IS 2体の魔神皇帝 |
キャノンボール・ファストまで残り4日、翌月半ばには文化祭と忙しい時期になってきた。
文化祭の出し物のドラマの撮影も大方終ったが編集に少し時間が掛かっている。
一夏は今日も特訓に付き合わされたため編集が出来なかった。
一夏「レースに出ないのに何で俺まで毎回特訓に付き合わされるんだ?」
鈴「いいじゃないの。アンタのお陰でこっちは大分訓練になるし」
箒「よくないぞ。私と一夏は別件で結構忙しいのだが」
セシリア「本当にすいません。明日までは特訓に付き合ってくれませんか?」
一夏と箒は顔を見合わせながら困った顔をしている。
ラウラ「兄様には其処まで時間は割けないと思うが・・・」
シャル「ラウラ〜♪それより僕達で特訓しよ〜♪」
ラウラ「御免こうむる!そしていい加減にしろセクハラ女子が!」←ドロップキック
シャル「ウゲッ。もぉ〜一緒に特訓したって良いじゃない〜♪」
シャルはもうキャラ崩壊がしすぎだろう。ラウラに関しては・・・。
一夏「はぁ、明日までだぞ。それ以降は無理だ」
弾「すまねぇ。あっちで忙しいのは解ってるんだけどさ・・・」
一夏「まぁいいさ。弾とラウラ、シャル、セシリアが出る場面は撮り終えたし、
後は箒と魔神のほほんの出る場面だからな。編集に若干時間が掛かりそうだが」
弾「明日は日曜でアリーナも一日開いているけど・・・午前じゃなく午後に特訓に付き合ってもらうのはどうだ?」
一夏「それなら大丈夫だ。箒はどうだ?」
箒「構わない」
一夏は溜め息をつきながら建てていた予定を変更する。
清香「皆〜!そろそろアリーナが閉まるよ!」
清香の呼びかけでアリーナから出る一夏達。
弾「確か明日の午前中に撮影をするんだっけな」
一夏「あぁ。清香と箒、姐さん、布仏・・・もとい魔神のほほんが出て俺が撮影になると思う」
清香「鷹月さんは小道具と一夏の補助だっけ?」
一夏「あぁ」
セシリア「仕上がりが楽しみですわ」
弾、セシリア、ラウラ、シャルはキャノンボール・ファストへの特訓で余り協力出来ていない。
この行事が終れば本格的に参加することになる。と言っても一週間で撮影を終らせ、残りで編集をしなければ
ならないのでかなり忙しくなる。
鈴「へぇ〜アンタ達はドラマを上映するの?」
弾「鈴の所は喫茶店だっけか?」
鈴「えぇ。時間が出来たら見に行くわね」
弾「いや・・・止めといた方が・・・良いと思うぞ」
鈴は弾が苦い顔をしながらとめるので不信に思う。
鈴「如何してよ?」
弾「ホラー物だぞ」
鈴「ゲッ!?」
鈴はホラーが大の苦手である。弾が中学1年生の時、鈴が彼の家に泊りに来た事があった。
その時、ホラー映画を見てしまい夜中に便所にいけなくなったことがある。
一応弾が一緒について行ったのでやってしまってはいないが・・・。
しかしそれ以降怪奇物が駄目になってしまい彼女は怖いドラマや映画を一切見れなくなってしまった。
鈴「あの時みたいになるのは御免よ・・・」
弾「鈴お前は俺には逆らえないぞwww」
鈴「ああでもしないとトイレに行けなかったのよ!」
一夏「そんな事はどうでも良いとして・・・これからが大変だからな」
そして翌日、一夏、箒、清香、束、本音、鷹月は撮影をするため近くにある緑に囲まれた静かな湖にやって来た。
しかも早朝なので結構暗い。
一夏「箒と布仏はこれを着てな・・・」
箒「巫女服?・・・解った」
本音「ほ〜い」
束「髪の毛は結ばないで・・・此処に鬘と・・・を・・・」
湖での撮影が終ると今度は学園に戻り、一夏と箒の部屋で撮影を始めた。
外では丁度雨が降り出した。
一夏『始めてくれ』
箒「わかった。清香、頼むぞ」
鷹月「それじゃぁ本番行きます!」
昼前に雨は上がったがそれまでに撮影を終えることが出来た。
一夏「お疲れ。昼は俺が奢る」
箒「私は一夏の料理が食べたいな」
束「あー、私も!」
清香「いい?」
一夏「お前等も良いか?」
鷹月と本音も頷いて昼食は一夏の作った料理になった。
そして午後、一夏と箒、清香は弾達の特訓に付き合う為、アリーナへ来ていた。
一夏「お、来たな」
弾「すまん。遅れた」
弾達は一夏達に少し遅れてアリーナに来た。
一夏はスカルホースの飛行形態にスカルカイザーを展開して跨り、実践を想定した相手になる。
箒は障害物の役割をする。清香はタイム等を計る計測係だ。
清香「それじゃぁ始めるよ」
一夏「あぁ」
鈴「どっからでも掛かって来なさい!一夏!」
弾「お手柔らかにに頼むぜ」
セシリア「よろしくお願いします」
シャル「ラウラ〜頑張ろうね〜♪」
ラウラ「五月蠅い!」←シャルにドロップキック
箒「此方は準備出来てるぞ」
簪「頑張る・・・」
清香はパネルを操作しスタートのカウントダウンの準備をする。
清香「スタート十秒前!」
5秒前になるとカウントダウンの表示が開始される。
そしてスタートとパネルに表示され、全員が一斉にスタートする。
一夏は後方から射撃武装で全員を攻撃していく。
鈴「ホント危なっかしいわね!」
セシリア「之でも手加減しているらしいです」
弾「一夏の奴、もう少し弾幕減らしてくれよ!」
一夏は手加減しながらも相当の弾幕を張っている。
一夏「訓練にならんだろ!」
箒「そういうことだ!ギガントミサイル!」
障害物役の箒がシャルとラウラに向けてギガントミサイルを発射する。
ミサイルはシャルに直撃しラウラはシャルの後ろに隠れた為無傷だ。
シャル「いやぁぁぁぁ!!」
ラウラ「まだまだ!」
ラウラは次に先行していた鈴のスリップストームの中に入り込む。
鈴は何とか引き離そうとするがぴったり後ろに張り付かれている。
セシリア「隙ありですわ」
セシリアはラウラに意識が集中してしまっている鈴を攻撃する。
弾は3人が争っている隙に先頭に出て更に加速を試みる。
一夏「弾のやつ上手くなってるな。だったら」
一夏はライフルを取り出し、弾を狙う。弾も狙われていることに気がつき時折一夏の方へ注意を向ける。
箒は今度は一夏から渡されていたミサイルランチャーで攻撃してきた。一夏もライフルで全員を狙っている。
シャル「危ない!よっと!」
シャルはウイングルの運動性、機動性をフルに生かして回避運動をしながらも弾に迫る。
弾もマシンガンで牽制しながらシャルが近づけないようにする。そしてカーブを曲がり始める。
若干外へと押し出されるGが掛かるが弾とラウラは上手く曲がる。
シャルは途中で一端停止しほぼ直角に曲がる。鈴とセシリアはラインが少し膨らんでしまったが
何とか曲がる事ができた。
スカルホースは曲がる時に両手を使わないといけないくらいのRの為、
一夏は大して問題なく曲がるが攻撃は出来ない。
弾「厳しいな・・・」
ラウラ「これなら!」
ラウラはシャルにワイヤーブレードを巻きつけ、鈴とセシリアの前に出た。
現在トップは弾、次にシャル、ラウラ、簪、鈴、セシリア最後に一夏の順だ。
一夏は後ろから攻撃する役であるだけなのだが。
シャルはラウラに投げ飛ばされ、ラインが大きく膨らみ、更に追い討ちで
ミサイルで攻撃してきた。シャルはギリギリで回避できたが箒のギガントミサイルが直撃してのびてしまった。
シャル「きゅ〜・・・」
ラウラ「まずいな・・・」
簪「え?」
ラウラ「シャルロットがのびてリタイアしたからな。標的になる可能性が増えた」
鈴「その通りだけどさ・・・」
清香「残り半周!」
一夏は今度は装甲が厚く、この中でも機動性、運動性のある簪を狙い始める。
セシリアは鈴から弾へ狙いを変える。鈴はラウラを狙い始める。
弾「危ね!?あ、ラウラ!?」
ラウラ「先に行かせて貰う。甘いぞ鈴!」
鈴「当たらないわね本当に!」
セシリアが弾を狙い始めたのをみて簪も弾に攻撃する。
セシリア「更に撃たせていただきます!」
簪「ミサイルパンチ!」
弾「コンチクショウ!」
鈴「ラウラは・・・前に行き過ぎて狙えない・・・だったら」
鈴はラウラから一夏への反撃をする。
一夏「その粋だ!」
鈴は一夏の武器を破壊し彼からの攻撃を止める事に成功した。
弾「鈴のやつやるなぁ・・・」
簪「うん。反撃が上手」
一夏「ハァ・・・けどまだ武器を一つ破壊しただけだ」
一夏は今度はマシンガンで攻撃を開始する。
セシリア「弾さんお覚悟を!」
弾「グッ」
弾はSEが0となってしまいリタイアとなる。
しかしセシリアのSEも残り僅かだ。一夏は鈴へ攻撃しながらも時折セシリアを狙う。
ラウラ「ゴールまであと少し・・・」
鈴「簡単には行かせない!」
簪「油断は駄目・・・」
鈴と簪の攻撃でラウラの軌道が若干ずれたがラウラはトップでゴールした。
次に簪、セシリア、鈴の順でゴールした。たった一周だが箒と一夏以外は相当疲れたようだ。
セシリア「一夏さんの攻撃、余りにも間隔が少ないので避けながら加速するのには苦労しますわ」
鈴「狙いも正確だしね。お陰で360度全域に注意が行くようになったけど」
弾「俺はまだまだだなぁ・・・精々260度くらいが限界だ」
一夏「弾の場合は仕方ないだろう。鈴達は前からこういう訓練をしていたはずだ」
清香「皆お疲れ様〜。ハイ飲み物」
のびているシャル以外は清香の持ってきた飲み物にかぶりつく。相当喉が渇いていたようだ。
一夏「しっかし・・・ギガントミサイルがモロに直撃したなコイツ」
箒「油断するからだ」
簪「2発も直撃したから仕方ないと思うけど・・・」
この後も特訓は休憩を挟みながら続けられたが2回に一回はシャルがラウラに盾にされ
ギガントミサイルが直撃してリタイアする羽目になり続けた。
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シャルを完全にギャグキャラ扱いしているな俺・・・ | ||
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