距離を取る。
「さっきのお返しだ♪」
「ケケ、ヤルジャネーカ御主人」
チャチャゼロは体内にある魔力炉を高め、流れる魔力を促進させる。
促進した魔力は体の温度を急激に上げて、氷はシュゥゥウウウと溶ける。
また、魔力が巡回された結果、さらに強くなった。
「ダガ、勝負ハマダ始マッタバカリダ御主人」
「そうだ・・・な!」
お互い距離を詰めてゼロ距離で攻撃する。
チャチャゼロは双剣を乱舞して振り回し、一刀は木刀と銃で対抗。
隙ならば銃弾を撃つが双剣で銃身をさばかれ、弾丸は空中へと飛ぶ。
斬って、撃って、避けて、弾いて、また斬ってをの繰り返えす。
「まさかこれほどとわ」
パネルの上に置かれた真紅は一刀とチャチャゼロの戦いに驚愕していた。
それと同時に、
「私、あなたの側にいていいのかしら…・・・」
一刀の強さをを見て自分は必要ないのではと思う。
だが、それでも彼の側にいたい。
彼が大切なものを守るために血で汚れないよう自分が代わり汚れるために。
それが真紅の十字架という罪を背負った彼女の罰なのだから。
ゼロ距離での連続攻撃中、一刀が前に出る。
「ハッァ!」
一刀は木刀を持った右手で殴りかかる・
チャチャゼロはその右手を切ろうとするがシルバースキンの特性である攻撃の遮断により弾かれる
拳はチャチャゼロの当たりチャチャゼロは後ろへ飛ばされた。
飛ばされた衝撃で双剣の干将『血』、莫耶『骨』を手放す。
「チッ、速射「音速刀剣発射」」
チャチャゼロの腕から複数の大剣や刀、ナイフなどが音速で発射された。
一刀は弾丸や木刀で打ち落とすが、一本のナイフが黒竜に当たり拳銃は後ろへ飛ばされた。
「あっ!?」
「余所見ハ禁物ダゼ」
チャチャゼロは斬馬刀を出し、両手に持って大刀を振りかざしながら突撃する。
一刀は連続でスペカを宣言する。
「強化「ドラグラー・ナグル」! さらに強化「セカン・ナグル」! もうひとつおまけに強化「サーズ・ナグル」!」
一刀は強化術を使い、さらにギアを二段、三段と上げ、身体能力をアップさせる。
両手で木刀を持ち振り下ろされた斬馬刀を受け止める。
それでも、
「お、重い・・・・;」
子供になって身体能力が低下しても、強化術を使えば軍隊(Aクラスの魔導師10万人)と戦える。
しかし、チャチャゼロのパワーは伊吹 萃香と同格で、さらに斬馬刀の重みには強化した肉体には耐えづらかった。
(だが、この距離なら・・・・・)
「シルバースキン・リバース!」
シルバースキンが六角形のチップに分解し、チャチャゼロを包んだ。
シルバードスキンの特性の応用で相手に拘束服を着せることができるのだ。
しかし、
「空蝉」
チャチャゼロは空蝉を発動しシルバースキン・リバースを回避した。
「おい! なんでお前が空蝉が出来るんだ!? それは汚い忍者の技だろうが!」
「昔、ノブオヲ脅シタトキニ教エテモラッタンダ。ケケケ・・・」
『紅白巫女ト金髪幼女ノ下着ヲ盗ンダ事ヲ幻想郷中二バラサレナカッタラ、ナニカ寄越セ』
『わ、わかった。だからこのことをブロントたちに言うな。でなきゃぁ紅白巫女にマジで殺される・・・・;;』
「ッテナ」
「・・・・・なにがあったか知らないが忍者は最低。俺の忍者に対する高感度が下がりぱなしだ。だが、そんな忍者を脅すお前は最悪だな。最悪。さすが殺戮人形、最悪」
「ケケ、最悪ハ褒メ言葉ダ。刃操「ハローブラックネス」」
チャチャゼロから禍々しいオーラがあふれ、オーラは数十ほどの腕に形になり、その腕は落ちていた干将『血』と莫耶『骨』、速射「音速刀剣発射」で発射され地面に刺さっていた複数の刀剣を掴んだ。
「勝負ヲツケヨウゼ御主人」
「…のぞむ所だ! 戦闘準備「戦いの旋律加速二倍拳」!」
一刀はスペカを宣言し強化魔法を発動させた。
肉体の強化に加え対物魔法障壁を纏い、反射神経、機動力を上げた。
二人は同時に動き、縮足で居合を詰める。
「ハァァアアアア!!」
「ケケケケケケケ」
一刀は木刀を上段に構え、チャチャゼロは笑い、二人は自分の居合いに入った瞬間スペカを宣言した。
「恐怖「殺人鬼一家のホームパーティー」!!」
「北郷流剣術奥義・蒼天演舞の太刀!!」
チャチャゼロが操っている複数の刀剣が一刀に襲いかかり、一刀が一振り振り下ろした木刀から、無数の蒼い斬撃が放たれ、チャチャゼロと操っている刀剣に襲う
ドッカーーーンンンン!!!
刀剣と斬撃は衝突し、一刀とチャチャゼロは互いに後ろ向きになっていた。
そして、
「勝負あったな…」
「アァ…」
パッキーン!
双剣の干将『血』と莫耶『骨』を除いた刀剣がすべて破壊された
これにて試合は終了し、勝負は一刀の勝ちであった
「で、どうだった真紅。俺の技や魔法とか?」
「すごかったわ〜 一刀たらめきゃくちゃ強くてかっこいいし、私さらに貴方に惚れちゃったわ♪」
「アハハハ、ありがとう真紅」
試合を終えた一行はまたカフェテラスでお茶していた。
「ところで、技とか魔法とか使ったときのあのしゃべり方ってなに?」
「ん? スペカのことか?」
「スペカ?」
「そう、スペカ。スペルカードの略称でね、ある世界で強いモノ同士が戦う場合に、必要以上に力を出さないようにする為の決闘ルールで使うものさ」
一刀はテーブルに数十枚のカードを置いた。
「こいつに自分の得意技を記したお札「スペルカード」を持って対決するんだ。俺は今まで覚えた技や魔法を全部スペカ式にしているんだ。ちなみに決闘では必ずカードを掲げて宣言しなくてはいけないんだ」
「へえ〜」
真紅はまじまじとカードを見る。絵柄には先ほど使った技や魔法のイラストが入っていた。
「ならチャチャゼロもスペカ持ってるの?」
「オウ」
チャチャゼロはスペカを取り出して見せる。
絵柄はどこか物騒なもので、血が噴出しているモノがった。
「なんか怖いわね・・・;」
「ソラー俺ノスペカダカラナ」
「スペカは己の自己表現であり、自分の中を全てを出し切る言葉みたいなものかな。だからスペカの性能にいちゃもんを付けるのは失礼だよ」
「わかったわ。・・・・・・・にして自分の全てね〜」
(真名みたいなものかな?)
その後、一刀は別荘や工房で必要なものをリストでまとめ、外とのネット回線や軍事コンピュータの接続(軍事秘密など知ったことか)、機材の運転で武器や道具、四次元棺を改造した。だが改造中、一刀はなにやら怪しげな笑いをだしたり、「ついでにブラックホールエンジンも・・・サイコフレームも捨てがたい」とメタで物騒な単語をこぼしたりと真紅は汗を流した(チャチャゼロは慣れているので気にせずワインを数本飲んでいた)。
一日かけて作業が終わり、別荘から出た。
外は一時間しか立っておらず、現在午前6時ごろである。
「さてと、改造した道具や武器の試しとしてまずは・・・・・・・・・・・・・
命を蔑ろにして戦争を続ける馬鹿な指導者たちにでも使おうかな」
白の魔王以上の笑顔であった
「あっ、たしか真紅の話で管理局の上層部もけっこう黒かったっけ、まずはそいつらを実験体にしようっと♪」
「ちょっと、まってーーーーー!!! たしかに管路に闇の書の周りを掃除をお願いされていたけどなぜそうなるのよ! まじで管理局と戦争する気!! てか、軍事コンピューターに接続したときに何を見たのよ!? あと笑って怒るのをやめて! 顔が白い魔王以上よ!!!」
「オイ、御主人」
「あっ、チャチャゼロも一刀を止めt―――」
「戦争スルナラ俺モ連レテケ。俺ノ獲物タチガ血ヲ欲シガッテルンデナ」
干将『血』と莫耶『骨』を取り出して刀身同士を擦る
「あんたもかーーー!!!」
真紅のツッコミが炸裂するなか一刀は狂ったように笑う
「ふっははははは、汚物は消毒だーーーー!!!」
「一刀のキャラが崩壊したーーーー!!??」
その後一刀は、朝飯を作ろうと起きてきたはやてによって正気が戻った
「俺はいったいなにを!?」
つづく
あとがき
真紅「参式ー! よくも一刀のキャラを崩壊させたわね!! 覚悟はできるわよね!!!」
参式「暴力反対! だってギャグ要素がほしくてボボボーボのことを考えたらしたらこうなったんです!」
真紅「銀魂よりも混沌しているギャグマンがを入れるなー! ボボボーボ要素を入れたら確実にカオスになるじゃない! おかげで私がツッコミ役をやる羽目になっちゃったじゃないのよ!」
参式「しょうがないでしょう! まだ、リリカル三大ツッコミ役の一人が登場してないんだし。まだ常識人である、あなたしかいなかったんです!」
真紅「それでもツッコミ役は嫌よ! それに原作なら私ってボケ担当で常識を考えていないフリーダムな性格だったでしょうが! アホなことをするのが仕事なのよ!」
参式「自分からボケっていったよこの人!?」
真紅「いいから、さっさとツッコミ役を出しなさい! 一刀のキャラも元に戻しなさい! わかった!!」
参式「あーもう、わかったわっかた。8話目くらいにはツッコミ役の紅い幼女騎士を出すからそれまでツッコミ役をお願い。ツッコミがいなきゃギャグが成立しないし」
真紅「むしろシリアスでやってほしいんだけど?」
参式「やだ。シリアスよりギャグがいい」
真紅「ぐぬぬぬううう・・・・はぁ、分かった。ツッコミがくるまでツッコミ役をやるわ。そもそもわたしシリアスよりギャグのほうがいいし」
参式「なら言うなよ、まるで駄目な女略してマダオ」
真紅「・・・・・」無言で南海覇王剣を手にかける
参式「ミスwwww 貴女ほどに仕事ができる人はいませんwwww 小麦色の肌は濃艶さwww 長年の経験と熟したそのかr――」
真紅「死ね」
ブッシャー(血が飛び散る)
【作者が死亡しました】
チャチャゼロ「ケッ、キタネー花火ダ」
宝慧「ほんとだな」←XXXさんからチャチャゼロがかってに持って帰ってきた
宝慧「ところで此処の兄ちゃんはどうした?」
チャチャゼロ「御主人ナラキャラ崩壊ノショックデ別荘デ篭ッテルゾ」
宝慧「まぁ、兄ちゃんならだいじょうぶだろう。ところで何で俺を誘拐したんだ? 俺の美貌に惚れた口かい?」
チャチャゼロ「イヤ、唯、同業者ガ欲シカッタダケダ。此処ノオマエト本体ノ登場ハマダマダ先ダシ、捨テラレタ所ヲ偶然キャッチシタダケダ」
宝慧「おうおう、かわいい顔して言うじゃねーの。よし! 今日は兄ちゃんの話をつまみに朝まで飲みまくろうぜ」
チャチャゼロ「ケケケ、ワカッテルナー。流石同業者ダ」
チャチャゼロと宝慧は朝まで酒を飲みました
ちゃんちゃん♪
XXXさん。かってに宝慧を借りてすいません
あとで、チャチャゼロ言ってに返しますので
ほんとうにすいません
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ついに一刀の技が炸裂 チャチャゼロの最悪な一面も・・・・!? それでは第六話をどうぞ |
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