真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第二十話 久々の寛ぎ |
はやてが思い出深い場所に行っていたころ、なのは達は翠屋に来ていた
ティアナ達フォアードからしてみれば、英雄とも言える なのはの親が喫茶店をやっていることに驚いた
また、なのはの両親である士郎・桃子、そして姉である美由紀も、突然帰ってきた なのはに驚いた
地球は管理外世界の為、連絡方法があまり無く、滅多に会えないのだ
今回は1年半ぶりとなる
士郎「いや〜 前に在ったのは1年ほど前だが、ますます大人の女性になっていくな」
なのは「お、お父さん!! 恥ずかしいから、そういうのは止めてよ!!」
桃子「私も母親として、なのはの成長が嬉しいわ」
スバル(親バカだね………………………………)
スバルだけでは無く、ティアナやレインもそう思った
美由紀「なのはもそうだけど、フェイトも美人になったねぇ〜」
フェイト「い、いえ…………………私は別に」
美由紀「謙虚だね〜」
士郎「それにしても、今日は丁度いいタイミングで帰って来たな」
なのは「え?」
桃子「今日の夕方ぐらいに恭也がドイツから帰ってくるのよ」
なのは「へぇ〜 そうなんだ」
美由紀「久しぶりに高町家が揃うね」
なのはも恭也も互いに、何回かは帰ってくるのだが、なのはと恭也が揃ったことはない
実に3年ぶりの高町家集合である
なのは「お兄ちゃんは、忍さんと結婚したんだよね?」
桃子「ええ」
美由紀「そうそう、なのははもう叔母さんだよ」
なのは「へ?」
桃子「去年、遂に私もお婆ちゃんになりました〜」
笑顔でピースする桃子
なのは「それってもしかして…………………………」
士郎「ああ、恭也と忍の間に子どもが生まれたんだ」
美由紀「雫ちゃんって言うんだって」
桃子「可愛い、女の子よ〜」
なのは「へぇ〜 そうなんだ、今日会えるかな?」
士郎「忍も日本に来ると言っていたから、会えるだろう」
なのは「楽しみ〜」
なのはの会話を見ていたフォアード達は、なのはの豹変ぶりに驚く
自分達の前では、地獄を見せる鬼指導官
しかし、今のなのはは何所にでもいる女性だった
普通に両親との会話を楽しみ、姪が生まれたことを喜ぶ姿は、まさしく自分達と変わらない一般人である
アリサ「あ、居た居た」
すずか「なのはちゃん! フェイトちゃん!」
翠屋にアリサとすずかがやってくる
なのは「アリサちゃん!」
フェイト「すずか!」
アリサ「水臭いじゃない、帰ってきたんなら連絡寄こしなさいよ」
なのは「ごめん、一様任務で帰ってきたから」
フェイト「どうして私たちが翠屋に居るってわかったの?」
すずか「はやてちゃんに会って、教えてもらたんだ」
偶然にも はやてと出会ったようだ
アリサ「まぁ抑えているとはいえ、なのはやフェイト魔力を見つけるのに時間は掛からなかったでしょうけどね」
すずか「それで任務中って聞いたんだ」
アリサ「ついでにリミッターのこともね」
どうやら、はやてに詳しく話を聞いたようだ
なのは「そうだったんだ」
フェイト「アレ? じゃあ、はやては?」
すずか「もうすぐ来るよ」
はやて「ごめ〜ん、待たせてもたな」
噂をすればなんとやら
漸く はやて達と合流した
シャマル「すみません」
ヴィータ「どう考えてもコイツの所為だがな」
ヴィータはカイトを指差す
カイト「フン」
フェイト「カイトも一緒だったんだ?」
はやて「まぁね、それで一緒に翠屋に行こ! って誘ったら断られてな〜」
ヴィータ「だから無理やり連れてきたんだ」
なのは「相変わらずだね、カイト君」
最早 飽きれるしかなかった
カイト「フン」
アリサ「アンタ、全然変わってないわね」
カイト「そういう貴様は変わったのか? バニングス」
アリサ「あら? 覚えてたの?」
意外だったのか、驚く アリサ
カイト「貴様のウザったい面は一度見たら忘れん」
アリサ「何ですってぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
カイトの発言にキレる アリサ
すずか「アリサちゃん!! 落ち付いて!!!」
そんなアリサを諌める すずか
士郎「いや〜 賑やかだな」
桃子「そうね、やっぱり海鳴には、あの子達は必須ね」
娘と、その友達の成長を実感し、それでも自分達の知っているなのは達であることにホッとするバカ親
アリサ「所で、あんた達は何時まで地球に居るの?」
はやて「ロストロギアを捕獲したらすぐ帰らなアカンねんけど…………………」
なのは「そのロストロギアが何所に在るのかわからないから、お手上げ状態かな」
アリサ「そう、もし数日居るようだったら、うちにでも泊まりに来なさい」
はやて「そうやね、じゃあお言葉に甘やかせてもらうわ」
すずか「これだけ人数が多いと、家のお風呂より大浴場に行った方がいいかもね」
士郎「それなら近くの銭湯に行ってきたらどうだい?」
なのは「そうだね、そうしようか」
スバル「銭湯って何ですか?」
地球出身では無いスバル達は、銭湯が何かわからなかった
フェイト「簡単に言うと、大きいお風呂かな」
はやて「ミッドの風呂は狭いからな〜 多分スバル達では想像出来ひんやろ」
なのは「ミッドは温泉すら無いもんね」
アリサ「時間的にも丁度いい頃合いじゃない?」
はやて「ほな、さっさと入ってまおか」
なのは達は全員で銭湯に行くこととなった
カイト「………………………………………………………」
ガシッ×2
カイト「……………………何の真似だ?」
アリサとフェイトに挟まれて、腕を掴まれ、逃げられない状態にされる
アリサ「こうでもしないと逃げるでしょ? アンタは」
フェイト「そうそう」
凄い笑顔で迫られた カイト
カイト「…………………………………………………………」
抵抗は無駄と思ったのか、特に抗うこと無く、銭湯に行く
はやて「ここの銭湯、まだやってたんやね〜」
ヴィータ「懐かしいぜ!」
まだ、蒐集を始める前に来た事がある銭湯
実に10年ぶりである
なのは「それじゃ、料金を払うね」
銭湯の玄関を過ぎると、ドアが2つに分かれている
無論、男と女だ
カイトとレイン、そしてエリオは普通に男湯に向かおうとするが、
ガシッ×2
エリオ「え?」
エリオはフェイトとキャロに捕まる
フェイト「エリオはまだ10歳だからね、こっちでも大丈夫だよ♪」
エリオ「えぇ!? い、いえ、僕は男湯に!」
キャロ「別に女湯でもいいよね♪」
エリオの意見を無視する2人
エリオは、カイトとレインに助けを乞うが、
カイト「知らん」
カイトから無慈悲に突き放され、
レイン「いいな〜 まぁ頑張って来いよ!!」
レインからは謎のエールを送られた
エリオ「そんなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
エリオは女湯に連行される
〜男湯〜
レイン「うわ〜 これは広いな〜」
カイト「…………………………………………………」
思ったより客が多く、男湯は混雑していた
レイン「ん? 旦那、何所に行くんだ?」
移動するカイトに問う レイン
カイト「露天風呂だ」
レイン「でも、混浴だぜ? ああ、そういうことか、旦那も男だね〜」
カイト「バカが。混浴とわかっていて、入ってくる女が居ると思うか?」
レイン「いや、フェイトの姐さんはわからねぇぜ? あの人天然っぽいし」
カイト「そんなバカな事があるか」
しかし、レインの予想が当たることとなる
〜女湯〜
ティアナ「ひ、広い………………………」
スバル「凄いですね!!」
アマル「………………………………………………」
フォアード陣は圧巻されていた
なのは「懐かしいね」
フェイト「ホント、全然変わって無いね」
この銭湯は海鳴では有名であり、なのは達も利用していた
はやて「そうやな〜 昔はよくここに来てたもんな〜」
なのは「そうだね」
はやて「けど、変わったもんもある」
フェイト「え? 何?」
フェイトは辺りを見渡すが、何が変わったのかわからなかった
はやて「それはな………………………」
フェイト「それは?」
はやて「フェイトちゃんのお乳や!!!!」
フェイト「!?」
はやては、フェイトを越えるスピードで、彼女の後ろに回り込み、おっぱいを揉む
フェイト「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
はやて「昔はこんなに膨らんでなかった!!!! たかが数年でこの膨らみ!!!! 偽乳かどうか、ウチが調べたる!!!!」
なのはやフェイトの裸を見て、興奮が抑えられなくなった はやて
彼女がもし男だったら、とっくの昔に刑務所に入っていただろう
はやて「この柔らかさ、そして張りのある弾力………………………本物か!」
フェイト「もうっ!!!」
パチンッ
フェイトの本気のビンタが、はやての頬に決まる
はやて「グゲッ!!!」
吹き飛んだ はやては床に倒れる
なのは「はやてちゃんが悪いよ」
フェイト「もう…………………ん?」
なのは「どうかしたの?」
フェイト「ここ、露天風呂が出来たんだって!」
なのは「へ〜 そうなんだ」
露天風呂はつい最近 出来たばかり
なのは達が知らないのは当然
フェイト「行ってみようよ、なのは」
なのは「そうだね」
混浴と大きく書かれた文字が視界に入らなかったのか、2人は混浴に向かう
まさか、カイト達と鉢合わせるとは知らずに…………………
え?混浴イベントは次回ですけど、何か?
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昨日投降するつもりだったのですが、うっかり忘れていました 申し訳ない |
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