真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第十八話 タコ撃退 |
海へ来ていた六課メンバーの前に現れたのは巨大なタコ
フェイトとはやてが掴まってしまった
なのは達はタコを撃退出来るか?
ヴィータ「打撃が効かねぇなら!!!」
ヴィータはタコに突っ込む
ヴィータ「アイゼン!!!」
アイゼン【カートリッジロード!】
ヴィータ「フランメ・シュラーク!!!!」
高温の打撃をぶつける ヴィータ
タコ「ちゅ!!!」
しかし、その前に足を鞭のように振り回し、ヴィータを叩き落とす
ヴィータ「ぐわっ!!」
シグナム「ヴィータ!!」
ティアナ「クッ どうすれば………………………」
六課が苦戦しているのを楽しんで見ている人物が1人
クアットロ「フフフフフフ、意外と使えるわね〜 あのタコ」
スカリエッティの部下である戦闘機人のクアットロである
クアットロ「まぁ精々頑張ってね〜」
彼女が黒幕だった
彼女が羽織っているシルバーケープにはステルス機能が在り、六課にバレることなく、観察できる
そして、彼女は自信のIS ((幻惑の銀幕|シルバーカーテン))でタコの知覚を騙しているのだ
六課のメンバーを海を汚す人間と認識させ、襲わせているのだ
クアットロ「まぁ所詮はタコ。これで勝てるなんて思わないけど、出来るだけアイツらを嬲ってね〜」
私の手でズタズタにしたいけど、他のもの使って嬲るのも好きなのよね〜
クアットロ「フフフフ、本当にいい暇つぶしだわ」
機動六課…………私のおもちゃにするのには丁度いいわ
クアットロ「でも私は最後の最後に、そのおもちゃを壊すのが楽しいのよね〜」
クアットロはニヤける
どうやら、警戒するべき敵はスカリエッティだけではないようだ
クアットロ「さ〜て、どうやってこの危機を乗り越えるのかしら? それともタコに殺される? まぁそれはそれで面白いけどね!!! フハハハハハハハハ!!!!!!!!」
クアットロが高笑いをしても、彼女の存在に気づけない六課
なのは「私の砲撃が効かない……………………なら!!!」
なのはは、ディバインソーサーでタコの足を切断しようとする
タコ「チュチュ!!!」
しかし、ディバインソーサーの弱点を見破られたのか、真上から叩き割られる
なのは「クッ!!!」
シグナム「レヴァンティン!!!」
レヴァンティン【カートリッジロード! シュランゲフォルム!】
シグナム「飛竜一閃!!!」
連結人がタコを切り裂くが、やはり通じない
シグナム「やはり無駄か」
アマル「………………………………………………」
アマルは影を棘のようにして、タコに刺す
タコ「ちゅ? ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
痛かったのか、タコは怒り、アマルを狙う
アマル「………………………………………………」
アマルは静かに構える
タコ「ちゅ!!!!」
足でアマルを叩き潰そうとする
ルナ「舐めないで!!!!」
タコの足全てにバインド掛ける ルナ
タコ「ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!」
しかし、腕力で壊される
ルナ「そんな……………………………」
タコ「ちゅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!」
タコがアマルに襲い掛かる
カイト「エレガントブリザーネ!!!!!」
タコの足が全て凍る
全身が青いバリアジャケットを纏ったカイトが来ていた
カイト「はぁ!!!!」
ウィザード(長柄双刀)で、凍った足を切断していく
そして、フェイトとはやては落下する
シグナム「主はやて!!」
はやては、シグナムにキャッチされる
カイト「フン」
フェイトは、カイトが抱きかかえる
フェイト「う、う……………………こ、ここは?」
目を覚ました フェイト
彼女はカイトにお姫様抱っこされている状態だ
フェイト「カ、カ、カ、カ、カ、カ、カイト!!!!!
目を覚ますと、すぐそこにカイトの顔が在った為、驚く フェイト
カイト「暴れるな! 落されたいのか!!!!」
フェイト「ご、ごめん」
カイト「さっさと、バリアジャケットを纏え」
フェイト「………………………バルディッシュ」
バルディッシュ【セットアップ!】
フェイトがセットアップすると、手を離し、フェイトから離れる
フェイト「これ、どういう状況?」
カイト「知らん、そもそも貴様は奴に捕まっていたではないか」
フェイト「そうだ、何かに引っ張られたんだ」
タコ「ちゅぅぅぅぅ!!!!!!!」
全ての足を無くしたタコは墨を吐く
カイト「む!」
フェイト「墨!!」
カイトとフェイトは互いにプロテクションで防ぐ
カイト「全く、面倒な」
ウィザード【カートリッジロード!】
カイト「ブリジネットザンバー!!!!」
氷結と流水の魔力を混ぜ合わせた斬撃を飛ばす
タコに斬撃は効かないが、カイトの斬撃は凍らせてから切り裂くので、タコにも有効である
タコはズタズタになっていく
タコ「ちゅ! ちゅ! ちゅ!」
タコは海に潜っていく
恐らく逃げるのだろう
カイト「ウィザード!!」
ウィザード【カートリッジロード! グリープフォーム!】
長柄双刀の刃が弾け飛び、片方から逆V字型の魔力刃が出現する
カイト「はぁ!!!」
カイトはウィザードを投げる
ザシュッ
タコ「ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
なのは「タコを切り裂いた!?」
グリープフォーム時のウィザードの魔力刃は超高速振動しており、切断力は尋常ではない
形的には槍だが、形式的にはチェーンソーに近い武器である
タコ「ちゅぅぅ!!!!!」
タコは急いで海に潜ろうとする
どうやら逃げるようだ
カイト「逃がさん!!」
投げられたウィザードは、カイトの手元に戻ってくる
カイト「止めを刺してやる!!!」
フェイト「ダメだよ!」
フェイトは、カイトの腕を掴んで止める
カイト「何を甘いことを!! 奴が仲間を呼んだらどうするつもりだ!!!」
フェイト「確かに私は襲われたけど、こうして生きてる! カイトに助けられて生きてる…………そう簡単に命を奪おうとしないで」
カイト「……………………………………………………」
フェイト「例え動物でも、不用意に殺めたくないし、殺めさせたくない」
カイト「フン」
カイトはウィザードを待機状態に戻し、乱暴にフェイトの手を振り払う
はやて「う……………ううん」
シグナム「主はやて!」
ヴィータ「大丈夫かよ! はやて!!」
はやて「あれ?ウチは………………」
はやても意識を取り戻したようだ
なのは「取り合えず、状況説明するね」
なのはから、状況を聞き、漸く頭がフル回転する はやて
はやて「なんやて!! タコに捕まって、カイト君に助けられて、フェイトちゃんがお姫様っ抱っこやて!!!」
なのは「はやてちゃん、声が大きいよ」
はやて「お姫様抱っこやて!!!!!!」
なのは「そこに注目するの!?」
はやては、カイトに向かって走り出す
はやて「カイトく〜ん!!」
カイト「ん?」
自分の名前を叫びながら走ってくる はやてを発見する カイト
はやて「ウチもお姫様抱っこプリーズ!!!!!」
はやては、カイトに向かってダイブ
カイト「…………………………………………」
カイトは無言で避ける
はやて「グギャッ!!!!」
地べたにキスをする はやて
カイト「マヌケが」
そんなはやてを放っておく カイト
それを見て、苦笑いをする六課メンバー
何はともあれ、一件落着…………………………か?
クアットロ「ふ〜ん、あれが天城カイトか」
中々面白そうな男ね
クアットロ「私の手でバラバラに引き裂きたいわね〜」
狂気がまた1人
次回は地球へと赴きます
漸く原作に戻ります
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これで海編は終りです | ||
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